ディズニー映画『モアナと伝説の海』は、美しい南太平洋の島々を舞台に、海に選ばれた主人公モアナが冒険の旅に出る物語。ディズニー・アニメーション・スタジオ製作の56作品目の映画です。
壮大な海原で繰り広げられるこの冒険は、伝説や神話が色濃く織り込まれた物語でもあります。半神半人のマウイが生命を創り出した女神テ・フィティから心を盗んだことで、世界に暗闇が訪れました。
時が経ち、モアナが暮らすモトゥヌイ島にもその影響が現れ始めると、酋長の娘であるモアナは島の人々を助けるために何ができるかを模索します。そして「サンゴ礁の向こう側へ行ってはならない」という村の掟を破り、テ・フィティの心を返しに行くための航海と冒険の旅へ旅立ちます。
本記事では、『モアナと伝説の海』に登場するキャラクターを相関図を用いて詳しく解説していきます。
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『モアナと伝説の海』相関図
モアナ
オリジナル声優 | 日本語吹き替え声優 |
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アウリイ・クラヴァーリョ | 屋比久知奈(16歳)/正垣那々花(8歳) |
『モアナと伝説の海』の主人公。モトゥヌイ島の村で酋長のトゥイと妻シーナのもとで生まれ育ちました。誰よりも海を愛していて、「サンゴ礁を超えてはいけない」という村の掟がある一方で、海に強く惹かれています。
彼女が海に選ばれたのは、幼い頃にウミガメを助けた時の無私の行為と勇気が認められたからです。テ・フィティの心が奪われたことでモトゥヌイの島にも呪いの影響が訪れると、モアナは島を救うための航海へと旅立ちます。
映画の代表的楽曲「どこまでも(How Far I'll Go)」では、海に選ばれたモアナが、酋長の娘としての自分の宿命に葛藤する様子を力強く歌い上げています。
モアナはディズニープリンセスの12番目となる公式メンバーでもあります。一方で、モアナ自身は自ら「プリンセスではない」明言しており、これはディズニーシリーズで初めてとなります。
マウイ
オリジナル声優 | 日本語吹き替え声優 |
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ドウェイン・ジョンソン | 尾上松也 |
マウイはポリネシアの神話に登場する半神半人。不死身の力を持ち、「魔法の釣り針」であらゆる存在に変身できる能力を持っています。
実はマウイは人間の両親のもとに生まれた人の子でした。しかし、幼少期に両親に海に捨てられてしまいます。そこへ神が釣り針を与えて半神となり、その後は火を盗んだり、太陽を遅らせて日を伸ばしたりなど、人間のための行動を尽くしましたが、次第に人々はマウイへの感謝の心を忘れてしまいます。
やがてマウイはより大きな偉業をするためにテ・フィティの心を盗み出し、それによって世界に暗闇が訪れることになります。一方、モアナとの出会いで次第に彼女の勇敢な行動に影響され、テ・フィティの心を返しに行く航海の旅をともにします。
モアナとの出会いでは、「俺のおかげさ(You're Welcome)」という楽曲で自分の偉業を語りつつ、モアナの気をそらして船を奪おうとしましたが、モアナは閉じ込められた岩から脱出し、マウイと一緒に冒険を始めます。
ミニ・マウイ
オリジナル声優 | 日本語吹き替え声優 |
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ミニ・マウイは、マウイの体に彫られたタトゥーのひとつで、人格を持ったマウイの相棒のような存在。
マウイの体の中を自由自在に動き回り、声を発しない代わりに身振り手振りで意志を伝えることができます。自由奔放なマウイに対してミニ・マウイは道徳的で、マウイが横柄な態度をとったり、道理に反したことをしそうになると止めに入る、マウイの良心としての役割を果たしています。
タラおばあちゃん
オリジナル声優 | 日本語吹き替え声優 |
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レイチェル・ハウス | 夏木マリ |
タラおばあちゃんは、モアナの祖母でトゥイの母親。モトゥヌイ島の歴史の語り手として伝説を後世に伝える役割ですが、島の人々からは「変わり者」として認識されています。
モアナ同様に海への愛情があるため、モアナが海に惹かれるのを誰よりも理解している存在でもあります。モアナがトゥイと対立して進むべき道を悩んでいる時、かつて祖先が航海者であったこと、島の人々が海とともに生きていたことを教えます。
モアナに「自分の心の声を聞くこと」の大切さを説き、死の間際に使命を託してネックレスを手渡し、死後も霊としてモアナを導き、支える存在となります。
「モアナ(I Am Moana)」という楽曲では、タラおばあちゃんが霊としてモアナの前に現れ、自信を失ったモアナを勇気づけ、モアナが「モトゥヌイのモアナ」であること、再びテ・カァに立ち向かうきっかけをつくりました。
トゥイ
オリジナル声優 | 日本語吹き替え声優 |
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テムエラ・モリソン クリストファー・ジャクソン(歌) | 安崎求 |
トゥイは、モトゥヌイ島の酋長。妻のシーナとの間には娘のモアナがいます。代々、村のリーダーを受け継ぐ家系であるトゥイは、モアナに次のリーダーになることを望んでいますが、モアナがサンゴ礁の先の海に強く惹かれていることを心配しています。
呪いの影響でモトゥヌイの島に食糧危機が訪れると、モアナはサンゴ礁の先へ出て漁をすることを提案しますが、トゥイはモアナを怒ります。トゥイはかつて親友が海の事故で死んだことで、掟を遵守するようになったのでした。
酋長として島民のために行動することを強く主張しますが、モアナがテ・フィティの心を見つけて返しに行くことで村を救えると説いても納得せず、結局モアナは夜に島を抜け出して海へと旅立っていきます。
シーナ
オリジナル声優 | 日本語吹き替え声優 |
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ニコール・シャージンガー | 中村千絵 |
シーナはモアナの母親で、モトゥヌイ島の酋長トゥイの妻。トゥイとモアナの両方の支えとなる存在で、トゥイの方針に従ってサンゴ礁の向こう側へ行くことを禁じることに賛成していますが、モアナが海へ惹かれることを理解しようと努めます。
モアナがテ・フィティの心を見つけてトゥイと対立すると、モアナが島を出て航海へ旅立つための準備を手助けし、彼女の冒険を見送ります。
ヘイヘイ
オリジナル声優 | 日本語吹き替え声優 |
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アラン・テュディック | ─ |
ヘイヘイは、目の前にあるものを何でも飲み込んでしまうクセを持つニワトリ。知能指数はゼロに等しく、愚かな存在だと思われていますが、モアナは無条件で可愛がっています。
モアナがサンゴ礁を超えて航海に出ると、ヘイヘイはうっかり船に乗っていたことでモアナの冒険に同行することになります。マウイはヘイヘイに餌を与えて肥えさせてから食べようと考えています。
騒動を巻き起こしてモアナを困らせる一方で、テ・カァとの戦いではテ・フィティの心をキャッチして手助けしたりなど、モアナのサポートの役割を果たしています。
プア
オリジナル声優 | 日本語吹き替え声優 |
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実際の豚の声を利用 | ─ |
プアは子犬のような子豚で、モアナの相棒のような存在です。名前はポリネシア語(タヒチ語)で豚を意味する「puaa(プアア)」に由来しています。
当初はモアナの旅に同行する脚本が進められていましたが、脚本を担当したジャレド・ブッシュは「モアナの旅はできる限り困難なものにすべき」と考え、プアは同行せず、ヘイヘイだけが同行しています。
テ・フィティ/テ・カァ
オリジナル声優 | 日本語吹き替え声優 |
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テ・フィティは、生命を創造する力を持つ女神。海しか存在しない世界に現れ、世界中に動植物などの生命や島を創造しました。
やがて偉大な力を持つテ・フィティの心はタマトアやカカモラなどの悪党たちから切望させる宝物となります。その中で、唯一マウイだけがテ・フィティの島への侵入に成功し、心を盗み出しました。
しかし、テ・フィティの心が盗まれたことで、テ・フィティは溶岩の悪魔テ・カァへと変貌し、世界に呪いが広がることになります。
タマトア
オリジナル声優 | 日本語吹き替え声優 |
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ジェマイン・クレメント | ROLLY |
タマトアは、光り輝くものや希少なものを集めるこ巨大なカニ。集めた宝石類は自身の背中の甲羅の上に飾っています。
海底にある魔物が暮らす国ラロタイに生息しており、自己中心的で自分の話を語りたがる習性を持っています。マウイの宿敵でもあり、以前の戦いでタマトアはマウイに足の一つを引きちぎられています。
マウイがテ・カァとの戦いに敗れた後、釣り針を発見して自分のコレクションに加えました。モアナとマウイが釣り針を取り返しにラロタイへやってきたとき、モアナがタマトアの気をそらすために話を聞くと、「シャイニー(Shiny)」という歌を歌い、喜んで応じます。
カカモラ
オリジナル声優 | 日本語吹き替え声優 |
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カカモラは、ココナッツの鎧を身にまとった小柄な海賊。海のゴミや漂流物で覆われた船の上で暮らしています。
見た目は可愛らしい存在ですが、宝探しに明け暮れて、価値があるとみなしたものは執拗に追いかける習性があります。カカモラたちは言葉は発しませんが、その代わりに太鼓を叩いたり、顔面に感情を現す絵を書いたりしてコミュニケーションを取っています。
海
オリジナル声優 | 日本語吹き替え声優 |
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海は、特別な者にしか姿を見せない魔法の存在。地球の最初の存在として知られており、様々な形に変えてモアナの冒険を手助けします。
モアナは幼少期にウミガメを助けたときに初めて出会い、海に選ばれた存在となりました。テ・フィティの心がマウイによって盗み出されて世界が暗闇に包まれると、テ・フィティの心は海の中に沈んでしまいますが、モトゥヌイ島の言い伝えでは、いつの日か海がテ・フィティの心を取り戻すと信じられてきました。
しかし、時が経つにつれて人々は伝説を作り話と思うようになり、現在ではタラおばあちゃんだけがそれを信じていたため、彼女は村の人々から「変わり者」と思われるようになりました。