今回ご紹介する作品は『トワイライト・オブ・ザ・ゴッズ 〜神々の黄昏〜』です。
本記事では、Netflixアニメシリーズ『トワイライト・オブ・ザ・ゴッズ 〜神々の黄昏〜』をネタバレありで相関図含めて解説します。
作品情報・配信・予告・評価
『トワイライト・オブ・ザ・ゴッズ 〜神々の黄昏〜』
あらすじ
ザック・スナイダーが北欧神話を大胆に、そして残酷なまでに生々しく描写。神々に復讐を果たそうとする戦士を主人公とした、大人向けのアニメシリーズ。
5段階評価
予告編
↓クリックでYouTube が開きます↓
作品情報
タイトル | トワイライト・オブ・ザ・ゴッズ 〜神々の黄昏〜 |
原題 | Twilight of the Gods |
制作 | ザック・スナイダー、ジェイ・オリヴァ、エリック・カラスコ |
主演 | シルヴィア・フークス、スチュアート・マーティン |
音楽 | ハンス・ジマー、オメル・ベニヤミン、スティーブン・ドア |
製作国 | アメリカ |
配信日 | 2024年9月19日 |
話数 | 全8話 |
動画配信サービス
監督・スタッフ
名前 | ザック・スナイダー |
生年月日 | 1966年3月1日 |
出身 | アメリカ・ウィスコンシン州 |
相関図・キャスト・キャラクター解説
北欧神話の重要なキーワード
Netflixアニメ『トワイライト・オブ・ザ・ゴッズ 〜神々の黄昏〜』は、北欧神話を題材にした物語であるため、北欧神話の重要なキーワードを知っておくと、世界観をより楽しむことができます。以下では、本作と関係する重要な要素をピックアップして簡潔に紹介します。
アース神族とヴァン神族
北欧神話には2つの神族(アース神族とヴァン神族)が登場します。アース神族は戦や支配を司る神々で、オーディンやトールが知られています。彼らはアースガルズと呼ばれる場所に暮らしています。
一方、ヴァン神族は豊穣や自然を司る神々で、フレイヤが代表的な神です。彼らはヴァナヘイムという場所に暮らしています。両者は戦争を経て、人質の交換により停戦協定・和平を結びました。
ラグナロク
ラグナロクは、北欧神話の終末の日で、世界が破滅し、神々と巨人の最終決戦のこと。オーディンやトール、ロキを含む多くの神々がこの戦いで命を落とすとされていますが、その後に新たな世界が再生するとも言われています。
ヴァルハラとヘル
ヴァルハラは、オーディンがアースガルズに所有している戦死した者たちを迎え入れる場所。戦場で勇ましく戦死した戦士たちをワルキューレがこの場所に集め、集められた戦士らはエインヘルヤルと呼ばれ、グナロクに備えて日々戦い、夜には宴を楽しんでいます。
対称的に、名誉ある戦死ではなく、病死や悪人の魂が送られる場所がヘルです。ヘルは死者の国(冥界)であり、ロキの娘ヘルが治めています。ヘルは唯一、死者を生者に戻す能力と権利を有しています。
ネタバレあり
以下では、アニメ『トワイライト・オブ・ザ・ゴッズ』の結末に関するネタバレに触れています。注意の上、お読みください。
第1話:花嫁の代価
(C)2024 Netflix
ヴォルスング族の王レイフは、他国からの侵略で戦場に立たされていたが、そこで人間と巨人の間に生まれたシクリッドに命を救われ、彼女に恋をする。
二人は結婚を誓い合い、シクリッドの家族に会うため、彼女の故郷ヨトゥンヘイムへ向かう。レイフは、シクリッドの父で「開かれた手」の一族を率いる王グラウマルに財宝や食料の種子を贈り、一族から温かく迎えられる。
翌日、レイフとシクリッドの結婚式が盛大に行われる。しかし、式の途中で天からトールとバルドルが突然現れ、ロキの行方を尋ねる。グラウマルはロキがいないことを伝えるが、トールは最も簡単な解決策として、一族を無差別に虐殺してしまう。
奇跡的に生き残ったシクリッドとレイフ。シクリッドはトールへの復讐を誓うが、直後にロキによって冥界に引きずり込まれてしまう。冥界でロキはシクリッドにトールへの復讐を助けることを提案する。
第2話:神殺しの槍(やり)
(C)2024 Netflix
シグリッドの前に現れたのは、ロキの娘であり冥界の支配者であるヘルだった。戦死者たちがワルキューレによってヴァルハラへ導かれるのに対し、ヘルの領域は、盗人や嘘つきといった、ヴァルハラにふさわしくない者たちが送り込まれる場所だった。
ロキはシグリッドに、トールを倒すためにはドワーフのアンドヴァリから特別な武器を手に入れる必要があると告げる。また、アースガルズの鉄壁を破るためには、イバラの神々であるヴァン神族と手を組み、再び戦争を引き起こす必要があるという。
シグリッドは冥界から戻り、レイフと共に5人の戦士を集めることを決意する。まず、彼女は強力な戦士ヘルヴォルに協力を求め、彼女は快諾する。次に、詩人エーギルを連れ、「すべてを見通す目」を持つ魔女セイズコナを探しに行く。
森の奥で彼らはセイズコナに出会う。彼女は母からその名を継いだ二代目で、すでに予言によってシグリッドとの旅を知っていた。セイズコナと、彼女の従者である人狼ウルファも仲間に加わる。
一行はドワーフの鍛冶場にたどり着き、アンドヴァリを訪ねる。シグリッドは、魂を代償にすることで手に入れられる「神殺しの槍アントラー」を手にし、アンドヴァリもまた自身の目的のために彼女たちの仲間に加わることを決める。
さらに、アンドヴァリはシグリッドに、彼女がヘルで浴びた血を使い、己を守る力に変える方法を教える。シグリッドは死者の女性たちが眠る湖に潜り、その力を手に入れる。一方、オーディンは彼女の行動を密かに監視していた。
第3話:カラスの餌となるがいい
(C)2024 Netflix
ロキはオーディンの妻であり、ヴァン神族のフレイヤの母乳を飲むことで、彼女との契約を結ぶ。ロキとフレイヤは、シグリッドがヴァン神族の協力を得ることができる可能性があると考える。
遥か昔、世界が生まれたばかりの頃、ヴァン神族とアース神族が存在していた。ヴァン神族は未来を見通す力を持ち、その力に嫉妬したオーディンは、自らの片目を犠牲にして予知の力を得た。しかし、彼はさらなる力を求め、ヴァン神族の秘術であるセイズコナの魔法を手に入れようとした。
ヴァン神族がその要求を拒否したことから、戦争が勃発し、ヴァナヘイムは大きな被害を受ける。最終的にヴァン神族は停戦を余儀なくされ、オーディンは予知の力、不死のリンゴ、そしてフレイヤを妻とすることになった。この出来事をきっかけに、ヴァナヘイムは外界との接触を絶ち、鎖国状態に入った。
シグリッドと彼女の仲間たちは、オーディンの使者であるボルヴェルカーズの追跡を振り切りながら、ヴァナヘイムを目指して旅を続ける。
旅の途中、彼らは農夫フラヴンケルとその妻インゲ、息子フロデの家族に出会い、一時的に食料と隠れ家を提供される。しかし、フラヴンケルたちは密かにボルヴェルカーズに居場所を通報しており、さらに納屋の地下に女性を監禁し、生贄として差し出す準備をしていたことが明らかになる。
フラヴンケルとインゲはシグリッドたちに襲いかかるが、返り討ちに遭い命を落とす。レイフは監禁されていた女性を解放し、彼女も旅に同行することになる。一方、オーディンの命令で待機していたトールは、痺れを切らして命令を破り、自らシグリッドを討つために行動を起こす。
トールは嵐を巻き起こしてシグリッドらの前に現れる。シグリッドはトールと激しく戦い、仲間たちを先に逃がすが、自身は追い詰められてしまう。しかし、レイフが解放した女性がヴァナヘイムへのゲートを開き、シグリッドを国境の向こうへと導く。トールはゲートを越えたシグリッドに攻撃することが、ヴァナヘイムに対する宣戦布告となることを知り、やむを得ず撤退する。
その後、解放された女性はその姿を変え、「ヴァナヘイムに入る資格があるかどうかを試していた」と告げる。
第4話:ワーム
(C)2024 Netflix
ソーがアースガルズに戻ると、彼の前に敗北を司る女神サンドロードゥガが現れる。トールはシグリッドを殺せなかったことで初めて敗北を味わい、サンドロードゥガに慰めを求める。
一方、ヴァナヘイムの王ティワズは、シグリッド一行の謁見を許すものの、アース神族との戦争で世界が焼け野原になることまでは望んでいなかった。その時、ロキがミミズの姿となりシグリッドに耳打ちをし、彼女はある提案をする。
それは、オーディンがヴァン神族から盗んだ不死のリンゴを、禁じられた黄金の果樹園から取り戻すというものだった。しかし、その果樹園には雪竜ファフニールが守護者として君臨しており、彼を討ち取る必要があった。ティワズは、ファフニールを倒せれば協力を約束すると答える。旅には、シグリッドらをヴァナヘイムに導いたザイラも同行することになる。
シグリッドはレイフがヴァン神族の協力を得るために頭を下げる姿に失望していた。かつて彼女が愛したレイフは、無慈悲にエーギルの父を殺し、エーギルを奴隷にした冷酷な人物だったからだ。一方、レイフはシグリッドと対立すると、エーギルを奴隷から解放し、慈悲深さを示そうとする。自由となったエーギルは一行を去るか迷った末に、旅を続けることをやめ、一団から離れていく。
翌日、一行は禁じられた黄金の果樹園へ向かい、そこで雪竜ファフニールと対峙する。激しい戦いの末、全員の協力でファフニールを倒すことに成功する。アンドヴァリは人間の姿に戻ったファフニールにとどめを刺さず、慈悲を示すが、レイフはファフニールの首をはねて無慈悲な姿をシグリッドに証明する。
不死のリンゴを手にしてヴァナヘイムに戻ると、ヴァン神族たちはそのリンゴをむさぼり食う。しかし、間もなく彼らは激しい苦痛に襲われ、リンゴに毒が仕込まれていたことが発覚する。怒り狂ったヴァン神族はシグリッドたちを追撃しようとし、一行は逃亡を余儀なくされる。
レイフはシグリッドたちを先に逃がそうとしてその場に残る。そして、リンゴからミミズが這い出る様子を見て、これがロキの仕業であることを悟る。
第5話:罪を着せられた神
(C)2024 Netflix
第5話は、ロキが娘ヘルの出産をフラッシュバックで思い返す場面から始まる。ロキは娘の誕生を心から喜んでいたが、その幸せは長く続かない。トールが現れ、ロキがオーディンの命令を破って巨人族との関係を持ったことに激怒する。トールはヘルを冥界へ追放し、さらにロキの息子フェンリルを連れ去り、もう一人の息子ヨルムンガンドは無慈悲に投げ捨ててしまう。
一方、レイフはヴァン神族によって「苦しみの場」であるヘーニルの頭へと投げ落とされる。かつて平和主義者であったヘーニルは、オーディンに頭を割かれたことから狂気に陥ってしまった。レイフはウィルディングの魔法を操るヘーニルによって、自身の過去と向き合わざるを得なくなる。
レイフは過去に自分が行った残虐な行為の記憶に苦しむが、ロキはそれらすべてが自分の仕業だと告げる。しかし、ヘーニルの魔法の中で、ロキ自身も過去と向き合うことになり、彼が嘘をついていたことが判明する。ロキはレイフを焚きつけるため、自分を憎ませようとしていたが、実際にはレイフの行動は彼自身の選択によるものだった。
ロキは、息子ヨルムンガンドが女性としてトールを誘惑し、最終的にラグナロクを引き起こす予言を知っていた。しかし、その予言ではヨルムンガンドが死ぬことが示されており、ロキはその運命を避けようと苦悩していたのだ。そのためにラグナロクではなく、シグリッドによるトール殺しを計画していた。
一方、シグリッドと仲間たちはヴァン神族の追跡を逃れ、原初のオオカミの群れに遭遇する。ウルファが着ている毛皮が同族のものであることを知った群れは、最古の掟に従い、恩恵を与えると約束して彼らを案内する。しかし、その直後、ティワズ王とヴァン神族の追手が現れ、シグリッドたちは戦いを余儀なくされる。
追い詰められた一行だったが、間一髪のところでエーギルが霜と山の巨人たちを率いて助けに現れる。彼はシグリッドの物語を語り、ヨトゥンの王国から彼らの協力を得ることに成功していた。
最終的に、シグリッドはヘーニルの頭を切り落とし、レイフとロキは解放される。ロキは去り際に、毒を盛ったのはオーディンの命令であり、この毒がヴァン神族とアース神族の戦争の引き金になると告げて立ち去る。
ティワズ王は、シグリッドたちと正式に同盟を結ぶことを決意し、一行はアースガルズへの攻撃を開始する計画を立てる。
第6話:物語いわく…
(C)2024 Netflix
第6話は、シグリッドたちが野営地で魔法のキノコを食べながら、交互に物語を語り合う場面が展開される。フェニヤとメニヤの伝説や、アースガルズの壁を作った石工の話、エーギルのセクシュアリティに関する話、そしてウルファが狼に変わるきっかけとなった物語が語られる。
その後、シグリッドも自身の物語を語る。巨人族と人間のハーフである彼女は、幼い頃から自分の体が小さく、玉座に座っても足が地面につかず、巨人族の中で孤立しているように感じていた。
ある時、母親の出身であるヴォルスング族の村を訪れることを決意したシグリッド。彼女が村に到着すると、ちょうどその時、他国からの侵攻があり、彼女は戦士ヘルヴォルとともに戦うこととなる。
戦いの中で、シグリッドは偶然レイフを救い、これが2人の出会いとなった。後に、レイフはシグリッドのために特別な玉座を作り、彼女はようやく自分の居場所を見つけることができたのだった。
一方、エーギルはセイズコナの元を訪ね、彼女に助けられて以来、彼女に惹かれていることを告白する。セイズコナはエーギルに尋ねられたことで、自身の本当の名前がアウレであることを明かす。ザイラは自分の物語を持っていなかったため、シグリッドはレイフと共に体を重ねることで、ザイラに新たな物語を与える。
皆が寝静まった後、シグリッドの前にオーディンが姿を現し、復讐の道を歩み続けるならば、その結末は自分自身の死にもつながるという悲劇的な未来を暗示する。
第7話:もしもハンマーがあったなら
(C)2024 Netflix
第7話は、サンドロードゥガに慰められたトールが気分良く目覚める場面から始まる。一方、シグリッドはヴァン神族と霜と山の巨人の軍勢を率いてアースガルズに到着していた。バルドルは、停戦協定を破る行為であると警告するが、シグリッドはすでにトールが停戦を破ったと反論し、戦いが勃発する。
戦いの中で、ヴァン神族や巨人たちは次々と無惨に倒されていく。彼らの犠牲は大きかったが、シグリッドたちはアースガルズの壁を破るための仕掛けを設置し、計画を進める。
その夜、シグリッドはレイフに知らせず、ヘルヴォル、セイズコナ、アンドヴァリと共にアースガルズの内部へ潜入する。彼らはフレイヤの助けを得て、トールの寝込みを襲う計画を立てるが、トールはそれを予期しており、待ち構えていた。
幸運なことに、ロキが現れ、トールとの衝突を仲裁し、4人は何とか逃げ出すことに成功する。アンドヴァリは長年抱えていたロキへの復讐心を抑えられず、ロキに挑む。しかし、ロキは圧倒的な力でアンドヴァリを返り討ちにし、彼の頭を砕いて命を奪う。
この一連の失敗に対し、レイフはシグリッドに対して激しい怒りを覚える。彼女が勝手にトールを討とうとした挙句、アンドヴァリの死という最悪の結末を招いたからだ。しかし、シグリッドは復讐の衝動に取り憑かれ、もはや自分の命すらも恐れていなかった。彼女はレイフの制止を無視し、ザイラと共に生きるように告げ、最後には彼の足を槍で突き刺して去っていく。
第8話:シグリッドの詩
(C)2024 Netflix
第7話は、シグリッドがレイフにザイラと一緒になるよう言い残し、離れていくシーンから始まる。しかし、レイフとザイラはシグリッドを見捨てることなく、彼女のために戦うことを決意する。一方、シグリッドと仲間たちはロキと共にアース神族との激しい戦闘に突入していた。戦いの中で、ロキはヴァン神族の王ティワズを冷酷に殺し、戦場はますます混沌としていく。
その頃、ヴァルハラから召喚された戦士たちエインヘルヤルがアース神族の助力に駆けつけ、戦況はさらに激化する。一方、セイズコナはエーギルを守るためにオーディンの元へ赴いていた。
オーディンは自分の未来を見ることに執着しており、セイズコナはその未来を見せるには代償が必要だと警告する。オーディンの記憶を代償に、セイズコナは未来のヴィジョンを見せる。
ヴィジョンの中では、トールがシグリッドの槍で刺される場面や、フェンリルと戦う様子が映し出される。しかし、さらに進んだ未来では、人間たちが神々への信仰を捨て、キリスト教に転じる様子が描かれている。オーディンは自らが世界樹に吊るされ、イエス・キリストと対峙する光景を目の当たりにし、怒り狂ってセイズコナを殺害する。彼女を追いかけていたエーギルが到着し、セイズコナは彼の腕の中で死んでいくが、同時に新たなセイズコナが誕生し、彼女の記憶を継承していることが明かされる。
戦いの中で、シグリッドはロキが息子を救おうとしていることを知る。ロキは、人間であるシグリッドがトールを倒したという事実が重要だと説得する。シグリッドは仲間と力を合わせてトールに戦いを挑むが、ウルファとヘルヴォルが命を落とす。
シグリッドはヘルヴォルの死に心を痛め、ワルキューレに彼女をヴァルハラへ連れて行って欲しいと懇願するが、ワルキューレはヘルヴォルの武器が呪われているため連れて行けないと告げる。そこにヘルが現れ、ヘルヴォルを冥界へ連れて行こうとするが、シグリッドはそれを止めようとする。しかし、ヘルはヴァルハラが永遠に戦い続ける運命を持つ戦士の地であり、冥界でヘルヴォルは自由になれると告げて彼女を連れて行く。
一方、バルドルはトールに人間への嫉妬があることを妻シフに告げる。バルドルは、死が人間の美しさであり、それが神々にはない美徳だと語り、トールを説得し、シグリッドに降伏の機会を与える。しかし、シグリッドはその申し出を断り、再び戦いが始まる。
戦いの中、トールがレイフを殺そうとした瞬間、シグリッドは「神殺しの槍」アントラーをトールに向かって投げつける。しかし、槍はトールではなく彼を庇ったバルドルに命中し、バルドルは命を落とす。バルドルの死にショックを受けたトールは、フレイヤによってヴァルハラへ連れて行かれる。
その後、ロキはシグリッドを刺し殺し、彼女の魂をヴァルハラへ送り込む。ヴァルハラで目覚めたシグリッドの前にトールが現れ、これまでの敵対関係を終わらせ、彼女と共に新たな物語、「シグリッドの詩」が始まることを告げる。