SSUとMCU

映画シリーズ

歴代のSSUシリーズ全作の見る順番【スパイダーマンの権利問題を乗り越えろ】

マーベル映画といえば、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)を思い浮かべる方も多いと思います。

実はMCUとは別に、マーベル・コミック原作のSSUという作品群があります。

MCUとは何が違うの?

MCUはディズニー傘下のマーベル・スタジオが製作する一連のスーパーヒーロー映画です。

対してSSUは、スパイダーマンの原作コミックに関連するキャラクターを中心とした一連の映画シリーズです。製作しているのはソニー・ピクチャーズで、スパイダーマンや関連するキャラクターの権利を所有していることで、独自の映画シリーズを打ち出しました。

あれ?でもMCUにもスパイダーマンは登場するよね?

まめもやし

経緯を簡単にまとめますね!

スパイダーマンの権利問題

  • 1980年代、マーベルは経営難に陥り、キャラクター映画化の権利を個別で売り出す
  • 権利を得た製作会社がスパイダーマンを映画化しようとするも、頓挫を繰り返す
  • その後、1999年にソニーがスパイダーマンの映画化権利を獲得
  • 2002年から始まったサム・ライミ監督&トビー・マグワイア主演の『スパイダーマン』シリーズが大ヒット
  • 2008年からマーベル・スタジオは『アイアンマン』からMCUをスタートする
  • ソニーは2012年からアンドリュー・ガーフィールド主演『アメイジング・スパイダーマン』シリーズを打ち出すも、2作目で打ち切りに
  • 2015年、ソニーはマーベルとスパイダーマンの権利を分割することに合意
  • 2016年『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でMCUにスパイダーマン初登場
  • トム・ホランド版『スパイダーマン』3部作が公開
  • マーベル・スタジオCEOケビン・ファイギは4作目のトム・ホランド版スパイダーマンを正式発表

ソニーは過去にマーベルからアイアンマンや他のスーパーヒーローを含めた映画化の権利を2500万ドルで提案されましたが、「他のキャラクターはいらない」とスパイダーマンのみの権利を1000万ドルで購入

後にMCUが“世界で最もヒットした映画シリーズ”となることなんてソニーはつゆ知らず。「What If…?」もしソニーがマーベルのヒーローたちの権利を一括で購入していた宇宙があるとしたらどうなっていたでしょうね。

ドクター・ストレンジが『エンドゲーム』でサノスに勝つ僅かな確率に掛けたように、私たちがMCUを楽しめているのも非常に数奇な運命の上にあるのかもしれません。

参考記事

参考図書

まめもやし

スパイダーマンの権利はややこしいんですよ…!それが悪い意味で創作に影響しないことを祈りましょう!

ということで本記事では、歴代のSSUシリーズ映画をご紹介。

MCUや、MCU以外のマーベル映画について知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

早速ですが、SSUの歴代映画と今後公開予定となっている映画の一覧はこちら。

公開年作品名
2018ヴェノム
2021ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ
2022モービウス
2023クレイヴン・ザ・ハンター
2024エル・ムエルト
マダム・ウェブ
未定ヴェノム3

ヴェノム

『ヴェノム』

ヴェノム
ストーリー
感動
面白さ
テーマ性
総合評価

あらすじ

ジャーナリストのエディは、人体実験で死者を出しているというライフ財団の真相を追う中、“シンビオート”と呼ばれる地球外生命体に寄生されてしまう。エディは自分の意思に反して暴走するシンビオートに危機感を覚えるが、次第にその強大な力に魅了されていく。

作品情報

タイトルヴェノム
原題Venom
監督ルーベン・フライシャー
脚本スコット・ローゼンバーグ
ジェフ・ピンクナー
ケリー・マーセル
ウィル・ビール
出演トム・ハーディ
ミシェル・ウィリアムズ
リズ・アーメッド
スコット・ヘイズ
リード・スコット
製作国アメリカ
製作年2018年
上映時間112分

予告編

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おすすめポイント

ヴェノム、可愛い。

ルーベン・フライシャー監督&トム・ハーディ主演によるマーベルコミックの人気キャラクターを映画化。

SSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)の第1作目となった『ヴェノム』

スパイダーマンの宿敵として知られてサム・ライミ『スパイダーマン3』にも登場したヴェノム=エディ・ブロック役を演じたのは『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『ダークナイト・ライジング』で知られるトム・ハーディ

まめもやし

見た目の怖さとは裏腹の可愛さも面白い!

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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ

『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ
ストーリー
感動
面白さ
テーマ性
総合評価

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あらすじ

エディは自分の体に寄生したヴェノムとなんとか共生していたが、ある日、監獄で連続殺人鬼のクレタスに取材を行った際、彼に噛みつかれてしまう。エディの血液からシンビオートと結合したクレタスは、“カーネイジ”へと覚醒し、大虐殺を重ねていく…。

作品情報

タイトルヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ
原題Venom: Let There Be Carnage
監督アンディ・サーキス
脚本トム・ハーディ
ケリー・マーセル
出演トム・ハーディ
ミシェル・ウィリアムズ
ナオミ・ハリス
リード・スコット
スティーヴン・グレアム
ウディ・ハレルソン
製作国アメリカ
製作年2021年
上映時間97分

予告編

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ポイント

SSUの2作目は『ヴェノム』の続編。前作で最凶のヴィランとして登場するはずが、世間の評判は「可愛い」だったこともあり?本作ではエディとヴェノムの絶妙な掛け合いが進化。

凶悪な殺人鬼クレタス・キャサディを演じたのは『ナチュラル・ボーン・キラーズ』『ラリー・フリント』ウディ・ハレルソン

モービウス

『モービウス』

モービウス
ストーリー
感動
面白さ
テーマ性
総合評価

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あらすじ

血液の難病を患う天才医師のモービウスは、同じ病に苦しむ親友のため、コウモリの血清を投与する危険な治療を試みる。モービウスは超人的な身体能力と周囲の状況を感知する能力を手にするが、その代償として血を渇望するようになる。

作品情報

タイトルモービウス
原題Morbius
監督ダニエル・エスピノーサ
脚本マット・サザマ
バーク・シャープレス
アート・マーカム
マット・ホロウェイ
出演ジャレッド・レト
マット・スミス
アドリア・アルホナ
ジャレッド・ハリス
アル・マドリガル
タイリース・ギブソン
製作国アメリカ
製作年2022年
上映時間108分

予告編

↓クリックでYouTube が開きます↓

ポイント

SSUの3作目は、吸血鬼じみた体質となったダークヒーロー、『モービウス』

マイケル・モービウス役を演じたのは『レクイエム・フォー・ドリーム』『ブレードランナー2049』ジャレッド・レト

クレイヴン・ザ・ハンター

SSUの4作目『クレイヴン・ザ・ハンター』は2023年10月6日に北米公開予定。

監督はJ・C・チャンダー、主演は『キック・アス』『ブレット・トレイン』アーロン・テイラー=ジョンソン

エル・ムエルト

SSUの5作目『エル・ムエルト(原題)』は2024年1月12日に北米公開予定。

超人的な力を持つプロレスラーのエル・ムエルトを描く。

マダム・ウェブ

SSUの6作目『マダム・ウェブ』は2024年2月16日に北米公開予定。

霊能力により「蜘蛛の世界」を見ることができるマダム・ウェブを『フィフティ・シェイズ』シリーズのダコタ・ジョンソンが演じる。

ヴェノム3

トム・ハーディ主演の『ヴェノム』シリーズ第3弾も今後公開予定。

まとめ:MCUとSSUの関係はどうなる?

今回は、SSUの歴代作品をご紹介しました。

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