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【ネタバレ解説】ストレンジャー・シングス5最終話|表側の世界(The Rightside Up)の結末

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海外ドラマ

【ネタバレ解説】ストレンジャー・シングス5最終話|表側の世界(The Rightside Up)の結末

Netflixを象徴するドラマシリーズ『ストレンジャー・シングス』が、2026年1月1日に配信されたシーズン5の最終話「表側の世界(The Rightside Up)」でついに完結しました。

この最終話では、シリーズ史上最大の戦いが描かれ、ホーキンスで始まった小さな異変が、世界の存亡をかけた最終局面へと雪崩れ込んでいく。物語は一切の助走なしで、ヴェクナとの最後の戦いへと突入。

エル、カリ、マックスは精神世界でヘンリーに挑み、ホッパーとマレーは裏側の世界を消し去る爆弾の起動を担う。一方、マイクたちはアビスへと足を踏み入れ、囚われた子どもたちを救い出そうとします。

完結となる最終話では、これまで積み重ねられてきた感情と因縁が、ここですべて解き放たれることになります。本記事では、この最終話が描いた結末を詳しく解説していきます。

迫る世界の終焉

Dr.ケイは、マックZ内部でゲート管理の兵士に、なぜホッパーらを乗せたパーティの侵入を許したのかを問い詰める。ケイはAM短波ラジオキットの箱を発見し、人為的に誤作動を引き起こされたことに気づく。

裏側の世界では、一行を乗せたトラックがホーキンス研究所付近で停車し、ホッパー、エル、マレー、そしてカリ(エイトが下車する。

ここから作戦のフェーズ1が始まる。マイクはエルに、「ヴェクナを倒せば、この悪夢は終わる」と励ます。4人が研究所内に入っていくと、その様子を遠くからエイカーズらが監視していた。彼はケイへの報告を無視し、仲間の兵士と共にエルたちを追跡する。

カマゾッツ(ヘンリーの記憶世界)内で、ヘンリーはホリーを含む誘拐した12人の子どもたちと接続している。アビス(裏側の世界を介して現世と並行した異次元)では、ヴェクナの触手によって壁に磔にされた子どもたちが触手と繋がれている。

力が蓄えられると、アビスは橋となる裏側の世界を押しつぶし、現実世界と融合して世界は滅亡する。その時間は刻一刻と迫っていた。

決戦の準備

現実世界では、教会の鐘塔から理科教師スコット・クラークとエリカが一行の到着を待っている。クラークが不安そうにすると、エリカは理路整然と事実で返し、「世界を救う手助けをしている」と励ます。しかし、教会にケイらを乗せた軍の車両が到着すると、彼女はそこでラジオ局のバンを発見する。

その頃、W.S.Q.K.ラジオ局では、ヴィッキーが無線でロビンと連絡を取っている。ロビンたちは、裏側の世界のラジオ塔を登ろうとしていた。

ホーキンス研究所では、マレーが発電機に燃料を補給し、ホッパー、エル、カリは感覚遮断タンクの前に到着する。それは、4年前にマーティン・ブレナー博士がエルに裏側の世界のゲートを開かせた装置だった。

マレーは屋上で見張りにつき、ホッパーは、アビスが接近を始めた合図を知らせるためにタンクを叩く役を担う。エルはヴェクナの死を確認するまで起こさないように約束させるが、ホッパーは必ず戻ってくるように約束させる。そしてエルとカリは、感覚遮断空間へ入っていく。

ラジオ塔を登る途中、マイクとウィルが会話する。マイクは、ウィルが自身のセクシュアリティに悩んでいたとき、そばにいられなかったことを謝罪する。ウィルは、自分自身が理解するのに時間がかかったのだから仕方がないと答え、2人は親友としての関係を改めて確かめ合う。

ヘンリーの記憶の中での戦い

ラジオ局では、ヴィッキーが落ち着かない様子で局内を歩き回り、不安を紛らわせるためにキッチンへ向かうと、少し目を離した間に、一緒にいたマックスが、車椅子で動けないはずのなのに、白目をむいて立っていることに気づく。

マックスは、エルとカリによって感覚遮断空間に引き込まれていた。そこでは彼女は車椅子を必要とせずに体を動かすことができた。

裏側の世界のラジオ局では、一行がラジオ塔の最上部へと到達する。見上げると、彼らの頭上から、アビスが次元ごと落下してくるのが確認できる。マレーは無線でその接近をホッパーに伝え、ホッパーは感覚遮断タンクの外側を叩いて合図を送る。

エル、カリ、マックスの3人は感覚遮断空間でヴェクナの肉体に辿り着き、ヘンリーの記憶の中へと入っていく。辿り着いたのは1959年11月、ホーキンス高校。校内には、若き日のジョイスやホッパーの姿もある。ヘンリーの記憶の中で2年間囚われていたマックスは、ヘンリーの屋敷へ行くための「近道」へと案内する。

その頃、現実世界のラジオ局にケイたちの車両が到着。ヴィッキーは放心状態のマックスを連れて秘密の隠れ場所に身を隠す。

裏側の世界では、ラジオ塔の位置がアビスの割れ目とズレており、このままでは塔ごと押し潰される状況に陥る。ダスティンは無線で「30秒以内にアビスを止めてくれ!」と叫び、ホッパーは再びタンクを叩き、エルたちに合図を送る。

マックスはエルとカリを学校の演劇の舞台に案内すると、来るべきタイミングまで待機する。エルは残り時間が少ないことに焦るが、マックスは「私を信じて」と伝え、舞台の幕が下り切るのをじっとこらえる。幕が下り切ったタイミングで、勢いよく幕を開けると、クリール邸内部へと接続する。

エルはすぐにヘンリーを吹き飛ばし、彼に繋がれていた子どもたちは正気を取り戻す。裏側の世界では、スティーブが塔から転落しかけるが、ジョナサンが間一髪で手を掴んで救い上げる。そして押しつぶされるギリギリのタイミングでアビスの落下が止まる。一行は、次元の切れ目を通ってアビス内へと入っていく。

クリール邸では、マックスとホリーが再会するが、ほかの子どもたちは「ヘンリーはいい人」だと信じ込んでいる。そこでカリの幻覚能力を使い、見えない壁を作り、エルとヘンリーのやり取りを子どもたちに見せる。

エルがヘンリーに近づくと、ヘンリーはエルを念動力で締め上げる。エルは「子どもたちは、あんたが思っているより賢い」と言い放ち、マックスとともに遠くに逃げたことを伝える。

怒り狂ったヘンリーはヴェクナへと変貌し、エルの思考に触れて彼女の計画を覗く。ホリーとマックスの言葉が真実だったと悟った子どもたちは、マックスと一緒に森の奥にある洞窟へ向かう。

エルはヘンリーをダイニング突き飛ばし、その瞬間に別室からカリが現れてナイフを突き立てて殺そうとするが、寸前でヘンリーは姿を消してしまう。

ヴェクナの記憶へダイブ

アビス内部に入ったパーティは、裏側の世界とは違って蔦や怪物が現れないことを疑問に感じる。ダスティンは、エルがヴェクナを殺したからハイマインドで繋がった怪物たちも動けないと推測する。

スティーブは、ジョナサンに近づき、ラジオ塔で命を救ってくれたことに感謝を伝える。2人は、ナンシーを巡って互いに未熟だったこと、それでも彼女を想う気持ちが本物だったことを認め合う。

やがて一行はヴェクナの居城へ辿り着く。そこには、ヴェクナと、誘拐された子どもたちの物理的な身体が吊るされている。彼らは、まだ完全には解放されていなかった。

カマゾッツ側では、エルとカリがマックス、そして子どもたちに合流し、ヘンリーが姿を消したことを伝える。

その頃、ホーキンス研究所では、ホッパーがエルの帰還を待っていた。しかし、ホッパーは目の前に大量に積まれた枯葉剤のドラム缶を目撃する。それは、彼がベトナム戦争中に曝露した化学物質。霧が立ち込めると、がんで亡くなった実の娘サラが姿を現す。サラはホッパーに「あなたは私も、エルも救えない」と告げると、感覚遮断空間でのエルとカリの会話を見せられる。

そこではカリが、政府の追跡から逃れる唯一の方法は、自分たちが裏側の世界の消滅とともに消えることだと語っていた。ヴェクナはホッパーに「お前は、どちらの娘も救えない」と嘲笑する。

錯乱状態のホッパーは銃を抜き、ヴェクナへ銃を放つ。しかしそこにヴェクナはおらず、感覚遮断タンクの中のエルが被弾していた。焦ったホッパーはタンクを叩き割り、エルを引き上げるが、それがヴェクナに見せられた幻想であることを知る。

ホッパーが感覚遮断タンクを破壊したことによって、カマゾッツではエル、カリ、マックスが途中で離脱することになってしまう。残されたホリーは子どもたちを先導し、森を抜けて洞窟へ避難させる。

現実世界では、マックスの覚醒がケイ博士に察知され、隠れていたヴィッキーとマックスが見つかってしまう。

目を覚ましたエルは、計画の途中で邪魔をしたホッパーに怒りをぶつけるが、ホッパーはエルが死ぬつもりでいたことを問い詰める。

ホッパーは、エルが生きて一緒にホーキンスを去る約束をしない限り、爆弾を起動しないと告げると、カリはホッパーに銃を向け、ヴェクナに操られていると疑う。ホッパーは、エルがこれまで受けてきた痛みを理解し、彼女が平和な未来を生きる権利があることを訴える。その直後、マレーから無線が会話を割って入る。軍が研究所に到着したとの報告だった。

カリの最期

エイカーズと兵士たちが施設を捜索する中、ホッパー、エル、カリは上階へ逃げるが、外でヘリコプターが音響兵器を起動。その影響で、エルとカリは床に膝をついて動けなくなる。ホッパーはエルを抱えて逃げ、カリをその場に残す。

ホッパーはエルを隠し、戻ってカリを救おうとするが、背後からエイカーズに殴られ、気絶させられる。椅子に縛られたホッパーに、エイカーズはエルの居場所を吐けと迫り、拒否すればカリを撃つと脅す。

カリとホッパーはアイコンタクトし、言わない選択をすると、エイカーズは拳銃の引き金に指をかける。一方、屋上から状況を見ていたマレーは、意を決してダイナマイトをヘリに向かって投げつける。その瞬間、ダイナマイトが爆発し、兵士たちは吹き飛ばされる。

エルは力を取り戻し、兵士たちの首を次々と折り、エイカーズに自ら銃を撃たせて殺害する。しかし、すでにカリは腹部に致命傷を負っていた。ホッパーが救急キットを取りに走る間、エルは血を押さえ、必死に呼びかける。するとカリは静かに「私の物語はここで終わる運命だった」と言い残し、息を引き取る。

その後、ホッパーとエルは屋上でマレーに合流し、マレーはそこでカリの死を知る。エルは空に点々と浮かぶ岩を見つめ、アビスまで飛び移れると考える。反対するホッパーに、エルは父としての感謝を伝え、「私はもう子どもじゃない」と、ホッパーに青いブレスレットを渡して自分で運命を選ぶ権利を伝える。ホッパーは、エルを信じることに決めた。

最終決戦

カマゾッツでは、ホリーは子どもたちを洞窟の先にある砂漠の地下バンカーに案内する。後ろからは、ヘンリーが苦しみながらも追いかけてきていた。ホリーはここが「記憶の中」であることを強調し、岩の先にある出口へと導く。

出口の手前で、ホリーは以前落としていた火かき棒を見つけ、手に取ると、地下バンカーに姿を現したヘンリーの顔面を殴りつける。しかし、逆に叩き倒され、気を失ってしまう。

するとヘンリーはその場で強烈なトラウマに襲われる。それは、かつて科学者に撃たれ、頭を石で殴り殺した記憶だった。同時に、ウィルはハイブマインドを通して、その記憶を目撃する。

ヘンリーが殺した科学者のブリーフケースの中には、切れ目から燃え続ける異様な物質が入っていた。ヘンリーが撃たれた手でその物資に触れた瞬間、それは彼の体内へと入り込んでいく。

その物質はヘンリーの精神に「自分の器となれ」と語りかける。科学者は死の間際、ヘンリーに抵抗するよう警告していた。しかし、すでに侵食されたヘンリーは、念動力で科学者を殺害する。

その記憶を目撃したウィルは悟る。ヘンリーは元々“怪物”ではなかった。「君のせいじゃない」とウィルが同情を示しても、ヘンリーは拒絶する。「抗うこともできた。だが、私は選んで参加した」と。

ヘンリーは自分とマインド・フレイヤーは一つの存在だと主張する。するとアビスでは、ヴェクナの居城が変形し、巨大な蜘蛛のような姿へと変貌する。最終形態となったマインド・フレイヤーは、アビスの一行の前で咆哮を上げる。

彼らが逃げ出し、追い詰められると、横から大きな岩がマインド・フレイヤーに直撃する。エルが裏側の世界からやってきたのだ。彼女はマインド・フレイヤの皮膚を突き破り、内部の空間へと入っていく。

そこで待っていたのはヴェクナ。二人の間で、念動力による直接対決が始まる。

一方、外ではマイクがエルの援護を提案する。怪物を峡谷へ誘い込み、上から総攻撃を仕掛ける作戦だ。ナンシーが自ら囮を買って出て、マシンガンでマインド・フレイヤーの注意を引く。

峡谷の隙間に逃げ込んだナンシーを、上からジョナサン、ロビンルーカス、マイクらが火炎放射器や火炎瓶で攻撃。ダスティンとスティーブは、下から槍で腹部を滅多刺しにする。

内部では、エルとヴェクナが激しく闘い、ヴェクナはエルを追い詰める。すると、ウィルがハイブマインドを通して介入する。「僕たちは、お前なんか怖くない」ウィルがそう宣言すると、彼はヴェクナの腕を引きちぎり、エルは内部の尖った場所にヴェクナを突き刺す。その瞬間、マインド・フレイヤーの巨大な身体は崩れ落ちる。

ナンシーが内部に入り、触手に囚われていたホリーを救い出す。ホリーは、マインド・フレイヤーの粒子を吐き出し、意識を取り戻す。駆けつけた仲間たちも、囚われた子どもたちも解放する。瀕死のヴェクナがうめき声を上げると、ジョイスが斧を手に近づき、彼に苦しめられたすべての人の想いを乗せ、ヴェクナの首を斬り落とす。こうして、長年続いた恐怖は完全に終わった。

ダスティンは無線で、ホッパーとマレーに勝利を伝える。ホッパーはエルの生存を確認すると、レコード型の時限爆弾を起動させる。流れる音楽はプリンスの「When Doves Cry」。これはロビンの選曲だ。

一行は、勝利を祝福しながら裏側の世界からゲートを通って帰還する。しかし、すぐにタイヤは軍の仕掛けたスパイクによってパンクさせられてしまう。すると、すでにマックスとヴィッキーを拘束していたケイ博士は、部隊に命じ、全員を取り押さえさせる。

彼らは音響兵器を起動させ、ホッパーはエルの姿が見当たらないことに気づく。彼女は、裏側の世界のゲート入口に立っていた。

マイクが彼女のもとへ駆け寄ろうとすると、エルによって感覚遮断空間へ導かれる。そこで彼女は、政府の追跡が終わらないこと、そして仲間たちに感謝を伝えてほしいと頼む。

マイクは拒むが、エルは「出会ってからずっと、誰よりも私を理解してくれた」とマイクに伝える。プリンスの「Purple Rain」が流れる中、二人の思い出が巡る。「行かないで」というマイクに対し、エルは「いつも一緒だよ、愛してる」と伝えて二人はキスを交わす。

間もなくマイクは現実に引き戻され、裏側の世界に仕掛けた爆弾が起動し、次元そのものが消滅していく。そしてエルの姿も消えてゲートは閉鎖され、ゲートがあった場所は元のホーキンス図書館となる。マイクやホッパー、仲間たちは深い喪失と共に立ち尽くす。

良い混沌

それから約2年後の1989年5月。ホーキンス公共図書館の改修工事は、ほぼ完了していた。

建物の外には、1986年3月の地震の犠牲者を追悼するプレートが設置されている。そこには、エディ・マンソンの名前も刻まれていた。

ロビン・バックリーは、久しぶりにラジの臨時ホストとしてマイクの前に立つ。彼女は、再び活気を取り戻したホーキンスの様子を語る。軍は完全に撤退し、商店街は再開。長く続いた隔離措置も終了した。

ロビンは、自身がマサチューセッツ州のスミス大学に通っていたこと、そして相棒のスティーブが、地元の少年野球チームのコーチとして働いていることを明かす。そのチームにはデレクの姿もあった。彼女がホーキンスに戻った理由は、友人たちの高校の卒業式に出席するため。

卒業式当日。ダスティン、ルーカス、ウィル、そしてマックスは、式の準備を整えている。その一方で、マイクの姿が見当たらないことにカレンが気づき、ホッパーとジョイスに連絡を入れる。

警察署長として復帰したホッパーは、町の広場でマイクを見つける。マイクは、自分だけが生き残ってしまった罪悪感に囚われ、壇上に立つ気になれないと打ち明ける。彼はエルと描いていた未来を失った悲しみを語る。

ホッパーは、それはマイクのせいではないと断言する。そして彼に問いかける。自責の中で生き続けるか、エルの選択を受け入れ、生きていくか。マイクは決意し、卒業式へと向かう。

式典では、校長が首席卒業生としてダスティンを紹介する。ダスティンはスピーチの中で、自分たちが「普通の子ども時代」を奪われたことを語り、それをD&Dのメタファーで説明する。

混沌には種類がある。世界を壊す“悪い混沌”と、人をつなげる“良い混沌”。ホーキンスで起きた出来事は、多くの不釣り合いな人々を結びつけた「良い混沌」だった。そしてスピーチの最後、ダスティンは校長の「正常さ」への執着を痛烈に皮肉り、卒業ガウンの下から「ヘルファイアクラブ」のTシャツを見せる。

彼は中指を立て、卒業証書を奪い取る。会場は笑いと歓声に包まれ、エリカは巨大な紙吹雪ランチャーを発射する。マイクは、その装置でエルを苦しめた音響兵器を一瞬思い出していた。

その夜、ナンシー、ジョナサン、スティーブ、ロビンは、ラジオ局の屋上に集まる。

ナンシーはエマーソン大学を中退し、新聞社で働いている。ジョナサンはNYUで映画制作を学び、スティーブは野球コーチと性教育の講師を兼任。ロビンはスミス大学に通いながら、ヴィッキーとの関係を続けている。

それぞれの人生は別々の方向へ進んでいるが、彼らは「一緒だった時間」を深く恋しく思っていた。4人は、月に一度、フィラデルフィアで集まる約束を交わす。

レストラン・エンゾズでは、ホッパーがジョイスに話を切り出す。子どもたちが大学へ進む今、自分はモントーク・ビーチで保安官として働く話をもらっているという。そして、「すぐに答えてほしいことがある」と言い、バンドに合図を送ると、ホッパーは片膝をつき、ジョイスにプロポーズする。ジョイスは「YES」と答え、2人は拍手の中、ゆっくりダンスを踊る。

エルは生きているのか?マイクの仮説

ウィーラー家の地下室では、マイク、ウィル、ルーカス、ダスティン、マックスの5人がD&Dをプレイしている。戦況が絶望的になったとき、ダスティンは「メイジ(魔法使い)を召喚できる」と気づき、勝利をもたらす。マイクは、それぞれのキャラクターと自分たちの未来を重ねて語りだす。

ルーカスとマックスは、新しい町で愛を育み、ダスティンは大学へ進学し、勉学に励み、スティーブとの友情を続ける。ウィルは自分のセクシュアリティを受け入れ、理解する人と出会い、マイクは、作家を志して物語を綴る。

ただ一つ、語れない物語がある。魔法使い、エルの物語だ。マイクは、自分なりの仮説を語る。エルがゲートを閉じたとき、軍の音響兵器がフルで起動していた。つまりあの時、エルは能力を使えなかったはずだ。

あの時のエルの姿は、カリが幻覚能力を使って見せたものだったのではないか。エルは地下トンネルから逃げ出していて、「三つの滝のある土地」へ辿り着いた。それはマイクの仮説に過ぎない。それでも彼らは信じる。メイジ=エルは、そこに辿り着いたのだと。

間もなくカレンが夕食を呼びに来る。仲間たちは涙をこらえながら、D&Dの本を閉じ、階段を上がる。入れ替わるようにして、ホリーがデレクやメアリーら友だちを連れて地下室へ駆け込む。彼らは、同じテーブルで、新しいゲームを始める。マイクはその光景を見て微笑み、静かに地下室を後にし、ドアを閉める。

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