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【相関図で解説】ストレンジャー・シングス5|登場人物・キャラクター・キャスト一覧

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海外ドラマ

【相関図で解説】ストレンジャー・シングス5|登場人物・キャラクター・キャスト一覧

Netflixを代表するドラマシリーズ『ストレンジャー・シングス』は、シーズン5でついに完結を迎えました。最終章では、これまで以上に多くの登場人物が関わり合い、物語の構造や人間関係は一層複雑になっています。

本記事では、『ストレンジャー・シングス5』に登場するキャラクターたちを相関図で整理しながら、それぞれの立ち位置や関係性をわかりやすく解説します。

主要キャラクターから敵対勢力、物語の鍵を握る存在までを一望できる構成で、シリーズの全体像を振り返ります。これまでのシリーズの物語を振り返りたい方は以下の記事を参考にしてください。

相関図・登場人物・キャラクター解説

相関図あり『ストレンジャー・シングス』シーズン5ネタバレ解説
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メインキャラクター(D&Dパーティー)

イレブン(エル/ジェーン・ホッパー)|ミリー・ボビー・ブラウン

『ストレンジャー・シングス』イレブン(エル/ジェーン・ホッパー)|ミリー・ボビー・ブラウン

ホーキンス研究所から逃げ出した、超能力を持つ少女。研究施設で育てられた過去と向き合いながら、仲間との出会いや愛を知ることで「ひとりの人間」として生きる道を模索していく。

シーズン1

シーズン1では、ホーキンス研究所から脱走し、ウィル失踪の直後のマイクたちと出会う追われる身でありながらも彼らに守られ、初めて「友だち」と呼べる関係を築いていく。最初は言葉も常識も乏しい彼女だったが、マイクたちとの交流を通して、感情や人間らしさを少しずつ獲得していく。

終盤ではマイクとの約束と友情を胸に、一人でデモゴルゴンに立ち向かい、怪物とともに消えていく。

シーズン2

シーズン2では、デモゴルゴンとの戦いのあとも生き延び、ホッパーによって森の小屋に匿われながら、外の世界と切り離された生活を送っている。マイクに会えない孤独と苛立ちを抱えつつ、自分の存在が危険を招くことを理解し、力を抑えながら耐える日々が続く。

やがて彼女は、自分と同じ実験体だった「008(カリ)」の存在を知り、初めて“血のつながりに近い他者”と出会う。怒りを力に変えるというカリの思想に触れ、自分が何者なのか、どう生きるのかを突きつけられるが、復讐ではなく「守ること」を選ぶ。

最終的にイレブンはホーキンスへ戻り、仲間と再会。自分の力と向き合いながら、ゲートを閉じるという決定的な役割を果たす。

シーズン3

冒頭ではマイクと恋人として甘い時間を過ごしているが、ホッパーの干渉をきっかけにすれ違いが生まれ、マックスの助言を受けて初めて「恋人に依存しない自分」を模索し始める。スターコート・モールでのショッピングや女子会は、その象徴的な場面となる。

一方で、ウィルの異変や失踪事件をきっかけに再び能力を使う立場へ戻り、感覚遮断空間の中でビリーやヘザーを“のぞき見”することで、マインド・フレイヤーが人間を宿主にしている事実に辿り着く。サウナでビリーを追い詰める場面では、仲間を守るために容赦なく力を振るうが、その代償として体力と能力を大きく消耗していく。

中盤以降、イレブンはビリーの記憶の中に踏み込み、彼の過去を知ることで、敵を「倒す対象」ではなく「救うべき存在」として見るようになる。この共感が、最終決戦で彼女の最大の武器となる。スターコート・モールで追い詰められた場面では、力をほとんど使えない状態にまで追い込まれながらも、ビリーの記憶を呼び起こし、彼自身に選択をさせることで流れを変えた。

最終的にゲートは閉じ、マインド・フレイヤーは倒されるが、イレブンは能力を失い、ホッパーとも別れることになる。それでも彼女は、マイクの「愛している」という言葉を受け止め、仲間との別れを経験しながら、バイヤーズ家と共に新しい土地へ向かう。

シーズン4

シーズン4では、ホーキンスを離れたイレブンは、バイヤーズ家と共にカリフォルニアで新しい生活を送っている。しかしそこでは能力を失った彼女は「普通の少女」として学校に通う一方、辛いいじめに晒される。マイクには明るい近況を装うものの、内面では孤独と自己否定が積み重なり、過去の研究所での記憶が悪夢として蘇っていく。

やがてローラースケート場での事件をきっかけに逮捕されたイレブンは、オーウェンズ博士によって保護され、失われた力を取り戻すための極秘計画「ニーナ計画」に参加することになる。そこでは再びブレンナー博士と対峙し、封じ込めてきた研究所での虐殺の記憶、そして自分自身がその惨劇の引き金を引いた事実と向き合うことになる。

記憶の深層で、すべての元凶が「001=ヘンリー・クリール=ヴェクナ」であることを知ったイレブンは、怒りではなく“愛された記憶”を力に変えることで、完全に能力を取り戻す。そしてブレンナーとの決別を選び、再び仲間のもとへ戻る決意を固める。

最終局面では、遠く離れたネバダから感覚遮断空間を通じてヴェクナと対峙し、マックスを救おうと力を振り絞る。結果として完全な勝利には至らないものの、イレブンは「怪物かどうか」ではなく、「誰のために力を使うのか」という答えを自ら選び取る。

シーズン5

シーズン5では、ヴェクナを倒すためにホッパーとジョイスのもとで能力の特訓を重ね、裏側の世界でヴェクナを捜索する。やがて軍の施設マックZ内でカリと再会し、ヴェクナの記憶の中でカリやマックスとともにホリーや子どもたちを救出。その後は仲間たちと共闘し、ヴェクナを討伐するが、裏側の世界と現実のつながりを断ち切るため、次元の消滅とともに姿を消す。

ウィル・バイヤーズ|ノア・シュナップ

『ストレンジャー・シングス』ウィル・バイヤーズ|ノア・シュナップ

マイク、ルーカス、ダスティンと『ダンジョンズ&ドラゴンズ』を遊ぶ仲間。ホーキンスで初めて裏側の世界へ連れ去られた少年。

シーズン1

ウィルの失踪が、物語のすべての発端となる。ある夜、彼は森で正体不明の存在に遭遇し、現実世界の「裏側の世界〈アップサイドダウン〉」へと引きずり込まれてしまう。

ウィルは長い間その世界に閉じ込められ、デモゴルゴンに追われながらも、必死に生き延び続ける。直接姿を見せることはできないものの、ラジオ、電話、そしてクリスマスライトの点滅を通じて母ジョイスと交信し、「自分は生きている」と伝え続けた。

彼の存在は、家族や友人たちを突き動かす原動力となり、マイクたちの行動、ジョイスの確信、ホッパーの捜査を一本の線で結びつけ、ウィルは不在でありながら、常に物語の中心にいるキャラクターとなる。

最終的にウィルはホッパーとジョイスによって救出され、奇跡的に生還する。しかしその体には、裏側の世界の影が残されており、吐き出した謎の生物や幻視が、彼が完全には“戻っていない”ことを示唆する。

シーズン2

ウィルは裏側の世界から生還したものの、その影響から完全には解放されておらず、現実と裏側の世界を行き来する幻視に苦しんでいる。発作のたびに赤い稲妻と嵐、そして巨大な影の存在を見るようになり、周囲には理解されにくい孤独を抱えていく。

やがてウィルは、影の怪物「マインド・フレイヤー」と呼ばれる存在に取り込まれ、その意識とつながってしまう。自分の体が“通路”として使われていることを自覚しながらも、ウィルは完全に支配されることを拒み、断片的な情報や感覚を仲間に伝え続ける。

絵として描き出された青い迷路は、地下に広がるトンネル網の地図となり、ウィル自身が状況を打開する“鍵”となった。終盤では、激しい苦痛の中でも理性を失わず、モールス信号で「ゲートを閉じろ」と伝えるなど、内側から必死に抵抗を続ける。

シーズン3

シーズン3のウィルは、誰よりも早く裏側の世界を感じ取る“警報装置”でありながら、同時に仲間たちから置いていかれる孤独を抱える存在として描かれる。冒頭、みんなが恋愛やモールに夢中になっていく中で、ウィルだけは「昔みたいにD&Dをやりたい」と必死に引き戻そうとする。しかしマイクとルーカスは恋愛に夢中だった。その積み重ねの末、ウィルは「子どものままじゃいられない」と言われた一言に深く傷ついてしまう。

そしてその直後、首筋の違和感が走り、「あいつが戻ってきた」と確信する。この“感覚”はシーズンを通して何度も重要な合図になる。工場や町で異変が起きるたびに、ウィルの首の後ろが反応し、マインド・フレイヤーの接近や危険を仲間に伝える役割を担う。終盤、イレブンが弱り、マインド・フレイヤーが巨大化して迫ってくる山小屋襲撃の場面で、ウィルの反応が“逃げるべきタイミング”を決定づけた。

決戦後、バイヤーズ家が引っ越しを決めると、ウィルは静かに「終わり」を受け入れる側に回る。象徴的なのが、長年大切にしてきたD&Dのボードを手放し、エリカに託す場面だ。仲間と遊んだ“子どもの時間”を自分の手で区切り、前に進もうとする。

シーズン4

シーズン4では、ウィルはバイヤーズ家とともにカリフォルニアで暮らしながら、物語の中でもっとも静かな孤独を抱え続けている。“普通の少年”としての日常を送っているが、その一方で、自分だけが仲間の輪の外側に取り残されている感覚を拭えずにいる。

マイクとの再会を心待ちにするウィルだったが、久しぶりに会ったマイクの関心がイレブンに向いていることを察し、言葉にできない想いを胸の奥に押し込めていく。自分の気持ちを直接伝えることはできず、「イレブンの代弁」という形で気持ちを語る車内のシーンでは、友情と恋情、そして自己否定が入り混じった複雑な感情が静かに滲み出る。

やがてウィルは、ヴェクナの影が再びホーキンスに迫っていることを身体感覚として察知する。首筋に走る違和感は、過去にマインド・フレイヤーに支配されていた記憶と直結しており、彼がいまだ怪異と断ち切れていない存在であることを示している。それでもウィルは恐怖に飲み込まれることなく、その感覚を仲間に伝える“観測者”としての役割を選ぶ。

終盤、マイクに向けて「君は必要とされている存在だ」と語るウィルの言葉は、実際には自分自身に向けた願いでもある。涙をこらえながらも友人を支える姿は、ヒーロー的な活躍とは別の形で、物語を前に進めている。

シーズン5

シーズン5では、ハイブ・マインドによってヴェクナとの精神を共有していることを利用し、仲間たちとともにヴェクナ探索や救出作戦に貢献。仲間たちがヴェクナに追い詰められると、ヴェクナの精神に介入して操ることに成功。最終決戦へ向けて戦う中で重要な役割を果たす。

マイク・ウィーラー|フィン・ヴォルフハルト

『ストレンジャー・シングス』マイク・ウィーラー|フィン・ヴォルフハルト

仲良し『D&D』パーティーの中心にいる少年。親友ウィルの失踪をきっかけに動き出し、イレブン(エル)と出会い、人生が一変する。

シーズン1

シーズン1のマイクは、ウィル失踪後も「きっと生きている」と信じ、強く行動し続けた。森で出会ったイレブンを自宅の地下室に匿い、イレブンがウィルの写真を指し示したことで、マイクは彼女の能力を信じ、周囲が疑う中でも希望を捨てなかった。一方で、ウィルの偽の遺体が発見された際には怒りと悲しみを爆発させ、イレブンを責めてしまう。

それでもマイクは、採石場でダスティンを守るために自ら命を賭ける決断を下すなど、友情のために行動した。ラストでは、イレブンに「一緒に家で暮らそう」と未来を語るが、彼女はデモゴルゴンとともに姿を消してしまう。

シーズン2

マイクはイレブンを失った喪失感を抱え続け、誰にも言えない怒りと悲しみを内側に溜め込んでいる。毎晩トランシーバーで呼びかけを続け、彼女がどこかで生きていることを信じ続けた。

ウィルの異変にいち早く気づき、彼の発作や言動を「ただの後遺症」ではないと直感するのもマイクだった。ウィルを“怪物側のスパイ”として捉える発想にたどり着くなど、静な戦略家としての側面を強く見せていく。

一方で、転校生マックスの存在に浮つく仲間たちの変化に戸惑いを隠せず、感情的になる場面もある。しかしそれは、イレブンへの一途な想いと、仲間を失うことへの恐れの裏返しでもあった。終盤、イレブンとの再会によって、マイクはようやく待ち続けた一年が報われる。

シーズン3

シーズン3のマイクは、イレブンとの恋に夢中で、仲間たちと少し距離ができている。ホッパーからの圧により、イレブンに嘘をついたことが、彼女との最初の大きな亀裂を生むことに。マックスの影響でイレブンが変わっていく一方、マイクはその変化に戸惑いを隠せない。彼女に別れを宣言されても、その理由が理解できない。

そんな中、ビリーの脅威にイレブンがさらされると、迷いなく守ろうとしたり、山小屋での口論では、「また彼女を失うなんて耐えられない」という本音を漏らした。マイクの行動は一貫してエルへの愛情と彼女を失う恐怖から来ていた。

最終決戦では、力を失ったイレブンを物理的にも精神的にも支える役に回る。別れの場面では、クリスマスに再会する約束を交わし、イレブンが「愛してる」と返すことで、マイクの想いはようやく言葉として報われる。

シーズン4

シーズン4のマイクは、カリフォルニアに離れて暮らすイレブンとの遠距離恋愛に不安を抱えつつも、「愛している」という決定的な言葉を口にできず、その曖昧さが二人の距離をさらに広げていく。久々に再会したイレブンが深刻ないじめに苦しんでいた事実を知りながら、マイクは彼女の痛みに十分に寄り添うことができない。励ましたい気持ちはあるのに、どう言葉にすればいいのか分からず、その不器用さがすれ違いを生んでしまう。

ウィルとの関係でも、マイクは無自覚な距離を作ってしまっている。かつて自分を支えてくれた親友が抱える孤独や想いに気づききれず、ウィルの言葉を受け取りながらも、その本心を理解できないまま進んでいく。

物語のクライマックスでは、ウィルの背中を押す言葉を受けて、ヴェクナと対峙するイレブンに向けて、マイクはついに自分の感情を言葉として差し出し、イレブンが再び立ち上がるための“力”となった。

シーズン5

シーズン5では、仲間たちと協力してヴェクナ討伐作戦に参加し、ヴェクナと闘うエルを援護するため、最終形態となったマインド・フレイヤーに立ち向かう。

ダスティン・ヘンダーソン|ゲイテン・マタラッツォ

『ストレンジャー・シングス』ダスティン・ヘンダーソン|ゲイテン・マタラッツォ

マイクたち『D&D』パーティーの中でも頭脳的な存在。好奇心旺盛な科学オタクで、独自の発想を仲間の行動力につなげる役割を持つ。敵の名前の多くは、ダスティンによる命名。

シーズン1

パーティーのムードメーカーでありながら、理性と優しさを兼ね備えた存在のダスティン。ウィル失踪後も冗談や軽口で場の空気を和らげ、3人のバランスを保つ役割を担う。イレブンと出会った当初は戸惑いながらも、彼女の能力や置かれた状況を冷静に受け止め、マイクとルーカスの間に立って衝突を緩和しようとした。

ウィルの生存についても、感情よりもラジオやAV機器を使った検証で可能性を探ろうとし、科学教師クラークに助言を求めたり、即席の感覚遮断タンク作りで塩の使い方を聞き出したりと、知識と機転で仲間を支える場面も多かった。

シーズン2

シーズン2では、デモゴルゴンの幼体である「デモドッグ」を好奇心から保護し、密かに育ててしまう。危険性に気づきながらも、理解し合える相手を失いたくない気持ちから事実を隠し続け、その選択が仲間を危険にさらしてしまう。

また、ルーカスとともに転校生のマックスに強い興味を示すが、彼女とルーカスが良い雰囲気であることを察し、距離を取る。その一方で、デモドッグを仕留めるためにスティーブと行動を共にするようになり、この出来事をきっかけに二人は深く関わるようになる。ダスティンはスティーブから恋愛や人付き合いについての助言を受け、信頼関係を築いていく。

シーズン3

シーズン3では、サイエンスキャンプから戻り、自作の高出力無線「セレブロ」を誇らしげに披露。キャンプで知り合った恋人スージーとの交信を試みるが上手く行かない。その代わりに、ロシア語の暗号通信を傍受し、スターコート・モールで進行している異変に関わるきっかけをつかむ。

その後はスティーブに翻訳を頼み、さらにロビン、エリカを巻き込んでモール地下に存在するロシアの秘密施設へ潜入。ロシア兵に捕らえられたスティーブとロビンを救出するなど活躍した。

終盤、最大の見せ場となるのが、ゲート停止の鍵となる“プランク定数”をスージから聞く場面。絶体絶命の状況で、彼女と『ネバーエンディング・ストーリー』のデュエットを披露し、結果的に世界を救う一歩となる。

シーズン4

シーズン4では、高校に進学し、エディが率いる「ヘルファイア・クラブ」に所属。一方で、ホーキンスで起きた連続殺人事件により、クラブは疑いの目を向けられることになる。事件の背後にヴェクナの存在があると知り、ダスティンはマイク不在の中で、仲間たちと調査を進める。ヴェクナの正体を突き止めるために、ナンシーやロビンたちと一緒に記録を掘り起こし、点と点をつなげていく。

物語後半では、スティーブやナンシーたちと協力し、裏側の世界でヴェクナに対抗する作戦に参加。無線や状況整理を通じて仲間を支える。最終局面では、ヴェクナの攻撃からホーキンスを守るための作戦に関与するが、その中でエディを失うことになり、心に深い傷を追うことになる。

シーズン5

シーズン5では、エディを失ったことで彼の意志を継ぎ、単独行動が目立つようになる。仲間たちとヴェクナ捜索作戦に参加するが、バスケ部のいじめっ子と対立し、袋叩きに遭い、仲間たちに迷惑をかけてしまう。しかし、それでヴェクナの討伐のために裏側の世界やアビスの中で命がけで戦う。

ルーカス・シンクレア|ケイレブ・マクラフリン

『ストレンジャー・シングス』ルーカス・シンクレア|ケイレブ・マクラフリン

マイクたちの『D&D』仲間。現実的で慎重な性格ゆえに仲間と衝突することもあるが、誰よりも大切な人を守ろうと行動し続け、成長とともに強さも身につけていく。

シーズン1

シーズン1のルーカスは、ウィル失踪後も感情より安全を優先し、正体不明のイレブンに対して一貫して疑いの目を向ける。イレブンを家に匿うことにも反対し、「大人に知らせるべきだ」と主張。それは仲間を危険に巻き込みたくないという彼なりの責任感だった。

その後、イレブンがゲートを恐れて真実を隠していることを見抜き、怒りを爆発させてマイクと衝突することになる。一方で、研究所の動きをいち早く察知し、仲間に警告して危機回避に大きく貢献した。

シーズン2

シーズン2でも現実的で警戒心の強いところは変わらず、ダスティンがダート(デモドッグ)を守ろうとする中でも、「裏側の世界から来た生き物」である危険性を主張した。

一方で、転校生のマックスに強い関心を示し、アプローチを重ねて距離を縮めていく。廃品置き場の戦いでは、ビリーの支配的な家庭環境を知ったマックスの告白を受け止め、恐怖の中で距離が近づく。

終盤、ビリーがバイヤーズ家に乗り込んできた際も、ルーカスは怯えながらも逃げずに立ち向かう。事件の収束後は、「スノーボール」でマックスをダンスに誘い、それがお互いにとっての幸せな時間となる。

シーズン3

シーズン3では、マックスと正式に付き合うようになり、イレブンとの関係に悩むマイクに、「謝罪プレゼント」作戦を提案する。一方で、マイクと一緒に恋愛に夢中になるあまり、昔のように遊びたいウィルの感情を疎かにしてしまう。

戦いの中では判断力が際立ち、ビリーが暴走した瞬間、ためらわずスリングショットで頭を撃ったり、マインド・フレイヤーとの戦いで花火を武器として見つけ出す機転も見せる。

シーズン4

シーズン4では、マックスと別れた状態で物語が始まる。マックスはビリーの死を引きずり、ルーカスとも距離を置いている。そんな中、ルーカスはバスケ部に入り、人気者側の世界に手を伸ばそうとする。その結果、仲間との距離を生んでしまう。

ホーキンスで起きた連続殺人事件の調査が進む中、ルーカスはバスケ部員たちとパーティーとの間で葛藤するが、町中が“悪魔崇拝”騒ぎでエディを狩ろうとし、バスケ部の仲間たちが暴走していくと、仲間たちのもとに戻ってくる。

一方でマックスの孤独に気づきながらも、彼女が抱えている喪失の深さに踏み込めない。そんな中、ヴェクナの標的となったマックスが目の前で無惨に傷つけられてしまう。仲間たちの決死の作戦でマックスは一命を取り留めるが、重体の昏睡状態に陥る。ルーカスは彼女の手を握りながら、崩れていく現実を見届けることになる。

シーズン5

シーズン5では、仲間たちとヴェクナの捜索作戦に参加する一方で、病室のマックスに寄り添い続け、ヴェクナの精神内に囚われた彼女によっての拠り所になる。そんなルーカスの想いが届き、ついにマックスが意識を取り戻す。その後は、仲間たちとともに、ヴェクナとマインド・フレイヤーとの最終対決に臨み、エルの戦いを援護する。

マックス・メイフィールド|セイディー・シンク

『ストレンジャー・シングス』マックス・メイフィールド|セイディー・シンク

シーズン2でカリフォルニアからの転校生として登場。スケボーとアーケードゲームが得意で、義兄ビリーとの複雑な関係に悩まされる。

シーズン2

シーズン2では、カリフォルニアからの転校生として登場。ゲームセンターで「マッドマックス」としてダスティンの記録を大きく塗り替えて注目を集める。スケートボードを乗りこなし、物怖じしない態度だが、周りと距離を保っている。

その背景には、義兄ビリーの存在があった。家庭内での緊張や支配的な空気を抱え、外では強気に振る舞いながらも、本心では「ここに居場所がない」と感じている。物語ではマックスが置かれている危うさが徐々に浮かび上がっていく。

廃品置き場での戦いでは、ルーカスに自分の家庭環境を正直に告白し、デモドッグ襲撃の恐怖の中でルーカスの手を握り、距離が近づく。終盤、ビリーがバイヤーズ家に押しかけた際には、自ら鎮静剤を使ってビリーを止める決断を下した。

シーズン3

シーズン3では、エルとの距離が一気に縮まる。マイクとの関係に違和感を覚え、「恋人だからって全部を捧げる必要はない」とはっきり言い切り、モールで遊んだり、恋バナしたり、“普通のティーン”のような時間が増える。

一方で、ビリーの異変に警戒心を強め、彼の行動を追い始める。やがて兄が“何かに取り込まれている”ことを直感する。サウナ作戦では、葛藤の中でビリーを閉じ込め、温度を上げる決断を下した。

終盤、スターコート・モールでの決戦では、ビリーが完全にマインド・フレイヤーに支配される中、マックスは必死に兄の名前を呼び、かつての思い出をぶつける。最終的にビリーが自らの意思でイレブンを守る決断を下し、命を落とすことになると、これがマックスにとって、後にずっと尾を引く出来事になる。

シーズン4

シーズン4では、ビリーを失った後、彼女は罪悪感と自己嫌悪に押し潰され、仲間からも、世界からも距離を取るようになる。その状態が、ヴェクナにとって最も“入り込みやすい隙”になっていく。

ヴェクナの精神攻撃により、幻覚の中でビリーと対峙する場面では、マックスの内面がむき出しになる。その一方で、ヴェクナを倒すために自ら囮となっておびき寄せる役目を負い、仲間たちや母親に遺書を書き記し、覚悟を決めた。ギリギリの状態で彼女の愛する音楽、ケイト・ブッシュの「Running Up That Hill」によって現実に引き戻されるが、ヴェクナの攻撃に遭い、命を取り留めながらも四肢を折られて昏睡状態になってしまう。

メインキャラクター(ヤングアダルト)

スティーブ・ハリントン|ジョー・キーリー

『ストレンジャー・シングス』スティーブ・ハリントン|ジョー・キーリー

ホーキンス高校の人気者で、当初はナンシーの恋人として登場。物語が進むにつれ、事件の現場に深く関わるようになり、子どもたちと行動を共にする存在になっていく。

シーズン1

シーズン1では、自己中心的で軽薄な“人気者”として登場。ナンシーとの関係を優先し、ジョナサンを見下し、仲間と共に落書きや嫌がらせを行うなど、未熟さが目立つ存在だった。

ナンシーがバーバラの失踪に本気で向き合い始めたことで、スティーブも徐々に自分の立ち位置を見直していく。トミーやキャロルが他人を嘲笑し続ける姿に違和感を覚え、彼らと距離を取る決断を下した。

終盤では危険を察知しながらも一度は逃げ出したバイヤーズ家へ引き返し、釘バットを手にデモゴルゴンと対峙する。恋人の前で格好つけたいという動機もあるが、それ以上に「誰かを守るため」という選択だった。

シーズン2

シーズン2では、ナンシーと別れた後、ビリーという新たな“強者”の登場によって、かつてのスクールカーストの頂点にいた立場は完全に崩される。

一方でダスティンと行動を共にする場面が増える。彼を放っておけず、状況もよく分からないまま廃品置き場へ向かい、釘バットを手にデモドッグと対峙し、逃げることもできた場面で、あえて囮になった。

ビリーとの直接対決では惨敗するが、それでも彼は逃げず、バイヤーズ家ではマックスやルーカスを守る盾となる。

シーズン3

シーズン3では、スターコート・モールのアイスクリーム店「スクープス・アホイ」でアルバイトとして同僚のロビンと行動を共にする。かつての人気はなくなり、ナンパは全敗するも、子どもたちの兄貴分的な存在として、特にダスティンとは相棒のような関係になる。

ダスティンが持ち込んだロシア語の暗号通信の解読に付き合い、ロビン、エリカと協力して調査を進める。その後、モール地下に隠されたロシアの秘密施設に潜入すると、捕らえられて拷問を受けるが、ロビンと一緒に冗談で恐怖を笑いに変えた。

自白剤を打たれると、ロビンのセクシュアリティの告白を受け、一瞬戸惑いながらも、それを軽口で受け止めた。それがロビンにとっても転機となる。終盤のモールでの戦いでは、子どもたちを守る行動を取った。ラストではロビンと共にレンタルビデオ店で働き始める。

シーズン4

シーズン4では、ロビンとともにレンタルビデオ店で働きながら、ナンシーやロビン、ダスティンと共にホーキンスの連続殺人事件を調査。その中で、ナンシーとの再接近が起こる。ナンシーに「家族でドライブ旅行する」理想の未来を語る。ロビンとの関係も、彼女が自分の弱さをさらけ出せる相手と自然となっていく。

ホーキンスが崩壊へ向かう中でも、守る側であろうとした。裏側の世界へのゲートを先頭を切って探索し、デモバットの群れに襲われ、危険の矢面に立つ。終盤ではナンシー、ロビンと共にクリール邸でピンチになるが、ヴェクナを火炎瓶で焼き払って消滅させる。

シーズン5

シーズン5では、ラジオDJロビンの同僚としてラジオ局で効果音を担当。エディを失ったダスティンとの距離が離れる中、仲間たちとともにヴェクナ捜索作戦に参加。その中でダスティンに心無い言葉をかけてしまい、彼を深く傷つけてしまう。それでも後に、二人は互いの弱さをさらけ出し、再び相棒として並び立つ。

アビスでのマインド・フレイヤーとの最終決戦では、ダスティンとともにエディの手製スピアで援護した。

ジョナサン・バイヤーズ|チャーリー・ヒートン

『ストレンジャー・シングス』ジョナサン・バイヤーズ|チャーリー・ヒートン

ウィルの兄。内向的で家族思いな青年で、失踪事件をきっかけに写真を通して真実を追い求め、ナンシーと出会うことで、新たな自分の一面を獲得していく。

シーズン1

弟ウィルの失踪をきっかけに、家族を支える役割を一身に背負う。内向的で周囲から浮いた存在でありながら、母ジョイスを現実につなぎ止めようと必死に振る舞い、感情よりも責任を優先し続けた。

ウィルの行方を追う中で、写真を通して異変の兆候を捉え、結果的にバーバラ失踪の決定的な手がかりにたどり着く。一方で、ナンシーを盗み撮りしてしまったことから誤解と反感を招き、スティーブとの衝突を引き起こした。

それでもジョナサンは、母の「ウィルは生きている」という直感を否定せず、誰よりもそばで支え続けた。後半ではナンシーと協力し、銃の練習や罠の準備を行い、バイヤーズ家でデモゴルゴンに立ち向かった。

シーズン2

シーズン2のジョナサンは、家族と仲間を支える存在として描かれる。ウィルが再び異変を抱え始めたときも、弟の絵や言葉に耳を傾け、ウィルが感じている“ズレ”を否定せずに受け止める。

学校で「ゾンビボーイ」と落書きされた新聞記事を見て落ち込むウィルに対して、「普通でつまらないより、よっぽどいい」と励まし、彼のありのままを肯定する。

一方、ナンシーとの関係も深まっていく。バーバラの死に罪悪感を覚えるナンシーを理解し、彼女の「研究所を告発する」という危険な選択に迷いなく同調する。マレーに心の内を言い当てられると、ナンシーとの距離が一気に縮まり、二人はようやく結ばれる。

終盤では、マインド・フレイヤーに取り込まれたウィルに、母ジョイスとともに必死の呼びかけによって現実に引き戻した。

シーズン3

シーズン3でジョナサンは、ナンシーとともにホーキンス・ポストでインターンをしている。ナンシーが職場で受ける露骨な女性蔑視や嘲笑に心を痛めているのを感じながらも、安易に反抗はできなかった。それはナンシーと違って彼が裕福な家庭で育ったわけではなかったからだ。

ナンシーが「狂ったネズミ」事件を調べたいと確たる意志を見せると、彼女に同行するが、その結果、命令違反を理由に解雇され、二人の間に亀裂が入ってしまう。そんな中、病院で「フレイド化(マインド・フレイヤーに乗っ取られた状態)」した職場の上司トムとブルースに襲われ、ナンシーとともに反撃する。

モールでの決戦後、バイヤーズ家の引っ越しが決まると、ナンシーとの関係は“続いているが、はっきりしない”状態のままになる。互いに好きという想いはあるが、将来の方向は重なりきらない。

シーズン4

シーズン4のジョナサンは、カリフォルニア生活で出会ったアーガイルと大麻に耽っている。離れて暮らすナンシーとの関係も複雑化し、大学進学を巡る将来の話を避け、手紙では本音を書き換え、自分の不安を隠す。

ナンシーの夢を尊重したい気持ちは本物だが、「自分が足を引っ張る存在になるのではないか」という恐れが、彼を黙らせている。ジョナサンは彼女を愛しているからこそ、正直になれなかった。結果としてアーガイルと過ごす時間が、彼の逃げ場になっている。それは弟ウィルが孤独を感じる一因にもなってしまう。

そんな中、ウィルが本音を隠してマイクを勇気づける様子を見て、胸を締めつけられ、自分がハイになって相談に乗れる状況ではなかったことを謝罪し、「何があっても味方だ」と励ました。

シーズン5

シーズン5では、ヴェクナ捜索作戦に参加する中で、恋人ナンシーとの関係に選択を迫られる。裏側の世界のホーキンス研究所で、ナンシーとともに崩壊寸前の施設に閉じ込められると、二人は絶体絶命の状況の中で、これまで避けてきた本音と向き合うことになる。その中で、婚約指輪の存在を明かし、ナンシーに「結婚しないという選択」を提案する。これは互いを縛らずに前へ進むための決断だった。最終決戦では、アビスで火炎放射器を使ってマインド・フレイヤーを攻撃してエルを援護。

エピローグでは、ジョナサンがNYUに進学し、短編映画を撮り続けていることが明かされる。

ナンシー・ウィーラー|ナタリア・ダイアー

『ストレンジャー・シングス』ナンシー・ウィーラー|ナタリア・ダイアー

マイクの姉。真面目な優等生だが、学校の人気者スティーブとの恋に夢中になり、親友バーバラの失踪に気づくことができず、その罪悪感を抱えながらも自分の考える正しい道を模索していく。

シーズン1

シーズン1のナンシーは、思春期の軽い恋愛に身を置いていた少女から、責任と罪悪感を引き受ける人物へと大きく変化していく。スティーブとの恋愛を楽しむ一方で、親友バーバラを置き去りにした夜の出来事が、彼女の心に深い後悔を残す。

バーバラの失踪後、ナンシーは違和感を見過ごさず、スティーブの家の裏庭で異変を感じ、森で裂け目を見つけて裏側の世界へ迷い込む。そこで怪物の存在を目撃したことが、彼女を“傍観者”から“当事者”へと変えた。

その後はジョナサンと行動を共にし、ジョナサンが撮った写真から怪物を見つけ出し、二人で怪物討伐を計画し、そこにスティーブも加わり、三人でデモゴルゴンを退治した。

シーズン2

シーズン2のナンシーは、依然としてバーバラの死に対する罪悪感と怒りを抱えている。バーバラの両親と食事を重ねる場面では、真実を隠し続けている自分自身に耐えきれなくなっていく。

スティーブとの関係は、その葛藤をさらに浮き彫りにする。スティーブが「忘れて前に進もう」とするのに対し、ナンシーは「忘れること」そのものが裏切りだと感じている。ハロウィンパーティーで酒に溺れると、「全部クソよ」と吐き出し、スティーブとの関係は破綻した。

一方でジョナサンとは、感情よりも「真実」を共有できる関係を築いていく。ホーキンス研究所を告発するためにマレー・バウマンを訪ね、オーウェンズ博士の自白を録音するなど、ナンシーは危険を承知で行動する側に立つ。その中で、マレーのアシストが働き、ジョナサンと結ばれる。

終盤では仲間たちとともに、ウィルに取り入ろうとするマインド・フレイヤーを追い払う。ナンシーとジョナサンの告発によって、バーバラの死は研究所の過失として正式に認められ、彼女を弔うことができた。

シーズン3

シーズン3では、ジョナサンとともにホーキンス・ポストでインターンとして働いているが、編集部は男性ばかりで、彼女の意見は最初から相手にされない。モールの台頭による地元経済の変化や、町で起きている異変を記事にしようとするが、「女の妄想」「新人の勘違い」と一蹴される悔しい日々が続く。

それでもナンシーは小さな異変を見逃さず、一本の電話から「狂ったネズミ」事件を独自に調査し始める。命令違反を理由にジョナサンとともに解雇されるが、彼女はそれでも止まらなかった。

中盤、病院でフレイド化した上司トムとブルースに追い詰められるが、意を決して立ち向かった。終盤のモール決戦でも、冷静な判断で「今すべきこと」を見極め、適切な判断を下した。

シーズン4

シーズン4では、高校の新聞部の編集長として、ホーキンスの連続殺人事件の真相を調査する。ロビンとともに図書館で過去の事件を洗い、クリール家の惨劇にたどり着き、ヴェクナ=ヘンリー・クリールの父・ヴィクターと接触。ロビンとともに音楽が現実への命綱になりうると閃き、それがマックスの命を間一髪のところで繋ぎ止めた。

終盤、スティーブが湖のそこにある裏側の世界のゲートへ引きずり込まれると、即座に躊躇せずに湖に飛び込んで助けに向かった。その後、ヴェクナの精神攻撃を受け、ホーキンスの崩壊のヴィジョンを見せられるが、恐怖を超えてクリール邸でのヴェクナ討伐に向かい、スティーブ、ロビンとともにヴェクナを退治した。

シーズン5

シーズン5では、ヴェクナ捜索作戦で率先して銃を構えて第一線で立ち向かう存在となっていく。裏側の世界での研究所内で閉じ込められると、ジョナサンとの本音の対話を交わし、彼の「逆提案」である、“結婚しない選択”を受け入れた。

最終局面では、ナンシーは再び前線に立つ存在として、マインド・フレイヤーをおびき寄せる囮になる

エピローグでは、ナンシーがエマーソン大学には進まず、ホーキンス・ヘラルドで記者として働いていることが示される。町が再生していく中で、彼女は災害の裏にあった真実、人々が忘れようとしている事実を記録し続ける道を選んだのだ。

ロビン・バックリー|マヤ・ホーク

『ストレンジャー・シングス』ロビン・バックリー|マヤ・ホーク

シーズン3で初登場。早口で自分の思ったことをすぐに口に出してしまう性格の一方で、3ヶ国語を話すことができたり、優れた観察眼と独特のアイデアを持っている。

シーズン3

シーズン3で初登場するロビンは、スターコート・モールのアイスクリーム店のアルバイトとして登場。同僚のスティーブのナンパ失敗を淡々と記録していく。その中で、ダスティンが持ち込んだロシア語の暗号文の解読をスティーブの代わりに引き受けたことで、物語に大きく関係していく。

閃き力を発揮し、ダスティン、スティーブ、エリカとともにモール地下にあるロシア施設へとたどり着くと、スティーブとともにロシア兵に捕まり、自白剤を打たれてしまう。その中で、自分のセクシュアリティを吐露し、高校時代にスティーブのことが気になっていた本当の理由を打ち明ける。ロビンはスティーブに夢中になるタミー・トンプソンという女性生徒が好きだった。

自分の告白を、スティーブは冗談と笑いで受け止めたことで、彼女の気持ちは楽になり、スティーブと相棒のような関係を築いていく。ラストではスティーブと一緒にレンタルビデオ店で働き始める。

シーズン4

シーズン4では、スティーブと共にレンタルビデオ店で働いている。彼女は相変わらず早口で饒舌、思考がそのまま口からこぼれ落ちるような喋り方をしているが、その裏には、周囲にどう見られているかを常に気にしてしまう繊細さがあった。ヴィッキーへ好意を寄せながらも、踏み出せずにいる。

事件に巻き込まれると、ロビンは一転して閃き力を発揮する。ナンシーと組んで図書館や精神病院を調べ、クリール家の謎に迫っていく過程では、独自の観察力が発揮し、ナンシーの調査に貢献する。

裏側の世界でも、ロビンは自分なりの役割を見つけている。前線で戦うわけでもないが、周囲の緊張を言葉でほぐし、誰かが孤立しそうな瞬間に自然と声をかける。

スティーブとの関係も、ロビンが不安を吐き出せる相手として、彼女にとって大きな安心材料となり、終盤では、ヴィッキーとの再会し、ロビンはようやく一歩を踏み出す。

シーズン5

シーズン5では、W.S.Q.K.ラジオ局で“ロッキン・ロビン”としてラジオDJとして登場。作戦のために病院から睡眠薬を盗み出したことで、ヴィッキーとの関係は険悪になるが、中盤ではそんなヴィッキーも巻き込まれる形で病院内でデモドッグからマックスを助けるために奔走する。

ロビンとヴィッキーとの関係は、セクシュアリティで悩むウィルの背中を押すことになる。最終決戦では仲間たちとともにアビスでマインド・フレイヤーに立ち向かう。

エピローグでは、彼女がスミス大学に進学し、学問と向き合いながらも、ホーキンスとのつながりを大切にしている姿が描かれる。

ビリー・ハーグローブ|デイカー・モンゴメリー

『ストレンジャー・シングス』ビリー・ハーグローブ|デイカー・モンゴメリー

マックスの義兄。カリフォルニアからホーキンスへやってきた転校生としてシーズン2で初登場。

シーズン2

シーズン2で初登場するビリーは、転校初日から圧倒的な威圧感と支配欲をまとい、学校でも家庭でも、力によって序列を作ろうとする。スティーブに対して敵意をむき出しにする態度は、かつての自分を否定するかのようでもあり、同時に“弱さを見せたら終わり”という価値観に縛られているようでもある。

彼の苛烈さは、マックスへの接し方に最も色濃く表れる。門限や行動を厳しく管理し、少しの反抗も許さない。車内での怒鳴り声や、わざとスピードを出して少年たちを脅す行為は、恐怖によって相手を従わせるやり方を身につけてしまった人間の姿だ。その背後には、父ニールから日常的に浴びせられる暴力と抑圧がある。

バイヤーズ家に乗り込む終盤の場面で、ビリーの本性は決定的になる。スティーブを一方的に殴り続け、倒れた相手にも容赦しない姿は、守るための暴力ではなく、支配のための暴力だ。しかしその暴走は、マックスの手によって止められる。鎮静剤を打ち、釘付きバットを突きつけて「二度と手を出すな」と言い切るマックスの行動は、ビリーの支配構造を初めて内側から崩した瞬間だった。

シーズン3

シーズン3の冒頭、彼は市民プールのライフガードとして働き、相変わらず衝動的で自己中心的な振る舞いを見せているが、その裏には行き場のない怒りと空虚さが漂っている。夜の工場でマインド・フレイヤーに襲われ、支配される瞬間から、彼の物語は取り返しのつかない方向へ進み始める。

以降のビリーは、“フレイド”として静かに、しかし確実に人々を取り込んでいく存在になる。ヘザーをはじめとする町の住人を誘い、倉庫へと集めていく姿は、もはや個人の意思を失った器のようだ。一方で、完全に自我が消えているわけではなく、マックスを前にしたときだけは一瞬ためらいを見せる。その揺らぎが、彼がまだ“人間である”ことを示している。

サウナでの拘束シーンは、ビリーの苦しみが最も露わになる場面だ。怒鳴り、嘲り、命乞いをし、そして突然優しい声で助けを求める。あまりに生々しいその変化は、マックスの心を揺さぶる。しかしマックスはスイッチから手を離さなかった。

終盤、イレブンがビリーの記憶へと踏み込む場面で、彼の過去が初めて明確になる。幼い頃、母と過ごした海辺の穏やかな時間。そこから一転して始まる父親の暴力と支配。その記憶は、ビリーの荒れた人格が生まれた理由を説明するが、決して免罪符にはならない。ただ、「なぜこうなったのか」を理解させるだけだ。

スターコート・モールでの最終局面、ビリーはついに自分の意思を取り戻す。マックスとイレブンの存在、そして思い出された母の姿によって、彼はマインド・フレイヤーに逆らい、自ら盾となってイレブンを守る。その選択は、贖罪であり、同時に彼が初めて自分で下した“誰かのための決断”でもある。

致命傷を負い、息絶える直前、ビリーはマックスに謝罪する。その一言は、失われた時間を取り戻すにはあまりにも遅いが、それでも確かに彼自身の言葉だった。

エディ・マンソン|ジョセフ・クイン

『ストレンジャー・シングス』シーズン4第1話

ホーキンス高校の『D&D』サークル「ヘルファイア・クラブ」のリーダー。シーズン4で初登場。

シーズン4

シーズン4で初登場するエディは、ホーキンス高校の“はみ出し者”であり、ヘルファイア・クラブのリーダー。大げさで騒がしく、挑発的な態度を取る一方で、その内側には強い不安と自己否定を抱えている。エディは自分が“真っ当な人間として見られない”ことを、最初から理解している。

そんな彼の人生は、クリッシーの死を目撃してしまった瞬間から一変する。説明のしようもない惨状、誰にも信じてもらえない恐怖。その場から逃げ出した行動は臆病にも見えるが、実際には極限状態での自然な反応だった。しかし、町は彼を理解しようとせず、「悪魔崇拝者」というラベルを貼り、連続殺人鬼・恐怖の象徴として仕立て上げていく。

追われる身となったエディは、ダスティンたちと行動を共にすることで、ようやく“自分を信じてくれる人間”と出会う。
彼は饒舌で冗談ばかり言うが、その裏では一貫して自分を卑下している。「俺はいざという時に逃げる奴なんだ」という言葉は、彼がこれまで積み重ねてきた現実的な自己評価でもある。

そんなエディの転機となるのは、裏側の世界での戦い。エディとダスティンは、デモバットの群れを引き付ける役割を担う。エディはトレーラーの上で夢中になってギターをかき鳴らした。

デモバットの群れがトレーラーにやってくると、エディは一人で囮となり、デモバットの群れを引きつける。その選択は、決して正しい選択とは思えなかった。結果的に彼はデモバットの群れに襲われて命を落としてしまう。

エディの死は勝利でも救済でもないが、それでも彼は逃げなかった。現実世界に戻ったとしても、彼には連続殺人鬼・悪魔崇拝者というレッテルが待ち受けていたことだろう。しかし本当の彼は、世界に理解されなかった人間であり、自分なりのやり方で“逃げない選択”をした、一人の青年だった。

メインキャラクター(大人たち)

ジョイス・バイヤーズ|ウィノナ・ライダー

『ストレンジャー・シングス』ジョイス・バイヤーズ|ウィノナ・ライダー

ウィル・ジョナサンの母親。息子ウィルの失踪後、周囲に異常と思われながらも生存を信じ続ける。

シーズン1

シーズン1のジョイスは、息子ウィルの失踪をきっかけに、周囲から“正気を失った母親”として見られながらも、最後まで直感を手放さなかった人物。電話越しの声や電気の異常、壁の歪みといったわずかな兆候から、「ウィルは生きている」と確信し続けた。

彼女は家中にクリスマスライトを張り巡らせ、アルファベットを使ってウィルと交信するという、常識を超えた行動に踏み切る。その姿は狂気じみて見える一方で、誰よりも現実に近づいている行動でもあった。

ウィルの遺体が発見されたと告げられても受け入れず、安置所でも真実を疑い続ける。友人ホッパーの理解を得た後は、恐怖を押し殺しながら裏側の世界へ足を踏み入れ、母として自らウィルを取り戻す。

シーズン2

シーズン2のジョイスは、息子の失踪というトラウマの反動で、過保護に見えるほど神経質にウィルを心配する。ウィルが描いた怪物の絵、発作、体温の異常な低さなど、断片的な異変を察知し、裏側の世界の脅威が終わっていないことを確信していく。

一方で、ボブとの関係はジョイスにとって束の間の救いだった。何気ない会話で笑い合ったり、ようやく「普通の暮らし」を掴みかける。しかし同時に、ウィルがそばにいない夜に強い不安を覚え、電話一本にも過敏に反応する。

中盤以降、ウィルが影の怪物に取り込まれ、体の中に“何か”がいると分かると、ウィルのために全力で行動する。ボブのひらめきで地下トンネルを見つけ出すと、ホッパー救出のために迷わず突き進む。一方で、デモドッグによる惨劇と化した研究所では、ボブの決死の行動で仲間たちが救われるが、恋人であるボブが目の前で殺される姿を目撃してしまう。

それでもジョイスはその喪失を抱えたまま、前に進んでいく。終盤では、ウィルからマインド・フレイヤーを追い出すため、ジョイスは息子を縛り付け、“熱”で追い詰める作戦を実行する。悲痛な叫びを上げる息子の姿を目の前に、彼女は手を止めなかった。母親として一番つらい選択を、自分の手でやり切った。

シーズン3

シーズン3でも、ジョイスは小さな異変を見逃さない。街中の磁石がくっつかない異変にいち早く気づき、警戒した。その違和感を解消するため、ジョイスは科学教師クラークを訪ね、磁石が落ちる原因を「強力な電磁場」という現実的な理屈に結びつける。

半信半疑のままのホッパーの同行のもとで、やがてクライン町長の不正を暴き、地下施設の存在に辿り着く。そこでロシア人科学者アレクセイを連れて逃げ出すと、言葉が通じないにもかかわらず、身振り手振りと感情で意思疎通を図ろうとする。

ロシア語の通訳をマレーに頼り、彼から情報を引き出した結果、モール地下のロシア施設のゲートを閉じるために地下へ向かう。そこでホッパーをしつこく追い回すロシア人傭兵グリゴーリの邪魔が入り、ホッパーの覚悟を理解したうえでゲートを閉じるスイッチを回した。ボブに続き、再びジョイスは愛する人を目の前で失うことになる。

戦いの後、彼女はバイヤーズ家を率いてホーキンスを離れ、イレブンを引き取る決断をする。

シーズン4

ホーキンスを離れ、バイヤーズ家を守るためにカリフォルニアで新しい生活を始めたジョイスは、表向きは落ち着いた日常を送っているように見える。しかしその内側では、ホッパーを失ったという喪失が、いまだに癒えないまま残っている。

そんな中、ロシアから届いた一通の謎の手紙によって「ホッパーは生きている」という直感を信じて行動するようになる。ウィルを救い出したときと変わらない。「信じること」そのものが、ジョイスの行動原理なのだ。

マレーの協力を得て、子どもたちを置いてロシアへ向かうが、狡猾な密輸業者ユーリの策略にはまるが、逆にその状況を利用し、マレーがユーリに成りすまし、ホッパー救出のためにカムチャツカの収容所に潜入した。そこでで過酷な環境に耐えるホッパーと再会し、言葉もなく抱き合った。

収容所内の研究所で、マインド・フレイヤーの黒い粒子を発見すると、遠く離れたホーキンスでも危機が訪れていることを察し、ホッパー、マレーとともに収容所内の広場にデモゴルゴンを集めて討伐した。

シーズン5

シーズン5では、バイヤーズ家はウィーラー家に身を寄せて生活している。ヴェクナ捜索作戦に参加する中で、誰を行かせるか、誰を残すか、どこまで危険を許容するか、決断を下す役割を担う。その中で印象的なのが、ウィルが自分の力を使ってヴェクナと再びつながることを選んだ場面。ジョイスは、かつてのように取り乱すことはなく、息子を信じることにした。

ウィルが自分の弱さや恐怖、そして“違い”を打ち明ける場面でも味方であり続けた。最終決戦では、ヴェクナに接続するウィルのそばに寄り添い続け、最後には全員の想いを乗せてヴェクナに直接とどめを刺した。

エピローグでは、ホッパーからのプロポーズを受け入れ、ジョイスはホーキンスを離れる決断をする。過去の恐怖が染みついた場所ではなく、新しい生活を選ぶ。それは逃避ではなく、やっと自分自身の人生を取り戻す選択だった。

ジム・ホッパー|デヴィッド・ハーバー

『ストレンジャー・シングス』ジム・ホッパー|デヴィッド・ハーバー

ホーキンス警察の署長。友人であるジョイスの息子・ウィルの失踪を機に、ホーキンスに渦巻く事件に巻き込まれていく。過去に娘を失った喪失を抱えて生きている。

シーズン1

シーズン1のホッパーは、無気力で荒んだ警察署長だった。娘を病気で失った過去を抱え、仕事も私生活も惰性でこなしている。そんな彼が変化するのが、ウィル失踪事件。友人ジョイスの狂気的な行動を心配しつつ、次第に違和感や研究所の不自然な対応に気づいていく。

やがて、ウィルの死体が偽物であること、研究所への単独潜入でゲートの発見などを経て、ジョイスの狂気に見える確信を理解する。その後、研究所の不正を隠そうとする工作員コニー・フレイジャーに拘束されるが、ブレンナーと取引し、ジョイスとともに裏側の世界からウィルを救出した。

シーズン2

シーズン2では、ホッパーがイレブンを森の中の小屋で匿っていたことが明かされる。彼女を守るためにルールを決めるが、約束を守れないイレブンと何度も衝突する。

一方、町で発生する腐ったカボチャ畑の異変を軽視せず、地下トンネルの存在へと辿り着くと、胞子にまみれながらも探索した。トンネルで触手に捕らえられるが、ジョイスたちに危機を救われる。

デモドッグによる惨状となったホーキンス研究所では、ボブの能力を信じてブレーカーとシステム復旧の任務を託す。終盤では、マイクにイレブンを匿っていたことを明かし、マイクの怒りを黙って受け止めた。

ウィルの中からマインド・フレイヤーを追い払う中で、イレブンとともにゲートを閉じる役目を担い、彼女におびき寄せられたデモドッグを排除した。その後は、イレブンを法的に自分の娘「ジェーン・ホッパー」として迎え入れ、彼女の父親となる。

シーズン3

シーズン3では、イレブンとマイクの近すぎる関係に苛立ち、マイクに威圧的な圧をかける。思春期の娘をどう扱えばいいのか分からず、ジョイスに相談するが素直になれない。一方で、ジョイスへ好意を寄せるが、彼女は町の異変に敏感になり、レストラン「エンゾ」での約束もすっぽかされてしまう。

しかしジョイスの予感は結果的に的中し、やがてクライン町長の不正とロシアの関与にたどり着く。その中で、屈強なロシア人傭兵グリゴーリに執拗に追い回されることになる。ロシア人科学者アレクセイを捕獲すると、マレーの協力を得て、ジョイスとともに地下のロシア施設でゲートを閉じる役割を担う。

グリゴーリの執拗な追跡により、二人同時にキーを回す必要がある装置を操作できず、ジョイスにアイコンタクトで自分ごとゲートを閉じるように目配せする。こうしてホッパーは、ゲートを閉じる高出力のエネルギーに巻き込まれ、光の中に消えていく。

シーズン4

シーズン4では、モール地下のロシア施設でゲートを閉じる際の爆発に巻き込まれるも、寸前で回避し、ロシア兵に捕まったことが明かされる。カムチャツカの収容所に移送され、暴力と労働、拷問の日々を過ごす。その中で、収容所の看守アントノフと取引をし、ジョイスに生きていることを知らせる手紙を送った。

その一方で、ホッパーは自分が生き残る価値のある人間なのかを、何度も自問することになる。亡き娘サラ、そしてイレブンに父親として十分に向き合えなかった後悔の中で、施設内に現れたデモゴルゴンと対峙する。

しかし、ジョイスが自分を見捨てずに救いに来たことで、ホッパーは再び前を向く。その後は、収容所内でジョイス・マレーとともに、収容所の広場にデモゴルゴンをおびき寄せ、討伐した。

シーズン5

シーズン5では、ホッパーはヴェクナ捜索作戦の第一線に立ち、裏側の世界をしらみ潰しに探す役割を担う。その過程で彼が直面するのは、敵そのものよりも、再び父親として娘を失うかもしれないという恐怖だった。

特訓を重ね、戦力として完成されていくエルを、軍の標的となる危険な作戦に参加させることはできない。その思いから、ホッパーは相打ち覚悟でヴェクナを倒そうとし、自分が前に出る選択を取ろうとする。

中盤、ヴェクナの精神攻撃によって、エルが感覚遮断空間で子どもたちを救出する機会を妨げてしまう。その中でホッパーは、エルが自分を置いてでも前に進もうとしていることを悟る。それを受け入れられない彼は、彼女を止めようとし、怒り、感情をぶつけてしまう。しかし、その衝突の中でホッパーは気づく。「エルを守ること」と「エルの人生を信じること」は同じではないということに。

最終局面で、エルが自分の意思でアビスへ向かうとき、ホッパーは引き留めない。彼女が消えたあと、深い喪失感に襲われながらも、ホッパーはその選択を否定せず、前を向いて生きることを選ぶ。

エピローグでは、ホッパーは再び保安官としてホーキンスに戻り、やがてジョイスと共に町を離れる決断をする。そして、エルを失い下を向くマイクに、「生き方を選ぶこと」の大切さを伝える。それはマイクへの言葉であると同時に、自分自身へ向けた言葉でもあった。守れなかった過去に縛られ続ける人生を終わらせた瞬間だった。

マレー・バウマン|ブレット・ゲルマン

『ストレンジャー・シングス』マレー・バウマン|ブレット・ゲルマン

ホーキンスでの異常事態を「ロシアによる侵攻」と信じて独自に調査しているジャーナリスト。シーズン2で初登場。

シーズン2

シーズン2で初登場したマレーは、はじめはホーキンスの事件をオカルト的に追い続けてきた陰謀論者だった。

ナンシーとジョナサンがホーキンス研究所を告発するために彼のもとを訪れたとき、マレーは最初こそ理論武装された妄想を並べる。しかし“本当に起きたこと”を明かす二人の話を聞くにつれ、彼の陰謀論が覆されると同時に、怪物の脅威という現実を理解する。

そこでマレーは二人に「真実をそのまま語っても誰も信じない」という現実を突きつけ、化学薬品漏洩という世間が“信じやすい物語”に真実を包み直す戦略を提案する。まさに陰謀論的な策略と言える。結果的にこれが功を奏し、ホーキンス研究所にバーバラの死を認めさせるに至った。

またマレーは、人間関係の“空気”を読む能力にも長けている。地下バンカーでの夜、ジョナサンとナンシーの微妙な距離感を見抜き、遠慮なく言葉にすることで、2人が自分たちの気持ちを直視せざるを得ない状況を作り出す。その直球さは不躾でありながら、どこか救いにもなっている。

シーズン3

シーズン3のマレーは、ロシア語の翻訳担当として真価を発揮する。ホッパーとジョイスは、農場の地下施設で捕まえたロシア人科学者アレクセイから情報を引き出すため、マレーのもとを訪問した。

ロシアに対する警戒心が高いマレーだが、持ち前の人当たりの良さでアレクセイの懐に入り込み、彼から「キー(鍵)」の説明、ゲートをこじ開ける装置の仕組み、止め方、そして金庫の暗証番号が“プランク定数”だという核心を引き出す。

独立記念日フェスでは、マレーはアレクセイと一緒にフェスを楽しむ瞬間もあった。しかし、アレクセイはロシア人傭兵のグリゴーリに撃ち殺されてしまう。終盤では、モールの地下基地でホッパーを失って崩れかけるジョイスを、現実に引き戻しながら脱出を支える役目も担った。

シーズン3でもマレーは“人間関係の空気”を読む。車内でホッパーとジョイスが子どもたちの安全や互いの不満で揉め始めると、うんざりした顔で「痴話喧嘩をやめろ、さっさとお互い惹かれてるの認めろ」とぶった切る。ナンシーとジョナサンの仲を前進させたのと同様に、場の停滞を強引に動かす役割を担っている。

シーズン4

シーズン4のマレーは、やはりロシアの専門家となっている。物語序盤、ジョイスのもとに届いたロシアからの手紙を、マレーは即座に“本物”だと判断し、ジョイスに同行してロシアへ向かう。

ロシアへ向かう道中、マレーは通訳・交渉役・作戦立案を一手に引き受ける。ネジの外れた密輸業者ユーリとのやり取りでは、相手の虚言や欲望を見抜き、それを逆手に取ってカムチャツカの収容所に潜入する。

収容所では、武器を持って前に出るホッパーとは対照的に、マレーは施設全体の構造を把握し、タイミングを見極め、扉を開ける側に回った。

シーズン5

シーズン5では、W.S.Q.K.ラジオ局や移動拠点を行き来しながら、物資調達、偽装工作、車両の改造といった裏方の実務を一手に引き受ける。軍の基地「マックZ」へのトラックでの強行突破や、仲間たちのサポートに徹した。

中盤では、エイカーズら軍の追手にホッパーとエル、カリが追い詰められたとき、とっさの判断でダイナマイトを爆発させ、ピンチを救う。

エピローグでは、最終決戦後、町が再生に向かう中でマレーは姿を消す。再び世界を放浪しながら、独自の情報網を築いていることがほのめかされる。

カレン・ウィーラー|カーラ・ブオノ

『ストレンジャー・シングス』カレン・ウィーラー|カーラ・ブオノ

ホリー・マイク・ナンシーの母親。愚痴ばかりで子育てに無関心の夫・テッドに嫌気が差しながらも、家族を愛している。

シーズン1

シーズン1のカレンは、完全に蚊帳の外にいる。ウィル失踪後、夜間外出を禁止し、子どもたちを守ろうとするが、裏ではマイクが地下室にイレブンを匿い、ナンシーは異界の怪物を追っている。彼女は最後までその真実を知ることはなかった。

シーズン2〜3

シーズン2以降、彼女の内面が少しずつ明らかになっていく。特に象徴的なのが、ビリー・ハーグローブに魅力を感じること。しかしこれは単なる色恋ではなく、退屈な結婚生活や社会的役割に押し込められた自分、若さや自由への未練という感情の噴き出しでもあった。

しかし、カレンはビリーとの一線を越えなかった。ホリーを抱えた夫テッドの姿を見て踏みとどまる場面は、「母である自分」を選び直す瞬間ともいえる。さらに、ナンシーが職場で不当な差別を受けた時も、「あなたは強い」と背中を押した。そしてそれは、カレン自身がなりたかった女性像を娘に託していることも伝わってくる。

シーズン4

シーズン4で、カレンは町を覆う疑惑と連続殺人事件の不安の渦中にさらされる。エディを巡る疑惑や行方不明になるナンシーとマイク。市民の不安やストレスが高まる中、それでも彼女は「うちの子たちは人殺しじゃない」と強く否定した。ホーキンスの異変を察しつつも、一貫して子どもを信じる側に立っていた。

シーズン5

シーズン5では、娘ホリーがデモゴルゴンに拉致され、守ろうとしたカレン自身も深刻な傷を負うことで、彼女は完全に“事件の当事者”となる。信じがたい異形の存在を前にしながらも、恐怖に飲み込まれることなく、ただ娘を守るために立ち向かった。

その後も、傷が癒えきらない身体を押して行動する。病院で昏睡状態にあるマックスを狙い、迫り来るデモゴルゴンたちに対し、ガスボンベを爆発させて応戦し、マックス、ルーカス、ロビン、ヴィッキーを救い出す。その姿は、もはや「何も知らない母」ではなく、覚悟を持って世界と向き合う一人の人間だった。

エピローグでは、エルを失い落ち込むマイクを気遣いながら、彼の高校卒業を祝うカレンの姿が描かれる。自分の好きな服を着て、傷を隠さずに立つカレンの姿は、家族を守り抜いた証であり、同時に、かつて夢見た女性像に辿り着いていることを示している。

ホーキンス研究所の関係者

マーティン・ブレンナー|マシュー・モディーン

『ストレンジャー・シングス』マーティン・ブレンナー|マシュー・モディーン

ホーキンス国立研究所の責任者として、数々の超能力実験を主導した科学者。

シーズン1

マーティン・ブレンナー博士は、ホーキンス研究所を率いる冷酷な科学者として描かれる。政府の極秘計画のもとで超能力実験を行い、イレブンを「娘」ではなく“研究対象”として育て上げた人物だ。彼はイレブンに能力増幅実験を繰り返し行わせ、その過程で裏側の世界とつながるゲートを開いてしまう。イレブンが研究所から逃走した後も、町を封鎖し、殺人すら厭わない強硬な手段で彼女を回収しようとする。

一方でブレンナーは、自らを“パパ”と呼ばせるなど、歪んだ父性も見せる。それは愛情というよりも、支配と正当化のための装置であり、彼自身が自分を善だと信じて疑っていない点が、より強い恐怖を生んでいる。終盤、学校でイレブンと再び対峙した直後、デモゴルゴンに襲われ消息不明となるが、シーズン1では明確な死は描かれない。

シーズン2

シーズン2では、ブレンナー博士は姿をほとんど見せないにもかかわらず、物語全体に重く影を落とし続ける存在として機能している。直接登場するのは回想と幻影の中だけだが、その影響は決定的だ。

イレブンの母テリー・アイヴスの記憶の中で描かれるブレンナーは、子どもを奪い、嘘で人生を破壊し、抵抗する者には容赦なく電気ショックを加える冷酷な科学者として現れる。テリーを今の植物状態に追いやった男の一人、レイ・キャロルは、「ブレンナーは生きている」と主張した。

イレブンにとってブレンナーは、復讐の誘惑そのものでもある。カリは彼を殺すべき存在として、怒りを正当化する象徴として扱う。しかしイレブンは、ブレンナーに人生を壊された事実を否定せずに受け止めながらも、「彼になる」ことは選ばない。復讐の連鎖に加わらないという選択は、ブレンナーの価値観からの決別を意味している。

シーズン4

シーズン4で再登場するブレンナーは、力を失ったイレブンの前に救済者のように現れる。オーウェンズ博士とともにイレブンの能力を取り戻させる「ニーナ計画」を実施し、彼女に過去の記憶と向き合わせる。

過去の記憶が明らかになるにつれ、ブレンナーの罪はよりはっきりと輪郭を持つ。子どもたちを管理し、競わせ、失敗を切り捨て、結果としてヴェクナを生み出した張本人でありながら、彼はなお「最善を尽くした」と信じている。

施設がサリバンら軍に見つかり、危険が迫る中でもブレンナーは「このままではワン(ヴェクナ)に勝てない」と、イレブンを手放さない。ブレンナーは軍のスナイパーに狙撃され、死の間際でイレブンに「守りたかったことは理解してほしい」と言い残すが、イレブンは淡々と別れを告げる。

この決別は象徴的であり、イレブンが過去と向き合い、支配からの完全な断絶に達した瞬間となった。

サム・オーウェンズ|ポール・ライザー

『ストレンジャー・シングス』サム・オーウェンズ|ポール・ライザー

失脚したブレンナーの後任としてホーキンス研究所に派遣された政府科学者。

シーズン2

シーズン2でブレンナーの後任として登場するオーウェンズ博士。彼はブレンナーのように威圧的でも独善的でもなく、話の通じる現実的な人物として描かれる。一方で、研究所の存在を隠蔽し、事態の拡大を防ぐことを最優先にする点では、あくまで政府側の人間でもある。

オーウェンズは、イレブンをブレンナーのように「資産」や「道具」としてではなく、「保護すべき存在」として扱おうとする。しかし彼は、真実をすべて明かすわけではない。研究所の闇を覆い隠し、必要とあらば情報操作も辞さない。その姿勢は、善意と隠蔽が紙一重であることを示している。

結果として研究所はデモドッグによる虐殺の現場となり、ナンシーとジョナサンの告発によって、その責任を問われる立場に追い込まれる。それでもオーウェンズは、ホッパーと協力し、イレブンを戸籍上「存在する子ども」として社会に戻す手助けをする。

彼は完全な正義の味方ではないが、少なくともブレンナーとは異なる形で、人としての良心を保とうとする人物として描かれている。

シーズン4

シーズン4で再登場したオーウェンズは、かつてよりもはるかに追い詰められた立場にいる。イレブンの能力消失、ヴェクナの出現、そして軍からの強い圧力。彼は「正しいこと」をしようとすればするほど、より危険な選択を迫られていく。

ブレンナーと共に進める「ニーナ計画」は、明らかに危険で、倫理的にもグレーな計画だ。それでもオーウェンズは、イレブンを“武器”としてではなく、“最後の希望”として信じることで、この計画を踏み切った。

重要なのは、オーウェンズが最後までイレブンの意思を尊重しようとする点だ。ブレンナーが彼女を縛ろうとした瞬間、
オーウェンズは明確に反対し、結果として拘束される。彼は勇敢ではないが、恐怖の中でも「越えてはいけない一線」を認識している。

カリ・プラサード|リネア・ベルテルセン

『ストレンジャー・シングス』カリ・プラサード|リネア・ベルテルセン

イレブンと同じく、ホーキンス研究所で「008(エイト)」としてブレンナー博士に育てられた少女。幻影能力を持つ。

シーズン2

シーズン2で登場するカリは、イレブンが「もし別の道を選んでいたら」辿り着いていたかもしれない未来として登場する。彼女は研究所から逃げ延び、同じ傷を持つ仲間たちとシカゴの片隅で生きている。カリの能力は現実そのものをねじ曲げ、相手の心に入り込み、見せたい幻を見せることができる。

カリはイレブンを「ジェーン」と呼び、家族のように迎え入れる。彼女にとって世界は自分を守ってくれない存在だった。だからこそ彼女は、“守られる”という考え方を甘さだと断じる。そして自分たちの力を「ギフト」と呼び、怒りを燃料にして強くなる方法を教える。貨物列車を引き寄せる訓練で、イレブンが怒りを力に変えられたのは、カリがその扉をこじ開けたからだった。

しかしカリの生き方は、救いと同時に危うさも孕む。彼女は復讐を目的にし、研究所に関わった人間を追い詰めることで自分を保っている。イレブンの母を植物状態にした一人である、レイ・キャロルを拘束した場面で、カリはイレブンに殺害を命じる。しかしイレブンは子どもがいることを知り、寸前で踏みとどまった。

カリはそれを「裏切り」と感じ、ここで二人の違いが決定的になる。終盤、警察がアジトに踏み込んだとき、カリは幻覚で逃げ道を作るが、イレブンは一緒の車に乗らずに別れを選択する。カリは「世界に奪われた分を奪い返す」ことでしか自分を守れない。イレブンは「自分が守る側になる」ことで、世界との関係を作り直そうとする。カリは“復讐の姉”であり、同時にイレブンが“帰る場所”を選び直すための鏡だったのだ。

シーズン5

シーズン5では、長らく消息不明だったカリ〈008〉が再登場する。彼女はDr.ケイによって軍の施設「マックZ」に囚われ、能力を搾取され続けていた。やがてイレブンと再会すると、彼女とホッパーと行動を共にすることで、政府とヴェクナの双方に追われる立場から反撃へと転じていく。

彼女は「ヴェクナを倒しても、追う者(政府)は消えない」という現実をイレブンに突きつけ、穏やかな生活は手に入らない運命にあると主張する。一方でイレブンを妹のように想い、自分の命を引き換えにしてまで彼女を軍に差し出すことはしなかった。

終盤、カリは軍の兵士エイカーズに捕まり、爆発の最中で命を落とす。しかしカリは死の間際で、自分の人生が犠牲にされ続けてきたことを受け止めたうえで、同じ運命をイレブンに背負わせない選択をする。カリは最期、「私の物語はここで終わる運命だった」と言い残すが、それは同時に、イレブンに「逃げ切るための希望」を残した。

ホーキンスの住民

エリカ・シンクレア|プリア・ファーガソン

『ストレンジャー・シングス』エリカ・シンクレア|プリア・ファーガソン

ルーカスの妹。数学に強く論理的かつ合理的な判断力を持つ。兄ルーカスとの仲はあまり良くない。

シーズン2

シーズン2のエリカは、基本的にルーカスをからかすためだけに存在するキャラクターとして描かれる。兄のゴースト・バスターズ衣装をバカにし、無線機やフィギュアを勝手に触り、恋心を茶化す。いわゆる「生意気な妹」として印象を残す。

しかしこの時から、大人にも物怖じしない態度と世界を冷静に見ている視点を持っていることがわかる。

シーズン3

シーズン3でエリカは、一気に物語の中心へ踏み込む。スターコート・モールでの出来事をきっかけに、彼女はスティーブ、ロビン、ダスティンと行動を共にし、ロシア基地の存在を知る。

「アイスクリーム一生無料」という条件付きで、ロシア施設のダクトに潜入する。彼女は見返りがあれば危険を理解しながらも行動する人間だ。

やがてエリカは、数学に強く論理的で、いわゆる「オタク(ナード)」の資質を持っていることが判明。最初はそれを否定するが、ダスティンとのやり取りを通して、「自分はオタクである」ことを受け入れていく。

シーズン4

シーズン4のエリカは、さらに進化したキャラクターへと成長する。ルーカスの代役としてヘルファイア・クラブで「D&D」をプレイすると、エディたち高校生たち圧倒する実力を見せた。

自然と巻き込まれる形でヴェクナ討伐作戦に参加し、実際に命の危険にさらされながら仲間をサポートした。

シーズン5

シーズン5になると、作戦遂行に不可欠な実働メンバーとなっていく。彼女は理科教師スコット・クラークとともに軍施設の監視や連絡役を担い、的確な無線連絡でチームを支える。

印象的なのは、誘拐された子どもたちを救出する計画において、年上の仲間たちと対等に意見を出し、かつては報酬や見返りを条件に動いていたエリカが、シーズン5では迷いなく協力していることだ。

その中で、持ち前の冷静な判断力を生かし、混乱する大人たちや感情的になりがちな仲間の間で、物事をシンプルに整理し、「今なにをすべきか」を言語化した。

ホリー・ウィーラー|ネル・フィッシャー

『ストレンジャー・シングス』ホリー・ウィーラー|ネル・フィッシャー

マイク・ナンシーの妹。シーズン5では小学生となる。

デレク・ターンボウ|ジェイク・コネリー

『ストレンジャー・シングス』デレク・ターンボウ|ジェイク・コネリー

ホリーの同級生で、いたずらっ子で問題児の小学生。

スコット・クラーク|ランディー・ヘブンス

『ストレンジャー・シングス』スコット・クラーク|ランディー・ヘブンス

ホーキンス中学校の理科教師。科学に精通し、ダスティンの師匠でもある。

軍の関係者

ジャック・サリバン|シャーマン・オーガスタス

『ストレンジャー・シングス』ジャック・サリバン|シャーマン・オーガスタス

アメリカ陸軍中佐。イレブンを追跡する任務の責任者。

Dr.ケイ|リンダ・ハミルトン

『ストレンジャー・シングス』Dr.ケイ|リンダ・ハミルトン

アメリカ陸軍少将。サリバンの上司で、ホーキンス内の軍の機密施設「マックZ」の責任者。

ロバート・エイカーズ|アレックス・ブロウ

『ストレンジャー・シングス』ロバート・エイカーズ|アレックス・ブロウ

アメリカ陸軍兵士。上司Dr.ケイに対する不満を抱えながらも、イレブンを捕まえようと追跡する。

ホーキンス外のキャラクター

スージー・ビンガム|ガブリエラ・ピッツォロ

『ストレンジャー・シングス』スージー・ビンガム|ガブリエラ・ピッツォロ

ダスティンが夏休みのサイエンスキャンプで出会った恋人。IT分野のスペシャリスト。ユタ州在住。S3で初登場。

アーガイル|エドゥアルド・フランコ

『ストレンジャー・シングス』アーガイル|エドゥアルド・フランコ

カリフォルニアの陽気なピザ店員。ジョナサンと意気投合し、大麻を吸う仲間。S4で登場。

アンジェラ|エロディ・グレース・オーキン

『ストレンジャー・シングス』アンジェラ|エロディ・グレース・オーキン

カリフォルニアのイレブンのクラスメイト。イレブンをしつこくいじめる。S4で登場。

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