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映画レビュー

【ネタバレ】映画『机のなかみ』見所はあべこうじの修羅場【こんな時どうする】

 
今回ご紹介する映画は『机のなかみ』です。

 

お笑い芸人の、あべこうじが主演を務める本作。

お調子者の家庭教師と、その教え子の女子高生が織りなす、ちょっとエッチなラブコメディの映画となっています。

映画『机のなかみ』の作品情報とあらすじ

作品情報

原題 机のなかみ
脚本 吉田恵輔 仁志原了
監督 吉田恵輔
出演 あべこうじ 鈴木美生
製作国 日本
製作年 2006年
上映時間 104分
おすすめ度 [jinstar3.0 color="#ffc32c" size="16px"]

『ヒメアノ〜ル』の吉田恵輔監督の初期の作品となりますが、オリジナル脚本の本作の展開は、後の『さんかく』『犬猿』と言った作品にも通じるところがありました。

 

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あらすじ

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家庭教師の馬場(あべこうじ)は、高校三年生で大学受験を控えた望(鈴木美生)の家で勉強を教える。

馬場には同棲中の彼女(踊子あり)がいるにも関わらず、望に惹かれて何かにつけて彼女の気を引こうとする。

彼のアタックをかわしながら猛勉強を続ける望には、ある秘密があった。

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見所はあべこうじの修羅場

本作はある場面をポイントに前半と後半の2部構成となっています。

 

そのある場面というのが、あべこうじが演じる馬場の修羅場。

あべこうじと言えば、少しウザいキャラのイメージがありますよね。

 

また、エンタの神様でも「こんなとき、どうする?」というシチュエーションネタをやっていた印象があると思います。

 

本作は、あべこうじのネタとキャラがまさに反映されたような場面を前半で描いています。

 

一方の後半では、前半の場面を違う角度から描き、前半の内容自体が伏線となる上手い構成になっています。

 

正直に言ってしまえば内容自体に特筆するところはないのですが、全体的なまとまりがよく、ストレスなくみれてしまうのが上手いと感じました。

映画『机のなかみ』ネタバレ・感想

※以下映画のネタバレに触れていますのでご注意してください。

 

前半パートで家庭教師の馬場は、同棲する彼女がいるにもかかわらず教え子の女子高生、望に恋をします。

馬場は望も自分のことが好きではないかと考えます。

 

後半パートでは望の高校生活を描き、望が親友多恵の彼氏である藤巻に恋心を抱いていることが分かります。

 

前半パートでの馬場の勘違いを、後半パートでの望の切ない恋の行方が上手く伏線回収していて、さらにそこから思春期、受験、恋愛、浮気などが絡んでくるのは単純にみていて面白かったです。

 

また、登場人物も特徴的でした。誰もがどこか気持ち悪いんですよね。

 

ピックアップしてみます。

  • 馬場
    →あべこうじのネタそのままの感じ。家庭教師で教え子を狙う変態。

  • →中々の修羅場を見られながらも、藤巻を好きでい続けようとする変わり者。
  • 多恵
    →藤巻と付き合っていながら、仲悪いから望にあげるとか言っちゃう奴。
  • 藤巻
    →彼女がいるのに思わせぶりな態度を取って、自覚はない。ある意味一番黒い。
  • 望の父親
    →高三の女子高生と一緒に風呂に入りたがる変態。

見た目で分かる馬場や望の父親などとは違って、ある意味一番悪いのは藤巻ですね。

思わせぶりな態度で女性を傷づける一番たちの悪い種類の人間です。

 

前半パートでは馬場の絶妙なウザさでコメディ感を強めていきます。

一方、後半になるにつれてセンチメンタルな内容となり、ラストは爽やかに終わらせていますが、実際考えると少し気味が悪い余韻が残るようになっていました。

 

それは、望が選ぶ道が恐らく幸せなものではないからでしょう。

シンプルだけど面白い良作

吉田監督の初期のオリジナル脚本作である本作は、映像的には自主制作映画のような感じこそするものの、シンプルでありながらアイデアが光る良作でした。

 

カラオケでJUDY AND MARYの「ドキドキ」を歌うシーンがあるのですが、それがなんとも切なく、胸に刺さるですよね。

歌の力ってすごいです。

 

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