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【ネタバレ感想】『とんかつDJアゲ太郎』はつまらない?呪われた映画なのか

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今回ご紹介する映画は『とんかつDJアゲ太郎』です。

二宮健監督による作品で、集英社「少年ジャンプ+」にて連載していた同名漫画を映画化。

主演は北村匠海さん。

映画公開前のさまざまな障壁が話題となり、「呪われた映画」とまで言われていましたが、北村匠海さんの新たな一面を見られた作品になっています。

映画『とんかつDJアゲ太郎』の作品情報とあらすじ

作品情報

原題とんかつDJアゲ太郎
監督二宮健 
原作「とんかつDJアゲ太郎」
原案:イーピャオ
作画:小山ゆうじろう 
出演北村匠海
山本舞香
伊藤健太郎
伊勢谷友介
製作国日本
製作年2020年 
上映時間100分
おすすめ度[jinstar2.5 color="#ffc32c" size="16px"](2.5点/5点)

あらすじ

渋谷の老舗とんかつ屋「しぶかつ」三代目の跡取り息子・勝又揚太郎は、父のもとで修業中だがキャベツの千切りしか任せてもらえない。

ある日、弁当の配達に訪れたクラブで、音楽に合わせて盛り上がるフロアに圧倒される。

豚肉にもDJ機材にも触ったことのない揚太郎は、とんかつもフロアもアゲられる男「とんかつDJアゲ太郎」を目指して奮闘する。

『とんかつDJアゲ太郎』のスタッフ・原作

二宮健監督

『とんかつDJアゲ太郎』の映画化を手がけたのは二宮健監督。

1991年の平成生まれの若き監督として10代から映画制作をはじめ、2017年には『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY』で原案・脚本・監督として商業映画デビュー。

さらに、2019年には『チワワちゃん』でマンガ原作の実写映画化もしています。

『とんかつDJアゲ太郎』のキャスト

キャスト役名
北村匠海勝又 揚太郎
山本舞香服部 苑子
伊藤健太郎屋敷 蔵人
伊勢谷友介DJオイリー
加藤諒室 満天
浅香航大夏目 球児
栗原類白井 錠助
前原滉平積 タカシ
池間夏海勝又 ころも
片岡礼子勝又 かつ代
ブラザートム勝又 揚作

北村匠海

tonkatsudj-cast_01©2020イーピャオ・小山ゆうじろう/集英社・映画「とんかつDJアゲ太郎」製作委員会

主演のアゲ太郎役には、北村匠海さんが配役。

北村匠海さんは、これまでにも数々の映画に出演してきましたが、コメディ映画は今回が初挑戦。

これまでのイメージとして、アンニュイな雰囲気の役柄が非常に上手い俳優だと感じていたので、本作での振り切った演技は新鮮でした。

同じく2020年に公開した『思い、思われ、ふり、ふられ』では、微妙な感情が揺れ動く姿を好演していました。

主な出演作
[jin-yohaku10]
  • 『君の膵臓をたべたい』
  • 『思い、思われ、ふり、ふられ』

山本舞香

tonkatsudj-cast_02©2020イーピャオ・小山ゆうじろう/集英社・映画「とんかつDJアゲ太郎」製作委員会

アゲ太郎が恋する苑子役には山本舞香さん。

「鳥取美少女図鑑」に掲載された写真がきっかけでスカウトされてデビューした彼女は、可愛らしさとは裏腹に歯に衣着せぬコメントでバラエティ番組でも活躍しています。

主な出演作
[jin-yohaku10]
  • 『SUNNY 強い気持ち・強い愛』
  • 『ギャングース』

[chat face="twitter-icon.jpg" name="まめもやし" align="left" border="gray" bg="none" style="maru"] 本作の山本舞香さんはひたすら可愛かったですね。 [/chat]

伊藤健太郎・伊勢谷友介

tonkatsudj-cast_03©2020イーピャオ・小山ゆうじろう/集英社・映画「とんかつDJアゲ太郎」製作委員会

アゲ太郎のライバル役に伊藤健太郎さん、師匠役に伊勢谷友介さんがそれぞれ配役。

映画公開前にいろんな障壁があった本作。

  • 伊勢谷友介さんは2020年9月に大麻所持で逮捕
  • 伊藤健太郎さんは映画公開2日前の2020年10月28日にひき逃げ事故を起こし逮捕

さらに、もともと2020年6月公開予定だった本作ですが、新型コロナウイルスによって公開延期となった背景もあり、「呪われた映画」とまで言われてしまいました。

そんな2人ですが、演技はやはり上手いし、非常に俳優としては才能にあふれています。

彼らの罪に対して擁護するつもりは微塵もありませんが、才能という観点からすると失ってしまうのは非常に惜しい存在。

時間はかかると思いますが、俳優としてスクリーンに戻ってくることを願わずにはいられません。

[chat face="twitter-icon.jpg" name="まめもやし" align="left" border="gray" bg="none" style="maru"] 作品に罪はないので、公開に踏み切ったのは英断でしたね! [/chat]

それでは早速、本編のレビューに移ります。

以下、映画のネタバレに触れていますのでご注意してください。

【ネタバレ感想】『とんかつDJアゲ太郎』はつまらない?

tonkatsudj_01©2020イーピャオ・小山ゆうじろう/集英社・映画「とんかつDJアゲ太郎」製作委員会

結論からいいます。

「つまらない」とは言い切れませんが、中々にサム太郎でした。

[chat face="twitter-icon.jpg" name="まめもやし" align="left" border="gray" bg="none" style="maru"] 前述の問題の影響なのか、祝日でも人はまばらでした… [/chat]

とんかつ×DJがハマっていない?

「とんかつと、DJ」の関係性から自分の仕事への誇りを見出していくと思っていたのですが、正直な感想を言うと、「とんかつ屋のバカ息子が副業でDJを始めた」ようにしか見えなかったのが残念。

というのも、アゲ太郎のスタンスが中途半端で感情移入できないんですよね。

やる気のないとんかつ屋の三代目として、DJに魅了され、YouTubeでバズってしまい、とんかつDJとしてチヤホヤされます。

もちろん上手くいくはずもなく、DJデビューで挫折を描き、独りよがりなプレイを改めることになるのですが、その後に活かせているとは思えないのもノレない点。

2回目となるDJで大成功を収めるアゲ太郎ですが、それもよく考えれば道玄坂ブラザーズの演出と、「しぶかつ」ファンが押し寄せる展開で自分の庭でやっているだけにしか見えないのです。

全体的にDJとしても、とんかつ屋としてもナメ太郎としか言えないんですよね。

肝心のDJとしての成長、とんかつ屋三代目としての成長がほぼ描かれない。

笑いを通してそこを観たい人にとっては肩透かしに感じてしまいます。

むしろ映画館じゃないとキツイかも

tonkatsudj_02©2020イーピャオ・小山ゆうじろう/集英社・映画「とんかつDJアゲ太郎」製作委員会

本作の魅力のひとつでもあるDJシーン。

「アガる音楽に映画館がクラブと化す!」とまでは言えなかったですが、やっぱり音楽の良さは伝わります。

ですが、やはり一番の魅力である音楽シーンがそこまで上手く描かれていなかったのも残念でした。

クラブとかDJの良さのひとつとして、「音楽のつなぎ」が挙げられると思います。

上手いDJだとそのつなぎがシームレスで、いつの間にか次の曲になっていて、気持ちよく音楽に酔えるという良さがあるのですが、本作はそれが感じづらい。

映画だから仕方ない部分もありますが、DJを魅せる場面に関しては「ここぞという場面」を徹底して描ききってもいいのかなと感じます。

音楽にノろうとしても、ところどころで笑いやツッコミが入ってしまうんですよね。

また、原作で言うところのチル・アウト(Chill Out)がなかったのも残念なところではあります。

[chat face="twitter-icon.jpg" name="まめもやし" align="left" border="gray" bg="none" style="maru"] 映画でもチルってる場面が欲しかった…! [/chat]

映画館で見てそう感じたので、これを自宅のテレビで見るとなると中々ノリづらい部分はいなめませんね。

[chat face="twitter-icon.jpg" name="まめもやし" align="left" border="gray" bg="none" style="maru"] むしろ劇場の“ハコ”で見ないとダメですね! [/chat]

【まとめ】北村匠海はいい俳優です

以上、『とんかつDJアゲ太郎』をご紹介しました。

苦難の末に公開となった本作ですが、楽しみにしていた分、現実問題を含めていろいろと残念なものがありました。

とはいえ、コメディ初挑戦となる北村匠海さんは好演していましたし、彼の新たな一面を見られたという意味では面白かったです。

本作を観て一番感じたのは、

とんかつ食いてぇー!

サックサクのとんかつを揚げる音、包丁で切る音、キャベツを千切りするビートの心地よさ。

思い出しただけでも腹が減ってきました。

今日の夕飯はとんかつで決まり!

ただ、アゲ太郎よ。もっととんかつと向き合おう。

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