サスペンス・ミステリー

映画『ラプラスの魔女』がつまらない理由とは。キャストやネタバレ感想をご紹介。

今回、ご紹介する映画は『ラプラスの魔女』です。

 

人気小説家の東野圭吾による原作小説を映画化した作品となります。

 

ですが、はっきり言って観ないほうが良いです。

 

観ようかなと思っていた方は、本記事を読むだけで十分です。

映画『ラプラスの魔女』の作品情報とあらすじ

作品情報

原題 ラプラスの魔女
監督 三池崇史 
原作  東野圭吾
出演 櫻井翔
広瀬すず
福士蒼汰
製作国 日本
製作年 2018年
上映時間 116分
おすすめ度

本作『ラプラスの魔女』ですが、東野圭吾による小説が原作です。

 

 

東野圭吾と言えば、発表した作品の多くが映画化されている大人気小説家の一人です。

 

では何故、映画化された今作が観なくてもいい映画になってしまったのか、映画の情報と共にその理由を説明していきます。

 

原作小説自体の評判は全然悪くないことを考えると、映画化は時期尚早だったのかもしれません。

 

三池崇史監督が得意とするタイプの映画ではないのは間違い無いです。

あらすじ

あらすじ

地理的に離れた場所で2つの変死事件が連続して発生する。

そのどちらもが硫化水素による死だった。

警察から事件の協力を頼まれた地球化学専門の大学教授である青江も捜査に協力する。

捜査を進めていく中で、円華という謎めいた女性が現れる…。

映画『ラプラスの魔女』のキャスト

本作のキャストは、割と豪華な俳優陣がキャスティングされています。

『ラプラスの魔女』のキャスト

  • 櫻井翔
  • 広瀬すず
  • 福士蒼汰
  • 豊川悦司
  • 玉木宏
  • 志田未来
  • 佐藤江梨子
  • TAO(岡本多緒)
  • 高嶋政伸
  • 檀れい
  • リリー・フランキー

これだけ豪華なキャストでも、はっきり言って印象に残った方がいないんですよね。

 

広瀬すずは演技がうまいので、引っ張ってくれるかと思いましたが至って普通。

 

『海街diary』『ちはやふる』『怒り』など、主演やサブキャストでも好演していて、若手女優の中ではかなりの才能がある女優なので少し残念な印象です。

 

リリー・フランキーなども、安定した演技をするイメージがあったのですが、本作ではすごく暗いし何を言っているか良く分からない感じになっていて残念でした。

 

その他のキャストに関してはまるで印象に残らなかったですね。

【ネタバレ感想】映画『ラプラスの魔女』は何がつまらないのか

© 2018 Toho Co, Ltd

※以下映画のネタバレに触れていますのでご注意してください。

青江教授の存在価値

今作で一番問題であり、決定的に入り込めないのが、青江教授(櫻井翔)の存在価値だと思います。

 

青江教授は、警察が協力を仰いだことで調査に参加して事件について関わっていくのですが、なぜ警察がこの人に頼るのか、その信頼性が全くないのです。

 

事件現場をみても「この状況ではありえない」の一点張りで、教授らしい専門的知識からの見解もありません。

 

同じ東野圭吾原作の「ガリレオ」シリーズの湯川教授とは比べ物にならない小物感を感じました。

湯川教授が「ありえない」という時は、仮説と実験を繰り返した上での見解ですからね。

 

そもそも、青江教授が主人公であるかのような立ち位置も疑問です。

 

なぜなら彼は終始ただの傍観者で終わっているからです。

 

これといって何かをしたという訳じゃないですよね。

 

事件が収束した後のシーンでで「結局何もできなかったなぁ〜」と自虐めいて言うセリフには流石に笑ってしまいました。

 

何かしようとしてそれが結局空回りして言うならまだしも、彼は何もしていないのですから。

不明瞭な事件の行方と細部の整合性の無さ

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事件の着地点についても消化不良としか言えませんでした。

結果的に全て甘粕才生(豊川悦司)による犯行だと分かりますが、彼が硫化水素によるあの犯行を行える根拠は明かされませんし、動機も映画作りのためというお粗末なものでした。

 

クライマックスの廃墟でのシーン。

 

才生は千佐都(佐藤江梨子)を口封じのため滅多打ちにしますが、彼女がダウンバースト後のあの惨状でケロッと立ち上がる不自然さには笑ってしまいます。

 

謙人(福士蒼汰)は廃墟から都合よくいなくなり、これまた都合よく才生だけ死んで、警察は事件を闇に葬り、特殊能力開発の今後も不透明なまま終わります。

 

おいおい、さすがに都合良すぎませんかね。

 

僕はプロではありませんが、そんな素人目線からしても明らかに作中で不自然に感じるカットが見られる点も気になりました。

 

まず、話しているシーンのアップが近すぎます。

 

意図的に何かを示唆するわけでもなく、必要以上にクローズアップした映像に違和感でしかないのです。

 

また、違う角度からのカットに切り替わるということもなく、単調な会話シーンが目立ちました。

 

一番気になったのは、終盤の廃墟でのクライマックスシーン。

 

ズームして突然止まる謎のシーン。

 

ミスとしか思えないあの表現は何だったのでしょうか。

 

何の意味も繋がりもみられません。

 

映した豊川悦司の表情も何か変だったのでより一層おかしさを増していました。

【まとめ】キャストが豪華なだけに残念です

面白そうだなと思ってみた映画がつまらなかった時ほど悔しい時はないですよね。

 

今作は東野圭吾原作を三池崇史監督が映画化ということで、どうなるのか期待していた部分はあったのですが、肩透かしをくらいました。

 

鑑賞後に何も残らない映画というのは寂しいものです。

 

原作小説を読むことをオススメします。