サスペンス・ミステリー

【ネタバレ感想】映画『ウインド・リバー』最高演技を魅せたジェレミー・レナー!

今回ご紹介する映画は『ウインド・リバー』です。

カンヌ国際映画祭にて「ある視点」部門と監督賞を受賞した本作。

脚本家であり、監督でもあるテイラー・シェリダンによる映画『ボーダーライン』『最後の追跡』と今作『ウインド・リバー』はフロンティア三部作と呼ばれています。

全米でも4館の限定公開でスタートした本作でしたが、その面白さが話題を読んで、公開4週目には2095館へと拡大公開に至りました。

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『ウインド・リバー』の作品情報とあらすじ

作品情報

原題 Wind River
監督 テイラー・シェリダン
脚本 テイラー・シェリダン
出演 ジェレミー・レナー
エリザベス・オルセン
製作国 アメリカ
製作年 2017年 
上映時間 107分 
おすすめ度 (4点/5点)

あらすじ

ネイティブアメリカンが追いやられたワイオミング州の雪深い土地、ウィンド・リバーで、女性の遺体が発見された。

FBIの新人捜査官ジェーン・バナーが現地に派遣されるが、不安定な気候や慣れない雪山に捜査は難航。

遺体の第一発見者である地元のベテランハンター、コリー・ランバートに協力を求め、共に事件の真相を追うが……。(映画.comより引用)

【ネタバレなし感想】ジェレミー・レナー最高演技

演者たちの素晴らしい演技

出典:https://www.imdb.com/

主演のジェレミー・レナーとエリザベス・オルセンといえば、『アベンジャーズ』シリーズでそれぞれホーク・アイとスカーレット・ウィッチを演じていますよね。

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ジェレミー・レナーの今作での演技は個人的にはベストだと思いました。

怒りの感情を表面的ではなく、内側から滲み出るような表現をしていて、それが役の背景を考えると非常にしっくりきて感情移入できます。

脇を固める役者たちも素晴らしい演技でした。

実話と舞台

フロンティア=国境、辺境ということで、今作の舞台ウインド・リバーはワイオミング州に位置し、雪深い極寒の地です。

ウインド・リバーはネイティブアメリカンの保留地のひとつでもあり、その過酷な土地での生活を強いられている現状に加え、ドラッグや性犯罪なども実際に起きているといいます。

事実ストーリーはドラッグ、性被害、女性失踪事件を題材にミステリー調で進んでいきます。

今にも一触即発しそうな緊張感が終始続き、その糸が切れた時に物語が一気に展開する構成は見事でした。

【ネタバレ感想】『ウィンド・リバー』のラスト

以下、ネタバレありのため注意してください。

少女の死

冒頭、雪の中を走っている女性の姿が映し出されます。

何かから逃げてきたのは伝わりますが、最初特にそれ以上の感情はありません。

雪の中で死体で見つかった少女ナタリー。死因は極寒の中、肺に冷気を吸い込んだことによる肺出血でした。しかし彼女の体には暴行、レイプされた痕跡が残っていました。

発見者のコリーと部族警察長ベンはFBIを派遣しますが、やってきたのは一人の若い女性ジェーンでした。ジェーンは事態を理解するも死因があくまで肺出血によるものであるため、FBIの応援部隊を呼ぶことができず、コリーとベンに協力してもらって捜査することになります。

ナタリーの両親への調査を通して事件当日、彼女は彼氏であるマットという人物に会いに行ったことが判明します。

そこでジェーンたちはナタリーの彼氏、マットがいるというトレーラーハウスへと向かうのでした。

ナタリーの死の真実

出典:https://www.imdb.com/

マットがいるトレーラーハウスの場所を知る警備員たちに案内してもらうことになったのですが、警備員たちは不思議な言動と警戒心が強く、緊張感が高まります。

トレーラーハウスを訪ね、ジェーンは扉をノックします。このタイミングでで過去のシーンへと戻ります。

事件が起きる日の夜、マットの元へ訪れたナタリー。二人は束の間の愛おしい時間を過ごします。

そこへ騒音と共に帰ってくるマットの同僚たち。酒によった同僚が悪いノリで二人を茶化します。

その悪ノリはしだいに度を超えてきて、怒ったマットと揉め事になります。ナタリーへの酷い言動と行動にキレたマットが彼女を守りながら抵抗しますが、結果的にはマットは殴り殺されてしまうのでした。

マットが殴られている隙に何とか逃げることになったナタリー。しかし外は極寒の地。

そう、これが冒頭のシーンと繋がるのでした。

『ウインド・リバー』のラスト

ナタリーの事件の内容が判明すると、現在にシーンは戻ります。

トレーラーハウスの扉の前に立つジェーンは、中にいる何者からいきなり銃でぶっ飛ばされます。

それを合図に警備隊との銃撃戦が始まります。至近距離での銃撃戦のためベンを含めほぼ皆即死するのですが、防弾チョッキをきていたジェーンはかろうじて助かります。

しかし警備隊も2人が生き残り、ジェーンは絶体絶命の状態となってしまいます。

もうダメだと思った瞬間に遠くから銃撃があり、警備隊2人は瞬殺されます。別行動していたコリーが遠方から狙撃したのでした。

コリーの助けによりジェーンは一命を取り止めますが、事件の主犯はトレーラーハウスから一人逃げてしまいます。

ジェーンに救命措置を施したコリーは一人主犯の後を追いかけます。

程なくして捕まった主犯に対し、コリーは事件の真相をちゃんと話せば解放するといいました。

主犯は事件の真相を話し、実際にコリーは彼を解放します。しかしそこは極寒の地の奥地、ナタリーと同じ状況にした状況での解放でした。

当然生きていられるわけもなくナタリー同様肺出血により生き絶えます。

そう、人を裁ける立場ではないコリーはナタリーと同じ状況を作り、制裁を加えたのでした。

その後、コリーはナタリーの父親マーティンの元を訪れ、事の顛末を知らせます。

コリーも過去に娘を失踪して亡くしていることもあり、ラストはマーティンと共にやり場のない思いを共有するのでした。

【まとめ】『ウインド・リバー』は面白い

ウインド・リバーという地を題材に実際に起きている問題をあらわにした今作。

僕たち観客はジェーンというこの地を知らない人間を通して実情を体験します。

社会的であり、かつエンターテインメント性もあり、予期できない展開とアクション。

ラストでのカタルシスをどう感じるか。必見です。

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