女王陛下のお気に入り

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映画

『女王陛下のお気に入り』ネタバレ考察・あらすじ解説|ラストシーンの意味

今回ご紹介する映画は『女王陛下のお気に入り』です。

18世紀初頭のイングランドを舞台に、アン女王の寵愛を奪い合う女性2人を描いた歴史ドラマ。

本記事では、ネタバレありで『女王陛下のお気に入り』を観た感想・考察、あらすじを解説。

アカデミー賞では10部門にノミネートされ、オリヴィア・コールマンが【主演女優賞】を受賞。

まめもやし

豪華絢爛な舞台と衣装をベースに、人間のドロドロした駆け引きが面白い一本!

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『女王陛下のお気に入り』作品情報・予告・配信・評価

『女王陛下のお気に入り』

女王陛下のお気に入り

5段階評価

ストーリー :
キャラクター:
映像・音楽 :
エンタメ度 :

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あらすじ

18世紀初頭のイギリス。レディ・サラがほしいままにしていたアン女王の寵愛は、再び貴族の地位に戻ろうと画策する使用人によって脅かされる。

作品情報

タイトル女王陛下のお気に入り
原題The Favourite
監督ヨルゴス・ランティモス
脚本デボラ・デイヴィス
トニー・マクナマラ
出演オリヴィア・コールマン
エマ・ストーン
レイチェル・ワイズ
ニコラス・ホルト
ジョー・アルウィン
マーク・ゲイティス
撮影ロビー・ライアン
編集ヨルゴス・モヴロプサリディス
製作国イギリス・アイルランド・アメリカ
製作年2018年
上映時間120分

予告編

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『女王陛下のお気に入り』監督・スタッフ

監督:ヨルゴス・ランティモス

ヨルゴス・ランティモス
Raph_PH, CC BY 2.0
名前ヨルゴス・ランティモス
生年月日1973年5月27日
出身ギリシャ・アテネ

『女王陛下のお気に入り』の監督は、ヨルゴス・ランティモス。3人の女性の複雑な関係と権力闘争に焦点を当て、男性中心の物語が多いこのジャンルに新鮮な視点を提供している一方で、女性同士の性的関係の描写があることで、資金調達には苦労しと明かしています。

脚本を担当したデボラ・デイヴィスは、脚本の執筆経験がなく、夜間学校で学んで本作の原作となる草稿を書き上げ、本作はアカデミー賞脚本賞にもノミネートされています。本作は歴史ドラマでありながら、歴史に基づく伝統的な衣装や史実から脱却し、現代的な感覚のある作品に仕上げています。

撮影は『わたしは、ダニエル・ブレイク』など、ケン・ローチ作品に頻繁に参加しているロビー・ライアン。アカデミー賞では撮影賞にノミネートされています。

『女王陛下のお気に入り』のキャスト・キャラクター解説

キャラクター役名/キャスト/役柄
アン女王(オリヴィア・コールマン)アン女王(オリヴィア・コールマン)
グレートブリテン王国初代の君主。
アビゲイル・ヒル(エマ・ストーン)アビゲイル・ヒル(エマ・ストーン)
サラの従妹。元上流階級の生家だったが没落して召使いとしてやってくる。
サラ(レイチェル・ワイズ)サラ(レイチェル・ワイズ)
モールバラ公爵ジョン・チャーチルの妻。アンの古くからの親友。
ロバート・ハーレー(ニコラス・ホルト)ロバート・ハーレー(ニコラス・ホルト)
政治家の議員。フランスとの和睦を主張する。
シドニー・ゴドルフィン(ジェームズ・スミス)シドニー・ゴドルフィン(ジェームズ・スミス)
政治家の議員で大蔵卿。ジョンとサラと親交が深い。

【ネタバレ解説】『女王陛下のお気に入り』あらすじ

パート1:ここの泥は臭い【This Mud Stinks】

女王陛下のお気に入り
© 2018 Fox Searchlight

18世紀初頭、フランスとの戦争が続いていたイギリス。女王のアンは、体が弱く、病気がちで気難しい性格だったが、古くから彼女を支えるサラを信頼していた。サラは冷静かつ聡明で、戦時下における女王アンの多くの決断をサポートしていた。

ある日、サラの従姉妹アビゲイルが、女王の屋敷に馬車で到着する。彼女は馬車から転げ落ち、汚れた状態で女王とサラの前に現れる。アビゲイルの父親は落ちぶれており、彼女は必死で仕事を探していた。サラは彼女に下働きをさせるが、他のメイドたちから嫌がらせを受け、素手で灰汁を触ってしまい、手に炎症を負う。

議員で政治家のロバート・ハーレーは、戦争を終わらせようと主張するが、同じく政治家のシドニー・ゴドルフィンは女王に対し戦争を続けるべきだと主張する。サラは女王の意見に大きな影響を与え、戦費のために市民への税金を2倍にするよう説得するが、これにはハーレーが憤慨する。

ある夜、女王アンが痛風の発作で苦しんでいると、アビゲイルは馬を盗んで森に出かけ、彼女の痛みを和らげる薬草を摘む。その際、彼女は若い貴族の男サミュエル・マシャムに声をかけられるが、相手にしない。

アビゲイルは女王の寝室に忍び込み、治療薬を塗るが、サラに見つかり、鞭打ちの刑を言い渡される。しかし、治療薬が効果を発揮し、サラはアビゲイルの能力を評価し、助手として迎え入れる。それにより彼女は女中の集合部屋から自分1人の部屋を手に入れる。

アビゲイルは、かつて父親が自分を賭けてドイツ人の老人に奪われた過去を明かし、その苦しい生活から逃れるためには何でもすると誓う。彼女は女王に気づかれるように咳をし、風邪を引いたと言って癒しのハーブを摘んだことを伝える。

パート2:思い違いや不慮の事故が怖い【I Do Fear Confusion and Accidents】

女王陛下のお気に入り
© 2018 Fox Searchlight

豪華なパーティの席で、ハーレーはアンに戦争を続けないように説得を試みるが、サラによって引き離されてしまう。サラはマシャムとダンスを踊り始めるが、アンは激昂し、部屋に連れ戻すように命じる。

サラはアンから平手打ちされるが、彼女が謝ると和解し、2人はセックスを始める。その頃、アンの寝室で本を読んでいたアビゲイルはその様子を目撃し、本を持ったまま部屋をこっそりと抜け出していく。

パート3:何という装い【What an Outfit】

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© 2018 Fox Searchlight

サラの夫であるジョンは、戦争の指揮をとるために旅立ち、サラは心配しながらも決意を固める。アビゲイルはサラに、夫が危険な目に遭っているのにどうして平気なのかと尋ねる。するとサラは、これがこの国にとって最善だと信じており、その代償を払う覚悟はできていると説明する。

アビゲイルは女王の代わりの国事で忙しいサラの代わりに、アンと一緒に過ごす。アビゲイルがアンのウサギについて尋ねると、アンはアビゲイルに興味を示すようになる。

パート4:ささいな障害【A Minor Hitch】

アンはアビゲイルと過ごす時間が次第に増えていた。ある夜、サラがアンの寝室に入ると、アビゲイルが裸でアンのベッドで一緒に寝ている姿を目撃する。

翌朝、サラはアビゲイルに本を投げつけ、策士だと非難し、女中に戻させると言い放つ。動揺したアビゲイルは、本で自分の顔を鼻血が出るまで殴り、アンの寝室の前で泣きながら待機する。

翌日になり、サラはアビゲイルが解雇されていないことに気付くが、アンはアビゲイルと一緒にいるのが好きで解雇するつもりはないとサラに伝える。

パート5:居眠りして滑り落ちたら?【What If I Should Fall Asleep and Slip Under?】

サラとアビゲイルの間にはアンの寵愛を巡る密かな争いが起きており、アンは2人から気遣われることを喜んでいた。アビゲイルはサラとアンがただならぬ絆があることを感じ、道徳に反する行動を決意する。

彼女はサラの紅茶に毒を盛る。紅茶を口にしたサラはその後、乗馬に出かけるが、気を失って落馬し、馬引きずられる。

パート6:化膿を止める【Stop Infection】

サラがいなくなり、領地中がサラの行方を心配するが、アンは以前の彼女の行動から、自分の気を引くためだと解釈して捜索を行わせないでいた。サラの失踪後、アンは影響されやすくなっていた。

ハーレーはマシャムがアビゲイルと結婚したいと思っていることを明かすと、アンは2人の結婚を認めて年金を渡し、アビゲイルは上流階級に復帰する。

一方で、アンはサラがいない寂しさと不安が募り、ようやく彼女を捜索させる。売春宿で目覚めたサラは、頬に大きな傷を負っていた。サラは娼婦にされそうになるが、金貨を手配させることを引き換えに釈放され、宮殿に戻ってくる。

怒りをあらわにするサラは、アビゲイルに平手打ちし、アンにアビゲイルの追放を求める。しかし、アンはその要求を拒否する。

パート7:それは残して 気に入ってる【Leave That, I Like It】

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© 2018 Fox Searchlight

サラは増税と閣僚の交代、アビゲイルの解雇を要求し、断ればアンから送られたラブレターをマスコミに公開してスキャンダルを引き起こすと伝える。これに対してアンは鍵を返却させ、宮殿から追い出すことにする。

サラは手紙をすべて燃やしたことを明かして扉越しに謝り、アビゲイルのような偽りの愛ではなく、自分のような真実を伝えることが愛だと言う。しかし、アンは彼女を受け入れることはなかった。

アンはサラの力を借りずに議会で演説を行い、ゴドルフィンを降ろしてハーレーを大臣に任命し、戦争を終わらせる意向を主張する。

アビゲイルは勝ち誇ったようにサラの部屋に引っ越し、サラは領地を立ち去っていく。

パート8:夢に見たあなたの目を刺すのを【I Dreamt I Stabbed You In The Eye】

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© 2018 Fox Searchlight

サラがいなくなったことでアビゲイルは自由を手に入れる。上流階級の人々とパーティーをしたり、しぶしぶアンの世話をしたりする日々を過ごす。

一方、アンは、ハーレーとアビゲイルに常に影響されながら、戦争の問題でくじけ始めていた。

ゴドルフィンはアンとサラの関係を修復しようと両方に働きかけ、サラにアン宛の手紙を書くことを提案する。サラは手紙を書き始めるが、悪口の本音が飛び出して筆が進まない。

アビゲイルはアンがサラを恋しがっていることを察して、サラが帳簿を偽っていたと嘘をつくが、アンは信じなかった。アンは日に日に不安定になっていき、サラからの手紙を心待ちにしていた。

ようやくサラからの手紙が宮殿に届くが、アビゲイルはそれを燃やしてしまい、アンに届くことはなかった。その後、ハーレーはモールバラ公を総司令官から降ろすべきだと主張するが、ゴドルフィンは彼を英雄だと主張する。

しかし傷心しきっていたアンは、モールバラ公とサラの夫婦が横領をしていたことを断言し、国外追放を一方的に命じる。その後、サラとモールバラは領地内に軍隊が到着する様子を見守り、自分たちの運命を察していた。

アンが寝室で眠っていると、アビゲイルがウサギを足で踏みつけていじめる様子を目撃する。アンはアビゲイルの本性に気づいて取り乱すが、立ったまま自分の足を揉むように命じる。アンはアビゲイルの頭を抑えつけ、アビゲイルは足を擦る中、寝室でウサギたちが動き回る様子が重ねられる。

【ネタバレ感想】タイトルの意味、権力闘争と寵愛の奪い合いの物語

女王陛下のお気に入り
© 2018 Fox Searchlight

『女王陛下のお気に入り』は、アカデミー賞主演女優賞を受賞したオリヴィア・コールマンをはじめ、エマ・ストーン、レイチェル・ワイズの圧倒的な演技が光る歴史ドラマでした。この映画は、18世紀初頭のイングランドを舞台に、権力と愛憎の複雑な関係を描いています。

実際の史実をもとにした歴史ドラマですが、歴史的な要素はあくまでも枠組みであり、メインのテーマで描いているのは、権力闘争と寵愛の奪い合いです。

実際に、ヨルゴス・ランティモス監督はIndieWireのインタビューで、「3人の女性が取る決断や行動から生じる影響を理解しやすくするために、政治的な要素を減らした」と明かしています。

本作のタイトル「The Favourite」はイギリス英語で「お気に入り」を意味しています。これは表面的には、邦題の通り「女王陛下のお気に入り」を争うアビゲイルとサラの様子を示したものとして機能しています。

一方で、より深い・広い意味では、権力闘争における社会的背景を反映していることが考えられます。本作において、「お気に入り」は特定の個人を指すものではありませんでした。

女王アンを頂点にして、取り入ろうとするアビゲイルだったり、自分の意思を反映させて国政を操るサラ、戦争を止めさせようと働きかけるハーレーや、推し進めるゴドルフィンなど、各々の目的のためにアンの「お気に入り」のポジション争いが描かれています。

つまり、「お気に入り」は常に入れ替わる不安定なものであり、女王を中心とする宮廷における権力集中の制度を批判的な目線で見つめています。

映画では、税金を2倍に引き上げて国民から徴収しようとする場面が描かれていましたが、実際に、18世紀初頭のイギリスでは、上流階級が政治的権力を握り、特権階級ではない人々は搾取される対象でした。当時の社会制度で成り上がるためには、特権階級の「お気に入り」になるしかないのです。

実際に、西欧諸国におけるルネサンス期では、「パトロン制度」に象徴されるように、芸術家、学者、または他の有能な個人が、王や皇帝などの君主からの寵愛を受けたことで有名になりました。

一方で、アビゲイルの姿を通して見ると、彼女は狡猾に出世していきますが、それが必ずしも良いことばかりではなく、それに伴って持っていなかった不安を抱えていることも描かれています。彼女はサラを次第に追いやっていき、地位を獲得していきますが、それと同時に、いつ彼女に復讐されるかという不安と緊張を抱えています。

本作は、権力集中の時代における不安定な「お気に入り」というポジション争いの虚しく哀れな様子を批判的な視線で映していました。

【ネタバレ考察】ラストシーンとウサギ、アビゲイルの涙の意味

女王陛下のお気に入り
© 2018 Fox Searchlight

『女王陛下のお気に入り』のラストシーンはなにか明確な結末や解決を描くものではなく、不思議な余韻を残す終わり方となっています。

ラストシーンでは、アビゲイルがウサギをいじめる姿を目撃した女王アンが、彼女の本性に気付き、足をマッサージするように命じます。アンはアビゲイルの頭を掴みながらバランスを取って立ったままマッサージを受け、アビゲイルは床にしゃがみ込みながら彼女の足をマッサージします。最後のシーンでは、2人の表情とアンのウサギたちが重ねられた映像で幕を閉じます。

このラストシーンは、権力闘争の縮図と、女王アンの悲しき人生を象徴していると考えることができます。

権力闘争の縮図

まず、権力闘争の縮図として。これは、映画全体を通した権力闘争と寵愛の奪い合いが、最後の場面の構図として表現されています。

上流階級から失墜したアビゲイルは、頭と体を使って上手く立ち回り、最終的に自分を引き入れたサラを追い出し、彼女のポジションを奪うことに成功しました。

ラストシーンの構図は、アンが立ったままの状態でアビゲイルにマッサージさせることに意味があります。これはアビゲイルが宮殿を牛耳る立場に成り上がったものの、アンは依然として宮殿で最も権力を持つ人間であることを示しています。

アンはアビゲイルの本性に気付き、彼女に対する表情は嫌悪感が現れています。一方で、アビゲイルとの性的な関係は彼女の性欲を満たす存在でもあるのです。

権力闘争のピラミッドで利用し合う関係、権力、愛情、依存の不安定で歪な関係を示しています。

女王アンの悲しき人生

映画の序盤、17匹のウサギがアンが流産や死産で失った17人の子どもたちを投影していることが描かれています。アンはその時にアビゲイルに「子を失うと私の一部も消える」と伝えていました。

実際にアン女王は、6回の死産、6回の流産を含めて生涯で17回妊娠しましたが、無事に生まれた子供すら一人も成人するまで生きられませんでした。

アンの寵愛を争うアビゲイルとサラは、アンにとって「18匹目と19匹目のウサギ」なのです。しかしながら、最終的にアンは2人とも失ってしまいます。

病弱で孤独な女王アンは、自分に唯一残された権力を行使することでしか自分を保つことができないのです。史実でも、彼女がサラを追放し、アビゲイルを重用した数年後に他界しています。

アビゲイルの涙の意味

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『女王陛下のお気に入り』の歪な関係性は、映画の終盤で領地を去ったサラからの手紙を燃やすアビゲイルの涙のシーンにも現れています。

アビゲイルの涙は、彼女が決して立ち入ることのできないアンとサラの絆を思い知ったものであると想像できます。アビゲイルは、女王アンの寵愛争いというゲームにおいては、サラのポジションに取って代わり、追い出すことで勝利することができました。

一方で、サラがアンに「アビゲイルの愛は嘘」だと伝えていたように、出世のためにアビゲイルがどれだけアンを愛するような演技をしても、それは本当の愛ではないのです。

彼女はサラとの「権力闘争ゲーム」には勝利しましたが、「愛情ゲーム」では負けていたのです。恐らくアビゲイルは、サラから送られた手紙に記されている彼女のアンを想う気持ちを知り、自分が手にすることができない愛を目の当たりにして、その悔しさと自分を憐れむ気持ちで涙したのだと思います。

結果的に『女王陛下のお気に入り』は、権力を巡る物語を通して、人間性が失われるという虚しさを描いた物語になっていました。

まとめ:極上の美術と衣装、演技を堪能する映画

今回は、ヨルゴス・ランティモス監督の『女王陛下のお気に入り』をご紹介しました。

かなりクセの強い作風で好みが分かれる作品だと思いますが、権力に翻弄される人間の虚しさを一流の俳優たちによる極上の演技で描ききっています。

映画で度々差し込まれる魚眼レンズ風の広角の映像は映画的な表現ではないかもしれませんが、宮廷ドラマの「72時間」を目撃しているような、リアルな人間たちのドラマが描き出されていました。

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