WAVES/ウェイブス

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映画

『WAVES ウェイブス』ネタバレ感想|31曲の楽曲が彩るプレイリスト・ムービー

今回ご紹介する映画は『WAVES ウェイブス』です。

『イット・カムズ・アット・ナイト』のトレイ・エドワード・シュルツ監督による、アメリカの郊外に住む黒人家族が、悲劇的な喪失をきっかけに、愛、許し、そして団結するまでの心の旅を描くドラマ。

本記事では、ネタバレありで『WAVES ウェイブス』を観た感想・考察、あらすじを解説。

まめもやし

映像の美しさと対照的な物語の残酷さが印象的で、登場人物の心情を表した楽曲の数々が映画を彩っています。

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『WAVES ウェイブス』作品情報・配信・予告・評価

『WAVES ウェイブス』

WAVES/ウェイブス

5段階評価

ストーリー :
キャラクター:
映像・音楽 :
エンタメ度 :

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あらすじ

何不自由のない生活を送る高校のレスリング選手・タイラーは、けがで選手生命の危機に瀕した上、恋人・アレクシスの妊娠が判明。そして、自分を見失ったタイラーに悲劇が起こってしまう。1年後、心を閉ざした妹・エミリーは不器用なルークと恋に落ちるが…。

作品情報

タイトルWAVES ウェイブス
原題Waves
監督トレイ・エドワード・シュルツ
脚本トレイ・エドワード・シュルツ
出演ケルヴィン・ハリソン・Jr
テイラー・ラッセル
ルーカス・ヘッジズ
アレクサ・デミー
音楽トレント・レズナー
アッティカス・ロス
撮影ドリュー・ダニエルズ
編集ドリュー・ダニエルズ
製作国アメリカ
製作年2019年
上映時間135分

予告編

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『WAVES ウェイブス』監督・スタッフ

監督:トレイ・エドワード・シュルツ

トレイ・エドワード・シュルツ
Filmwax Radio, CC BY-SA 2.0
名前トレイ・エドワード・シュルツ
生年月日1988年10月6日
出身アメリカ・テキサス州

主な監督作

  • 『Krisha』(2015)
  • 『イット・カムズ・アット・ナイト』(2017)
  • 『WAVES ウェイブス』(2019)

トレイ・エドワード・シュルツが監督・脚本・製作を手掛けています。

テキサス育ちの監督の実体験からインスピレーションされた内容で、脚本を書いたとき、特定の人種民族を想定しておらず、登場人物の人種への言及がストーリーに加えられたのは、黒人俳優がキャスティングされた後だと明かしています。

映画で表現されるアフリカ系アメリカ人の多くは、貧困層か富裕層の両極端であり、本作のような中産階級の黒人家庭を描くのは珍しいと明かしています。

シュルツ監督が「サウンドトラック・フィルム」だと語る本作は、31曲もの楽曲で彩られています。配給はA24。

what is A24
【A24films】映画会社「A24」って知ってる?【作品一覧】

ネタバレあり

以下では、映画の結末に関するネタバレに触れています。注意の上、お読みください。

『WAVES ウェイブス』劇中に登場する全31の楽曲と解説

A24の公式サイトで、トレイ・エドワード・シュルツ監督自ら、映画に登場する39曲の楽曲を解説していますので、合わせてチェックしてみてください。

アーティスト楽曲
Animal Collective
(アニマル・コレクティヴ)
「FLORIDADA」
「LOCH RAVEN (LIVE)」
「BLUISH」
Tame Impala
(テーム・インパラ)
「BE ABOVE IT」
「BE ABOVE IT -EROL ALKAN REWORK」
「BE ABOVE IT – LIVE」
Frank Ocean
(フランク・オーシャン)
「MITSUBISHI SONY」
「SIDEWAYS」
「FLORIDA」
「RUSHES」
「RUSHES (BASS GUITAR LAYER)」
「SEIGFRIED」
Dinah Washington
(ダイナ・ワシントン)
「WHAT A DIFFERENCE A DAY MAKES」
Kelvin Harrison Jr
(ケルヴィン・ハリソン・Jr)
「UNKNOWN」
ASAP Rocky
(エイサップ・ロッキー)
「LVL」
The Shoes
(ザ・シューズ)
「AMERICA」
Kendrick Lamar
ケンドリック・ラマー
「BACKSEAT FREESTYLE」
Tyler, the Creator feat. Pharrell
タイラー・ザ・クリエイター feat. ファレル・ウィリアムス
「IFHY」
H.E.R.
(ハー)
「FOCUS」
Amy Winehouse
エイミー・ワインハウス
「LOVE IS A LOSING GAME」
Fuck Buttons
ファック・ボタンズ
「SURF SOLAR」
THEY.
(ゼイ)
「U RITE」
「U-RITE (LOUIS FUTON REMIX)」
Kanye West
(カニエ・ウェスト)
「I AM A GOD」
Kid Cudi
(キッド・カディ)
「GHOST!」
Glenn Miller Orchestra
(グレン・ミラー・オーケストラ)
「MOONLIGHT SERENADE」
Colin Stetson
(コリン・ステットソン)
「THE STARS IN HIS HEAD(DARK LIGHTS REMIX)」
Chance The Rapper
(チャンス・ザ・ラッパー)
「HOW GREAT」
SZA feat. Isaiah Rashad
SZA feat. アイザイア・ラシャド
「PRETTY LITTLE BIRDS」
Radiohead
(レディオヘッド)
「TRUE LOVE WAITS」
Alabama Shakes
(アラバマ・シェイクス)
「SOUND & COLOR」

前後半で描くタイラーとエミリーの物語

タイラーの物語

WAVES/ウェイブス
(C) 2019 A24 Distribution, LLC. All rights reserved.

『WAVES/ウェイブス』は、主人公タイラーの人生が急転直下する様子を描いた映画です。タイラーは恋人やレスリングに情熱を注ぎ、順風満帆な生活を送っていましたが、肩の負傷と恋人の妊娠が発覚し、人生が一変します。

恋人との中絶を巡る論争、自暴自棄に陥り、酒やドラッグに走る姿が描かれています。最終的には勢い余って恋人を死なせてしまい、逮捕されるという悲劇に至ります。

この映画の前半部分は、タイラーの家族構成と背景に注目することで理解が深まります。厳格な父親と継母のもとで育ったタイラーは、豪邸で物質的には恵まれた環境にあります。

しかし、父親からの厳しい育て方がタイラーの感情を抑圧し、それが選手生命の危機や恋人の妊娠というプレッシャーと結びつき、最終的には取り返しのつかない事態を引き起こします。

正直に言えば、この部分に感情移入するのは難しいかもしれません。タイラーは父親からの厳しさによって変わってしまい、感情の爆発を抑えることができなくなります。特に、愛していたはずの恋人に対して高圧的になる様子は悲しくなります。

一時の感情を抑えられないほどの怒りが、恋人に向けられるのは、父親への怒りをぶつけられない絶対的な関係、裕福な家庭環境、そして若さが影響していると考えられます。

また、タイラーの父親自身も、自らの育った環境を改善しようとするあまりに厳しく接していることが、皮肉にも負の連鎖を引き起こしています。この映画は、家族関係、若さ、そして社会的背景が複雑に絡み合い、一つの悲劇を生み出す過程を描いています。

エミリーの物語

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(C) 2019 A24 Distribution, LLC. All rights reserved.

『WAVES/ウェイブス』の後半部分は、タイラーの妹エミリーの視点で物語が展開します。タイラーの事件により、エミリーは学校で孤立し、深い孤独を感じています。この状況が変わるのは、レスリング部のルークが彼女に話しかけたときからです。

2人はデートを重ね、恋愛関係に発展します。エミリーはルークの家族との関わりを通じて、余命わずかなルークの父親との時間を過ごし、彼の死を看取ります。この経験を通じて、エミリーの心は少しずつ前向きに変わっていきます。

この後半部分では、タイラーの事件によって狂わされたエミリーとその家族が、再び立ち直ろうとする様子が描かれています。

エミリーが中心となる展開は、タイラーがいなくなったことによる両親のエミリーへの過剰な気遣いと、それに伴う違和感を上手く表現しています。

ただ、前半部分が長く、エミリーの苦悩が詳細に描かれる前にルークとの恋愛に発展してしまうため、感情移入が難しい部分もあります。

また、物語がルークの父親との関係に焦点を移し、エミリーが自分の家族関係を見つめ直す過程は、感情の動きが分かりにくい部分があると感じられるかもしれません。

さらに、タイラーの家族が物語の中心に描かれる一方で、被害者である恋人の家族についてはほとんど描かれていないことも、物語の違和感として残ります。

『WAVES/ウェイブス』は複雑な家族関係や個人の苦悩を描きつつ、感情の流れや関係性の描写において、観る者にとっては理解しにくい部分があるかもしれません。

まとめ

今回は、トレイ・エドワード・シュルツ監督の映画『WAVES ウェイブス』をご紹介しました。

タイトルのように、人生の浮き沈み、感情の浮き沈みを映像と音楽で表現していて、感覚的な映画ともいえる作品でした。

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