今回ご紹介するのは、Netflixオリジナルの海外ドラマシリーズ『ブラック・ミラー』です。
Netflixのオリジナルドラマのなかでも個人的にかなりおすすすめのドラマになっています。
本記事では、シーズン1〜シーズン5まである『ブラック・ミラー』を全話5段階で評価して、最後にまずはこれを観ておけというおすすめエピソードをランキングで紹介します。
Netflixオリジナルドラマ『ブラック・ミラー』とは?
『ブラック・ミラー』は、Netflix(ネットフリックス)のオリジナルドラマ作品です。
「一体どんな海外ドラマなの?」
という方に、この海外ドラマシリーズの特徴を簡単にご紹介します。
『ブラック・ミラー』の特徴
- 1話完結型の作品
- 1話平均1時間未満
- テクノロジー社会を風刺する作品が多い
- ハッピーエンドとは限らない
『ブラック・ミラー』の特徴は上記の通り。
一言で言い表すと、

という感じで思っていただければ、大体イメージが付くと思います。
『ブラック・ミラー』はどんな方におすすめ?
Netflix(ネットフリックス)海外ドラマはこんな方におすすめです。
- 海外ドラマシリーズを最初から観る時間がない方
- 続きが気になるよりスッキリ観終わりたい方
- ちょっと変わったドラマが好きな方
- Netflixを契約したけど、何を観たら良いか分からない方
海外ドラマって、シーズンがいくつもあり、面白そうな作品でも全部見るためには相当な時間がかかるたため、なかなか観るハードルが高いこともありますよね。
『ブラックミラー』は、1話完結で、大体1時間未満で長くても1時間半くらいの長さです。
そのため、気軽に気になったエピソードだけ観ることができるので、時間がない方やNetflixに入ったばかりの人でも観やすい作品になっています。
『ブラック・ミラー』のおすすめエピソードをご紹介
それでは早速、Netflixオリジナルドラマ『ブラックミラー』のおすすめエピソードをご紹介していきます。
『ブラックミラー』は2020年現在、シーズン1からシーズン5まであります。
「シーズン5まであるの?」と思った方もいると思いますが、先ほど話したとおり、1話完結なのでどのシーズンのエピソードから観ても全く問題ありませんのでご安心ください。
はじめに全てのエピソードをご紹介して、その後、まずはこれを観ておけというおすすめエピソードをベスト5でご紹介します。
Netflix『ブラックミラー』のおすすめエピソードランキング!
クセのある『ブラックミラー』シリーズですが、エピソードによって当たり外れが結構激しい作品でもあります。
そのため、シーズン1からシーズン5までの作品の中で僕が個人的に面白いと感じたエピソードをベスト5の形で紹介します。
- 第1位:シーズン4『クロコダイル』
- 第2位:シーズン2『ホワイト・クリスマス』
- 第3位:シーズン3『サン・ジュニペロ』
- 第4位:シーズン4『HANG THE DJ』
- 第5位:シーズン3『殺意の追跡』
とりあえず何から観たらいいか迷った方は、まずはこの作品から観てみてください!
また、これからご紹介する各エピソードで、星が4つ以上のものはどれも面白いので見てみるといいですよ。
『ブラック・ミラー』シーズン1
国家

あらすじ
国民に人気抜群のスザンナ姫が誘拐された映像を見せられた英国首相。
ツイッター文化を背景に犯人探しが始まる。犯人は誰なのか、そしてその目的は?(公式HPより引用)
感想
第1話のこの作品を観れば、このシリーズの雰囲気がなんとなくつかめると思います。
それと同時に、何気なく観た方にとっては「なんだこのドラマ」という印象を抱くかもしれませんね。
犯人の要求の意図と、それに対して首相が取る行動をどう感じるかがポイントですね。
1500万メリット

あらすじ
極度の管理社会で暮らす人々の唯一の脱出手段はオーディション番組に出演しスターになること。
しかし優勝者には予期せぬ残酷な状況が待っていた。(公式HPより引用)
感想
個人的に好きなエピソードのひとつ。
状況説明やセリフを極力省いて、主人公たちがどんな様子で暮らしているのかを想像させる前半部分が上手いと思います。
また、テーマとしているオーディション番組の華やかさとその側面の描き方が皮肉っぽくて上手いです。
自分がやりたいことと世間が望んでいること、スターになることとのジレンマを丁寧に描いています。
人生の軌跡のすべて

あらすじ
時は近未来、自分の記憶をすべて録画再生できるチップを体に埋め込み、他人との交流にも利用する人々。
しかし過去の思い出がもたらす悲劇とは…?(公式HPより引用)
感想
誰しも人に言えないことの一つや二つくらいあるものだと思います。
ましてや、恋愛だと好きになった人の過去も全部知りたくなるのは何故でしょうね。多くの場合、その過去を知らない方が幸せというのに…。
「知らぬは仏」とは言ったもので、文明が発達して便利な世の中になることもいいですが、それによる弊害をシニカルに描いています。
『ブラック・ミラー』シーズン2
ずっと側にいて

あらすじ
恋人を事故で失ったマーサは友人に死人と通信できるソフトをすすめられる。
不謹慎だと思いつつ、失くした恋人と疑似体験できるソフトにはまっていく。(公式HPより引用)
感想
設定が面白い。故人と触れ合えるテクノロジーが実際にできたら、それは本当にグリーフワークとなるのか。依存してしまわないのか。
引いては意識があれば、人間は体なくしても存在しうるのか。色々と考えさせられました。
シロクマ

あらすじ
公団住宅の一室で目覚めたビクトリアは一切の記憶を失っていた。
不気味な人々が集まる中、必死に逃亡を続ける彼女。一体何が起こったのか…?(公式HPより引用)
感想
このエピソードはなかなかに問題作だと思います。
理不尽な状況に立たされる主人公と、終盤に明かされる事実。
あなたはどう感じるでしょうか。ネタバレになるので多くは語れませんがこれを観たとき、何とも言い難い感情に襲われました。
時のクマ、ウォルドー

あらすじ
イギリスの2大政党である保守党と労働党の選挙戦が続く中、アニメキャラクターのウォルドーを出馬させようとテレビ業界の幹部が言い出し…。(公式HPより引用)
あらすじ
世界中でありとあらゆるキャラクターが存在していますが、それらに命を吹き込んだのは紛れもなく人間です。
その事実を逆手に取ったアイデアが面白い。人間が言っても関心を持たないことも、キャラクターが言えば興味を持つのです。
設定はすごく面白いと思いましたが、ウォルドーの一辺倒な性格で、本当にあのような状況が生まれるのかと思ったりもしました。まぁそれも現代への皮肉なんでしょうがね。
4. ホワイト・クリスマス

あらすじ
人里離れた極寒の地でクリスマスを祝う2人の男は、先端技術にまつわる自らの不幸話を語り始める。
2人が語った3つの物語が繋がった時、ある事実が明らかに…。(公式HPより引用)
感想
このエピソードは脚本が優れています。
2人の男が話し合う様子から始まるのですが、それぞれの違った話が、どこか繋がっていて、最終的に一つの事実が判明する流れは短い中でよくまとめられたと思いました。
これぞブラック・ミラーらしいというか、近未来とブラックユーモアを巧みに組み合わせたエピソードです。
『ブラック・ミラー』シーズン3
ランク社会

あらすじ
SNSでの評価が日々の生活を支配する世の中で、何とか星の数を増やしたいレイシー。
セレブな結婚式に招待され、点数を稼げると有頂天になるが…。(公式HPより引用)
感想
このエピソードは特に痛烈に現代社会を風刺しています。
SNSでの評価によって実生活にも大きな影響を与えるという面白い設定。
多くの人が自分の評価を上げるために躍起になります。
見ていて滑稽に見えるのですが、よく考えてみれば現代がすでにそうなりつつあると感じる部分もあり、いい意味で気持ち悪い感覚を覚えました。
拡張現実ゲーム

あらすじ
海外旅行中に金欠になり、高額報酬につられて開発中ゲームのテストに参加するクーパー。
リアル過ぎるバーチャルな世界が、耐え難い恐怖に変わる…。(公式HPより引用)
感想
ちょっぴりホラー要素のあるエピソード。
VR世界をテーマに、しだいに現実と仮想現実の区別がつかなくなっていきます。
最近ではよく見られるテーマですが、実際に起こり得る話だとひしひし感じます。
ホラーとテクノロジーを上手くブレンドして『ブラック・ミラー』シリーズの幅の広さを感じました。
秘密

あらすじ
パソコンがウィルスに感染し、何者かに恥ずかしい秘密を握られた少年ケニーは、テキストで間断なく送られてくる無謀な命令に従うよう脅される。(公式HPより引用)
感想
一方的に何者かに指示されてそれに従うしかない状況を描いた映画は多くありますが、これはあまりオススメしません。
まず主人公の秘密と指示内容を天秤にかけた時、明らかにその行動を取らないだろうという点と、最終的な着地点がはっきりしないため、不快感だけが残ります。
冒頭のシーンで他の人の繋がりを予測させますが、それもうまく使われないためもう一捻りあればいいと感じてしまいました。
サン・ジュニペロ

あらすじ
1987年、とある海辺の街で知り合った内気なヨーキーと社交的なケリー。
狂おしいほど惹かれ合った2人は、時間も場所も超えて互いを求めるが…。(公式HPより引用)
感想
良い意味で『ブラックミラー』感がないこのエピソード。
「サン・ジュニペロ」という街を舞台に愛し合う二人を描いています。
二人の過去や実生活をちゃんと掘り下げていて、説得力のある重厚なラブストーリーに仕上がっています。
二人の愛には色々な障害がありますが、それを超えた愛の形を見せられました。
虫けら掃討作戦

あらすじ
初陣で手ごわい敵との激戦を制した新人兵士ストライプは、徐々に奇妙な感覚に見舞われ、システムの誤作動と思われる問題に悩まされ始める。(公式HPより引用)
感想
主人公が感じる違和感の正体を知った時、自分だったらどうするだろうかと考えました。
現実と向き合うか、それともそのままの状態を受け入れるか。
これ以上は言えませんが、テクノロジーが進歩しても人間は変わらないということは間違い無いので、そのギャップと対峙する時がいずれ来るのだろうなと勝手に思っていました。
殺意の追跡

あらすじ
物議を醸す記事を書きSNSで批判の的だったジャーナリストが殺される。
ハイテク知識を駆使して事件を追う刑事らが行き着いた驚愕の事実とは…。(公式HPより引用)
感想
SNS上で嫌われていた人が標的になり、殺される事件でしたが、次第に標的が変わっていきます。犯人にはある狙いがあったのでした。
90分と比較的長尺ですが、ネット社会特有の匿名性が持つ恐ろしさをうまく表現している作品でした。
『ブラック・ミラー』シーズン4
宇宙船カリスター号

あらすじ
深い知識と勇気で乗組員を率いるロバート・デイリー船長。
だが新たなメンバーが加わったことで、宇宙船に隠された驚くべき秘密が明らかになる。(公式HPより引用)
感想
エミー賞受賞作品だけあって面白いです。
虚しく、惨めですが主人公の行動も理解できなくはなく、一方で乗組員側の心情を考えると想像を絶すると思ったり。
スタートレック風に始まる冒頭もたまらないです。
アークエンジェル

あらすじ
愛娘を守るため、最先端の監視チップを娘に埋め込むことにしたシングルマザーのマリー。
これで娘がどこにいても安心できる、そう思ったのだが…。(公式HPより引用)
あらすじ
僕も初めて買ってもらった携帯電話にフィルタリング機能をつけられた過去があります。
それが携帯だけではなく人生として、しかも、視界を通して監視されていると思うと恐ろしいですね。
親が子供に悪影響を与えないように誘導することはもちろんいいと思いますが、それもいきすぎると返って抑圧が解き放たれるため悪い結果をもたらすものです。
ラストも個人的には悪くは思いませんでした。それにしても設定の着眼点が面白い。
この作品、あのジョディ・フォスターが監督しているとあとで知り驚きました。
クロコダイル

あらすじ
建築家として成功したミアには、誰にも言えない秘密があった。
そんなミアの元に、交通事故の目撃証言を集めているという保険会社の調査員が訪ねてくる。(公式HPより引用)
感想
シンプルに面白い!言ってしまえば負の連鎖を描いていますが、シーズン3の『秘密』をかなり面白くしたような印象を受けました。
主人公はいろんな場面で選択を迫られます。どっちの道を行こうにも地獄が待っているそんな選択を。ピンと張った糸のような緊張感が終始続きます。
また、タイトルの『クロコダイル』というネーミングも考えさせる素晴らしいセンスだと思いました。
HANG THE DJ

あらすじ
男女交際の全てをお膳立てするシステムを通して出会ったフランクとエイミーは、別れのタイミングまで決められたそのシステムに疑問を持ち始める。(公式HPより引用)
感想
これまたよく考えたなぁ。気持ちがいいほどの伏線回収でした。そのマッチングアプリを使えば99.8%の確率で運命の人と出会えるという。シビれました。
それと同時に恋愛という人間と人間の組み合わせにおいて、無限の可能性を感じずにはいられませんでした。
メタルヘッド

あらすじ
あるものを探して忍び込んだ倉庫にいたのは、逃げても逃げても追ってくる恐ろしい敵。
捕まれば命はない。生き延びるための決死の逃亡劇が始まった。(公式HPより引用)
感想
これは観なくてもいいエピソードですね。
近未来のテクノロジーによって作られた兵器が脅威をもたらすということなんですが、物語にひねりがなかったのと、ラストもそれで終わりかよ!というような印象で、何も残りませんでした。
ブラック・ミュージアム

あらすじ
荒野のハイウェイを走る旅行者が足を踏み入れたのは、犯罪に関するものを集めたミュージアム。その奥には、恐るべき目玉の展示物が待ち受けていた。(公式HPより引用)
あらすじ
シーズン4ラストのエピソードで、過去のエピソードに登場した小ネタが盛りだくさん映っていて愉しめました。
内容はシーズン2『ホワイト・クリスマス』に近いものがあり、展示物にまつわる話を聞くスタイルで進んでいきます。
目玉の展示物へ焦らしながら、それぞれの話も興味をそそります。ラストの展開は意外性はあまり感じませんでしたがバランスのいい作品だと思います。
『ブラック・ミラー』シーズン5
ここからは2019年6月5日より配信スタートしたシーズン5です!
ストライキング・ヴァイパーズ

あらすじ
学生時代の親友であるダニーとカールは、当時熱中していた格闘ゲームのVR版で久々に対戦する。
だがそれが、思いもしなかった事態を招くことに。(公式HPより引用)
感想
ストリートファイターを彷彿とさせる格闘ゲームのVRの使い方が、なるほど、そう使うか。
主演は『アベンジャーズ』シリーズおなじみファルコンのアンソニー・マッキーです。
こんな時代になったら「どこまでが浮気?」という話題がさらに細分化されそうですね。
あることが分かってからの展開がゆっくり目なので、少し中だるみ感が否めませんでした。
待つ男

あらすじ
ロンドンの配車サービスの運転手は、SNSの会社で働く男を誘拐。
人質を盾に取った運転手がある要求をしたことで、事件は海外にまで飛び火してゆく。(公式HPより引用)
感想
『ブラックミラー』らしさはかなり出ていると思いますが、正直もったいぶった感がすごかったです。
あれだけ引っ張って引きつけてそれほどのことは起きないというなんとも肩透かし感を否めなかったです。
どうなるんだという期待が高かった分、消化不良感はありました。
アシュリー・トゥー

あらすじ
内気で孤独な少女は、大好きなポップスター、アシュリー・オーをモデルとしたロボット人形に夢中。
一方で、アシュリー本人の日常は、崩れ始めていた。(公式HPより引用)
感想
マイリー・サイラス出演のエピソード。
曲中のアシュリーの音楽が結構キャッチーなのと、アシュリーをきっかけにジャックとレイチェルの姉妹の絆を取り戻していく過程は素直に楽しめました。
何よりレイチェルが可愛い。
この子はどっかで見たなーと思ってたらラッセル・クロウとライアン・ゴズリングの『ナイスガイズ!』に出てた娘役の子と知って納得しました。
【まとめ】『ブラック・ミラー』
Netflix(ネットフリックス)には、オリジナルの映画やドラマがたくさんありますので、気になった方はぜひチェックしてみてください。
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