今回ご紹介するのは、Netflixオリジナルの海外ドラマシリーズ『ブラック・ミラー』です。
Netflixのオリジナルドラマのなかでもかなりおすすすめのドラマになっています。
本記事では、『ブラック・ミラー』の面白かったおすすめエピソードをランキング形式でご紹介。

『ブラック・ミラー』シリーズは1話完結なので、気軽に見られておすすめですよ!
本当におすすめできるVODはこれだけ!
Netflixオリジナルドラマ『ブラック・ミラー』とは?

『ブラック・ミラー』は、Netflix(ネットフリックス)のオリジナルドラマ作品。
このドラマシリーズの特徴を簡単にご紹介します。
『ブラック・ミラー』の特徴
- 1話完結型の作品
- 1話平均1時間未満
- テクノロジー社会を風刺する作品が多い
- ハッピーエンドとは限らない
『ブラック・ミラー』シリーズの特徴は上記の通り。
一言でいえば

『世にも奇妙な物語』×『笑ウせぇるすまn』×テクノロジー
という感じで思っていただければ、大体イメージが付くと思います。
『ブラック・ミラー』はどんな方におすすめ?
『ブラック・ミラー』シリーズはこんな方におすすめです。
- 時間がない方
- 1話でスッキリ観終わりたい方
- ちょっと変わったドラマが好きな方
- とにかく面白いドラマが観たい方
時間がない人にとってシーズンがいくつもあるような海外ドラマのハードルは高いですよね。
『ブラックミラー』は、1話完結で、1時間未満から長くても1時間半くらいの長さ。
そのため、気軽に気になったエピソードだけ観ることができるので、多くの人におすすめできる作品です。

2022年現在、シーズン5までありますが1話完結のため、どのシーズンのどのエピソードから観ても全く問題ありませんよ!
Netflix『ブラックミラー』のおすすめエピソードランキング!
クセの強めな『ブラックミラー』シリーズですが、エピソードによって当たり外れが結構激しい作品でもあります。
まず、先におすすめエピソードをご紹介。
『ブラックミラー』おすすめエピソード
- 第1位:シーズン4『クロコダイル』
- 第2位:シーズン2『ホワイト・クリスマス』
- 第3位:シーズン3『サン・ジュニペロ』
- 第4位:シーズン4『HANG THE DJ』
- 第5位:シーズン3『殺意の追跡』

とりあえず何から観たらいいか迷った方は、まずはこの作品から観てみてください!
以下では、シーズン1〜5までのすべてのエピソードの感想を書いていますが、星が4つ以上の作品はどれも面白いですよ!
『ブラック・ミラー』シーズン1
国家

あらすじ
国民に人気抜群のスザンナ姫が誘拐された映像を見せられた英国首相。
ツイッター文化を背景に犯人探しが始まる。犯人は誰なのか、そしてその目的は?
感想
とりあえず、第1話のこの作品を観れば、このシリーズの雰囲気がなんとなくつかめると思います。
それと同時に、「なんだこのドラマは」という印象を抱くかもしれませんね。
犯人の要求の意図と、それに対して首相が取る行動をどう感じるかがポイント。
1500万メリット

あらすじ
極度の管理社会で暮らす人々の唯一の脱出手段はオーディション番組に出演しスターになること。
しかし優勝者には予期せぬ残酷な状況が待っていた。
感想
状況説明やセリフを極力省き、主人公たちがどんな様子で暮らしているのかを想像させる前半部分が上手い。
テーマであるオーディション番組の華やかさと側面の描き方が強烈に皮肉っぽくて好きでした。
自分がやりたいことと世間が望んでいること、スターになることとのジレンマを丁寧に描いています。

『ゲット・アウト』『NOPE』のダニエル・カルーヤが出演しています!
人生の軌跡のすべて

あらすじ
時は近未来、自分の記憶をすべて録画再生できるチップを体に埋め込み、他人との交流にも利用する人々。
しかし、過去の思い出がもたらす悲劇とは…?
感想
人間、誰しも人に言えないことの一つや二つくらいあるものですよね。
ましてや、恋愛になると、好きな人の過去も全部知りたくなるとこもあります。多くの場合、その過去を知らない方が幸せというのに…。
まさに「知らぬは仏」とは言ったもので、文明が発達による便利さと、それによる弊害をシニカルに描いています。
『ブラック・ミラー』シーズン2
ずっと側にいて

あらすじ
恋人を事故で失ったマーサは友人に死人と通信できるソフトをすすめられる。
不謹慎だと思いつつ、失くした恋人と疑似体験できるソフトにはまっていく。
感想
設定が面白い!
故人と触れ合えるテクノロジーが実際にできたら、それは本当にグリーフワーク(悲しみからの立ち直り)となるのか。
引いては、意識があれば人間は体なくしても存在しうるのか。色々と考えさせられました。
主演の男性は、傑作恋愛映画『アバウト・タイム』のドーナル・グリーソンですね。配役も絶妙です。
シロクマ

あらすじ
公団住宅の一室で目覚めたビクトリアは一切の記憶を失っていた。
不気味な人々が集まる中、必死に逃亡を続ける彼女。一体何が起こったのか…?
感想
このエピソードはなかなかに問題作。
理不尽な状況に立たされる主人公と、終盤に明かされる事実。
あなたはどう感じるでしょうか。ネタバレになるので多くは語れませんがこれを観たとき、何とも言い難い感情に襲われました。
時のクマ、ウォルドー

あらすじ
イギリスの2大政党である保守党と労働党の選挙戦が続く中、アニメキャラクターのウォルドーを出馬させようとテレビ業界の幹部が言い出し…。
あらすじ
世界中には無数のキャラクターが存在していますが、それらに命を吹き込んだのは紛れもなく人間。その事実を逆手に取ったアイデアは面白い。
人間が言っても関心を持たないことも、キャラクターが言えば興味を持つのです。
設定はすごく面白いと思いましたが、ウォルドーの一辺倒な性格からあの状況が実際に生まれるかは疑問に感じた部分もあります。皮肉がビチビチ効いています。
ホワイト・クリスマス

あらすじ
人里離れた極寒の地でクリスマスを祝う2人の男は、先端技術にまつわる自らの不幸話を語り始める。
2人が語った3つの物語が繋がった時、ある事実が明らかに…。
感想
このエピソードは脚本が優れています。
2人の男が話し合う様子から始まり、それぞれの違った話がどこか繋がっていて、最終的に一つの事実が判明する流れは短い中でよくまとめられています。
『ブラック・ミラー』らしさを感じる、近未来とブラックユーモアを巧みに組み合わせたエピソードです。
『ブラック・ミラー』シーズン3
ランク社会

あらすじ
SNSでの評価が日々の生活を支配する世の中で、何とか星の数を増やしたいレイシー。
セレブな結婚式に招待され、点数を稼げると有頂天になるが…。
感想
痛烈に現代社会を風刺するエピソード。
SNSでの評価=実生活での評価になる面白い設定。
多くの人が自分の評価を上げるために躍起になります。
見ていて滑稽に見えるのですが、考えてみれば現代がすでにそうなりつつあると感じる部分もあり、いい意味で気持ち悪い感覚を覚えました。
拡張現実ゲーム

あらすじ
海外旅行中に金欠になり、高額報酬につられて開発中ゲームのテストに参加するクーパー。
リアル過ぎるバーチャルな世界が、耐え難い恐怖に変わる…。
感想
ちょっぴりホラー要素のあるエピソード。
VR世界をテーマに、現実と仮想現実の区別がつかなくなっていく様子を描きます。
最近ではよく見られるテーマですが、短い尺でよくまとまっています。
ホラーとテクノロジーを上手くブレンドし、『ブラック・ミラー』シリーズの幅の広さを感じたエピソードでした。
秘密

あらすじ
パソコンがウィルスに感染し、何者かに恥ずかしい秘密を握られた少年ケニーは、テキストで間断なく送られてくる無謀な命令に従うよう脅される。
感想
正直、あまりおすすめしないエピソード。
何者かに一方的に指示されて、従うしかない状況を描いています。
しかし、主人公の秘密と指示内容を天秤にかけた時、明らかにその行動は取らないだろうという点と、最終的な着地点がはっきりしないため、不快感だけが残りました。
ただ、ネット社会の怖さを感じるのは間違いないです。
サン・ジュニペロ

あらすじ
1987年、とある海辺の街で知り合った内気なヨーキーと社交的なケリー。
狂おしいほど惹かれ合った2人は、時間も場所も超えて互いを求めるが…。
感想
良い意味で『ブラックミラー』感がないこのエピソード。
「サン・ジュニペロ」という街を舞台に、愛し合う二人を描いています。
二人の過去や実生活をちゃんと掘り下げていて、説得力のあるラブストーリーに仕上がっています。
二人の愛には色々な障害がありますが、それを超えた愛の形を見せられました。
虫けら掃討作戦

あらすじ
初陣で手ごわい敵との激戦を制した新人兵士ストライプは、徐々に奇妙な感覚に見舞われ、システムの誤作動と思われる問題に悩まされ始める。
感想
主人公が感じる違和感の正体を知った時、自分だったらどうするだろうかと考えました。
現実と向き合うか、それとも受け入れるか。
テクノロジーが進歩しても人間は変わらないわけで、そのギャップと対峙する時がいずれ来るのだろうなと勝手に思っていました。
殺意の追跡

あらすじ
物議を醸す記事を書きSNSで批判の的だったジャーナリストが殺される。
ハイテク知識を駆使して事件を追う刑事らが行き着いた驚愕の事実とは…。
感想
SNS上で嫌われていた人が標的になり殺される事件が、次第に標的が変わっていき、犯人にはある狙いがあった…。
90分と映画並に長尺ですが、ネット社会特有の匿名性が持つ恐ろしさをうまく表現している作品でした。
『ブラック・ミラー』シーズン4
宇宙船カリスター号

あらすじ
深い知識と勇気で乗組員を率いるロバート・デイリー船長。
だが新たなメンバーが加わったことで、宇宙船に隠された驚くべき秘密が明らかになる。
感想
エミー賞受賞作品だけあって面白い!
虚しく惨めですが、主人公の行動も理解できなくはなく、一方で乗組員側の心情を考えると想像を絶すると思ったり。
スタートレック風に始まる冒頭もファンにはたまらないですね。
女性メインキャストのクリスティン・ミリオティが後に主演したタイムループ映画『パーム・スプリングス』も面白いのでおすすめです。
アークエンジェル

あらすじ
愛娘を守るため、最先端の監視チップを娘に埋め込むことにしたシングルマザーのマリー。
これで娘がどこにいても安心できる、そう思ったのだが…。
感想
私も初めて買ってもらった携帯電話にフィルタリング機能をつけられた過去がありました。
本作では、それが携帯だけではなく人生を通して監視されている話。
親が子どもに悪影響を与えないような配慮も大事ですが、行き過ぎた顛末は恐ろしい。
設定の着眼点が面白い。ちなみに、ジョディ・フォスターが監督しています。
クロコダイル

あらすじ
建築家として成功したミアには、誰にも言えない秘密があった。
そんなミアの元に、交通事故の目撃証言を集めているという保険会社の調査員が訪ねてくる。
感想
シンプルに面白い!
言ってしまえば負の連鎖を描いていますが、シーズン3の『秘密』をかなり面白くしたような印象を受けました。
主人公は、いろんな場面で選択を迫られます。どっちの道を行くにしても地獄が待っているそんな選択。
糸を切れる寸前までピンと張ったような緊張感が続く様子は絶妙。
また、タイトルの『クロコダイル』というネーミングも考えさせる素晴らしいセンスだと思いました。
HANG THE DJ

あらすじ
男女交際の全てをお膳立てするシステムを通して出会ったフランクとエイミーは、別れのタイミングまで決められたそのシステムに疑問を持ち始める。
感想
この設定もよく考えたものです。気持ちがいいほどの伏線回収でした。
マッチングアプリを使った運命の人との出会い。
恋愛という人間と人間の組み合わせにおいて、無限の可能性を感じずにはいられませんでした。
メタルヘッド

あらすじ
あるものを探して忍び込んだ倉庫にいたのは、逃げても逃げても追ってくる恐ろしい敵。捕まれば命はない。
生き延びるための決死の逃亡劇が始まった。
感想
これは観なくてもいいエピソード。
近未来のテクノロジーによって作られた兵器が脅威をもたらすという話ですが、物語にひねりがなかったのと、ラストもそれで終わりかよ!というような印象で、何も残りませんでしたね。
ブラック・ミュージアム

あらすじ
荒野のハイウェイを走る旅行者が足を踏み入れたのは、犯罪に関するものを集めたミュージアム。
その奥には、恐るべき目玉の展示物が待ち受けていた。
感想
シーズン4ラストのエピソードで、過去のエピソードに登場した小ネタが盛りだくさん映っていて楽しめました。
内容はシーズン2『ホワイト・クリスマス』に近いものがあり、展示物にまつわる話を聞くスタイルで進んでいきます。
目玉の展示物へ焦らしながら、それぞれの話も興味をそそります。ラストの意外性はそこまでないものの、バランスのいい作品。
『ブラック・ミラー』シーズン5
ストライキング・ヴァイパーズ

あらすじ
学生時代の親友であるダニーとカールは、当時熱中していた格闘ゲームのVR版で久々に対戦する。
だがそれが、思いもしなかった事態を招くことに。
感想
ストリートファイターを彷彿とさせる、格闘ゲームのVRを使った面白い展開。
こんな時代になったら「どこまでが浮気?」という話題がさらに細分化されそうです。
展開がゆっくりなので、中だるみ感が否めませんでした。
主演は『アベンジャーズ』シリーズおなじみ、ファルコンのアンソニー・マッキーです。
待つ男

あらすじ
ロンドンの配車サービスの運転手は、SNSの会社で働く男を誘拐。
人質を盾に取った運転手がある要求をしたことで、事件は海外にまで飛び火してゆく。
感想
『ブラックミラー』らしさはかなり出ていると思いますが、正直、もったいぶった感がすごかったです。
引っ張って引っ張って、それほどのことは起きない。なんとも肩透かし感が否めません。
「一体どうなるの?!」という期待が高かった分、消化不良だったので残念。
アシュリー・トゥー

あらすじ
内気で孤独な少女は、大好きなポップスター、アシュリー・オーをモデルとしたロボット人形に夢中。
一方で、アシュリー本人の日常は、崩れ始めていた。
感想
マイリー・サイラス出演のエピソード。
曲中のアシュリーの音楽が結構キャッチーなのと、アシュリーをきっかけにジャックとレイチェルの姉妹の絆を取り戻していく過程は素直に楽しめました。
何よりレイチェル役のアンガーリー・ライスが可愛すぎる!
ラッセル・クロウとライアン・ゴズリング主演の映画『ナイスガイズ!』にも出演しています。
インタラクティブ作品『ブラック・ミラー:バンダースナッチ』

『ブラックミラー』シリーズには、特殊なエピーソードがあります。
それが、インタラクティブ作品の『ブラック・ミラー:バンダースナッチ』。
インタラクティブ作品とは
インタラクティブ作品とは、映像を体験しながら楽しめる視聴方法。
作品の途中で、登場人物の行動に選択肢が現れ、それを視聴者が選択することでストーリーの展開が決まっていくのです。
選んだ選択によって内容が異なるため、何度も視聴することで毎回新しいストーリーが楽しめるのです。

映画とゲームを合わせたような感覚です!
『ブラック・ミラー:バンダースナッチ』のあらすじ
1984年、ビデオゲームの開発チャンスを得た若いプログラマーが、ファンタジー小説に基づくゲーム開発に取り組む中、現実と空想が混合しはじめる…。
感想
これは、革新的!

映画を観ることから、映画を体験することへ進化していますね!
まさに、「ゲームのような映画」といったもの。
とにかく、まずは観てほしいです。
私の大好きなゲーム『デトロイト ビカム ヒューマン』を彷彿とさせるアドベンチャーゲームの要素があり、面白かったです。
まとめ:Netflix『ブラック・ミラー』が面白い!
今回は、Netflixのオリジナルドラマシリーズ『ブラック・ミラー』をご紹介しました。
Netflixには、オリジナルの映画やドラマがたくさんありますので、気になった方はぜひチェックしてみてください。
再度、おすすめエピーソードをまとめておきます。
本記事のまとめ
- 第1位:シーズン4『クロコダイル』
- 第2位:シーズン2『ホワイト・クリスマス』
- 第3位:シーズン3『サン・ジュニペロ』
- 第4位:シーズン4『HANG THE DJ』
- 第5位:シーズン3『殺意の追跡』
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