今回ご紹介するのは、ディズニー実写版『アラジン』です。
1992年のディズニー名作アニメーション『アラジン』の実写映画作品。
アラジンといえば、空飛ぶ絨毯に乗ったロマンチックなシーンとグラミー賞を受賞した主題歌「ホール・ニュー・ワールド」を共に思い出す人も多いのではないでしょうか。
本記事は、実写映画『アラジン』をネタバレありで感想をご紹介。
キャスティングが成功を呼んだディズニー実写のお手本となる映画になっていました。
『アラジン』はディズニープラスで視聴できます!
\ディズニー作品が唯一の見放題/
登録・解約も簡単です
ディズニー実写映画『アラジン』の作品情報と配信・予告
『アラジン』はディズニープラスで視聴できます!
ディズニー/ピクサー/SW/マーベルも見放題!
ネタバレあり
以下では、映画の結末に関するネタバレに触れています。注意の上、お読みください。
ディズニー実写映画『アラジン』のキャスト・キャラクター解説
キャラクター | 役名/キャスト/役柄 |
---|---|
![]() | アラジン(メナ・マスード) アグラバーに暮らす貧しい青年。ジャスミンと出会い、恋に落ちる。 |
![]() | ジーニー(ウィル・スミス) ランプの魔神。 |
![]() | ジャスミン(ナオミ・スコット) アグラバーの王女。 |
![]() | ジャファー(マーワン・ケンザリ) アグラバーの国務大臣。魔法のランプを手に入れ、アグラバーを支配しようとする。 |
主演のアラジン役は、メナ・マスード。彼はエジプト生まれのカナダ育ちの俳優。本作を機に、いろんな映画に出演しそうですね。
ジャスミン役はナオミ・スコット。イギリス生まれで母親がインド系。エキゾチックな美しさがジャスミン役にぴったりでした。
ジェファー役はマーワン・ケンザリ。イケメンすぎて悪役感が薄れていましたが、いい意味でアニメーションとは違ったジェファー像を表現していてよかったです。
アラジンといえランプの魔人ジーニーですが、ジーニー役はウィル・スミス。とはいえ、ジーニーというより、「青いウィル・スミス」感が強いですね。
映画を観る前は違和感しかなかったですが、ジーニーのキャラクター設定が引き立っていて、意外と「ジーニーって実際に見たらこんな感じかもなぁ」と感じるようになっていました。さすがはウィル・スミス。
『アラジン』はウィル・スミスのキャリア史上で興行収入的に最も当たった作品となりました。
-
-
【ディズニー・ジブリ】アニメ映画の興行収入ランキング【トップ・ワーストは?】
【ネタバレ感想】ウィル・スミスの実写ジーニーは面白くてアリ
ガイ・リッチー監督の映画的演出の巧さは、監督の過去作『スナッチ』の冒頭シーンを見れば分かると思います。
本作の冒頭シーンでも演出の巧さが現れていました。
ウィル・スミスが歌う「アラビアン・ナイト」に乗せて、状況説明をワンカットの長回し風にみせる映像は一気に物語に惹きつけられました。
アニメーション映画『アラジン』では故ロビン・ウィリアムズがジーニーを演じていて、マシンガントークと絶妙なユーモアで観る人を惹きつけました。
一方「ジーニーの顔がウィル・スミスそのもの」という本作ですが、個人的には結構ハマり役だったと思います。
最近ではシリアスで寡黙なイメージの作品が多いウィル・スミスですが、いい意味でウィル・スミスらしさ全開で本来の魅力が存分に発揮された映画でした。
(C)2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
主演の二人も、ほぼ無名の中からキャスティングしていて、ビジュアルと歌声はもちろん、アラジンの世界観にピッタリなんですよね。
ただ、その二人だけでは少しもの足りないところを、ウィル・スミスが良いスパイスになっていて全体的なバランスが取れているんです。
キャスティングが呼び寄せた成功とも言えるでしょう。
原作ありきですが、「夢」や「魔法」といったディズニーらしさを忠実に描いていることも良かった点の一つです。
アニメーションとして名作となっている作品を実写化する意味を考えた時に、どれだけ現代版にアップロードできるかという点が問われてくると思います。
アニメのアラジンを観ていない層に「アラジンは知っているけどこんな内容だったんだ」という切り口で上手く世界観を踏襲して、アップロードできていました。
一番の見せ場、魔法の絨毯に乗って街を見下ろすシーンは、アニメーションと遜色ないロマンチックなシーンになっています。
保守的とも言えるかもしれませんが、個人的にはディズニー実写のお手本となる作品になったと思います。
まとめ:ディズニー実写映画の基準となるか
今回は、ディズニー実写版『アラジン』をご紹介しました。
ディズニー映画の「世代を問わずに楽しめるエンターテインメント作品」としての価値を存分に発揮しているように感じました。
『アラジン』はディズニープラスで視聴できます!
ディズニー/ピクサー/SW/マーベルも見放題!
『マイ・エレメント』ネタバレ感想・考察|ピクサーが贈る大人なラブロマンス
今回ご紹介する映画は『マイ・エレメント』です。 火、水、土、風のエレメントが暮らす世界を舞台にしたディズニー/ピクサーのアニメーション映画。 本記事では、ネタバレありで『マイ・エレメント』を観た感想・考察、あらすじを解説。 『マイ・エレメント』の作品情報 『マイ・エレメント』の監督 名前ピーター・ソーン生年月日1977年10月18日出身アメリカ 主な監督作 『アーロと少年』(2015) 『マイ・エレメント』の監督を務めたピーター・ソーンは、韓国系アメリカ人の映画監督・アニメーター。 Variety誌のイン ...
【ネタバレ感想・解説】『リトルマーメイド』実写映画とアニメの違い
今回ご紹介する映画は『リトル・マーメイド』です。 ロブ・マーシャル監督による映画で、1989年制作のディズニーアニメ映画『リトル・マーメイド』の実写リメイク作。 本記事では、ネタバレありでディズニー実写映画『リトル・マーメイド』を観た感想・考察、あらすじを解説。 『リトル・マーメイド』はディズニープラスの独占配信です! 実写映画『リトル・マーメイド』の作品情報とおすすめ度 アリエル(ハリー・ベイリー/豊原江理佳) © Disney トリトン王の末娘で主人公のアリエル役は、ハリー・ベイリー。 姉のクロエと共 ...
ドラマ『ガンニバル』を全話ネタバレありで解説【ディズニープラス】
2022年12月28日よりディズニープラスで配信がスタートしたドラマ『ガンニバル』。 田舎の村に赴任した駐在の主人公と家族が、閉鎖的な村社会で次々と起こる事件に巻き込まれていく様子を描いた作品。 本記事では、ドラマ『ガンニバル』を全話ネタバレありで解説していきます。 『ガンニバル』が観られるのはディズニープラスだけ! 『ガンニバル』ってどんな作品? 『ガンニバル』は、「週刊漫画ゴラク」で連載された二宮正明によるマンガ。 単行本は全13巻で完結済みで、累計発行部数は210万部を超える人気作。 限界集落を舞台 ...
【ネタバレ感想/考察】『ラーヤと龍の王国』が描いた信じることの意味
今回ご紹介する映画は、『ラーヤと龍の王国』です。 ディズニー・アニメーション初の東南アジアを舞台とした作品で、ある出来事がきっかけで人を信じられなくなった主人公が、伝説の龍と出会い、混沌とした世界を救うまでの物語を描いています。 本記事では、『ラーヤと龍の王国』をネタバレありで感想・解説・考察をしていきます。 映画『ラーヤと龍の王国』の作品情報とあらすじ 『ラーヤと龍の王国』のスタッフ・原作 ©Disney 2人の監督 『ベイマックス』の監督であるドン・ホールと、『ブラインドスポッティング』で銃をテーマに ...
【ネタバレ考察】『ソウルフル・ワールド』はピクサーが描く人生肯定ムービー。
今回ご紹介する映画は『ソウルフル・ワールド』です。 『インサイド・ヘッド』のピート・ドクターが監督を務めたディズニー/ピクサー映画。 ピクサー映画の中ではダントツに大人向けであり、「人生の生きる意味」を問うような非常に哲学的な物語になっています。 関連記事 人生・仕事に疲れた時に観てほしい映画リスト 映画『ソウルフル・ワールド』の作品情報とあらすじ 『ソウルフル・ワールド』のスタッフ・原作 Pixar Wiki - Fandom ピート・ドクター監督 本作を手掛けたのはピクサーのCCOでもある、ピート・ド ...