『バチェラー・ジャパン』シーズン5

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リアリティ

『バチェラー5』全話ネタバレ感想・考察|つまらない?大団円のラスト

セレブな独身男性、「バチェラー」が“真実の愛”を見つけ出す恋愛リアリティショー「バチェラー・ジャパン」

今回は、大人気恋愛バラエティ番組「バチェラー・ジャパン」のシーズン5をご紹介。

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『バチェラー・ジャパン』シーズン5

一人のハイスペックな独身男性を多くの女性が奪い合う『バチェラー』シリーズ。

『バチェラー』シリーズは、もともとは、2002年にアメリカで放送が始まりました。

日本版となる、『バチェラー・ジャパン』が最初にスタートしたのは2017年。初代バチェラーを久保裕丈さんが務めました。

一方、男女逆転版となる『バチェロレッテ・ジャパン』は2020年にスタートし、初代バチェロレッテを福田萌子さんが務めました。

まめもやし

これまでのバチェラー、バチェロレッテを簡単にご紹介します!

バチェラー・ジャパン
初代バチェラー久保裕丈さん
久保裕丈さん
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二代目バチェラー小柳津林太郎さん
小柳津林太郎さん
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三代目バチェラー友永真也さん
友永真也さん
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四代目バチェラー黄皓さん
黄皓さん
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五代目バチェラー『バチェラー・ジャパン』シーズン5長谷川恵一
長谷川恵一さん
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バチェロレッテ・ジャパン
初代バチェロレッテ福田萌子さん
福田萌子さん
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二代目バチェロレッテ二代目バチェロレッテ尾﨑美紀さん
尾﨑美紀さん
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五代目バチェラー:長谷川惠一さん

『バチェラー・ジャパン』シーズン5長谷川恵一
(C)2023 Warner Bros. International Television Production Limited

『バチェラー・ジャパン』シーズン5で、五代目バチェラーに選ばれたのは、長谷川惠一(はせがわ けいいち)さん。

元3人制プロバスケットボール選手で、現在は年間1,000本を超えるセッションを行うパーソナルトレーナー。これまでに著名人やモデル、プロスポーツ選手などをはじめ、350人以上の顧客を担当。

新潟県新潟市出身で、1985年生まれの37歳です。

『バチェラー5』参加者女性一覧

『バチェラー・ジャパン』シーズン5を盛り上げてくれる女性参加者たちをご紹介。今回は16名の女性が参加しました。

写真プロフィール
「バチェラー5」西山真央西山真央(にしやま・まお)さん
26歳・元建設会社 広報/大分県
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「バチェラー5」尾崎真衣尾﨑真衣(おざき・まい)さん
26歳・社長秘書/北海道
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「バチェラー5」高須賀佑紀高須賀佑紀(たかすか・ゆうき)さん
29歳・美容サロン 役員/愛媛県
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「バチェラー5」月田侑里月田侑里(つきた・ゆり)さん
30歳・元外資系企業 法人営業/兵庫県
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「バチェラー5」周典周典(しゅう・てん)さん
31歳・フードアドバイザー/中国
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「バチェラー5」竹下理恵竹下理恵(たけした・りえ)さん
34歳・メイク講師/東京都
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「バチェラー5」大内悠里大内悠里(おおうち・ゆうり)さん
28歳・飲食店経営/三重県
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「バチェラー5」鈴木光鈴木光(すずき・ひかり)さん
25歳・カフェ店長/神奈川県
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「バチェラー5」本田美羽齋藤由依(さいとう・ゆい)さん
35歳・現代美術家/大分県
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「バチェラー5」本田美羽本田美羽(ほんだ・みう)さん
25歳・舞台俳優/大阪府
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「バチェラー5」竹田智美竹田智美(たけだ・ともみ)さん
30歳・ヨガインストラクター/兵庫県
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「バチェラー5」明石真由美明石真由美(あかし・まゆみ)さん
26歳・アパレル業/岡山県
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「バチェラー5」児玉愛里児玉愛里(こだま・あいり)さん
29歳・俳優/愛媛県
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「バチェラー5」大野博美大野博美(おおの・ひろみ)さん
28歳・パーソナルトレーナー/大阪府
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「バチェラー5」輿水りさ輿水りさ(こしみず・りさ)さん
25歳・呉服店勤務/長野県
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「バチェラー5」杤木愛シャ杤木愛シャ(とちぎ・あいしゃ)さん
26歳・モデル/東京都
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ネタバレあり

以下では、『バチェラー・ジャパン』シーズン5の結末に関するネタバレに触れています。注意の上、お読みください。

『バチェラー5』第1話

『バチェラー・ジャパン』シーズン5第1話
(C)2023 Warner Bros. International Television Production Limited

『バチェラー・ジャパン』シーズン5の舞台となるのは、メキシコ。

バチェラーと参加者たちの初対面

『バチェラー』シリーズの最初の注目場面とも言える、バチェラーと参加者の初対面シーン。

名前(敬称略)アピール内容
西山真央新潟産の米を使った大分県の郷土料理「鶏めし」
尾﨑真衣一筆箋によるメッセージ(後で2人で遊べる迷路付き)
高須賀佑紀“ゆうぼん”と呼んでほしい
月田侑里???
周典フォーチュンクッキーとマル秘情報(母が9人姉妹)
竹下理恵バスケットボールのパス
大内悠里緊張で涙、お香&メッセージのプレゼント
鈴木光ローズマリーの入ったブリスボール
齋藤由依泣きながら登場、火球の絵のプレゼント
本田美羽フラフープの一芸
竹田智美???
明石真由美???
児玉愛里ミット打ち、一番最初に話しにいく宣言
大野博美カクテルパーティーで一番最初に話す約束
輿水りさ手作り夫婦鶴のクッション
杤木愛シャ5秒間無言で目を見つめ合う

初対面シーンでは変わったアプローチをする方も過去には多いものの、シーズン5はいい意味で誰もが真面目な印象です。それにしても、全員が上を見上げるくらいの長谷川さんの身長の高さが印象的。

最初の西山さんのフランクな感じと、ラストに登場した杤木愛シャさんのカッコよさが特に印象的。

長谷川さんは最初の挨拶で、以前にバチェロレッテとして参加した経験から、参加女性たちのプレッシャーへの理解を示し、結婚を前提に付き合いたいと思ってもらえるように真摯に向き合うと宣言。

ファーストインプレッションローズ

ローズセレモニーが始まると、宣言通り児玉さんが先陣を切るものの、その後に大野さんと約束していたため、大野さんを優先。

大野さんは2年間付き合った彼と婚約をしていたものの、浮気が発覚してショックを受け、それ以降、恋愛と向き合えないでいた。逃げる恋愛をやめて向き合いたいと言います。

竹下さんは、バスケ観戦で偶然かっこいいと思った選手が長谷川さんだったという。最後の恋愛だと思って参加したと伝えると、長谷川さんは共感していました。

鈴木さんは両親の離婚の経験から人に甘えられず、甘えることを宣言。長谷川さんは彼女の「距離間の取り方が上手い」と評価しています。同様に、西山さんに対しても、前から知り合いだったような親しみやすさを感じていました。

その後、緊張する女性たちを和ませようと、長谷川さんはメキシコの民族音楽マリアッチを招き、演奏で和ませます。

結果的にファーストインプレッションローズを獲得したのは、鈴木光さん。「一緒にいて居心地の良さを感じて、もっと知りたいと思った」と長谷川さん。

第1話ローズセレモニーの結果(呼ばれた順、敬称略)

ローズ獲得(14名)脱落(2名)
鈴木光
(ファーストインプレッションローズ)
児玉愛里
輿水りさ竹田智美
西山真央
竹下理恵
周典
大野博美
尾﨑真衣
齋藤由依
杤木愛シャ
大内悠里
本田美羽
高須賀佑紀
明石真由美
月田侑里

何も話さないことで印象的だった月田侑里さんは、スタジオで片寄涼太さんも言っていたように『バチェロレッテ2』の第1話の長谷川さん自身と重なる部分がありました。

しかし、長谷川さんが緊張で全然話せなかったのに対して、月田さんは意図的に他の人に譲っていたので、長谷川さんとは違う印象。とはいえ、それができるメンタルの強さは純粋にすごい。どうしても気になってしまう魅力があり、実際に長谷川さんは最後に選んでいます。

スタジオの今田耕司さんと藤森慎吾さんの予想と同じく、2人とも適度な距離感とポジティブオーラがあり、鈴木光さんと西山真央さんの2人は終盤まで残りそうな印象がありました。

『バチェラー5』第2話

『バチェラー・ジャパン』シーズン5第2話
(C)2023 Warner Bros. International Television Production Limited

パーソナルトレーニング → 5人のグループデート

まず最初は、全員参加のパーソナルトレーニングをイメージしたフィットネスのアクティビティ。長谷川さんのフォームが乱れた人には丁寧にアドバイスし、自然と身体に触れる形になっています。

大野博美さん、明石真由美さん、竹下理恵さん、齋藤由依さん、尾﨑真衣さんの5名がグループデートに選ばれました。

グループデートの際に、長谷川さんが自分に子どもができた前提での話題を振り、それに対して後のコメントで女性陣から不満の声が聞こえていました。スタジオトークでも指原莉乃さんは、「女性同士ではそういう話はしない」と言い、結婚=出産・子育てという考え方が無意識に染み付いていることを指摘。

その後、5人の中から尾﨑さんが選ばれ、買い物デートすることに。尾﨑さんは両親に愛されて育ったことで、自分も愛に溢れた家庭にしたいと伝えます。その後、尾﨑さんはサプライズローズを渡されます。

一方、ほかの女性陣たちは、子どもができる前提の話題の振り方について共有して共感していました。とはいえ、又聞きではなく、女性たちが自分で判断したいと言っていたのはすごくいいですね。

2択グループデート

次のデートは、「木漏れ日の中でののんびりデート」あるいは「海のアクティブデート」の2択から選ばさせ、どちらかのみ長谷川さんが参加する形に。

長谷川さんが登場したのは海のデート。

海のデートを選んだのは、西山真央さん、大野博美さん、杤木愛シャさん、齋藤由依さん、輿水りささん、高須賀佑紀さんの6人。

大野さんは、時間がない中で長谷川さんが真剣さに向き合っていることを認めつつ、センシティブな話題はゆっくりと個人間で話したいと、昨日のグループデートでの子ども前提の話について、率直な気持ちを伝えています。

ヘリ&海岸デート

海でのグループデートの後、2人だけのデートに西山真央さんが選ばれます。

ヘリコプターで移動し、海外で会話することに。長谷川さんは西山さんの「常に笑って生きていたい」という考え方に共感していました。一緒にいる時間が心地良いと、結果的に西山さんはサプライズローズを渡されました。

第2話ローズセレモニーの結果(呼ばれた順、敬称略)

長谷川さんはローズセレモニー前に、自分の不用意な発言について謝罪。誠実な印象がありました。

ローズ獲得(12名)脱落(2名)
尾﨑真衣
(サプライズローズ)
高須賀佑紀
西山真央
(サプライズローズ)
齋藤由依
竹下理恵
大内悠里
鈴木光
輿水りさ
月田侑里
杤木愛シャ
本田美羽
周典
明石真由美
大野博美

謎に包まれていた月田侑里さんは、年下の子を優先させたい思いがあったと伝え長谷川さんのパーソナルトレーニングメニューを実施していると報告。彼女は絶妙に長谷川さんを追わせる形にするのが上手い印象です。

齋藤由依さんが脱落となりましたが、初対面や会話の時点で涙を流していた彼女が、別れの際には一切涙を流さず、「私は幸せな涙しか流さないので」とコメントする様子は清々しくて気持ちが良いものでした。

長谷川さんがあのタイミングで交換絵日記を渡すことが、ここで落とされるだろうと察するような残酷さも感じますが、ちゃんと約束を果たすところも長谷川さんらしいです。

『バチェラー5』第3話

『バチェラー・ジャパン』シーズン5第3話
(C)2023 Warner Bros. International Television Production Limited

部屋訪問 → マッドバス

まずは、長谷川さんが女性陣たちの各部屋を訪問。

部屋の組み合わせアピール内容など
周典/大内悠里/明石真由美周典さんによる和食
月田侑里/杤木愛シャ/大野博美ウェルカムボード
輿水りさ/本田美羽/鈴木光“りさロード”
西山真央/竹下理恵/尾﨑真衣竹下さんのカレー

竹下さんのカレーが長谷川さんの胃袋を掴んだのか、[西山・竹下・尾﨑]部屋の3人が選ばれ、長谷川さんがメキシコ料理を振る舞いました。

選ばれたときの西山さんと尾﨑さんが二人羽織みたいに拍手してる様子が愛おしい!

その後、竹下さんが選ばれ、泥が入ったバスタブ(マッドバス)に入るデート。竹下さんは難病の持病を持っていることを打ち明け、長谷川さんはその苦労へ理解を示します。

竹下さんはサプライズローズを渡され、ハグし、長谷川さんの頬にキスをします。

一方、他の女性メンバーは長谷川さんの気持ちがすでに固まっているように思っていて不満を感じていました。そんな中、大内悠里さん・輿水りささんにツーショットデートの誘いが舞い込みます。

ツーショットデート

大内さんは早速、本質的な話がしたいと言い、『バチェロレッテ』参加によって何を学んだかを質問します。その後もお互いに質問を投げ合い、互いに知りたいと思う気持ちを強めています。

一方、輿水さんは仕立てた浴衣を長谷川さんに着付け、真剣な眼差しで好き・愛を伝えます。

大内さんと輿水さんのツーショットデートの編集、めちゃくちゃ素晴らしかった。ともに長谷川さんに対しての気持ちが揺らいでいた中で、実際にデートして変化する様子が重ねられるシリーズ屈指の名場面でした。

残りの女性メンバーに伝える大内さんの冷静な眼差しと火がつきそうな予感、そしてその言葉で空気が変わる女性メンバーたち、一方で輿水さんの長谷川さんへの熱い想い。全部美しいです。

第3話ローズセレモニーの結果(呼ばれた順、敬称略)

3人が脱落すると聞いて参加女性たちに緊張が走るなか、ローズセレモニーで長谷川さんとの時間を奪い合う様子を月田さんが「米騒動」と表現。

月田さんはYouTubeのインタビュー映像でも面白いことを言ったり、カメラ目線でコメントするなどの宣言をしているので、エンジンがかかってきた様子です。一方で、自身の長谷川さんとの関係性も変化が見られてきて、ますます気になる存在になっています。

ローズ獲得(9名)脱落(3名)
竹下理恵
(サプライズローズ)
本田美羽
輿水りさ
(サプライズローズ)
明石真由美
周典大野博美
杤木愛シャ
西山真央
鈴木光
尾﨑真衣
大内悠里
月田侑里

第3話まで見た中で言うと、歴代で最も良いバチェラーシリーズであると感じました。波乱万丈なバチェラー回も楽しいですが、長谷川さんも参加女性たちも誠実に向き合っている様子が感じられて、純粋に良い恋愛リアリティ番組になっています。

指原莉乃さんが言うように「成長」がテーマと言える『バチェラー』になっていて、それは長谷川さんも、参加女性たちも同様に、共創して番組を作っている感じがとても美しく、参加者たちの幸せを願わずにはいられません。

次回は全員参加の“死者の日”のデートが行われるとのこと。

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『バチェラー5』第4話

『バチェラー・ジャパン』シーズン5第4話
(C)2023 Warner Bros. International Television Production Limited

死者の日パーティ(全員)

第4話の最初は、メキシコ死者の日のお祭りにちなんで、全員が骸骨をモチーフにした「カトリーナメイク」で登場。案内人の坂東さんまでもメイクしています。

全員参加で「ピニャータ」と呼ばれる、目隠ししてくす玉のようなものを棒で叩いて中身を割る遊びを行いました。

ツーショットデート(鈴木光さん)

長谷川さんはその後、鈴木光さんをツーショットデートに誘います。2人は衣装を着替えて陽気なマリアッチの中でダンスを踊りました。

「人生を一言で現すと?」という長谷川さんの質問に対して「挑戦」と答えていた鈴木さん。長谷川さんはその後、パートナーとなったときのことを質問します。鈴木さんは「幸せになりたい」という返答で返します。

ことのとき長谷川さんは「深いね…」と言っていますが、深掘りすることはなく、正直、どこに深みを感じたのかがまるで理解できなかったです。

長谷川さんはもっと知りたい気持ちを伝え、鈴木さんにサプライズローズを渡しています。

2on1デート(西山真央/輿水りさ)

2on1デートが発表され、楽しげな雰囲気が一変し、[西山真央/輿水りさ]の2人の名前が長谷川さんの口から直接発表されます。

2on1デートは、最後にどちらか1人がローズを受け取り、もう一方が去るシステム。

2人は長谷川さんとの旅の一番の思い出を絵で描いてもらうことに。その後、長谷川さんとそれぞれ1対1で会話し、長谷川さんが選んだのは、西山真央さんでした。輿水りささんは帰路につきます。

長谷川さんは「最後のローズセレモニーと思うくらいの気持ち」と語っていましたが、実際にこの2人はそれが本当だと思えるくらいに気持ちを感じました。このタイミングで2人を選出する長谷川さんの覚悟を感じます。

カクテルパーティー

カクテルパーティーでは月田さんがいの一番でアプローチ。コロナ禍で恋人と別れた経験を語り、旅を通して長谷川さんへ好意が向いていることを間接的に伝えます。

杤木愛シャさんは、親から与えてもらった愛を与えたいと伝えます。周典さんは自身の生き方「許すこと」についてを伝えます。

一方、長谷川さんに声をかけられず、焦燥感を拭えない様子の竹下さん。彼女は過呼吸のようになってしまい、カクテルパーティーを抜けて部屋に戻ってしまいます。

過呼吸になる竹下さんの名前を鈴木さんが連呼する様子が映されましたが、正直すごくキツかった。すでにローズをもらっている彼女がそれをする残酷さ。ハッピーオーラ全開の彼女ですが、いい意味で真っ直ぐすぎるというか、スクールカースト最上位の人だったんだろうなぁという印象です。

部屋で休息を取り、気丈にふるまって再登場しますが、彼女の様子を心配する長谷川さんはローズセレモニー前にも関わらずローズを竹下さんに手渡します。

このときの長谷川さんの判断(というか気持ち)は好きでした。判断と言いましたが、それがその場しのぎ(場を収めるためのローズ)ではなく、長谷川さんが純粋に竹下さんへの気持ちがあることが伝わるからこそいい場面でした。一方で、状況を知らない女性たちは不思議に感じると思いますが。

第4話ローズセレモニーの結果(呼ばれた順、敬称略)

ローズ獲得(6名)脱落(1名)
鈴木光
(サプライズローズ)
周典
西山真央
(2on1デート)
竹下理恵
(サプライズローズ)
大内悠里
尾﨑真衣
杤木愛シャ
月田侑里

第4話を見て、改めて長谷川さんに対して本当に気持ちが動いていると思えるのは、竹下さん・西山さんだけだと思います。総合的に考えると、長谷川さんといい雰囲気である西山さんエンドになるとしか考えられません。

鈴木さんに関しては明らかに長谷川さんへの気持ちよりも、「バチェラーというイベント」を心から楽しんでいる様子をすごく感じます。

月田さんはバチェラーの前と個別インタビューのときのギャップが違って、ある意味、番組を利用した自分の見せ方の上手さを感じます。とは言え彼女が最後まで残る感じもしません。

『バチェラー5』第5話

『バチェラー・ジャパン』シーズン5第5話
(C)2023 Warner Bros. International Television Production Limited

グループデート(全員)

まずは全員参加のグループデートから。第5話ではカクテルパーティーは行われず、そのままローズセレモニーとなり、女性参加者が使うストールン・ローズが登場。場の空気に少しの緊張感が走ります。

ストールン・ローズは、他人のデート中にデートを奪う権利をもつローズ。バチェラーが拒否したらその時点で脱落する。バチェラーが受け入れた場合、当初のデート者は、デートを奪われるだけで脱落とはならない。

グループデート(4名)

[杤木愛シャ/月田侑里/尾﨑真衣/竹下理恵]の4名がグループデートに誘われます。

佳境となってきた第5話で、前半のようなアクティブなデートだったので特に進展している様子はありませんが楽しそう。

杤木愛シャさんがバギーに揺られてウトウトしている場面と、長谷川さんの手汗を乾燥肌で相殺するところ、月田さんの「苦手なものはクチの悪い男性ですかね」の返答、そして長谷川さんのビビりなところ、いろいろと面白い場面がありました。

ツーショットデート(杤木愛シャさん)

その後、杤木愛シャさんがツーショットデートに誘われ、ジップラインのアクティビティを行い、場所を変えて残りのメンバーたちが見える位置でプールデートをしましたが、特に距離が縮まった様子はありません。

その後、[大内悠里/鈴木光/西山真央]の3名が海でのイルカウォッチングのグループデートに誘われ、その後、大内さんがツーショットデートに誘われます。

ストールンローズ(竹下理恵さん)

残ったメンバーたちの中でストールンローズを誰が使うかの議論が始まります。これが中々に地獄…。

誰もがそれっぽい理由をつけてストールンローズを使う意思を表明しますが、「長谷川さんが好きだから」というシンプルなものがないんですよね。

鈴木さんが言う「“私たち”を納得させて」と主語を拡大するのは気になるところ。その前のシーンでも「みんな使わなくていいの?」と言っていました。なんか参加者よりも司会者という感じ?

そもそもストールンローズを使わない人がいてもいいのに、みんなが使いたいと言っていたかと思えば、「月田さんか竹下さんが使うべきだ」という流れにシフトしていくのも不自然。

月田さんも、長谷川さんによる自分への問いかけだと感じているものの、デート機会が少ないからという理由を挙げています。対する竹下さんも体調を崩したことへの感謝を伝えたいという理由を挙げています。

制作側がまるで「ストールンローズは誰かが絶対に使え」と制約しているような場面なんですよね。ストールンローズ登場のときも、長谷川さんが使わなかったことを後悔している様子を強調していました。

加えて、編集上では月田さんが使うストーリーづくりを綺麗に描きつつ、尾﨑さんのひと声が後押しされて結果的に竹下さんが使うことに。月田さんが最後に感情を出したのも本気なのか、状況に飲まれたのかは本人にしか分かりませんし、誰も悪くないですが、一体何を見ているんだという気持ちになります。

誰に行ってほしいとかの話ではなく、スタジオで片寄涼太さんも話していたように、チャンスとタイミングに飛び込むかどうかというだけの話。飛び込むも飛び込まないも正解などなく、それにも関わらず、番組に制約を課されているような状況が気味の悪い印象でした。

その後、ストールンローズを長谷川さんが受け入れたことで、大内さんに代わって竹下さんがツーショットデートに参加します。それに重ねられるようにして、プールに飛び込む残された女性メンバーたち。

ストールンローズ会議からの流れは、あまりにも話が出来すぎているような演出感があるものの、白眉な瞬間であるのも間違いありません。雨降って地固まるとはこのことか…。

第5話ローズセレモニーの結果(呼ばれた順、敬称略)

ローズ獲得(4名)脱落(2名)
竹下理恵
(サプライズローズ)
杤木愛シャ
大内悠里月田侑里
尾﨑真衣
鈴木光
西山真央

結果的に、杤木愛シャさん、月田侑里さんの2名が脱落。杤木愛シャさんのインタビューで語っていたオタクっぽいところ、もっと見たかったなー。

毎回言っていますが、私たち視聴者が見ている場面なんて切り取られたものでしかないので、切り取り方でいくらでも印象操作はできるんですよね。

『バチェラー5』第6話

『バチェラー・ジャパン』シーズン5第6話
(C)2023 Warner Bros. International Television Production Limited

グループデート(3人)

第6話は、メキシコでの最後の旅となります。

最初に行われたグループデートでは、西山さんが「声が好き」と具体的な好きポイントを挙げていて、長谷川さんも共感していることが印象的。

その後、3人それぞれとウェディングフォトの撮影に臨み、西山さんと鈴木さんとは頬にキスをしていました。ウェディングフォトに置いても西山さんとの距離感が一番近い印象です。

鈴木さんは父親がアルツハイマーであることで瞬間瞬間を大切に生きるようになったと伝えます。

ツーショットデート(尾﨑真衣さん/大内悠里さん)

尾﨑真衣さんのツーショットデートでは、バスケットボールを一緒にプレイして汗を流しました。その後、街と海が見渡せる綺麗な場所でリラックスしたデートを行います。

尾﨑さんは過去に付き合った人物に「恋愛の大好きという感情が分からなくて可哀想だね」と言われたことがあり、それが恋愛に対するコンプレックスを持つきっかけになったと明かします。そんな尾﨑さんに対して長谷川さんは「好き」だと伝えています。

大内悠里さんのツーショットデートでは、ストールンローズを受けたことで彼女を傷つけたことへの謝罪を伝える一方で、大内さんに好きだとはっきり伝えます。

スタジオでも話していたように、大内さんに対する長谷川さんのギラつきは面白いですが、単純に大内さんが好きにさせる力に長けているように思います。

ツーショットデートを行った2人に対してそれぞれ「好き」と言葉にして伝える長谷川さん。

第6話ローズセレモニーの結果(呼ばれた順、敬称略)

ローズ獲得(4名)脱落(2名)
大内悠里
(サプライズローズ)
鈴木光
西山真央尾﨑真衣
竹下理恵

第6話でお別れとなったのは、鈴木光さん、尾﨑真衣さんの2人。人を好きになることに対してコンプレックスを抱いていた尾﨑さんに対して長谷川さんは「愛をしっかり知っている素敵な女性」と最後に伝えました。

残すは[大内悠里/西山真央/竹下理恵]の3名。いよいよ次回はメキシコから日本に戻り、家族と対面します。長谷川さんの大内さんへの好意が爆発していましたが、依然として西山さん一強は変わらない印象。

今回のバチェラーはすごく面白く、長谷川さんも参加女性たちも魅力的ですが、終盤に差し掛かる中で同じようなやり取りも見られて、長谷川さんもいま一歩踏み込めていない印象があります。

家族対面ではグッとその人のルーツや人柄が見える部分でもあるので、次回が非常に楽しみなところです。

改めて今回の『バチェラー5』の参加者キャスティングは絶妙だったと感じます。これまで「家族との良好な関係=幸せ」が色濃く現れていて、明確に相手を選ぶ基準になっていましたが、今回の参加者女性たちは十人十色。

両親が離婚している鈴木さんや輿水さんがそんなことを微塵も感じさせない魅力があり、親と仲がいい訳ではないと明かす西山さんも印象的。

中でも西山さんの言葉には非常に共感性が高く、どんな関係であっても「今の自分が幸せ」であることを伝えた言葉には胸を打たれました。

長谷川さんも共感力が高く、女性たちの話に対して「一緒です」と度々言葉にしていますが、必ずしも一緒でなくてもいいし、今後の家族との対面後に彼の気持ちがどう変化していくのかも注目したいところです。

『バチェラー5』第7話

第7話は、メキシコから日本へ帰ってきて残った3名[竹下理恵/大内悠里/西山真央]の家族と長谷川さんがそれぞれ対面するエピソード。

竹下理恵さん

『バチェラー・ジャパン』シーズン5第7話
(C)2023 Warner Bros. International Television Production Limited

竹下さんは、長谷川さんをメイク講師としての仕事をする専門学校に連れていきます。普段の仕事の様子を長谷川さんに見せ、その後、学生時代からの友人も交えて会話していました。

竹下さんの家族(両親と妹)に対面し、楽しげな雰囲気で顔合わせを終え、長谷川さんのが竹下さんへ頬へキスすると、その後、竹下さんは口に軽くキスをして返しています。

大内悠里さん

『バチェラー・ジャパン』シーズン5第7話
(C)2023 Warner Bros. International Television Production Limited

大内さんとの再会では、彼女が子供の頃から行きつけの焼肉屋へ。焼肉奉行の大内さんは、焼き加減の好みが合うことはとても重要だと語ります。

その後、大内さんの母親が営むスナックで対面。母娘の関係性の良さが見え、リラックスした様子で会話していました。

2人は別れ際、長谷川さんが「お預けにしていた」とキスを交わします。

西山真央さん

『バチェラー・ジャパン』シーズン5第7話
(C)2023 Warner Bros. International Television Production Limited

西山さんとの再会では、地元の大分県での砂湯へ。メキシコ時から変わらない自然体な空気感で進みます。

西山さんは学生時代にスポーツに打ち込み、その後、工場の現場作業員などを経ていること、学生時代はモテなかったことを明かして長谷川さんを驚かせています。

その後は、家族(両親と兄)と対面し、西山さんの飾らない様子が家族との関係性にも見え、落ち着いた様子で進みます。

西山さんは自分の感情を言葉で表現することが得意ではなく、長谷川さんへの「好き」と伝えることはなく、それに対して長谷川さんはもどかしく感じている様子でした。

第7話ローズセレモニーの結果(呼ばれた順、敬称略)

ローズ獲得(2名)脱落(1名)
大内悠里竹下理恵
西山真央

第7話、残り3人となったローズセレモニーでは、竹下さんがお別れとなりました。長谷川さんは「話がしたい」と言うも、彼女はキッパリと断り、会場を後にしています。

振り返ってみると、大内さんと西山さんに対してはきちんと「好き」と伝えていた一方で、竹下さんにかけていたのは「キレイ、ステキ」という言葉。反対に竹下さんの方が気持ちを明確に伝えていたことが残った2人と違った点です。

竹下さんは最初から「最後の恋愛」と宣言していたように、一貫して長谷川さんへの想いを見せていたので、ここでお別れとなったのはとても寂しいですね。脱落となっても長谷川さんの幸せを願って去っていく様子には彼女の長谷川さんへの本気度、人柄が伺えました。竹下さんの今後に幸あれ!

残すは[大内悠里/西山真央]の2名。第6話からの大内さんの魅力がさらに爆発し、長谷川さんを虜にしている印象ですが、一方で西山さんとの空気感は相変わらずとても良い。

長谷川さんは「好き」という言葉を言ってもらいたい気持ちが現れていますが、そう思っていても感情を言葉にすることって結構難しいんですよね…。西山さんの気持ちがよくわかるなぁ。

大内さんも、長谷川さんが見た目や経歴ではなく、自分の中身を見てくれていると伝わるから好きと涙ぐみながらに話しており、彼女の本音も垣間見えます。

それにしても、やっぱり家族回はいい!番組の空気感に関係なく人柄が見えてくるので、参加者の方々の魅力が一層深まります。

とはいえ、相変わらず長谷川さんは受け身な印象です。カットされていたのかもしれませんが、家族への質問などがほぼ見られず、どうやって判断しているんだろうと考えてしまいました。

残すは1話。最後に長谷川さんが選ぶのは大内さんか、西山さんか。これまで西山さんしか考えられないと思えましたが、このタイミングで他メディアの座談会で西山さんと竹下さんが出演していること(以下参照)を考えると、大内さんなのか!?(記事出すタイミング違うだろ)

『バチェラー5』第8話(スタジオトーク)

『バチェラー・ジャパン』シーズン5第8話
(C)2023 Warner Bros. International Television Production Limited

第8話は、参加女性たちと長谷川さんがスタジオで再会して裏話を語るスタジオトーク回。

指原莉乃さんが寄り道せずにストールンローズの話題へ直球で切り込みます。ナイス!

鈴木光さんの話では、ストールンローズ会議は2時間半に及んでいたとのこと。しかしながら裏話を聞いても映像で映っていた部分の印象は変わりませんでした。

あの場では、ほとんどの方が「月田さんが行くべき」と思っていたと言っていますが、その時点で自分の想いよりも番組のストーリーに傾いているわけで、長谷川さんへの想いがそれほどないことがわかるのです。

だからこそ、月田さんが「ストーリーの犠牲者」のように見えました。彼女は他の方同様に長谷川さんへの気持ちがそこまでなかっただけなんだと思います。

一方で、長谷川さんへの想いを強く押し出した竹下さんがストールンローズを使うことは理解できますし、結果的にそうなったのもうなずけます。

月田さんはインタビューや立ちふるまいを見れば、彼女が気の弱い人だとは思いません。単に周りの空気に馴染んでいなかっただけで、スタジオで改めて説教みたいな空気になっているのはキツそうでした。

その後、竹下さんが登場。気が強い印象のある竹下さんですが、高須賀佑紀さんが「本当は人に合わせるタイプで、自分を押し出したのが分かる」とフォローしていたのが印象的。

月田さんには旅の中でそういう友達ができなかったんじゃないかと思えて、集団行動苦手な自分にとっては勝手に共感していました。

それにしても竹下さんが番組の枠組みの中で、自分をさらけ出して本気で恋愛している様子を見せられるのは純粋にすごいとしか言えません。

そのほかでは、周典さんがみんなから性格が良いと言われていたり、輿水りささんがガサツだと言われていたり、全体的に和やかな空気で進んでいました。

やっぱり『バチェラー5』の女性参加者のみなさんはとても素敵な方ばかりで、変にチープな争いをしないところも好きですね。

『バチェラー5』第9話(最終話)

『バチェラー・ジャパン』シーズン5第9話
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家族との対面

最終話となる第9話。最後の2人まで残った大内悠里さんと西山真央さんが、長谷川さんの家族と対面する最後のデート。

まずは西山さん。長谷川家のみなさんも、長谷川さんと西山さんの自然な様子を感じていて好印象の様子。

一方、大内さんは、長谷川さんがこれまで付き合ってきたタイプとは違った人であるため、少し不安な様子。しかし、彼女の天真爛漫さと、長谷川さんが大内さんに気持ちが傾いている様子を理解していました。

長谷川さんの弟、智也さんは、西山さんなら自然に結婚する流れになり、大内さんならアップダウンはあるかもしれないけど、分かち合えば幸せは青天井になるのではないかと伝えます。

ここで長谷川さんの母親は、「どういう家庭にしたいのか」と長谷川さんに直球の質問。長谷川さんは考えながらも「いつまでも恋人のような関係」が理想と伝えます。

するとすかさず、真央さんは「好きと伝えてくれているの?」と質問していました。

最後のデート

2人と長谷川さんとの最後のデート。西山さんは、浴衣に着替えて足湯に入った後、ガラス細工の工房でグラスに絵を描くことに。

その後、旅館に移動し、日本酒を飲みながら過ごす最後の時間。真央さんは自分の気持ちを伝えるための手紙を渡します。

そこではこれまでの旅での感謝に加えて、初めて真央さんの口から「好き」という言葉を伝えます。その後、いい雰囲気の中、長谷川さんは西山さんの唇にキスをします。

続いて大内さん。信濃川をクルージングし、貸し切りの水族館の中で楽しげに過ごし、大きな水槽を前にした場所で最後のひとときを過ごします。

長谷川さんはバスケ選手と仕事で悩んだ過去を打ち明けていました。大内さんは「本当に大好き。幸せになってほしいと思っている、それが私だったら嬉しい」と伝えます。その後、2人はキスを交わしています。

第9話ローズセレモニーの結果

ついに最後のローズセレモニー。舞台は東京スカイツリーでした。

まずは西山さんが登場。西山さんは「これから先も惠一と一緒にたくさんくだらないこと言って笑っていたいし、隣でずっと味方でいたい」と伝えます。

続いて大内さん。「ほんとに大切すぎて、どんな答えでも受け入れられる。こんなに好きになれたこと、ありがとう」と伝えます。

そしていよいよ、長谷川さんがファイナルローズを渡す瞬間が訪れます。

バチェラー長谷川惠一さんが最後に選んだのは、大内悠里さんでした。

大内さんは涙ながらにローズを受け取り、一方、西山さんは涙を見せずに笑顔で別れを伝えます。「残念だけど、私は大丈夫です」と伝えて去っていく西山さん。

その後、大内さんに「心から愛しています」と指輪を受け渡します。

第9話の感想

『バチェラー5』の旅が完結。最後に選ばれたのは、大内悠里さんでした。

長谷川さんはいい意味でわかりやすいというか、顔に出やすい人なので、長谷川さんの母親が「大内さんに気持ちが傾いている」と話していたように、第9話を見れば大内さんが選ばれるだろうなという予感はありましたね。

とはいえ、全体で考えると大内さんが最後まで残るとは想像もできませんでしたので、バチェラーの面白いところです。

「ずっと恋人のような関係でいたい」という長谷川さんの言葉の通り、デートでもそれが現れていたように感じます。

西山さんとのデートではリラックス、対照的に大内さんとのデートでは恋人感が伺えます。恋人でいたい様子は大内さんとのデートの方が強く伝わってきます。

西山さんとの最後のデートが、また「お絵描き」であることは寂しいですね(映像的にも)。そんな中、西山さんが「好き」という言葉を最後の最後で絞り出す様子にはグッと来るものがあり、それが本心であることも伝わります。幸せになってほしい!

『バチェラー5』第10話(アフターファイナルローズ)

『バチェラー・ジャパン』シーズン5第10話
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シリーズ完結編となる第10話は、スタジオトークのアフターファイナルローズ。

バチェラーの旅を終えた長谷川さんは顔から幸せそうな様子が伺えます。そして惜しくも最後に選ばれなかった西山真央さんがスタジオに登場。

「今はスッキリしている」と語る西山さん。「好き」と言葉にできなかった理由について、「恋をしているのか、舞い上がっているだけなのかわからなった」と言います。

参加者女性たちからの証言で、「私、“確”なんよな」と、西山さんが長谷川さんから気に入られていることを確定の“確”という言葉であっけらかんと女性たちに明かしていたエピソードが明かされます。

長谷川さんが『バチェロレッテ2』で学んだ、言葉で伝えることの重要性を西山さんに伝えていたら、状況もまた変わったかもしれません。

その後、周典さんから「付き合う前のキスはなし」と言っていたことについて質問されていました。

最後のローズを決めたタイミングが「ローズを手にして目を瞑ったとき」と言うと、女性陣から「それはウソ」と総ツッコミされてしまっていました。

西山さんが自分が選ばれなかった理由を聞くと、大内さんが現れたことで「自分をより表現させてくれる人に出会ってしまった」と打ち明けます。

その後、大内さんがスタジオに登場。

『バチェラー・ジャパン』シーズン5第10話のMC3人
(C)2023 Warner Bros. International Television Production Limited

長谷川さんのノールック花火をいじる司会者3人の息がピッタリすぎて爆笑。

大内さんと仲良かった尾﨑さんは、プールに飛び込んだ場面で、大内さんが本当に帰るつもりだったこと、そのため大内さんだけがドレスではなく水着で飛び込んでいたことを明かします。

大内さんは、長谷川さんがバチェラーのときと変わらず寄り添って接してくれていることを明かします。

面白いのは、大内さんも長谷川さんに対して出会ったことのないタイプであると言っていたこと。お互いにとって新鮮な出会いであったことも重要な要素かもしれませんね。

2人は東京と名古屋の遠距離である一方、月の半分は一緒にいる様子。ケンカもする一方で、長谷川さんは番組時よりも5倍好きになっていると熱い恋愛をしている様子がわかります。

その後、長谷川さんの両親と大内さんの母親がスタジオに登場。長谷川さんの母は、最後に選ばれなかった西山さんに感謝を伝えます。両家と2人の関係性も良好な様子。

そして、長谷川さんと大内さんの2人が正式に婚約したことを発表しました。番組後に付き合って婚約に至らずに別れることもある中で、番組内での婚約発表は微笑ましいですね。

最後のローズはゴールではなくスタート。まさにスタートラインに立った感じがしますね。めでたい!

2人は最後に伝えたいことを伝え合い、長谷川さん「結婚してくれますか」大内さん「もちろんです」と、改めて指輪を交わし、『バチェラー5』の物語が完結しました。

『バチェラー5』全体の感想

『バチェロレッテ2』参加者である長谷川惠一さんがバチェラーとなったシーズン5。

「バチェラー感がない」と言われる長谷川さんは、確かにこれまでのバチェラーたちのようなセレブではありません。同じように『バチェロレッテ』から『バチェラー』に参加した前回の黄皓さんと比較すると、親近感を感じる人も多いともいます。

しかしながら全体を通して見ると、素晴らしいシーズンになっていました。そしてそれを作り上げていたのは、ほかでもない参加女性たち。

みんなで作り上げる“バチェラー”

前回の『バチェラー4』においても、女性参加者たちの良さが目立っていましたが、今回は過去最高レベルに女性参加者たちが素晴らしかった。

限られた時間の中で印象に残るためには、いろんなアピールの仕方があると思います。『バチェラー』という番組の構造上、参加者同士で対立したり、蹴落とし合うことで目立つ人もいますが、今回はそういうことがないにもかかわらず、ひとりひとりが印象的に記憶に残っています。

言ってしまえば『バチェラー』という番組自体、時代に逆行するようなものですが、その中で、自立した女性たちのシスターフッドと、彼女たちがバチェラーに切り込んでいくことで、長谷川さんも、より一層バチェラーっぽくなっていく様子は、「みんなで作り上げるバチェラー」という感じ。

最後の言葉で「私を惠ちゃんの物語のヒロインにしてくれてありがとう」と言った大内さんには痺れました。

恐らく経済力で言えば大内さんの方があるでしょう。よく涙を見せる大内さんですが、彼女は決して「か弱い」印象はなく、コメント内容からも彼女の芯の強さは伺えます。

そんな大内さんが、自分を「ヒロイン」と見立ててバチェラーを立てるのです。これによって長谷川さんはバチェラーと認められたことを痛感すると思いますし、彼の表情から嬉しそうな様子がにじみ出ていました。

バチェラーの定義

『バチェラー4』が素晴らしい内容だったこともあり、制作側もキャスティングに相当苦労したことが想像できます。

その中で選ばれた長谷川惠一さん。SNSでは長谷川さんのことを、まるで一般人かのように感じている人もいますが、発信している人たち、よほどすごい経歴をお持ちなんだと思います。

インカレ準優勝、法政大学法学部卒、元3人制プロバスケ選手、身長190cm、RIZAPで店舗トップ営業成績、そして自分の会社設立。(オフィシャルサイト参考

長谷川さんの経歴は、ブロガーの端くれである私からすれば驚くほどすごい経歴ですよ。

「バチェラー=金持ち男性と玉の輿を狙う女性の道楽」と考えている人が多い印象です。『バチェラー』はアメリカの発祥の番組ですが、アメリカの番組Wikipediaを見ると「金持ち男性」の記載はなく、「ロマンチックな場所で独身男性が婚約者の候補を選ぶ」とされています。

そもそも「bachelor」という単語の意味が「独身男性」という意味ですからね。

これまでの『バチェラー』のイメージで、視聴者側が勝手に「バチェラー=金持ち」という印象を抱いていただけで、参加者女性たちも長谷川さんを知った状態で選ばれたいと参加しているので何も問題なんてありません。

毎回言っていますが、インターネットが制限された異国の地で、いつカメラに撮られているかもわからない状況野中、自分が恋愛する様子を映される。正直、参加するだけでもすごい勇気を持っている人です。

その中で、番組として十分に満足できる面白さを見せてくれた長谷川さん&大内悠里さん、そして参加女性みなさんの未来が幸せであってほしい。面白かった!

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