今回ご紹介するのは、ディズニー/ピクサー映画『リメンバーミー』です。
リー・アンクリッチ監督による映画で、ディズニー作品では珍しい「死」を扱った作品となっています。
メキシコの祝祭を舞台に、死者の国へ迷い込んでしまった主人公の冒険を描いた感動作です。
個人的には歴代のディズニー/ピクサー映画の中でもかなり好きな映画でした。
涙腺が弱い方は、号泣必死の泣ける映画になっています。
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映画『リメンバー・ミー』の作品情報とあらすじ
作品情報
原題 | Coco |
---|---|
監督 | リー・アンクリッチ |
脚本 | エイドリアン・モリーナ マシュー・オルドリッチ |
出演(声) | ミゲルアンソニー・ゴンサレス ガエル・ガルシア・ベルナル ベンジャミン・ブラット 他 |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2017年 |
上映時間 | 105分 |
おすすめ度 | [jinstar4.5 color="#ffc32c" size="16px"](4.5点/5点) |
あらすじ
ミュージシャンを夢見る少年ミゲル。
しかし、彼の一族は過去の出来事が原因で音楽を禁じられていた。
そんなある日、ミゲルは黙って音楽コンテストに参加しようとするも、先祖たちが暮らす“死者の国”に迷い込んでしまうのだった。
日の出までに元の世界に戻らないと、ミゲルの体は消えてしまう。そんな彼に手を差し伸べたのは、陽気だけど孤独なガイコツ、ヘクター。
やがて二人がたどり着く、ミゲルの一族の驚くべき“秘密”とは…。
映画『リメンバーミー』のキャスト
監督はリー・アンクリッチ
本作を担当するのは、『トイストーリー3』の監督リー・アンクリッチ。
『トイストーリー3』では、子供から大人へ成長する過程でおもちゃから離れていくという普遍的で多くの人が経験したことのあるストーリーで観るものを感動で包みました。
本作は第90回アカデミー賞において、長編アニメ映画賞と主題歌賞をダブル受賞する快挙を成し遂げました。
吹替版の日本人キャストも良い
主人公ミゲル役に石橋陽彩が、ヘクター役には藤木直人が担当しています。
特に13歳の中学生だった石橋陽彩の伸びやかな声と、感情がこめられた演技は素晴らしかったですね。
藤木直人も甘い声なので、好き嫌いはあるかもしれませんが、個人的にはヘクターとの相性は良かったと思いました。
ディズニー映画はプリンセスと王子というように、男女のコラボはよくありますが、年齢差のある男同士の歌のコラボというのは案外ないので、新鮮でした。
『リメンバーミー』はメキシコ「死者の日」が舞台
© 2017 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
本作、舞台となるのはメキシコの「死者の日」です。
日本で言う「お盆」と似たような文化ですね。
日本と違って死者を祀って楽しく祝う点。
『007 スペクター』の冒頭シーンでも登場しますが、本当にみんなが楽しそうに祝っているのがすごく魅力的でいい文化だと思いました。
ディズニーが描く死生観
© 2017 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
本作、個人的には近年のディズニー/ピクサー映画の中でもトップクラスに好きな映画です。
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本作では“2つの死”を描いています。
- 1つは、心臓が止まり肉体として死んだ時
- 2度目の死は、人々がその人を忘れてしまった時
この「肉体の死と魂の死」という2つの死が重要であり、それこそがメキシコの死者の日、そして日本でいうお盆という死生観の核心につながるのです。
僕たちには誰しも、遠い昔の親戚たちがいる。その多くが知らない人たちです。
僕も子供の頃、額縁に飾られた知らない先祖たちを前にして「どうして知らない人たちの前で手を合わせて線香をあげるんだろう」と思った時がありました。
それに対する答えがこの映画では画かれているように感じました。
大切な人との別れは辛いもの。
しかし、「あなたがその人との思い出や記憶を持っている限り、その人はあなたの中で生き続けている」 ディズニーが死という普遍的なテーマに真摯に向かい合った感動作でした。
『リメンバーミー』は死と向き合う感動作
© 2017 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
本作、ストーリーの構成が非常に巧みで、テーマである死をこれほど上手に描けるのはさすがとしか言いようがありません。
エンターテイメント性も抜群
死をテーマにしていること、それを通して家族愛を描いていることは間違いないのですが、説教臭く感じないのです。
それはストーリーのエンターテイメント性が上手いバランスを持っているから。
音楽を禁じられた一家でミュージシャンを目指すミゲルが、死の世界の冒険を通して成長していく様子と、尊敬していたデラクルスの真実やヘクターとの関係性が明らかになっていく過程もハラハラさせたりとエンターテイメント性が抜群です。
圧倒的な映像美
死者の世界を描いた世界観の見事さはもちろんですが、ココのシワの描き方やマリーゴールドの香りまで伝わってきそうな花びら一つの演出など、こだわり抜いた映像が美しい。
日本のお盆でいうキュウリとナスの精霊馬と精霊牛を同じような、死者の魂を運ぶとされる「アレブリヘ」の造形の面白さとカラフルな描き方が個人的に好きでした。
【泣ける】『リメンバーミー』の歌の意味とは
© 2017 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
アカデミー賞主題歌賞も受賞した『リメンバーミー』ですが、楽曲が本当に素晴らしい。
監督がインタビューで「イヤーワーム(earworms)」と言っていましたが、本当に頭から離れない口ずさみたくなるキャッチーなメロディがスッと入ってきます。
さらに、歌に込められた意味が分かるとさらに感動が押し寄せます。
『リメンバーミー』の意味とは
楽曲が持つ意味が前半と後半で変わってくる演出も見事だった本作。
『リメンバーミー』とはどういう意味を持つ歌だったのか。
それは、ヘクターが自分の娘ココに向けて送った曲でした。
家族を置いて音楽の道を進んでしまったヘクターでしたが、それでも家族を想い、そんな自分を「Remember me」「覚えていて、忘れないで」といった意味があったのです。
ラスト、ミゲルがココの前で「リメンバーミー」を歌うと、ココは歌を通してヘクターを思い出します。
恐らく多くの方が泣いたシーンではないでしょうか。
「リメンバー・ミー」という歌をきっかけに、ココの記憶が蘇りそれによりヘクターはほんとうの意味での死を免れました。
その後、時が経ちココは死者の国でヘクターと再会するのでした。
本作の楽曲は『アナと雪の女王』の「レット・イット・ゴー」を手がけたロペス夫妻。
ディズニー映画は歌の力も結構重要な部分で、本作もアナ雪同様にキャッチーな楽曲が多く、歌とともにそのシーンを思い浮かべることができるのです。
『リメンバーミー』は世代を問わない名作
2つの死をテーマに、ディズニーが死生観を通して家族愛を描いた『リメンバーミー』。
多くの人が、人生のどこかのライフイベントで「死」というものに出会います。
その人との関係性で思い出の強さは変わってくるのでしょうが、本作はそれでも「覚えていてほしい、忘れないで」という死者との向き合い方を考えさせる普遍的な物語でした。
世代を問わず楽しめる名作でした。
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