【永久保存版】本当に面白いNetflixおすすめ映画22選【映画ブロガー厳選】

本記事では、本当に面白いNetflixのおすすめ映画を映画ブロガーが厳選してご紹介します。

11のジャンルごとにおすすめの映画を2本ずつ、合計22本まとめて紹介します。それぞれのジャンルごとに特化したおすすめ作品はそれぞれのジャンルごとに別の記事でまとめていますので、合わせてチェックしてみてください。

アクション・アドベンチャー映画

タイラー・レイク 命の奪還

おすすめポイント

クリヘムの新たな代表作！

『アベンジャーズ／エンドゲーム』のサミ・ハーグレイヴ監督＆『マイティ・ソー』のクリス・ヘムズワースによるアクション映画。

独特のカメラワークで、臨場感たっぷりのアクションシーンが見どころ。『マイティ・ソー』とは違った、ボロボロになるクリヘムの姿も印象的。

封鎖されたバングラデシュのダッカから脱出することがメインとなる物語で、土煙に覆われた街の中での暑苦しくさあふれる戦闘シーンは見応え充分。

終始、街の中で繰り広げられる戦闘シーンは息をつく暇がないレベルで、Netflixでも屈指の人気作。

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シャドー・オブ・ナイト

おすすめポイント

血みどろグロアクション。

『ザ・レイド』で世界中に名を轟かせたアクション俳優イコ・ウワイス出演のインドネシア製作アクション映画。

R18+なので、めちゃめちゃグロいです。あらゆる角という角にぶつけまくる痛々しい表現のオンパレード。

さらに、武器がほぼナタというのも面白いところ。基本的に混戦で、ナタをぶん回しながら入り乱れる戦いとなり、気付いたら血の海と化しています。

また、追っ手として迫りくる殺し屋たちが女性が多く、しかもめちゃくちゃ強いところも面白いポイント。

説明的な描写はなく、戦う理由とかも正直良くわからないけれど、アクションに全振りした終始見ごたえのある映像が楽しめます。

サスペンス・ミステリー映画

ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密

おすすめポイント

新たな名探偵シリーズの誕生。

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のライアン・ジョンソン監督&『007』のダニエル・クレイグ主演によるミステリー映画。

『007』シリーズのダニエル・クレイグが名探偵役として主演した本作は、ウィットに富んだ内容と予想もできない展開が進み、ミステリー映画のお手本的面白さが楽しめます。

アガサ・クリスティのように王道でありながら、新しい名探偵像を作り上げていて楽しめます。

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ほの蒼き瞳

おすすめポイント

丁寧な演技とひねりの効いたマーダー・ミステリー。

エドガー賞・長編賞受賞のルイス・ベイヤードによる原作を、スコット・クーパー監督＆クリスチャン・ベール主演で映画化。

舞台は19世紀、ニューヨーク郊外にある陸軍士官学校で起きた殺人事件を調査するためにやってきた元刑事が、後に小説家エドガー・アラン・ポーとして知られるようになる士官学生と一緒に事件の謎に迫っていく様子を描く。

ゆっくりと進みますが、ひねりの効いた脚本とゴシック的な映像の良さ、最低限の情報で進む見やすさも丁度いい。

演技に定評のあるクリスチャン・ベールと、エドガー・アラン・ポー役を演じたハリー・メリングの見事な演技を格調高いミステリー映画に仕上げています。

アニメ映画

ニモーナ

おすすめポイント

ステレオタイプからの脱却とアイデンティティの受容。

グラフィックノベルが原作、クロエ・グレース・モレッツ&リズ・アーメッド吹き替えのNetflixアニメーション映画。

中世の騎士と近未来が融合した世界観の面白さと、型破りな少女と濡れ衣を着せられた騎士が陰謀に立ち向かう姿は胸を熱くさせます。

アニメーション表現も遊び心満載で、テンポの良さと一筋縄ではいかない展開が全く飽きさせない面白さがあり、根底にあるメッセージもしっかり響きます。

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ギレルモ・デル・トロのピノッキオ

おすすめポイント

デル・トロ監督が描くピノッキオの新たな名作。

『パンズ・ラビリンス』『シェイプ・オブ・ウォーター』などのギレルモ・デル・トロ監督がストップモーションアニメで描くピノッキオの物語。

これまで幾度となく語り継がれてきた「ピノッキオ」の物語にデル・トロ監督が新たに命を吹き込んだ傑作。製作に15年を費やした、細部にまで徹底的にこだわり抜かれたアニメーションの表現には感服させられました。

ファシスト政権下のイタリアを舞台に、暴力や死の描写といった暗い要素を取り入れつつ、ピノッキオの冒険を通して尊い“命の物語”を描く様子は圧巻。

ミュージカル様子を取り入れたストップモーションアニメによる表現はピノッキオとの相性抜群。ディズニーアニメの『ピノキオ』のような人間的な可愛げのあるピノキオではなく、本作のピノッキオは“木”そのもの。しかし、気づけば心を鷲掴みにされているのです。

原作とは違ったラストの表現も、デル・トロ監督らしい愛を感じる素晴らしい余韻を残します。

製作背景を映したドキュメンタリー『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ: 手彫りの映画、その舞台裏』をあわせて観ると、クリエイティブの熱意にさらに感動すること間違いなし。

ホラー・スリラー映画

ザ・コール

おすすめポイント

タイムトラベル ✕ 電話 ✕ ホラーの妙！

2011年の映画『恐怖の黒電話』が原案に、電話により20年の時空を超えて繋がった2人の女性が運命の駆け引きをするサスペンス・スリラー作品。

過去と現在の2つのタイムラインに生きる2人の女性が一本の電話でつながり、互いの人生に影響を及ぼし合っていく。

タイムパラドックス系の映画であまりなかったホラー要素を巧みに取り入れていて、恐怖描写と予想の出来ない展開が飽きさせない良策です。

呪詛

おすすめポイント

ホーホッシオンイー シーセンウーマ

実在の怪事件からインスパイアされて作られたファウンド・フッテージ型のホラー。

日常の延長に超自然現象が入り込んでくる「フェイク・ドキュメンタリー」の手法を取り入れ、観るものにリアルな恐怖と体験させます。

POV（主観の視点）やスマホ撮影など工夫をこらした恐怖描写と、宗教と信仰を織り交ぜた演出が見事で、鑑賞後には「呪い」のような何かを感じるほど背筋が凍るホラー映画。

SF映画

オクジャ okja

おすすめポイント

人間と動物の“食”を巡るブラックコメディ。

『母なる証明』のポン・ジュノ監督による、大企業に狙われた親友の巨大生物を助けるために少女が奔走する様子を描いたSFアドベンチャードラマ。

人間と動物の生殺与奪の関係について、資本主義を絡めて描く社会性の高さと、抜群のエンターテイメント性の高さで描く切り口は、ポン・ジュノ監督ならではの作家性が伺えます。

ティルダ・スウィントン、ジェイク・ギレンホール、ポール・ダノら豪華キャストが共演し、唯一無二の世界観を堪能できる一本。

ゼイ・クローン・タイローン ～俺たちクローン?

おすすめポイント

ユニークでヘンテコなSFコメディ。

黒人たちが暮らす地区で起きた一連の不気味な出来事をきっかけに、極悪な政府の陰謀に巻き込まれる3人組を描いた荒唐無稽ミステリー。『クリード2』の脚本家ユエル・テイラーによる初監督作品。

ジャンルは「ブラックスプロイテーション映画」。ジョン・ボイエガ、ジェイミー・フォックス、テヨナ・パリスの3人が繰り広げるドタバタ劇は、くだらなさと面白さが共存し、それでいて社会風刺にもなっています。

粗い質感の映像が雰囲気を盛り上げ、ジャンルを横断する予測不能な展開が楽しい映画です。

恋愛・ロマンス映画

ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから

おすすめポイント

愛って一体なんだろう。

アメリカの田舎町を舞台に、3人の高校生の三角関係を描いたドラマ。

思いがけず巡り合う3人の人物の三角関係を通して、「愛とはなにか」を考え、互いに影響し合う様子を描く。

青春時代の複雑さと甘酸っぱさをリアルに息づき、ウィットに富んだセリフやキャラクターの繊細な心情を映した映像表現も見事です。

マリッジ・ストーリー

おすすめポイント

離婚を通した人間関係の複雑さ。

ノア・バームバック監督、アダム・ドライバー＆スカーレット・ヨハンソン主演、あるカップルが離婚に向かっていく様子を描いたドラマ。

円満に離婚するはずだった2人が、蓄積された思いをぶつかり合うシーンは演技とは思えないほどにリアルです。

かつて愛し合っていたこと、息子への愛情など、関係の変化に伴って自分自身を見つめ直していく様子は見ごたえのあるドラマになっています。

ヒューマンドラマ映画

ROMA ローマ

おすすめポイント

日常の中に息づく、愛と絆の記憶。

『ゼロ・グラビティ』のアルフォンソ・キュアロン監督による、1970年代のメキシコシティを舞台に中流階級の家庭で働く家政婦クレオの日常と変化を描くドラマ。

1970年代の政治的混乱に揺れるメキシコを時代背景に、家政婦クレオの視点から家族の生活と彼女自身の個人的な試練を描き出しています。

日常の小さな瞬間から、生活が一変する大きな出来事までを描き、白黒映像で家族の風景を映し出す監督の感性と映像表現は詩的で美しく、味わい深い余韻を残します。

パワー・オブ・ザ・ドッグ

おすすめポイント

強さと弱さの西部劇。

『ピアノ・レッスン』のジェーン・カンピオン監督＆『ドクター・ストレンジ』のベネディクト・カンバーバッチ主演、1925年のアメリカ・モンタナ州を舞台に、2人の兄弟と彼らの周囲の人々の間で繰り広げられる人間ドラマを描く。

2人の兄弟のもとに現れた未亡人と連れ子。それによって動き出す物語と、複雑な感情が明らかになっていく様子は緊張感があり、登場人物の内面的な葛藤を巧みに映し出しています。

カンピオン監督の独特な演出と、モンタナ州の荒涼とした風景を映し出した映像美、ベネディクト・カンバーバッチを筆頭にした圧巻の演技など、一級品の人間ドラマを堪能できます。

歴史・戦争・伝記映画

ビースト・オブ・ノー・ネーション

おすすめポイント

戦争に翻弄される運命。

エミー賞受賞TVシリーズ『TRUE DETECTIVE トゥルー・ディテクティブ』のキャリー・フクナガ監督による、内戦で家族を引き裂かれた少年が少年兵となる様子を描くドラマ。

反政府軍の少年兵として徴兵された主人公の少年が、生き残るために苛烈な行為に手を染めざるを得なくなる様子は残酷。

紛争下での子どもたちが抱える苦悩と、彼らが直面する倫理的ジレンマを描き、戦争の恐ろしさ焼き付けます。

西部戦線異状なし

おすすめポイント

一人の兵士の目を通して見る、戦争の真実。

エーリヒ・マリア・レマルクによる原作を通算3度目となる映画化。第一次世界大戦末期を舞台に、理想に燃える若きドイツ兵の様子を描いた戦争ドラマ。

愛国心に駆り立てられて戦争へ参加した兵士が戦場で目撃する無慈悲で不条理な現実。

英雄でも屈強な兵士でもないただの大勢の中の兵士の一人として描かれる主人公を過度な演出は抑えて映し出し、戦争の恐ろしさを痛感させます。

ミュージカル映画

tick, tick…BOOM! チック、チック…ブーン！

おすすめポイント

夢追い人へのエール。

『ハミルトン』のリン・マニュエル・ミランダの監督デビュー作品、『アメイジング・スパイダーマン』のアンドリュー・ガーフィールド主演、ミュージカル作曲家を目指す青年を描いたミュージカルドラマ。

ブロードウェイでの成功を夢見る主人公が、30歳の誕生日を目前にして、自分のキャリアの不確実性や不安、恋愛や友人関係などに直面する様子は、何かに挑戦する人にとって高い共感性があります。

傑作ミュージカル『RENT/レント』を生み出した実在の作曲家ジョナサン・ラーソンがモデルで、夢を追い続けることの苦悩と喜びを、ラーソンによる音楽でエネルギッシュに届けています。

ビーボ

おすすめポイント

軽快な音楽に身も心踊る。

キンカジューと少女の想いを届けるための旅を描いたミュージカルアニメーション映画。

やはり、リン＝マニュエル・ミランダの作る楽曲の素晴らしさに尽きます。『ハミルトン』『ミラベルと魔法だらけの家』『イン・ザ・ハイツ』『tick, tick… BOOM!：チック、チック…ブーン！』でもそうでしたが、彼の音楽には、自然と体でリズムを取ってしまうような力を感じるのです。

キューバからエバーグレーズを経てマイアミへ向かう道中、場面が変わるごとに音楽のテイストも変わる面白さがあり、そのどれもがクセになります。特に少女ギャビーが歌う「マイ・オウン・ドラム」はパワフルさと彼女の内面も伺える素晴らしい一曲。

シンプルで意外性はない物語ですが、登場人物たちに嫌なヤツが一人もいなく、最後には温かい気持ちになる子どもから大人まで楽しめる映画です。

ドキュメンタリー映画

ディック・ジョンソンの死

おすすめポイント

娘と父のユニークな関係。

映画監督の娘が、認知症を患う父親の迫り来る死の可能性を、様々な方法で映画として表現する様子を映したドキュメンタリー。

死の演出を通して、娘である監督が父親の夢を間接的に叶える様子や、愛と敬意のある親子関係の暖かさも良く、誰もが訪れる死とユニークな形で向き合う姿が印象的。

笑いを交えて映し出す演出パートと日常のドキュメンタリーが組み合わさり、パワフルでエモーショナルで観て良かったと心から思えるドキュメンタリー。

ディープブレス: 呼吸、深く

おすすめポイント

限界への挑戦と命の重さ。

世界一の記録を目指すフリーダイバーの女性と彼女を支える救助ダイバーの数奇な人生を描いたドキュメンタリー映画。

エクストリーム・スポーツとして知られるフリーダイビング。どこまで息を止めて深く潜れるかを競うそのスポーツは常に危険と隣り合わせ。

冒頭の5分間のシーンで、人間がブラックアウトするショッキングな映像を見せ、その危険性と、それでも海底に魅せられた女性の過酷な挑戦、そんな彼女を献身的に支えるパートナーの男性との数奇な人生の様子に目が離せなくなります。

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短編映画

シターラ: 夢を抱け、少女たち

シターラ 夢を抱け、少女たち

おすすめポイント

少女がみた夢と現実。

1970年代のパキスタンを舞台に「児童婚」のテーマを描いたサイレント映画。

絵本のような美しいアニメーション表現とミニマルな演出で、普通の家庭に生まれ育ち、パイロットになる夢を持った少女に待ち受ける運命を描き出しています。

ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語

おすすめポイント

映画という紙芝居。

『夢のチョコレート工場』などで知られるロアルド・ダールの原作を、奇才ウェス・アンダーソン監督が映画化。

ウェス・アンダーソン特有の世界観の中で、絵本や紙芝居の読み聞かせのように「語り」で描く本作は、作り込まれた世界に視覚と聴覚が満たされます。

約40分の中に凝縮された独特のユーモア、色彩、美術などの魅力、文学的で絵本的な唯一無二の映画となっています。