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【ネタバレ感想】スパイダーマンのアニメ映画『スパイダーバース』が面白い

今回ご紹介するのは、映画『スパイダーマン/スパイダーバース』です。

 

近年、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の効果もあって、マーベルを中心としたヒーローを題材にした作品が多く公開されています。

 

そんなマーベルのヒーローたちの中でも知名度の高いスパイダーマン。

本作はスパイダーマンを題材にしたアニメ映画です。

冴えない青年ピーター・パーカーがスパイダーマンとして活躍するというストーリーは多くの方がご存じだと思います。

 

本作は、スパイダーマンが何人も登場する世界を舞台にしている、少し変わった作品になっているんです。

 

正直ここまで面白いと思いませんでした。大傑作です。

『スパイダーマン: スパイダーバース』の作品情報とあらすじ

作品情報

原題Spider-Man: Into the Spider-Verse
監督ボブ・ペルシケッティ
ピーター・ラムジー
ロドニー・ロスマン
製作年2018年
製作国アメリカ
上映時間117分
おすすめ度

本作はアカデミー賞長編アニメーション映画賞を受賞しました。

 

アカデミー賞の長編アニメーション映画賞という枠は、ディズニーの一強とも言えるくらい難しい賞ですが、2011年の『ランゴ』以来の受賞を達成しました。

そもそも、スパイダーマン映画がアカデミー賞(技術部門を除いて)で受賞するのは初めてという快挙であり、あらゆる映画賞でも章を総ナメしているほどなんです。

 

本作の製作は、フィル・ロードとクリス・ミラーという2人のタッグなのですが、このコンビ、面白い作品を手掛けるのが上手いんです。

『21ジャンプストリート』『LEGO ムービー』シリーズもこのコンビなので、是非チェックしてみてください。

あらすじ

あらすじ

13歳のマイルスは放射性のクモに刺されたことで、スパイダーマンとしての体を手にする。しかしそんな中、目の前でスパイダーマンが殺される場面に遭遇してしまう。

一方、スパイダーマンを殺した張本人のキングピンは時空を歪めることに成功する。

スパイダーマンの死に悲しむマイルス。しかし、彼の前に現れたのはなんと無精髭を生やしたピーター・パーカーだった。

キングピンが時空を歪めたことにより、全く異なる次元で活躍するさまざまなスパイダーマンたちがマイルスの世界に集まったのだった。

そこで他の次元で長年スパイダーマンとして活躍するピーター・パーカーと出会ったマイルスは、ピーターの指導の下で一人前のスパイダーマンになるための特訓を開始する…。

 
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スパイダーマン映画におけるピーター・パーカー

過去、実写化されたスパイダーマンの映画はこれまで3人の俳優が演じてきました。

 

作品名監督主演公開年
スパイダーマンサム・ライミ トビー・マグワイア
2002年
スパイダーマン22004年
スパイダーマン32007年
アメイジング・スパイダーマンマーク・ウェブアンドリュー・ガーフィールド2012年
アメイジング・スパイダーマン22014年
スパイダーマン:ホームカミングジョン・ワッツ トム・ホランド
2017年
スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム2019年
 
あなたは、どのスパイダーマン=ピーター・パーカーが好きですか?

 

個人的にはサム・ライミ×トビー・マグワイアのスパイダーマンがやっぱり好きですね。

 

近年では、話題のマーベルシネマティックユニバース(MCU)にも参戦してスパイダーマン人気が再熱しています。

その影響もあって、トム・ホランドのお茶目なスパイダーマン像が結構定着してきていますね。

最新作、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』も素晴らしい映画となっています。

 

>>映画『スパイダーマン/ファーフロムホーム』アイアンマンの遺志とサングラスの継承。

映画『スパイダーマン/スパイダーバース』が面白い!

正直、めちゃくちゃ面白かったです。

スパイダーマン=ピーター・パーカーという当たり前を崩した今作。

時空の歪みにより、いろんな世界のスパイダーマンがやってきます。

  • 主人公は黒人の少年スパイダーマン!?
  • ピーター・パーカーが無精髭の小デブ!?
  • あのグウェンがスパイダーマンに!?
  • フィルムノワールを彷彿とさせる白黒のスパイダーマン!?
  • 日本の少女とロボットスパイダーマン!?
  • スパイダーマンが豚!?

 

文字だけでもキャラクターが渋滞しているのが分かると思います。

この映画が凄いのは、登場するいろんなスパイダーマンをちゃんとまとめて違和感なく、そして何よりスパイダーマン作品として新しく、面白いものに仕上げていることです。

 

キャラクターの個性と、映像の複雑さが上手くいかなければ、それこそ渋滞したまま整理できず、ややこしいままで終わってしまうと思います。

 

プロデューサーのフィル・ロードとクリス・ミラーは「コミックの中を歩いている」ような映像を追求して製作した言っています。

 

まさしくその言葉通り、今まで全く体験したことのない映像表現と、細部までの作り込みに圧倒されました。

【ネタバレ感想】映画『スパイダーマン: スパイダーバース』は面白い!

はじめに、本作に登場するスパイダーマン達を紹介します。

 

スパイダーマン 声優(英/日)特徴
マイルス・モラレスシャメイク・ムーア
小野賢章
・黒人の中学生
・幼くて未熟
・透明になることができる
・電気を出せる
ピーター・B・パーカージェイク・ジョンソン
宮野真守
・マイルスとは別次元のピーター・パーカー
・小デブで無精髭
スパイダー・グウェン(グウェン・ステイシー)ヘイリー・スタインフェルド
悠木碧
・身のこなしが柔軟
・マイルスと同級生
スパイダー・ハム(ピーター・ポーカー)ジョン・ムレイニー
吉野裕行
・ブタの見た目
・実は元々は蜘蛛で、豚の能力を得て今の姿になっている
・ハンマー使い
SP//dr(ペニ・パーカー)キミコ・グレン
高橋李依
・未来のニューヨークから来た
・スパイダーマンと同様の能力をもつロボットSP//drを動かす
スパイダーマン・ノワール(ピーター・パーカー)ニコラス・ケイジ
大塚明夫
・ハードボイルド
・白黒の世界にいる
・高潔でスマートに戦う
 

 

パラレルワールドから来たスパイダーマンたち。

 

彼らはそれぞれ大切な人を失うというバックグラウンドを背負っていました。

その経験からか、異次元装置を壊すために誰かが犠牲にならないといけないという場面において、全員が自己犠牲を厭わないのです。

 

それと対象的になっているのがヴィランであるキングピン。

彼もスパイダーマンに執着することが原因となり家族を事故で失った過去があります。

しかし彼は悲しみで考えが歪曲して並行世界の家族を連れてこようと、異次元装置を作ったのでした。

 

これで分かるように、ヒーロとヴィランの構図がわかりやすく、同様の過去を経験して別々の道を進んでいく明確な対照関係になっていてとても面白いです。

 

また、マイルズと叔父のアーロン、そして父親のジェファーソンとの関係性にも注目です。

 

マイルズは、尊敬していた叔父のアーロンがキングピンの右腕のヴィラン、プラウダーであることが劇中で明らかになります。

その一方でプラウダーもマイルスがスパイダーマンであることを知りませんでした。

 

結果的にマイルスを殺せなかったプラウダーはキングピンによって撃たれてしまいます。

さらにタイミング悪く、警官のジェファーソンはアーロンが殺されたことをスパイダーマンによる犯行だと勘違いするのでした。

このプロットがしっかり描かれていることで、ラストのキングピンとの対峙において、マイルズの成長を一緒になって感じられる構成となっており、巧い脚本でした。

 

「あなたの親愛なる隣人」であるスパイダーマン。

 

今回、様々なスパイダーマンが登場しますが、最後のマイルズのセリフにもある通り、人種や性別、年齢関係なく誰しもがスパイダーマンになれる、というメッセージを受け取れました。

【まとめ】マイルズはピーターの死亡後に変わる新たなヒーロー

スパイダーマン=ピーター・パーカーという常識を打ち破った本作。

新たなスパイダーマンとしてマイルズという少年がヒーローになっていく成長の過程を楽しむことができました。

 

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