今回ご紹介する映画は『カクテル』です。
トム・クルーズが主演でフレアバーテンダーを演じた本作。
夢、恋愛、仕事、そしてカクテル。そんな青春要素を詰め込んだ作品になっています。
自他ともに認める最低映画とされながらも僕を含め、根強い人気もある爽やかな一本です。
映画『カクテル』の作品情報とあらすじ
作品情報
原題 | Cocktail |
---|---|
監督 | ロジャー・ドナルドソン |
脚本 | ヘイウッド・グールド |
出演 | トム・クルーズ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1988年 |
上映時間 | 104分 |
おすすめ度 |
あらすじ
軍隊を除隊したブライアン(トム・クルーズ)はニューヨークで一山当てようと降りたつ。
しかし学歴のない彼を雇う企業はどこにも無く、通りすがりにバーの求人をみつけアルバイトをしながら大学に通う事にするが…。
映画『カクテル』は最低作品に…
出典:https://www.imdb.com/
若きトム・クルーズのバーテン姿を拝む
世界的大スターのトム・クルーズといえば、出世作であり名作の「トップガン」(1986)をはじめとして、現役バリバリでアクションもこなし、数々のヒット作を生み出してきた正真正銘のハリウッドスターです。
2021年には続編『トップガン マーヴェリック』の公開も決定したということで、今から楽しみです。
今作は、そんな『トップガン』の後に作られ、埋もれがちな作品ではあります。
また、評価もイマイチで、ゴールデンラズベリー賞作品賞&脚本賞という不名誉なタイトルをダブル受賞しています。
脚本の粗さは認めます。それに関しては異論はないです。
ただ、本作、僕は普通にオススメします。何が良いって、トム・クルーズがひたすらにカッコいい、それに尽きるんです。
それは言い過ぎかも知れませんが、とはいえ確実にこの映画がカクテルブームを担ったのは間違いないんです。
僕も学生時代にバーのバイトをしていたのですが、めちゃくちゃ憧れて、店長がいない時に真似してやったことがあります。
調子こいてグラス割ってバレたんですけどね(笑)。
映画『カクテル』は曲が最高
出典:https://www.imdb.com/
脚本はヒドいですが、曲のセンスは抜群だからこそ人気もある本作。
- The Beach Boys『Kokomo』
- Bobby McFerrin『Don’t Worry Be Happy』
本作の雰囲気に絶妙にマッチしたのがこの曲。どちらも一度は聴いたことはあるんじゃないでしょうか。
映画『カクテル』のネタバレあらすじ
出典:https://www.imdb.com/
※以下映画のネタバレに触れていますのでご注意してください。
ゴールデンラズベリー賞にも選ばれた今作でしたが、個人的に何がイマイチな印象を与えているのかというと、ストーリーの甘さにあると思います。
本作のストーリーを追ってみてみます。
起
ニューヨークへ一攫千金で来たブライアンは就活が上手くいかず、たまたま入ったバーでアルバイト決定。
バーの店主ダグと仲良くなり、共に店を出す夢を掲げる。
2人はバーで人気が出てくるものの、些細な女性問題で仲違いする。
その後、ブライアンはジャマイカのビーチでバーテンダーとして働くことになる。
承
ブライアンは、ニューヨークから来たジョーダンといい感じになるものの、新婚旅行で訪れたダグと再会し、変なノリでボニーという女性にナンパし関係を持ってしまう。
一方のダグは富豪の娘と結婚して裕福な生活を送っていた。ブライアンを新規店舗のバーテンに誘うものの断られる。
ブライアンの浮気を知ったジョーダンはニューヨークへ帰ってしまう。
ボニーは経営者であり裕福なため、ブライアンはボニーから彼女の会社で何か仕事をもらおうとするも、上手くいかず、2人は破局する。
その後、ブライアンはジョーダンとよりを戻そうと会いにいくが、彼女からは拒絶されてしまう。
さらにはジョーダンがブライアンの子供を妊娠していること、富豪の家庭であることが明らかになり、彼女の父親からも猛烈な拒絶を受けるのだった。
転
一方、ダグは妻に内緒で手を出した株式投資で失敗し、財産をほぼ失っていた。
ブライアンはダグに以前断ったバーテンを再び紹介をしてもらうため会いにいくが、彼の実情を知ることに。
そして、その後ダグは自殺してしまうのだった。
ブライアンはショックを受け、ダグが遺した手紙を読み、自分の本心と向き合う。
結
心を入れ替えたブライアンは再びジョーダンの元へ訪れ、決死のプロポーズをする。
ジョーダンは裕福な家庭を捨てて、ブライアンと共に生きることを決意する。
家族の助けを受け、かつてダグと話していた店を開くことに。
そしてジョーダンに双子の子どもが授かり、それをみなで祝福するのだった。
トム・クルーズがカッコいいヒモ
2人でバーテンダーとして成功を誓ったブライアンとダグでしたが、2人ともヒモなんですよね。
一方で女性がみな富豪というのも対比となっていて、非常にシンプル。
ブライアンは結果的に幸せを手にしているのですが、そこまでの苦労がほぼ描かれていないため、感情移入できないんです。
自分で失敗したことを人に助けてもらっている印象が強く映ります。
【まとめ】結局トム・クルーズはカッコいい
トム・クルーズ自身も語りたくない作品の一つという映画ですが、かっこよさはあの『トップガン』にも勝るとも劣らないと思います。
バーテンダーを目指すなら「ダメ男でもこれくらいカッコよくありたい」と思わせてくれる映画でした。
バーテンを目指す青年は必見の映画です。
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