今回、ご紹介する映画は『カクテル』です。
トム・クルーズが主演でフレアバーテンダーを演じた本作。
夢、恋愛、仕事、そしてカクテル。青春要素を詰め込んだ作品になっています。
この映画、実は「自他ともに認める最低映画」とされているのですが、僕を含め、根強い人気もある爽やかな一本です!
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映画『カクテル』の作品情報とあらすじ
『カクテル』
5段階評価
ストーリー :
キャラクター:
映像・音楽 :
エンタメ度 :
あらすじ
軍隊を除隊したブライアンは、一山当てようとニューヨークに降り立つ。しかし、学歴のない彼を雇う企業はどこにも無く、通りすがりにバーの求人をみつけた彼は、アルバイトをしながら大学に通う事にするが…。
作品情報
タイトル | カクテル |
原題 | Cocktail |
監督 | ロジャー・ドナルドソン |
脚本 | ヘイウッド・グールド |
出演 | トム・クルーズ ブライアン・ブラウン エリザベス・シュー ケリー・リンチ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1988年 |
上映時間 | 104分 |
予告編
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『カクテル』は最低映画?
世界的大スターのトム・クルーズ。
トムといえば、出世作であり名作の『トップガン』(1986)をはじめとして、現役バリバリでアクションもこなし、数々のヒット作を生み出してきた正真正銘のハリウッドスターですよね。
続編の『トップガン マーヴェリック』の公開も控えているので、今から楽しみです。
本作『カクテル』は、そんな『トップガン』の後に作られ、埋もれがちな作品ではあります。
また、評価もイマイチで、ゴールデンラズベリー賞作品賞&脚本賞という不名誉なタイトルをダブル受賞しています。
ゴールデンラズベリー賞とは、毎年、アカデミー賞授賞式の前夜に「最低」の映画を選んで表彰する不名誉な式典。
脚本の粗さに関しては完全同意です。ただ、とにかくトム・クルーズがカッコいい!だから好き!
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僕はこの映画が、カクテルブームを牽引したと思っています。多くのフレアバーテンダーがこの映画をみて憧れたことでしょう!
フレアバーテンディングとは、バーテンダーがボトルやシェイカーを使ってパフォーマンスしながらカクテルを提供する技術のこと。
実は僕も学生時代にバーのアルバイトをしていたのですが、『カクテル』にめちゃくちゃ憧れて、店長がいない時に真似してやったことがあります。
失敗してグラス割ってバレたんですけどね(笑)。余談です。
映画『カクテル』は曲が最高
© Touchstone Pictures
脚本はヒドいですが、曲のセンスは抜群だからこそ人気もある本作。
- The Beach Boys『Kokomo』
- Bobby McFerrin『Don't Worry Be Happy』
本作の雰囲気に絶妙にマッチしたのがこの曲。どちらも一度は聴いたことはあるんじゃないでしょうか。
【ネタバレ解説】映画『カクテル』のあらすじ
© Touchstone Pictures
ゴールデンラズベリー賞にも選ばれた今作でしたが、何がイマイチなのかというと、ストーリーに穴が空きすぎていること。
本作のストーリーを起承転結で追ってみてみます。
起
ニューヨークへ一攫千金で来たブライアンは就活が上手くいかず、たまたま入ったバーでアルバイト決定。
バーの店主ダグと仲良くなり、共に店を出す夢を掲げる。
2人はバーで人気が出てくるものの、些細な女性問題で仲違いする。
その後、ブライアンはジャマイカのビーチでバーテンダーとして働くことになる。
承
ブライアンは、ニューヨークから来たジョーダンといい感じになるものの、新婚旅行で訪れたダグと再会し、変なノリでボニーという女性にナンパし関係を持ってしまう。
一方のダグは富豪の娘と結婚して裕福な生活を送っていた。ブライアンを新規店舗のバーテンに誘うものの断られる。
ブライアンの浮気を知ったジョーダンはニューヨークへ帰ってしまう。
ボニーは経営者であり裕福なため、ブライアンはボニーから彼女の会社で何か仕事をもらおうとするも、上手くいかず、2人は破局する。
その後、ブライアンはジョーダンとよりを戻そうと会いにいくが、彼女からは拒絶されてしまう。
さらにはジョーダンがブライアンの子供を妊娠していること、富豪の家庭であることが明らかになり、彼女の父親からも猛烈な拒絶を受けるのだった。
転
一方、ダグは妻に内緒で手を出した株式投資で失敗し、財産をほぼ失っていた。
ブライアンはダグに以前断ったバーテンを再び紹介をしてもらうため会いにいくが、彼の実情を知ることに。
そして、その後ダグは自殺してしまうのだった。
ブライアンはショックを受け、ダグが遺した手紙を読み、自分の本心と向き合う。
結
心を入れ替えたブライアンは再びジョーダンの元へ訪れ、決死のプロポーズをする。
ジョーダンは裕福な家庭を捨てて、ブライアンと共に生きることを決意する。
家族の助けを受け、かつてダグと話していた店を開くことに。
そしてジョーダンに双子の子どもが授かり、それをみなで祝福するのだった。
トム・クルーズが、ただのカッコいいヒモと化している
2人でバーテンダーとして成功を誓ったブライアンとダグでしたが、言ってしまえば2人ともヒモなんですよね。
一方で、女性たちがみんな富豪というのも対比となっていて、非常にシンプル。
ブライアンは結果的に幸せを手にしているのですが、そこまでの苦労がほぼ描かれていないため、感情移入できないんです。
自分で失敗したことを人に助けてもらっている印象が強く映ります。
まとめ:結局トム・クルーズはカッコいいんだよ
以上、映画『カクテル』をご紹介しました。
トム・クルーズ自身も「語りたくない作品の一つ」と話している(どんな作品だよw)映画ですが、カッコ良さで言えば、『トップガン』にも勝るとも劣らないと思います。
もしバーテンダーを目指すなら「ダメ男でもこれくらいカッコよくありたい」と思わせてくれる映画でした!
バーテンを目指す青年はぜひ、観てみてください。
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