本記事のポイント
- ディズニー映画のオープニングの秘密
- ディズニー映画のオープニングの変遷の歴史
- 意外に知られていない事実
ディズニー映画のオープニングには、美しいお城の映像が映されることをご存じですか。
この映像、「これからディズニー映画を観るぞ」という世界観に浸れて、大好きなんですよね!
実は、このオープニング映像にはちょっとした秘密があるんです。それは、映画によっては、オープニングのお城の映像が変わること。
本記事では、ディズニー映画のオープニングのお城の映像について詳しく解説します。
本記事を読むことで、ディズニー映画がさらに好きになり、もっと作品の世界観に浸れるようになりますよ!
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ディズニー映画のオープニングロゴの変遷と秘密・転換期
現在のディズニー映画でも使われているのが、先ほどご紹介したオープニング映像なのですが、現在の形に至るまでに大きく分けて2度の改変がありました。
これまでのディズニー映画のオープニングの変遷をまとめた動画がありますのでご紹介します。
こうやって見ると、いろんな種類があることに気付かされますよね!
いくつかピックアップして解説していきます。
最初は1985年の『コルドロン』
©Disney Pictures
ディズニー映画のオープニングに、初めてお城のロゴが登場したのが、1985年の映画『コルドロン』です。(厳密には同年の『オズ』が最初ですが、音がない不完全verです)
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上の写真のように、水色の背景をバックにロゴが浮かび上がり、「ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ」の名前と共に虹が浮かび上がるというシンプルな作りでした。このバージョンは1989年まで使用されました。
転換期(1):1995年『トイ・ストーリー』
©Disney Pictures
そこから1つ目の転換期を迎えるのが、1995年の『トイ・ストーリー』です。
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世界初のフル3DCGによる長編アニメーション映画となったこの作品は多くの方もご存知だと思います。
このとき、平面だったオープニングロゴも、立体的に表現されるデザインになっています。
そして、この『トイ・ストーリー』以後は各作品が趣向を凝らしたロゴデザインやその映画に適した演出をするようになりました。
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転換期(2):2006年『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』
©Disney Pictures
そして、2つ目の転換期となるのが2006年の『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』です。
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現在の基本形もこちらがベースになっていて、以前よりもリアルなCGで浮かび上がるようになったのです。
さらに、2011年の『ザ・マペッツ』以降、「ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ」の表記が「ディズニー」だけの表記に変わりました。
やっぱり今見ても、『デッドマンズ・チェスト』でのオープニング改変は衝撃でしたね!
ディズニー創立100周年記念バージョン
©Disney Pictures
2022年のD23 Expoで行われたプレゼンテーションでは、ディズニー創立100周年を象徴する新しいロゴが発表されました。
これは2022年公開の『ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界』で初めて使用され、2023年公開の『リトル・マーメイド』や『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』でも使用されています。
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2006年以降の特有のディズニーオープニングの種類
ディズニー映画のオープニングは、上で紹介した基本形以外にも、映画ごとに様々なバリエーションが使用されることもあります。
以下では、2006年以降におけるオープニングで大きく変化があるのものを中心にご紹介していきます。
『ウォルト・ディズニーのサンタクローズ3/クリスマス大決戦!』(2006)
©Disney Pictures
サンタクロースが持つスノードーム内に城が入るデザインです!
『魔法にかけられて』(2007)
©Disney Pictures
城の内部まで、グッとクローズアップしていくオープニングになっています!
『ベッドタイム・ストーリー』(2008)
©Disney Pictures
飛び出す絵本のようにページがめくられる形のオープニングになっています!
『トロン:レガシー』(2010)
©Disney Pictures
完全にトロンの世界観になっていますね!
『少年マイロの火星冒険記3D』(2011)
©Disney Pictures
火星が舞台ということで、お城の背景がオレンジ色の空に変わっていますね!
『プロム』(2011)
©Disney Pictures
手作りアルバムのようになっていますね!
『シュガー・ラッシュ』(2012)
©Disney Pictures
8ビットでゲームの世界観になっていますね!
ちなみに、こちらはオープニングではなく、エンディングで流れます。
『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』(2011)
©Disney Pictures
塔の上の旗が海賊旗になっていたり、城の前の川から魚がジャンプしたりしています!
『ザ・マペッツ』(2011)
©Disney Pictures
先ほどご紹介したように、『ザ・マペッツ』以降が「ディズニー」のみの表記となりました!
2011年公開の『ザ・マペッツ』以降、「Walt Disney Pictures」から「Disney」だけの表記に変更されています。
『ジョン・カーター』(2012)
©Disney Pictures
全体が真っ赤に染まっています!
『フランケンウィニー』(2012)
©Disney Pictures
世界観にあわせて白黒になっています!
『オズ はじまりの戦い』(2013)
©Disney Pictures
当時の世界観にあわせて、モノクロで画面アスペクト比が1.33:1のスタンダードサイズになっています!
『プレーンズ』(2013)
©Disney Pictures
プレーンズの飛行機が空を駆け抜けます!
『ウォルト・ディズニーの約束』(2013)
©Disney Pictures
ウォルトを描いた映画のため、初期のお城デザインと、ウォルトのサイン風の文字になっていますね!
『マレフィセント』(2014)
©Disney Pictures
眠れる森の美女の城、オーロラ城に変わっていますね!
『愛犬とごちそう』(2014・短編)
©Disney Pictures
食べ物が物語のポイントでもあるので、ケチャップを使った面白い表現ですね!
映画『ベイマックス』と同時上映された短編アニメーション。エンディングに流れます。
『イントゥ・ザ・ウッズ』(2014)
©Disney Pictures
世界観にあわせて森の中と背景に満月が差し込まれています!
『シンデレラ』(2015)
©Disney Pictures
まさしくシンデレラ城の世界観ですね!
『トゥモローランド』(2015)
©Disney Pictures
未来的なデザインになっていてカッコいい!
『ジャングル・ブック』(2016)
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眠れる森の美女の城になっていますね!
『ザ・ブリザード』(2016)
©Disney Pictures
色合いがだいぶ変わっていますね!
『美女と野獣』(2017)
©Disney Pictures
美女と野獣の舞台になっています!
『リンクル・イン・タイム』(2018)
©Disney Pictures
万華鏡みたいな感じですごい!
『プーと大人になった僕』(2018)
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手書き風になっていますね!
『メリー・ポピンズ リターンズ』(2018)
©Disney Pictures
メリー・ポピンズの世界観!
『インクレディブル・ファミリー』(2018)
©Disney Pictures
ミスター・インクレディブルの世界観!
『ムーラン』(2020)
©Disney Pictures
上海ディズニーランドのお城になっていますね!
『クルエラ』(2021)
©Disney Pictures
白黒と鮮烈な赤は、まさにクルエラを象徴するカラーリング!
『ミラベルと魔法だらけの家』(2021)
©Disney Pictures
マドリガル家の家になっていますね!
『ピノキオ』(2022)
©Disney Pictures
ファンファーレの途中で、ジミニー・クリケットが歌いながら自己紹介して物語が始まります!
『ホーカスポーカス2』(2022)
©Disney Pictures
お城と空の色が違った世界観になっていますね!
『魔法にかけられて2』(2022)
©Disney Pictures
アートスタイルでお城はアンダレーシアの城になっています!
『ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界』(2022)
©Disney Pictures
白黒の映像で画面比率が4:3になっていて、探検家クラデスの船がロゴの横を通過しています!
『ホーンテッド・マンション』(2023)
©Disney Pictures
城は霧に包まれていて、城を照らす白色の光が点滅して怪しげな雰囲気を醸し出しています!
あなたはどのオープニングが好みですか?今後も、新しい作品が登場したら追記していきます!
2007年には蒸気船ウィリーがオープニングに加わる
2007年の『ルイスと未来泥棒』以降のウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ制作のアニメーション作品においては、オープニングロゴタイトルとして『蒸気船ウィリー』の冒頭シーンが使われていますね。
このように、ディズニー映画にはオープニングの映像までにこだわりを見せる秘密がありました。
世界のディズニーリゾートにあるお城をご紹介
ご紹介してきたディズニー映画のオープニングのお城ですが、実はシンデレラ城に見えて実はシンデレラ城ではないんです。
一節によると、ウォルト・ディズニーが手掛けたディズニーランドのパーク内のお城たちをミックスしたイメージだとも言われています。
世界には6つのディズニーのテーマパークがありますが、そこにあるお城もシンデレラ城とは限りません。つづいて、それぞれのパークにある“お城”にフォーカスしてご紹介します。
2023年現在、世界にあるディズニーリゾートは下記の通り。
順番に紹介します!
ディズニーランド・リゾート
https://disneyparks.disney.go.com/
ディズニーランド・リゾートは、アメリカのカリフォルニア州アナハイムにあります。
世界初のディズニーリゾートで、唯一、ウォルト・ディズニーが直接手掛けたパークです。
このパークのお城はシンデレラ城ではなく、眠れる森の美女の城(オーロラ城)です。
ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート
https://disneyparks.disney.go.com/
ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートは、アメリカのフロリダ州オーランドにあります。
世界最大のディズニーランドであるこちらには、日本のディズニーランドと同じく、シンデレラ城があります。
ちなみに、こちらのシンデレラ城では唯一、中で宿泊したり食事をすることができるんです!
東京ディズニーリゾート
https://www.tokyodisneyresort.jp/
こちらはご存じ、東京ディズニーリゾート。千葉県の浦安市舞浜にありますね。
東京ディズニーランドにあるのは、シンデレラ城です。
ディズニーランド・パリ
ディズニーランド・パリは、フランスのマルヌ=ラ=ヴァレにあります。
世界で2番目に大きいこのパークにあるのは、眠れる森の美女の城(オーロラ城)です。
香港ディズニーランド・リゾート
https://www.hongkongdisneyland.com/
香港ディズニーランドは、中国香港特別行政区荃湾区のランタオ島にあります。
世界最小のディズニーリゾートのこちらにあるのは、「キャッスル・オブ・マジカル・ドリームス」というお城。
もともと眠れる森の美女の城だったのが、改装されました。
上海ディズニーリゾート
こちらにあるのは、シンデレラ城でも眠れる森の美女の城でもなく、その名は「エンチャンテッド・ストーリーブック・キャッスル」。
なんと、「すべてのディズニープリンセスが集まる魔法の城」という設定なんです。
先に紹介した2020年のムーランのオープニングに登場しましたね!
まとめ:ディズニー映画のオープニングのシンデレラ城ロゴに注目してみよう!
今回は、ディズニー映画のオープニングロゴの歴史についてご紹介してきました。
本記事のまとめ
- ディズニー映画のオープニングロゴには映画の特徴が反映されている
- 一番最初に登場したのは1985年の映画『コルドロン』
- 1995年『トイ・ストーリー』で1度目の転換期を迎える
- 2006年『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』で2度目の転換期を迎える
- 2011年の『ザ・マペッツ』から「ディズニー」のみの表記に変わった
- ディズニーリゾートにあるお城はシンデレラ城だけではない
改めて、ディズニーの映画製作にかける情熱が伝わってきますよね!
これを機に、みなさんもぜひディズニー映画のオープニングについても注目して見てください。
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