探偵ブノワ・ブランが帰ってきた!
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のライアン・ジョンソン監督が描くオリジナルのミステリー映画『ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密』。
『007』シリーズのダニエル・グレイグが主演を演じ、『キャプテン・アメリカ』のクリス・エヴァンスや『ブレードランナー 2049』のアナ・デ・アルマスらが共演しました。
前作はアカデミー賞で【脚本賞】にノミネート。
今回ご紹介するのは、その続編となる映画『ナイブズ・アウト: グラス・オニオン』です。
本記事では、ネタバレありで『ナイブズ・アウト: グラス・オニオン』を観た感想・考察、あらすじを解説。
今回もライアン・ジョンソン監督によるオリジナル脚本で、前作に勝るとも劣らない、とても面白い映画でした!
前作『ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密』は以下の配信サイトで視聴できます!
配信サイト | 配信状況 |
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映画『ナイブズ・アウト: グラス・オニオン』の作品情報とあらすじ
『ナイブズ・アウト: グラス・オニオン』
ストーリー | |
感動 | |
面白さ | |
テーマ性 | |
総合評価 |
あらすじ
IT企業の大富豪マイルズ・ブロンは、地中海にある孤島に親しい友人たちを招待し、ミステリーゲームを開催しようとしていた。ところが島で実際に殺人事件が発生。一転して、参加者は全員が容疑者候補になってしまう。なぜか招待されていた名探偵ブノワは、隠された真相を明らかにすべく、事件の調査に乗り出す。
作品情報
タイトル | ナイブズ・アウト: グラス・オニオン |
原題 | Glass Onion: A Knives Out Mystery |
監督 | ライアン・ジョンソン |
脚本 | ライアン・ジョンソン |
出演 | ダニエル・グレイグ エドワード・ノートン ジャネール・モネイ デイブ・バウティスタ キャスリン・ハーン レスリー・オドム・Jr. ケイト・ハドソン ジェシカ・ヘンウィック マデリン・クライン イーサン・ホーク |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2022年 |
上映時間 | 139分 |
予告編
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ネタバレあり
以下では、映画の結末に関するネタバレに触れています。注意の上、お読みください。
【ネタバレ解説】見事に完成された脚本
『ナイブズ・アウト: グラス・オニオン』は、前作『ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密』の続編ではありますが、ダニエル・クレイグ演じる主人公の名探偵ブノワ・ブラン以外はキャストが一新されています。
というのも、この映画シリーズは、ライアン・ジョンソン監督が「アガサ・クリスティのようなミステリーを作りたい」といって始まった企画なのです。
探偵ブノワを題材に、それぞれが独立した物語のため、続編ではありますが、本作から観ても全く問題なく楽しむことができます。
しかしながら、原題の『Glass Onion: A Knives Out Mystery』の通り、前作『ナイブ・ズアウト』の物語の要素も感じさせつつ、オリジナル脚本で新しい面白いミステリーを作り上げた監督のアイデアに驚かされました。
正直、見事としか言えない構成の上手さと演出に感動しましたよ!
前作は屋敷を舞台にした一家のミステリーでしたが、本作はプライベートアイランドを舞台にしたミステリー。
例によって登場人物が複雑に絡んでくるので整理していきます。
登場人物と性格
マイルズ主催の「マーダー・ミステリー・パーティ」に参加したのは以下の9人。
役名/俳優 | 役柄 |
---|---|
ブノワ・ブラン(ダニエル・クレイグ) 名探偵。なぜかマイルズのミステリーパーティの招待が届き、参加する。 | |
マイルズ・ブロン(エドワード・ノートン) IT企業「アルファ」の社長。プライベートアイランドにみんなを招待した。 | |
アンディ(ジャネール・モネイ) マイルズと共に「アルファ」を創設するが、マイルズに追放され疎遠になっていた。 | |
クレア(キャスリン・ハーン) 上院議員に立候補した州知事。 | |
ライオネル(レスリー・オドム・Jr.) 「アルファ」の科学者。 | |
バーディ(ケイト・ハドソン) 元モデル・元雑誌の編集長で、現ファッションデザイナー。 | |
ペグ(ジェシカ・ヘンウィック) バーディのアシスタント。 | |
デューク(デイブ・バウティスタ) Twitch(ライブ配信サイト)で男性の権利を主張するインフルエンサーで現YouTuber。 | |
ウィスキー(マデリン・クライン) デュークの彼女で配信活動のサポートをする。 |
これを踏まえつつ、物語を振り返っていきましょう。
構成の妙
- 第1幕:殺人ミステリーゲームのはずが、実際に殺人事件が起きるまで
- 第2幕:ブノワとアンディがパーティに参加した理由
- 第3幕:犯人の謎解きとその後
大きく分けると3幕構成になっていた本作は、先が気になってしまう伏線を上手く配置し、そこに絶妙なひねりを加えたことで、真相が明らかになっていく過程の面白さが非常によく伝わりました。
第1幕
まず、第1幕では、名探偵ブノワ・ブランが、IT企業の大富豪マイルズ主催のプライベートミステリーゲームに参加します。
しかし、マイルズはブノワを招待していませんでした。ブノワは、誰かが招待状を渡したのだろうと説明します。
マイルズと友人の参加者たちの関係性を知る中で、全員が金持ちのマイルズに寄生し、その恩恵を受けていることを知るブノワ。
匿名の人物による招待と、金持ちに寄生する様子は前作でも同じ展開でしたね!
そんな中、マイルズ考案のミステリーが始まると、相変わらず空気の読めないキャラクターを発揮し、ブノワは速攻で謎を解いて台無しにしてしまうのでした。
しかし、ブノワは参加者である友人たちがそれぞれマイルズを恨み、殺す動機があり、殺人の衝動を駆り立ててしまう危険があり、それを未然に防いだというのでした。
それにより、私たち観客は、その後の展開をマイルズが実際に殺されてしまうのだろうと思って観ていくのです。
そんな中、みんながいる中で殺人事件が起きるのですが、殺されたのはデュークでした。マイルズは「自分のグラスと間違えてデュークが飲んだ」と言い、友人たち参加者から自分を守るようにブノワに頼み込みます。
さらにミステリーゲームの仕掛けによって停電となり会場が混乱すると、ウィスキーがその場にいなかったアンディと接触し、彼女が犯人だと言うのでした。
全員が散り散りになってしまい、ブノワがアンディを見つけて話をする中、アンディは何者かに銃で撃たれてしまうのでした。
ブノワは全員を同じ場所に集め、「このバカげた犯行を説明できる」というのでした。そこから第2幕が始まります。
第2幕
第2幕では、パーティに参加する前のブノワとアンディの様子が描かれます。
マイルズから招待されていないブノワと、来るとは思われていなかったアンディがパーティに参加した理由が明らかになるのでした。ここで1つ目のひねりが描かれます。
実は、アンディはすでに自殺とされて死んでおり、それを殺人だと信じる双子の妹ヘレナがブノワに調査を依頼したのでした。
アンディが死ぬ前にクレア、ライオネル、バーディ、デュークの4人に「赤い封筒」の写真と「罪を償うチャンスを与える」と記したメールを送っていたことを知ったヘレナ。赤い封筒は、アンディの自宅から消えていました。
さらにそこへ、マイルズからの木箱の招待状が届いたことで、彼らと接触することができるため、ブノワにパーティ参加を打診します。
そこでブノワは、自分だけが参加しても怪しまれるだけと考え、アンディの死がまだ報道されてないことを利用して、ヘレナがアンディに成りきってブノワと共にパーティに参加する案を持ちかけるのでした。
ヘレナとブノワは、アンディが記した日記を元に参加者たちの関係性を調べていました。
アンディとマイルズの裁判で争点となった「アルファ社の起業アイデアを記した紙ナプキン」。実際はアンディが書いたものだったにもかかわらず、友人たちはそれぞれマイルズに寄生し、その影響で偽証したことでアンディは負けてしまったのでした。
友人たちのマイルズへの寄生内容を改めて整理します。
- クレア:選挙活動の資金援助を受け、見返りにマイルズに発電所の許可を求められた。
- ライオネル:若き科学者としてアルファに招かれ、見返りに有人ロケット計画に脅された。
- バーディ:SNSで炎上して自粛中に手掛けてヒットしたスウェットの生産元が劣悪なブラック工場で、その責任を追うことを公表すれば会社を買い取ると言われた。
- デューク:TwitchからYouTuber転向のサポートを受けた。
さらに、ウィスキーはデュークの知名度に乗っかっており、ペグはバーディが仕事を失うと自分も困る状況にありました。
つまり、全員がマイルズの“金の乳房”にぶら下がっており、マイルズにとって邪魔となるアンディは、全員にとっても邪魔となるのです。
そこでブノワ指導の元、パーティに参加しながらアンディに扮したヘレナが、アンディ殺害の動機(Motive)と機会(Opportunity)を探ることになるのです。
そこから、第1幕のブノワの行動の裏でヘレナが調査を進めるシーンが描かれます。
同じシーンの裏で起きていたことが描かれるこの場面、とても面白いんですよね!
しかし、ヘレナの調査では、参加者たちの動機も機会も絞りきれずにいました。そこで、ブノワは犯人がマイルズを守るために封筒を盗んだと考え、赤い封筒探しをヘレナに打診します。
残る部屋はマイルズの部屋のみとなるものの、ヘレナは撃たれてしまうのでした。
そしてここでもう一つのひねりが描かれます。
第1幕の最後、銃で撃たれたアンディは、死んだように映されていたのですが、実はアンディ(に扮したヘレナ)は胸ポケットの日記に銃弾があたり死んでおらず、ブノワはそれを利用して犯人を明らかにしようとするのです。
ここのシーン、ブノワが涙を流しているのを第1幕でサラっと映していたのが上手いんですよね…!
第1幕ではアンディが死んだことで、なぜブノワが泣いているのかを不思議に思わせ、第2幕でヘレナとの協力がわかり、無謀な計画で死なせてしまったことを悲しんでいるのかと思いきや、実は死んでおらずジェレミー・レナーの激辛ソースで泣いていたとわかるのです。笑
そして、犯人の正体が明らかになる第3幕を迎えます。
第3幕
第3幕、いよいよブノワが真相に迫ります。
事件は一見すると複雑なようで複雑ではなかったのです。もう一度、流れをザックリと整理してみましょう。
- マイルズは新燃料「クリア(Klear)」に傾倒し、事業のすべてをクリアに注ぎ込もうとするが、共同経営者のアンディは反対し、結果的にアンディは会社を辞めさせられてしまう。
- アンディはマイルズとの裁判で負け、その後、裁判で争点となった「紙ナプキン」を自宅から発見し、偽証したクレア、ライオネル、バーディ、デュークの4人に送りつける。
- アンディのメールを受信したライオネルは、マイルズにFAXする。ニューヨークでウィスキーに会っていたマイルズは、すぐさまアンディの家へ車で向かい、殺害すると、帰り道でデュークを轢きかける。その後、クレア、ライオネル、バーディがアンディの自宅に行く。
- パーティの最中、デュークはGoogleアラートでアンディの自殺報道を知り、マイルズに見せ、アルファ・ニュース出演の見返りを取り付ける。
- しかし、マイルズはとっさにデュークのアレルギーであるパイナップルジュースを入れたお酒を渡して殺害するのだった。さらに混乱に乗じて、自分がターゲットであるかのように仕向け、その間にアンディを銃撃する。
つまり、これらは計画されたものではなく、誰もマイルズを殺そうなどと思っておらず、すべてマイルズによる思いつきの行動だったのです。
そして赤い封筒と中身の紙ナプキンを手にしたヘレンが登場し、マイルズのアンディ殺害の証拠として提示しますが、マイルズに燃やされてしまいます。
その一部始終を立ち会ったにもかかわらず、証拠を失ったヘレンに対し、ゲストたちはそれでもマイルズに加担する意向を見せるのです。
証拠を失い、マイルズを追い込む手段を失ったヘレンとブノワでしたが、ブノワは「勇気は与えられる」と、お酒とともにマイルズにもらっていたクリアの破片をヘレンに渡すのでした。
ヘレンは散々とガラスのオブジェを壊した後に火をつけて燃やし、クリアを投げ込むと、動力源がすべてクリアである屋敷を爆破させるのでした。
さらに、ヘレンは飾られていた「モナリザ」のセキュリティを解除して燃やし尽くします。さすがのマイルズも膝から崩れ落ちるものの、「自分の犯罪は立証できない」と反抗します。
しかし、ヘレンの行動は、マイルズが発表しようとした新たな代替エネルギー「クリア」によって、モナリザが燃やされ、それはまさにマイルズが求めていた「モナリザのように永遠に話題になる存在になりたい」を体現するものになったのでした。
この状況に、さすがのゲストたちも最後は警察にヘレンの味方として証言すると言います。最後はすべてを終えた清々しい表情のヘレンの姿が見えるのでした。
【ネタバレ感想・考察】真の破壊者は…
改めて、見事な脚本、完成度の高い物語でした。
純粋に物語が面白い点と構成の上手さはもちろんですが、『グラス・オニオン』だけでもいいタイトルで、『ナイブズ・アウト』が含まれているところに、ちゃんと前作の要素も感じられるのがすごい点。
具体的に言えば、金持ち一人に依存している関係性や、スカッと爽快なラストなど。そして何より、このシリーズの最大の面白さともいえる、往年のミステリー映画を踏襲しつつ、名探偵ブノワの一辺倒な活躍だけではないこと。
前作ではアナ・デ・アルマス演じるマルタという女性をサポートする形でブノワが真相を明らかにしていきました。彼女のウソをつくと吐いてしまうという面白い体質を含め、正直さが事件を複雑にさせていたのです。
一方で、本作はジャネール・モネイ演じるヘレンをサポートする形で進んでいきます。そして、物語を複雑にさせているのはエドワード・ノートン演じるマイルズのアホさだったのです。
前作含めて、一見すると滑稽に映るところを、上手く事件に絡めて複雑にすることで面白いミステリーになっているのです。それはまさに、幾層にも重なったガラスの玉ねぎの皮を剥いていくよう。
繰り返し観たくなる楽しさ
エドワード・ノートンのキャスティングが絶妙にハマっていた本作。彼が演じるマイルズは、すごそうなIT長者に見えて、アホだったというオチも面白い点でしたね。
ブノワの言う通り、よくよく考えてみれば笑ってしまうような間抜けな行動が多いことに気付かされるのです。
肩書きだけ先行した空虚な人間を皮肉ったようなアホなキャラクターでありながら、なぜか憎めない不思議な役柄でした。それをエドワード・ノートンが絶妙に演じているのです。
マイルズはアホなのですが、人の言うことをすぐ行動する素直さもあるのです。それはブノワを真似して自分がターゲットだと思わせたり、ライオネルの言葉で紙ナプキンを燃やしたりなど。
加えてマイルズが、明らかにイーロン・マスクを模した風貌だったり、回想シーンではスティーブ・ジョブズのようだったり、事業内容が有人ロケットであることや、ビジネスモデルを紙ナプキンに書いたAmazonのジェフ・ベゾスにも通じる点があったり。
マイルズの思いつきの行動で振り回される本作ですが、その行動の違和感を確かめるために繰り返し観たくなるんですよね。実際によく見ると、デュークの携帯をポケットに入れていたりするのが分かるのも面白いです。
こういった細かい照らし合わせができるところはNetflix配信ならではの醍醐味ですね…!
真の破壊者
マイルズは自分たちを「破壊者(disruptor)」と言い、「既存のシステムを壊してきた」あたかもすごい人であるかのような表現をしていました。
実際には、マイルズたちは破壊者でもなんでもなく、単にお金で結びついた浅はかな関係だったのです。
そしてそれをブチ壊す「真の破壊者」がヘレンでした。
名ばかりの天才とそれにぶら下がる権力や名声を求めるものたち。証拠を失い、司法システムでは裁けない相手を「モナリザ」をクリアで燃やすというぶっ飛んだアイデアで破壊したのです。
最高にスカっとするラストでしたよね!ジャネール・モネイが素晴らしかった!
「グラス・オニオン」の意味
さて、タイトルになっている「グラス・オニオン」ですが、完璧なまでに本作のストーリーと絶妙にマッチしていました。
「グラス・オニオン(Glass Onion)」とは、直訳すると「ガラスでできた玉ねぎ」になりますが、イギリスのスラングで「単眼鏡(片眼鏡のこと)」を意味します。
片眼鏡といえば、探偵モノで頻出するアイテムの一つですよね!
さらに、この単語を使ったことで知られるのが、ビートルズ(The Beatles)が1968年に発表し、“ホワイト・アルバム”の名で呼ばれる10枚目のアルバム「The Beatles」の3曲目「Glass Onion(グラス・オニオン)」です。
そして、この楽曲はエンディングのテーマ曲にも採用されています。
「Glass Onion(グラス・オニオン)」には、ビートルズの「Strawberry Fields Forever」「Lady Madonna」など、これまでの楽曲のタイトルや関連するワードが歌詞に含まれています。
作曲のジョン・レノンによると、ファンが歌詞から隠れたメッセージを汲み取ろうとする心理を逆手に取った言葉遊びだとのこと。
つまり、深読みし過ぎることで本来真っ直ぐであるものも曲がって見えてしまうことを表現したのです。
まさに本作の内容と完璧にシンクロしますよね!
ユーモアに富んだカメオ出演や小ネタ
『ナイブズ・アウト: グラス・オニオン』では、多くのカメオ出演や、小ネタが散りばめられた作品でもあります。
冒頭のビデオ通話シーン
- アンジェラ・ランズベリー
- スティーヴン・ソンドハイム
- ナターシャ・リオン
- カリーム・アブドゥル=ジャバー
物語の冒頭で、ブノワが浴槽に浸かりながらビデオ通話する相手が上記の4人。
1978年のアガサ・クリスティ原作『ナイル殺人事件』にも出演した女優アンジェラ・ランズベリーは2022年10月、『ウエスト・サイド物語』で知られる作曲家スティーヴン・ソンドハイムは2021年11月に逝去しています。エンドクレジットでは追悼メッセージが流されていました。
Netflix人気ドラマ『ロシアン・ドール: 謎のタイムループ』主演のナターシャ・リオンは、配信サイトPeacockでリリースされるライアン・ジョンソン監督初のテレビシリーズ『Poker Face』で主演と製作総指揮を担当します。
カリーム・アブドゥル=ジャバーは、NBA史上最多の6度の最優秀選手に選ばれた元プロバスケ選手。
豪華すぎるズーム会議!笑
ズームしながらブノワがプレイしているのは、コロナ禍で世界的に人気を博した「AMONG US(アマングアス)」というゲーム。
ブノワの同居人
ブノワの部屋からエプロン姿で登場したフィリップを演じたのは、ヒュー・グラント。
2人がどういった関係なのかは分かりませんが、今後の物語でヒュー・グラントが登場するかもしれない楽しみはありますね!
コロナ予防の男
マイルズの孤島へ行くクルーズに乗る前に現れた、謎の案内人はイーサン・ホークでした。
彼は謎のスプレーをすればマスクを外して大丈夫といって、全員に処していましたね。
あのスプレーの中身は一体何だったんだ!?笑
時報
マイルズの島では、1時間毎に「ドーン」という時報が鳴り響きます。あの声を演じていたはジョセフ・ゴードン=レヴィットとのこと。
ライアン・ジョンソン監督との関係性で言えば、『LOOPER/ルーパー』や『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』にも出演していましたね。
とはいえ、誰がわかるんだよって話ですが!笑
ソースとお酒
名前のみの登場となりますが、激辛ソースの名前でジェレミー・レナー、コンブチャの差し入れとしてジャレッド・レトが挙げられています。
オルゴールおじさん
冒頭、バーディのホームパーティで招待状の木箱から流れるオルゴールの曲を教えてくれたのは、世界的なチェロ奏者、ヨーヨー・マ。
ジムのモニター
マイルズの屋敷にあるジムの壁に設置された映像には、テニス界のレジェンド、セリーナ・ウィリアムズがカメオ出演。
彼女が読んでいる本は、トマス・ピンチョンの『重力の虹』という小説で、前作で「タイトルが好きだけど誰も読みきれない本」とブノワがマルタ(アナ・デ・アルマス)に紹介していました。
リアルタイムでブノワたちと会話しているのを観ると、マイルズはどこに金使ってるんだよと笑えてきます…。
マイルズ邸宅の居候
マイルズの孤島の邸宅に居候する男性は、ノア・セガン。
ライアン・ジョンソン監督の長編デビュー作『BRICK ブリック』からずっと何かしらの役でキャスティングされている相棒でもあります。
マーダーミステリーの脚本
マイルズは招待状の木箱は外注したもので、謎解きゲームの脚本も自分で書いたものではありませんでした。
それを依頼したのは小説家のギリアン・フリン。
『ゴーン・ガール』の原作として知られていて、本作のように、ひねりがあるミステリーを得意としています。
『ナイブズ・アウト3』にも期待してしまう!
Netflixがライアン・ジョンソン監督と結んだ4億5000万ドル(約510億円)の契約は、「続編2作の権利」でした。
つまり、『ナイブズ・アウト3』がリリースされるのはほぼ間違いないと言えます。
"私はこれまで続編を作ることにあまり興味がなかったのですが、ダニエルを主人公にした作品をもっと作りたいのは、続編ということではありません。
アガサ・クリスティがやったのと同じこと。全く新しい謎、全く新しい場所、全く新しいキャスト、全く新しいミステリーの魅力の仕組み、全てを考え出すだけです。きっと楽しいよ。
IndieWireのライアン・ジョンソン監督インタビューより
まさに2作目にしてその完成度の高さをブラッシュアップし、新しい切り口で現代のミステリーとして届けたライアン・ジョンソン監督。
今後も楽しみが増えましたよ!
まとめ:『ナイブズ・アウト: グラス・オニオン』2022年のNetflix映画でもトップクラスに面白い映画
今回は、ライアン・ジョンソン監督の映画『ナイブズ・アウト: グラス・オニオン』をご紹介しました。
探偵ブノワを題材とした「現代のアガサ・クリスティ」として、長く続く作品になれば嬉しいものです。
前作『ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密』をまだ見ていない方は、U-NEXTで配信中なので要チェック!
『ナイブズ・アウト』は、U-NEXTで視聴できます!
配信サイト | 配信状況 |
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