今回ご紹介する映画は『名探偵ピカチュウ』です。
日本を代表するゲーム/アニメの「ポケモン」をハリウッドで実写映画化。
あの独特なキャラクターたちをどう表現しているのか、気になる方も多いと思います。ちゃんと可愛くなっているのか、はたまた気持ち悪くなってしまっているのか。
本記事では、ネタバレありで『名探偵ピカチュウ』を観た感想・考察、あらすじを解説。
私としては、ポケモンの実写化、全然「アリ」でした!
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『名探偵ピカチュウ』
5段階評価
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あらすじ
探偵の父・ハリーの事故死を知らされたティムは、人とポケモンが共存するライムシティを訪れる。ティムは、父の部屋で人間の言葉を話す名探偵ピカチュウと出会う。ハリーの相棒だと言うピカチュウは記憶を失っていたが、ハリーの生存を確信していた。
作品情報
タイトル | 名探偵ピカチュウ |
原題 | Pokémon Detective Pikachu |
監督 | ロブ・レターマン |
脚本 | ダン・ヘルナンデス ベンジー・サミット ロブ・レターマン デレク・コノリー |
出演 | ライアン・レイノルズ ジャスティス・スミス キャスリン・ニュートン オマール・チャパーロ クリス・ギア 渡辺謙 ビル・ナイ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2019年 |
上映時間 | 104分 |
予告編
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おすすめポイント
キモかわいいポケモンたちのミステリー。
世界的人気を誇る「ポケットモンスター」をハリウッドが実写映画化。
人間とポケモンが共存する都市「ライムシティ」を舞台に、父親の事故を調べる主人公と名探偵ピカチュウが捜査に当たるミステリーもの。
フサフサした毛をもつおっさん声のピカチュウがなんとも愛らしく、最初は違和感がありますが、観ているうちに次第に世界観に慣れていきました。
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キャラクター | 役名/キャスト/役柄 |
---|---|
ティム・グッドマン(ジャスティス・スミス/竹内涼真) 父親ハリーの事故の真相を名探偵ピカチュウと共に調べる。 | |
名探偵ピカチュウ(ライアン・レイノルズ/西島秀俊) ハリーの相棒だったポケモン。人間の声を話すことができる。 | |
ルーシー・スティーヴンス(キャスリン・ニュートン/飯豊まりえ) ライムシティの事件を調べる新人記者。 | |
ヒデ・ヨシダ(渡辺謙) ライムシティの刑事でハリーの同僚。 |
『名探偵ピカチュウ』は気持ち悪い?
(C)2018 Legendary and Warner Bros. Entertainment, Inc. All Rights Reserved.
(C)2018 Pokemon
ピカチュウがキモ可愛い
本作で注目すべきは、なんと言ってもピカチュウ。
- ぬいぐるみのようなフッサフサの毛
- しわしわの表情
- しゃべる上におっさんボイス
よく知る「ピッピカチュウ!」「ピカピカー!」の声のピカチュウを想像していると面食らうと思います。
とはいえ、気持ち悪いのかと言われると、そんなこともないんですよね。はじめは「こんなのピカチュウじゃない!」と思って観ていましたが、鑑賞後には「名探偵ピカチュウ、可愛いぞ」と、Amazonでぬいぐるみを探しているのですから。笑
ライムシティの世界観
人間とポケモンが共生するライムシティの世界観が大きな見どころです。
ライムシティでは、カイリキーが交通整理をし、ゼニガメが消防活動して、プリンがバーで歌い、ドゴームがクラブの音響を担当します。それぞれのポケモンが特徴を生かした仕事に就いている様子が、違和感なく溶け込んでいます。
カビゴンは相変わらず道路で寝ていたりなど、クスっと笑える要素も散りばめられています。
このあたりはディズニーの『ズートピア』を意識している感じがしますね!
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ネタバレあり
以下では、映画の結末に関するネタバレに触れています。注意の上、お読みください。
映画『名探偵ピカチュウ』のネタバレ結末
(C)2018 Legendary and Warner Bros. Entertainment, Inc. All Rights Reserved.
(C)2018 Pokemon
タイトルの通り、ミステリー調で進んでいく
『名探偵ピカチュウ』という名の通り、ライムシティに入ってからピカチュウと共に謎を解いていくミステリーのような形で物語は進んでいきます。
ポケモンを凶暴化させる「R」という煙を発端に、ライムシティの裏で行われている数々の事件の真相を追っていくティムとピカチュウ。
その中で、父親ハリーが生きているかもしれないということと、ミュウツーとハリーの関係、ひいてはライムシティの未来に関わる大きな陰謀に関わっていくのでした。
ミュウツーが人間、ポケモンたちに影響を及ぼしていく展開は、ポケモン映画の名作『ミュウツーの逆襲』をベースに感じます。
一つの手がかりから次へ次へとテンポよく進んでいくので、飽きさせない展開になっていました。
『名探偵ピカチュウ』のネタバレ結末
中盤、ライムシティを創設者であるハワードが黒幕だったことが分かります。
彼は病で体を壊し、治療も難しいことからミュウツーの力を借りてポケモンと一体化してしまおうと考えていたのです。
なぜかミュウツーには精神を移動させる力があるらしく、それを利用してミュウツーと一体化するハワード。
ミュウツーの体を乗っ取ったハワードは、その力でライムシティの人間とポケモンたちをどんどん一体化させて行きます。
ティムとピカチュウが何とかピンチを乗り越えて戦った結果、ミュウツーとハワードを分離させることに成功し、ハワードは逮捕され、ミュウツーの力で街の人も元に戻りました。
死んだと言われていたハリーですが、実はミュウツーが彼の体を預かっていて、その間ピカチュウと一体化させていたということが明らかになります。
ピカチュウが言葉を話せる理由は、ハリーと一体化していたからだったのです。
ハリーは元の人間の姿に戻り、息子のティムと再会し、一緒に暮らすことを決めるのでした。
『名探偵ピカチュウ』の評価
ポケモンたちの造形や特性を活かした演出、ライムシティのネオンが輝く街の雰囲気など随所にこだわりが見られました。
ポケモンをプレイしたことがある人、名前は知っている人、知らない人、全員が楽しめるエンタメ作に仕上げているのはさすがです。
ポケモンで遊んでいないお年寄りもポケモンGOに夢中になるというのは、やっぱりポケモンがもつ魅力なんだと、改めて本作を観て感じました。
ゲームでプレイしてきた世界観を壊さずにアップデートして映像化できているのは、やはりハリウッドの技術があってこそ。
とはいえ、ストーリーとしては正直内容の薄さは目立ちます。
名探偵というミステリー要素もスパイス程度だったり、ミュウツーのなぞの特殊能力設定でご都合主義な部分で強引な部分も否めません。
ただ、それでも観れてしまうのは、設定と世界観を支える技術力があるから。日本で映画化して中途半端に終わるよりも絶対良かったと思います。
数字的な評価でも、ビデオゲームを原作とした映画では過去最高のスタートを切り、興行収入は4.317億ドルとなっています。
『名探偵ピカチュウ』に登場したポケモン一覧
本作に登場した実写版の主要なポケモンたちを一覧にして紹介します。
ポケモン | 名前 |
---|---|
ピカチュウ | |
フシギダネ | |
リザードン | |
プリン | |
コダック | |
ゲッコウガ | |
カイリキー | |
ベロリンガ | |
バリヤード | |
カビゴン | |
ミュウツー | |
エイパム | |
ブルー | |
ルンパッパ | |
ドゴーム |
こうやってみると、案外忠実に再現しているのではないでしょうか!
フシギダネやプリンは可愛かったです。実写版では毛の質感がリアルに出てくる印象がありました。
とはいえ、ベロリンガとかバリヤードとかは気持ち悪いというか、目が怖かったですね。笑
ピカチュウダンスも話題に
アメリカでは本作公開前に「本編流出」というタイトルである動画がYouTubeに公開されました。その内容は、名探偵ピカチュウがひたすら1時間以上踊り続けるというもの。
3000万回以上再生されるほど話題となりました。
映画『名探偵ピカチュウ』の主題歌・エンディング
- リードシングル
- カイゴ&リタ・オラ「Carry On」
- エンディング
- HONEST BOYZ「ELECTRICITY featuring Lil Uzi Vert」
- プロモーション
- ボニー・タイラー「HOLDING OUT FOR A HERO」
- 日本版WEB用プロモーション
- 麻倉未稀「ヒーロー HOLDING OUT FOR A HERO」
本作の主題歌・エンディングは上記の通り。
カイゴ&リタ・オラ「Caryy On」
「トロピカル・ハウス」ジャンルの世界的DJ・プロデューサーのカイゴが、イギリスの歌姫リタ・オラを迎えた「Carry On」が本作のリード曲となっています。
HONEST BOYZ
HONEST BOYZは、2016年結成に結成された、4MC+1DJのHIPHOPグループ。
- NAOTO(EXILE / 三代目 J Soul Brothersのリーダー)
- VERBAL(m-flo)
- SWAY(DOBERMAN INFINITY)
- MANDY(EXILE / GENERATIONS)
- NIGO®
メンバーは上記の通りの豪華な面々。エンディングで使用された曲は、日本だけでなく世界でも流されました。
麻倉未稀の「HOLDING OUT FOR A HERO」
本作には登場しませんがWEBのプロモーションでボニー・タイラーの「HOLDING OUT FOR A HERO」が使用されています。
これはもともと1984年の映画『フットルース』の挿入歌でした。これを日本語版でカバーしたのが麻倉未稀と葛城ユキ。
その後、麻倉未稀版は大人気ドラマ『スクール☆ウォーズ』の主題歌として使用されました。本家より日本では馴染み深い麻倉未稀の曲を使用したことにより、話題にもなりましたね。