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アクション

【ネタバレ感想/解説】『アベンジャーズ/エンドゲーム』は面白さも興行収入も最高。

今回ご紹介する映画は、『アベンジャーズ/エンドゲーム』です。

映画『アイアンマン』の公開から11年。

マーベルコミックスのヒーローたちを映画の世界で同じ時間軸に登場させるクロスオーバー企画として誕生した、通称MCUことマーベル・シネマティック・ユニバース。

MCUは今や世界で最も成功した映画シリーズとも言われています。今作はその中でも、これまでの大きな区切りとなる位置付けの作品でもあります。

まめもやし
まめもやし

記憶を消して見直したい!とにかく最高&最高。語彙力を失うレベルでした!

『アベンジャーズ:エンドゲーム』は、ディズニープラスで視聴できます!

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映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』の作品情報とあらすじ

『アベンジャーズ:エンドゲーム』

アベンジャーズ エンドゲーム

5段階評価

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あらすじ

前作「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」で、宇宙最強の敵サノスに立ち向かうも、敗北を喫したアベンジャーズたち。再結集した彼らは、サノスを倒して世界や仲間を救うため、史上最大の戦いに挑む…。

作品情報

タイトルアベンジャーズ エンドゲーム
原題Avengers: Endgame
監督アンソニー・ルッソ
ジョー・ルッソ
脚本クリストファー・マルクス
スティーヴン・マクフィーリー
出演ロバート・ダウニー・Jr
クリス・エヴァンス
マーク・ラファロ
クリス・ヘムズワース
スカーレット・ヨハンソン
ジェレミー・レナー
ドン・チードル
ポール・ラッド
カレン・ギラン
ブラッドリー・クーパー
ブリー・ラーソン
ダナイ・グリラ
ベネディクト・カンバーバッチ
チャドウィック・ボーズマン
クリス・プラット
トム・ホランド
製作国アメリカ
製作年2019年
上映時間181分

予告編

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監督は、これまで『アベンジャーズ』シリーズや『キャプテン・アメリカ』シリーズを撮ってきたルッソ兄弟が続投して担当しています。

また、MCU作品の立役者でもあるのが、製作のケヴィン・ファイギです。

マーベル・スタジオの製作社長でもあるファイギは、史上最も成功した映画プロデューサーと言われています。

というのも、2018年公開の『ブラックパンサー』で、彼のプロデュース作品の全米累計興行収入があのスティーヴン・スピルバーグを抜いて歴代1位となったのです。

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ネタバレあり

以下では、映画の結末に関するネタバレに触れています。注意の上、お読みください。

最高の映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』のネタバレ結末

アベンジャーズ:エンドゲーム

(C)2019 MARVEL

『インフィニティ・ウォー』後の世界

前作『アベンジャーズ/インフィニティウォー』においてアベンジャーズはサノスのと戦いに敗れ、全宇宙の生命体が半分となってしまいました。

それから約20日が経ったころから物語は始まります。

キャプテン・マーベルの登場により、宇宙にいたトニーとネビュラは地球に帰還します。

まめもやし
まめもやし

どうやって地球に戻ってくるのかさまざまな考察がされていましたが、いとも簡単に帰還していたので驚きました!

サノスの死

サノスの居場所を知るネビュラの情報を手がかりに、インフィニティストーン奪還という名のサノスへの復讐をしにいく一行。

遠くの惑星で農業をしてのんびり暮らすサノスに奇襲をしかけますが、インフィニティストーンは既にサノスが壊してしまっていたのです。

絶望感が漂う中、我慢できないソーはサノスを殺してしまいます。

まめもやし
まめもやし

ここまで、上映してから20分ほど。サノスがあっさり首チョンパされる衝撃!

しかし、サノスを殺しても失われた仲間達は戻りません。やり切れない雰囲気とともに5年が経過するのです─。

5年の経過とアントマンの登場

残されたメンバー達は心に穴を開けたままそれぞれの道へ進んでいた。

そこに、量子世界へ行き、消息を断っていたスコット・ラング(アントマン)が登場します。

彼の醸し出す絶妙なユーモアとアイデアにより、わずかな希望が見えてくる。

そしてタイム泥棒計画が始まる─。

タイム泥棒計画

「タイム泥棒計画」とは、マルチバース論に基づいた、いわゆるパラレルワールドへのタイムトラベルで、インフィニティストーンを別次元の世界から借りくるという作戦。

この作戦を実行するためには、タイムマシンが必要であり、トニー・スタークの協力が必要不可欠。

湖畔で静かに暮らしていたトニーは、一度は協力を拒むものの、結果的に協力することになる。

これによりアベンジャーズたちは、我々も知っている過去作へタイムトラベルする─。

インフィニティ・ストーン回収

6つのインフィニティストーンを回収する過程で、トニー、スティーブ、ソーがそれぞれの時間軸で父親、恋人、母親との再会を果たす流れを映し、涙腺を刺激するシーンが目白押し。

一方であの苦行を迫られるソウルストーンの回収もまた必要に。サノスですら苦戦したソウルストーンを、バートンとナターシャで回収しにいく。

犠牲を必要とするソウルストーンの前で、お互いが自ら犠牲となろうとしますが、最終的にはナターシャが犠牲となってしまうのだった。

そんな困難を経てインフィニティストーンの回収に成功したアベンジャーズ。トニーが開発したガントレットを使い、ハルクが体を張った決死の指パッチンを行い、失われた者たちを蘇らせることに成功します。

幸せも束の間、その動きをネビュラの頭の中を通して知っていた過去のサノスたちが、現在の時間軸に乗り込んできて、一気に攻めてくるのだった─。

最終決戦

いよいよ最終決戦が始まる。

本作、最終決戦まで間、ほとんど激しいアクションシーンがないのも注目ポイント。アクションてんこ盛りの前作に比べると、前半は穏やか。

まめもやし
まめもやし

しかし、それがサノスに敗れて失意し、アントマンの登場で少しの希望を抱き、再びサノスの軍勢と戦う最終決戦への流れへの布石だと思うと、控えめに行っても最高の展開でもありました!

  • キャップがムジョルニアを手にするシーン
  • 絶妙のタイミングで現れる仲間たち
  • 全員でガントレットをリレーしていく展開
  • スパイダーマンを守る女性ヒーローたち
  • Dr.ストレンジとトニーのやり取り

最終決戦では、至るところが名シーンとなっていて、まばたきをする暇すらもありません。

そして、すべてのMCUファンが待ち望んだあの言葉がキャップから放たれます…。

アベンジャーズ、アッセンブル!!

サノス軍との激闘の末、Dr.ストレンジが前作で見た1400万605通りの未来において唯一勝つ方法。

それが本作の、まさにこの展開だった。

トニーはサノスからガントレットを奪還し、覚悟を決めて放ちます。

I am Iron Man.

サノスの軍勢は塵と化し、ガントレットの力を使ったトニーも耐え切れず息を引き取ります。

その後の、トニーの葬儀でのカタルシスは計り知れないものでした。

キャップの記憶

キャップはインフィニティストーンを元の世界に戻すため、一人で過去に戻ります。

ストーンを無事に元に戻し、帰ってきたキャップは老人になっていました。

ファルコンにシールドを託すキャップ。ペギーとはどうなったのか聞かれると、「それは胸の中にしまっておこう。」と答える。

そんな中、観客だけは、キャップの中の記憶を見ることができるのでした。

その記憶の中で、スティーブはペギーとの約束をちゃんと守り、幸せそうに一緒にダンスを踊っているのです─。

名実ともに最高の映画です

アベンジャーズ:エンドゲーム

(C)2019 MARVEL
まめもやし
まめもやし

これまでのMCUの一つの集大成と感じさせる映画でした!

 MCU作品がなぜここまで支持されるのかというと、ひとつに彼らの人間臭さにあると思います。

彼らはそれぞれ類まれな能力を持っています。ですが、誰もが完璧ではないため、時には衝突したりもします。

それでも一人では足りない部分を集まって補完し合う姿にすごく人間味を感じるのです。

そしてこれまでの物語は、アイアンマンとキャプテン・アメリカ、この2人に主軸を置いた物語だったと改めて感じます。

11年間にも及ぶこの企画の一つの区切りとして、これまでの物語が走馬灯のように記憶が蘇った人も多いでしょう。

公開された2019年には、長年の間世界歴代興行収入のトップだった『アバター』(2009)を抜いて、1位となりました。

その後、中国で『アバター』が再上映されたことで、2022年現在は『アバター』が1位に返り咲いています。

アイアンマンをはじめ、本作や、前作においても、これまでのヒーロー映画としての常識を打ち破った新たな挑戦をしてきたMCUですが、これで一つ報われたという印象を感じました。

MCUに関わった全てのスタッフへの感謝と労いの想いが溢れました。ありがとう

MCUのフェーズ3は次作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』で完結します。

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