今回ご紹介する映画は『ジョン・ウィック:パラベラム』です。
キアヌ・リーブス主演の大人気アクションシリーズの第3弾。
本記事では、ネタバレありで『ジョン・ウィック:パラベラム』を観た感想・考察、あらすじを解説。
世界中から命を狙われる絶体絶命の危機が訪れます!
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『ジョン・ウィック:パラベラム』の作品情報
『ジョン・ウィック:パラベラム』
5段階評価
ストーリー :
キャラクター:
映像・音楽 :
エンタメ度 :
あらすじ
裏社会の聖域、コンチネンタルホテル内で掟破りの殺しをしたことで静粛を受けることになったジョン・ウィック。賞金首となり、世界中の殺し屋から狙われ満身創痍のジョンは、以前血の契約をして借りを作ったソフィアがいるモロッコへ向かう。
作品情報
タイトル | ジョン・ウィック パラベラム |
原題 | John Wick: Chapter 3 - Parabellum |
監督 | チャド・スタエルスキ |
脚本 | デレク・コルスタット シェイ・ハッテン クリス・コリンズ マーク・エイブラムス |
出演 | キアヌ・リーヴス ハル・ベリー ローレンス・フィッシュバーン マーク・ダカスコス エイジア・ケイト・ディロン(英語版) ランス・レディック アンジェリカ・ヒューストン イアン・マクシェーン サイード・タグマウイ ジェローム・フリン |
撮影 | ダン・ローストセン |
音楽 | タイラー・ベイツ ジョエル・J・リチャード |
編集 | エヴァン・シフ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2019年 |
上映時間 | 131分 |
予告編
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『ジョン・ウィック:パラベラム』のキャスト・キャラクター
キャラクター | 役名/キャスト/役柄 |
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ジョン・ウィック(キアヌ・リーブス) 引退した伝説的殺し屋。コンチネンタルで掟を破り、追放処分となる。 | |
ソフィア(ハル・ベリー) モロッコ・コンチネンタルの支配人。かつてジョンと誓印を結んだことでジョンの助けを受ける。 | |
ウィンストン(イアン・マクシェーン) ニューヨーク・コンチネンタルの支配人。ジョンに猶予を与えたことで裁定人に退任を迫られる。 | |
バワリー・キング(ローレンス・フィッシュバーン) 地下犯罪組織の王。ジョンのサンティーノ殺しを手助けしたしたため、裁定人から退任を迫られる。 | |
シャロン(ランス・レディック) ニューヨーク・コンチネンタルのコンシェルジュ。ジョンに敬意を払う。 | |
裁定人(エイジア・ケイト・ディロン) ハイ・テーブルのエージェント。規律を破った者たちを処分する。 | |
ゼロ(マーク・ダカスコス) ニューヨークで寿司職人をする暗殺者。裁定人の依頼でジョン抹殺任務を請け負う。 | |
ディレクター(アンジェリカ・ヒューストン) ハイ・テーブルの支配下の犯罪組織「ルスカ・ロマ」のリーダー。かつてジョンを孤児として育てる。 | |
ベラーダ(ジェローム・フリン) モロッコで裏社会のコインを鋳造する責任者。エルダー/首長の居場所を知る唯一の人物。 | |
エルダー/首長(サイード・タグマウイ) ハイ・テーブルの首長。モロッコの砂漠のどこかに住んでいる。 |
ネタバレあり
以下では、映画の結末に関するネタバレに触れています。注意の上、お読みください。
【ネタバレ解説】『ジョン・ウィック:パラベラム』のあらすじ
(R), TM & (C) 2019 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
追放のカウントダウン
ニューヨーク・コンチネンタル内でハイテーブのメンバー、サンティーノ・ダントニオを殺したことにより、全世界の殺し屋から追われることになったジョン・ウィック。首にかかった懸賞金は倍額の1400万ドルに跳ね上がる。
ウィンストンから1時間の猶予をもらったジョンは、ニューヨーク公共図書館に向かい、隠していた「誓印」「十字架のネックレス」を入手する。その後、アーネストという暗殺者は執行前に襲いかかり、肩を負傷するが、本を使って殺害する。
ジョンは知り合いの医師の手当てを受けるが、そこで猶予時間が終わる。アジア系殺し屋グループに襲撃され、アンティーク武器ショップでのナイフの投げ合いの血みどろの闘いを繰り広げる。
次にイタリア系殺し屋グループに襲われると、馬小屋での闘いに発展し、襲撃に遭いながらも馬に乗って逃げていく。その後、ジョンがかつて孤児として引き取られたロシアの犯罪組織「ルスカ・ロマ」のディレクターに助けを求める。ジョンは十字架を使って部族からの追放と引き換えに、カサブランカへの船を手配してもらう。
その頃、ハイ・テーブルの裁定人がウィンストン、バワリーのもとを訪れていた。裁定人はジョンを殺さなかったことを咎め、地位の剥奪と7日間の猶予を与える。
モロッコ・カサブランカ
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ジョンはカサブランカのモロッコ・コンチネンタルを訪れ、ソフィアに会う。ジョンは「誓印」を取り出し、ソフィアにハイ・テーブルのトップであるエルダー(首長)の居場所を突き止めるのを手伝ってほしいと頼む。
ソフィアはしぶしぶ承諾し、ウィックをベラーダという男のところへ連れて行く。ベラーダは首長に会う方法をジョンに教えるが、見返りを拒否したソフィアの愛犬を撃ち殺してしまう。ソフィアはそれに怒り、ベラーダの足を撃ち、2人はベラーダの一味と銃撃戦を繰り広げる。
ソフィアはジョンを砂漠へ連れて行き、「誓印」の役目を果たして別れる。ジョンは砂漠をひとりで歩き、倒れ込むと、通りすがりの旅人に助けられ、首長のいる場所に連れて行かれる。
首長は、死ぬか、ウィンストンを殺す任務を引き受けるかの選択を迫る。引き受ければ、その代わりにジョンにかけられた懸賞金を取り払うことを約束する。ジョンは任務を引き受け、ハイ・テーブルへの忠誠への証として薬指を切断し、結婚指輪を首長に手渡す。
一方、裁定人は暗殺者ゼロと部下を引き連れ、ルスカ・ロマのディレクターの両手を突き刺して罰し、バワリー・キングを7回切り裂く。
最強の刺客・ゼロ
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ジョンはニューヨークに戻ると、ゼロと部下たちの襲撃を受けるが、バイクを奪って逃げ出し、ゼロに追いかけられながらもニューヨーク・コンチネンタルへたどり着く。そしてジョンはウィンストンに会いに行く。
ウィンストンはジョンが自分を殺すために来ていること知っていた。裁定人の前で、ウィンストンはコンチネンタルの地位を明け渡すことを拒否し、ジョンもウィンストンを殺すことを拒否する。それにより、裁定人はニューヨーク・コンチネンタルを「聖域指定解除」し、ホテル内での仕事が許可される。
ジョンはウィンストンとシャロンの助けを借りて武器を準備し、ハイ・テーブルから送り込まれた精鋭部隊を迎え撃ち、一掃する。その後、ゼロの部下、シノビ No.1・No.2を倒し、ゼロと対峙し、激しく争った後、ゼロに勝利する。
裏切りと結託
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その頃、裁定人はウィンストンに協議を持ちかけていた。ウィンストンはコンチネンタルの支配人の地位存続を希望し、その見返りとしてジョンを裏切り、銃で撃つと、ジョンは屋上から落下する。
裁定人はコンチネンタルを聖域に戻すことを約束するが、ジョンの死体がないことに気づき、対処するようにウィンストンに命じて去っていく。
負傷したジョンは、バワリー・キングの隠れ家に連れて行かれる。バワリー・キングはハイ・テーブルへの怒りを伝え、ジョンに同じ気持ちかどうかを尋ねると、ジョンは「Yeah」と答える。
【ネタバレ感想】世界観は広がり、さらなるカオスへ・・・
今作で3作目を迎えるシリーズですが、どんどん世界観は広がって行きます。
今回は、かつて無いほどのアクションシーンの連続と、さまざまな小道具を使った戦闘シーンが魅力でした。一方で、笑えるシーンも多かったのも印象的。いくつかピックアップしてみます。
- ナイフ早投げ競争と化したvsアジア人
- 絶対に銃弾が当たらない馬と絶対に当たる馬の後ろ足攻撃
- なぜか銃を使わず、ナイフでの戦闘をしかけてくる暗殺者たち
- 「割ってくれ」と言わんばかりのガラスの部屋での戦い
- 謎の瞬間移動を見せ合うゼロとジョン
激しすぎる怒涛のアクションシーンに、結構体力を使います!笑
今回は、ひとつひとつの戦闘シーンも長く、これまでのようにヘッドショット一発で片付けてきた雑魚たちとは違うので、ジョン・ウィックが苦戦を強いられるんですよね。
ガンアクションとカンフーの動きから「ガン・フー」と呼ばれていますが、3作目ともなると、そこら辺にあるものすべてを使った戦いを繰り広げています。本や馬、ナイフや拳銃はもちろんのこと、ありとあらゆる道具を使ったアクションがてんこ盛りでした。
本作では、ガンアクションよりも武器を用いた体術がメインだった印象。とはいえ、このシリーズは銃の撃ち方やリロードする様子へのこだわりも徹底していて、ガジェット好きな層にも刺さる演出になっています。
総じてアクション好きにはたまらない映画だなぁと改めて感じる作品でした。
まとめ:『ジョン・ウィック』は誰にも止められない
今回は、『ジョン・ウィック:パラベラム』をご紹介しました。
愛車と愛犬と平和に暮らしたかっただけだったジョン・ウィックでしたが、むしろ裏社会時代よりも圧倒的に厳しい状況に追い詰められていきます。
復讐の悪魔と化した男の末路は一体どうなるのか。シリーズを頑張って見守っていきたいです。
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