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レイの正体は何者?『スターウォーズ9/スカイウォーカーの夜明け』のネタバレ感想レビュー。

今回ご紹介する映画は『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』です。

 

全世界を魅了した映画『スター・ウォーズ』サーガの完結作となる本作。

 

大トリを飾った監督のJ・J・エイブラムスが『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で自ら広げた大風呂敷を畳む形になりました。

 

 

これまで明かされていなかったレイの出自や過去が本作で明らかになります。

 

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映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』作品情報とあらすじ

作品情報

原題 Star Wars: The Rise of Skywalker
監督 J・J・エイブラムス
脚本 J・J・エイブラムス
出演 デイジー・リドリー
アダム・ドライバー
ジョン・ボイエガ
製作国 アメリカ
製作年 2019年
上映時間 142分
おすすめ度

 

あらすじ

ネタバレ部分で詳しく紹介しますね。

スター・ウォーズサーガを振り返る。

出典:https://www.imdb.com/

今作にて壮大なスペースオペラが終わりますが、これまでを簡単に振り返ってみます。

スター・ウォーズの歴史

分類 作品名 公開年 監督
旧三部作
(オリジナル・トリロジー)
エピソード4/新たなる希望 1977年 ジョージ・ルーカス
エピソード5/帝国の逆襲 1980年
エピソード6/ジェダイの帰還 1983年
新三部作
(プリクエル・トリロジー)
エピソード1/ファントム・メナス 1999年
エピソード2/クローンの攻撃 2002年
エピソード3/シスの復讐 2005年
続三部作
(シークエル・トリロジー)
エピソード7/フォースの覚醒 2015年 J・J・エイブラムス
エピソード8/最後のジェダイ 2017年 ライアン・ジョンソン
エピソード9/スカイウォーカーの夜明け 2019年 J・J・エイブラムス

旧三部作と、新三部作の6作品は、スター・ウォーズ生みの親であるジョージ・ルーカスが手掛けていますが、本作を含む続三部作は監督が別れています。

 

というのも、2012年にルーカスフィルムを売却しディズニーの傘下となったことで、続三部作の製作が明かされたのです。

 

そしてルーカスの元を離れた新しいストーリーが動き始めます。

 

トップバッターを担ったのは、J・J・エイブラムス

 

『フォースの覚醒』では、レイやフィン、BB-8などの魅力的なキャラクターたちの登場や、旧三部作を踏襲しつつ世界観を広げることに成功しました。

 

一方で、キャラクターの背景や設定などは、ほとんど明かされないまま終わります。

 

そして次作『最後のジェダイ』で、ライアン・ジョンソン監督がバトンを引き継ぎます。

 

J・J・エイブラムスが旧三部作を踏襲した描き方をしたのに対して、これまでのシリーズの流れを大きく変えるような、かなり挑戦的な描き方で賛否両論が飛び交いました。

 

そして今作『スカイウォーカーの夜明け』が再びJ・J・エイブラムス監督が担当し、広げた風呂敷を自ら畳むことになったのです。

 

果たしてシリーズ最後、そしてスター・ウォーズ最後の作品としてまとめることは出来たのでしょうか。

映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』のあらすじ

出典:https://www.imdb.com/

※以下より映画のネタバレに触れていますのでご注意してください。

 

冒頭からいきなり大きな動きが伺える本作。

旧三部作でルークとベイダーに葬られたパルパティーンが復活したのです。

 

前作にてスノークを亡き者にしたカイロ・レンはファースト・オーダーの最高指導者となり、パルパティーンと接触します。

 

スノークはパルパティーンが作った幻影で、パルパティーンは膨大な数の戦力を用意し、銀河を支配するファイナル・オーダーを仕掛けようとしていました。

 

その戦力と引き換えにレイを葬るよう指示されたレンは、レイを探しに向かいます。

 

一方のレジスタンス側は、ファースト・オーダーに忍ばさせているスパイからの情報を探っていました。

 

レイたちレジスタンスは、シスの要塞である惑星エクセゴルへと目標を定めるのでした…。

前半は宝探しRPGのような展開

出典:https://www.imdb.com/

『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の前半構成は、宝探しRPGのようでした。

宝探しRPGのような展開

エクセゴルへ行くという目的のため、レジスタンス(レイ・フィン・ポー・C-3P0B・チューバッカ・B-8など)は様々な探索をしていきます。

宝探しRPGのような展開

  1. シス信仰者の宇宙船の目撃情報があった惑星パサーナへ向かう。
  2. 宇宙船の残骸から古代文字が刻まれた短剣を発見。
  3. C-3POなら解読できるが、彼の制限の解除が必要となる。
  4. 腕利きハッカーのいる惑星キジミへ向かう。
  5. シス文字の解読に成功する。
  6. 惑星エクセゴルに行くためにウェイファインダーという機器が必要と分かる。
  7. ウェイファインダーがあると思われる第2デス・スターの残骸を調べることになる。
  8. 第2デス・スター内でウェイファインダーを見つける。
  9. カイロ・レンと対峙する。
 

 

目的のために一つずつクエストをこなしていき、最後にカイロ・レンというラスボスと対峙するRPGのような展開が進められていきます。

 

このアドベンチャー的な描き方が、本来の冒険活劇としての原点回帰を感じられてすごく良かったです。

レイの正体は何者?

出典:https://www.imdb.com/

続三部作において、多くの人が気になっていた点が「レイの正体は一体何者なんだ?」ということです。

 

エピーソード7において、レイに関する情報はほとんど明かされることなく終わり、エピーソード8において、レイは「何者でもない」という事実を明かされます。

 

そして本作、ついにレイの正体が明らかになります。

 

レイは、パルパティーン(ダース・シディアス)の孫でした。

 

前作の何者でもないという設定を打ち破るような展開ではありますが、ようやくレイの出自が明らかになったのです。

 

レイの両親は、パルパティーンの子供でありながらシスに染まることはなく、平凡な暮らしをしていました。

 

しかし、パルパティーンはレイを暗黒面に染めようと考えます。

 

レイの両親はその企てを拒み、パルパティーンの手から逃がすためにレイを売ったのでした。

『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』ネタバレ感想レビュー

出典:https://www.imdb.com/

冒頭からまさかのパルパティーン復活という衝撃があった本作。

 

自ら広げた風呂敷を畳まなければならない部分と、前作のストーリーを上手く生かさなければならないこと、そしてシリーズ全体を通しての完結という意味でも、J・J・エイブラムスの苦悩と葛藤が伺えました。

 

描かなければならないことが山のようにあるので、当然情報量が多くなっています。

 

そのため、テンポよく場面が展開していきます。

 

恐らくシリーズ通して観ていない方や、内容を忘れている方は付いていけなくなる可能性も考えられます。

 

惑星エクセゴルへ行くための様々なクエストも非常にスムーズに描かれていて、移動シーンの描き方も最小限に留められていました。

 

そのテンポの良さが、逆にマイナスに働いている部分もありました。

 

具体的には、チューバッカが死んだように思わせるところと、C-3POが記憶を喪失するシーンです。

 

描き方の問題もあるかと思いますが、「どっちも絶対大丈夫だろ」という謎の安心感があったのと、実際に大丈夫であるまでのシーンが短すぎるんですよね。

 

テンポが良すぎるが上の安い演出にも感じてしまう部分がありました。

 

C-3POの『友を目に焼き付けている』というセリフは感動的だったんですがね。

 

また、前作で登場した、レイとレンが離れた場所でもフォースを介してやり取りする通称「フォースチャット」ですが、本作では更にその力が進歩していて、空間移動的なことまで可能になっています。

 

J・J・エイブラムスは前作の設定を否定していたように感じていたのですが、「フォースで何でもできるじゃん」というご都合主義的なところが加速して描かれ、フォースの概念がよく分からなくなっていたのは何とも言えませんでした。

 

また、ラストのシス勢、ファイナル・オーダーとの戦いは熱い展開になっているのですが、圧倒的な数の前にポーが諦めかけてから助けが入るシーンに何か既視感を感じるんです。

 

そう、完全に『アベンジャーズ/エンドゲーム』と同じ展開なんです。

 

考えてみれば、パルパティーンとレイの「シスの全てだ」「それならジェダイの全てだ」というやりとりも『アベンジャーズ/エンドゲーム』におけるサノスとアイアンマンのやり取りとリンクするんですよね。

 

結局のところ、シスとジェダイの抗争という大きな括りで言えば、ジョージ・ルーカスのスター・ウォーズとやっていることは変わりません。

 

焼き増しと言ってしまえばそれまでですが、作り手の思いと技術の進歩は更新されていて、やっぱり新作となると胸が踊るんですよね。

 

本作としては、エピーソード8での思わぬ展開を収束することと、シリーズのまとめもあって、かなりギュッと凝縮された部分があるのは否めません。

 

J・J・エイブラムスとしては結果的にエピーソード7〜9まで通してやりたかったことでしょう。

「レイ・スカイウォーカー」という言葉の意味

出典:https://www.imdb.com/

レイはラストシーンで、自分のファミリーネームを聞かれ、レイ・スカイウォーカーと名乗ります。

 

正直これに関しては、レイ・パルパティーンと言って欲しかったです。

 

なぜなら、その選択こそが血縁関係に関わらない強い女性像というものを象徴するからです。

 

スカイウォーカーという血縁から離れ、そこに本来、文字通りスカイウォーカーの夜明けを感じるんです。

 

ただ、ある意味では理解できる部分もありました。

 

それでは何故、レイはスカイウォーカーの姓を名乗ったのか。

それは恐らく、レイの中にベン(カイロ・レン)のフォースが入っているからでしょう。

 

パルパティーンを倒して、一度力尽きたレイを救ったのはベンでした。

 

ベンは自分の命を引き換えにレイを蘇らせたことで、レイはベンを感じて生きているのです。

互いにフォースチャットを通して意識し合った二人が、一つになったのです。

 

そう考えると悪くもない終わり方だと思えるラストでした。

ラストではタトゥイーンの夕日をバックに終わらせる粋な演出もあり、改めてJ・J・エイブラムスの功績は大きなと感じました。

【まとめ】壮大なスペースオペラの完結

42年の歴史を刻み、人々を魅了してきた壮大なスペースオペラが幕を閉じました。

これだけ多くの人々を夢中にさせ、映画の公開がお祭りのようなイベントになる作品はそうそうないものです。

 

ジョージ・ルーカスが生み出した『スター・ウォーズ』をそのファンであるJ・J・エイブラムスとライアン・ジョンソンが繋いでいくところにも、作品への愛を感じました。

 

スターウォーズが完結した今だからこそ、シリーズを一気したい人もいると思います。

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