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【ひどい・失敗!?】『スターウォーズ9/スカイウォーカーの夜明け』をレビュー

The Rise of Skywalker
  • スターウォーズ最終作の出来ってどんな感じ?
  • 「スカイウォーカーの夜明け」は失敗っだった?
  • どうして「ひどい」という意見があるのか知りたい!

今回ご紹介する映画は『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』です。

全世界を魅了した映画『スター・ウォーズ』サーガの完結作となる本作。

非常に注目度の高い作品なのは間違いないのですが、「ひどい!失敗だ!」などの声も上がっているんです。

今回ご紹介する映画は『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』です。

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『スカイウォーカーの夜明け』はひどい・失敗なのか

壮大なスターウォーズのカノン(正史)のラストを飾った本作ですが、ちまたの感想では「ひどい・失敗」などの否定的な意見もみられました。

ひどい・失敗など『スカイウォーカーの夜明け』の否定的意見

本作『スカイウォーカーの夜明け』は宝探しゲームのようなストーリー構成になっています。

次から次へと手がかりをもとに進んでいくテレビゲームのような単調なストーリーという意味で「こんなSWが観たかったのではない、ひどい、失敗だ」という意見ですね。

『スターウォーズ』続・三部作としてのエピソード7〜9全体で見たときに、確かにゴタゴタ感は否めません。

一体なぜ続・三部作はこんな感じになってしまったのか。

ここで、スターウォーズの歴史を少し振り返ってみます。

『スター・ウォーズ』の歴史

作品 監督
旧三部作
(オリジナル・トリロジー)
エピソード4/新たなる希望
公開年:1977年
ジョージ・ルーカス
エピソード5/帝国の逆襲
公開年:1980年
エピソード6/ジェダイの帰還
1983年
新三部作
(プリクエル・トリロジー)
エピソード1/ファントム・メナス
公開年:1999年
ジョージ・ルーカス
エピソード2/クローンの攻撃
公開年:2002年
エピソード3/シスの復讐
公開年:2005年
続三部作
(シークエル・トリロジー)
エピソード7/フォースの覚醒
公開年:2015年
J・J・エイブラムス
エピソード8/最後のジェダイ
公開年:2017年
ライアン・ジョンソン
エピソード9/スカイウォーカーの夜明け
公開年:2019年
J・J・エイブラムス

続・三部作の感想でよく言われてしまうのが次の通り。

  • 『フォースの覚醒』
    →ファンに媚びた作品
  • 『最後のジェダイ』
    →新しいことをやりすぎて世界観を壊した
  • 『スカイウォーカーの夜明け』
    →どっちつかずで中途半端

これまでの『スター・ウォーズ』愛があるファンにとっては、簡単には受け入れがたい続三部作。

そもそも生みの親であるジョージ・ルーカスの手から離れてしまったことが原因だと言う人も少なくないです。

Kathleen Kennedy
出典:https://www.imdb.com/

ルーカスからバトンを引き継いだのは「ルーカスフィルム」の社長でもあるキャスリーン・ケネディというプロデューサー。

彼女に引き継いでからの続・三部作の特徴は、問題を先送りすることで次作に丸投げする印象が拭いきれません。

つまるところ、そのツケが回ってきたのがラストのエピソード9であり、エピソード7で風呂敷を広げたJ・J・エイブラムス自身という何とも皮肉な構図になっています。

それでは、実際のところ『スカイウォーカーの夜明け』はどこがヒドいのか、失敗だったのかについて具体的にレビューしていきます。

【ひどい・失敗!?】『スターウォーズ9/スカイウォーカーの夜明け』をレビュー

出典:https://www.imdb.com/

まずは簡単にあらすじから紹介します。

『スカイウォーカーの夜明け』あらすじ

冒頭からいきなり大きな動きが伺える本作。

旧三部作でルークとベイダーに葬られたパルパティーンが復活したのです。

前作にてスノークを亡き者にしたカイロ・レンはファースト・オーダーの最高指導者となり、パルパティーンと接触します。

スノークはパルパティーンが作った幻影で、パルパティーンは膨大な数の戦力を用意し、銀河を支配するファイナル・オーダーを仕掛けようとしていました。

その戦力と引き換えにレイを葬るよう指示されたレンは、レイを探しに向かいます。

一方のレジスタンス側は、ファースト・オーダーに忍ばさせているスパイからの情報を探っていました。

レイたちレジスタンスは、シスの要塞である惑星エクセゴルへと目標を定めるのでした…。

これがザックリとしたあらすじです。

パルパティーン復活の衝撃と、全体のストーリーが分かってからは、先に挙げたように宝探しRPGのような展開になっていきます。

『スカイウォーカーの夜明け』は宝探しRPG

出典:https://www.imdb.com/

惑星エクセゴルへ行くという目的のため、レジスタンス(レイ・フィン・ポー・C-3P0B・チューバッカ・B-8など)は様々な探索をしていきます。

  1. シス信仰者の宇宙船の目撃情報があった惑星パサーナへ向かう。
  2. 宇宙船の残骸から古代文字が刻まれた短剣を発見。
  3. C-3POなら解読できるが、制限の解除が必要となる。
  4. 腕利きハッカーのいる惑星キジミへ向かう。
  5. シス文字の解読に成功。
  6. 惑星エクセゴルに行くためにウェイファインダーという機器が必要と分かる。
  7. ウェイファインダーがあると思われる第2デス・スターの残骸を調べることになる。
  8. 第2デス・スター内でウェイファインダーを見つける。
  9. カイロ・レンと対峙する。

上記のように、「目的のために一つずつクエストをこなし、カイロ・レンというボスと対峙するゲーム」のような展開が進められていきます。

このアドベンチャー的な描き方を楽しめるかどうかが、本作を成功・失敗と判断が別れる要因になっているように感じました。

まめもやし
まめもやし
しかし、このRPG設計にも問題が出てくるんですよね…。

パルパティーンの復活は失敗か

パルパティーン
出典:https://www.imdb.com/

今回、冒頭で誰もが衝撃を受けたであろう、パルパティーン復活の知らせ。

これがあることで、自ずとカイロ・レンがラスボスになり得ないことは想像がついてしまいます。

ただ、それは良いとして、パルパティーンを明確な理由もなく復活させたことを受け入れられないままに物語はどんどん進んでいくんですよね。

さらに、畳み掛けるように明かされるレイの正体。

レイは、パルパティーン(ダース・シディアス)の孫だったのです。

まめもやし
まめもやし
「まぁ、そうなるよね」としか言いようのない展開です…。

レイの両親は、パルパティーンの子供でありながらシスに染まることはなく、平凡な暮らしをしていました。

しかし、パルパティーンはレイを暗黒面に染めようと考えます。

レイの両親はその企てを拒み、パルパティーンの手から逃がすためにレイを売ったのでした。

レイの出自は上記の通り。

パルパティーンの復活により、続・三部作が新しいことをやろうとしたにもかかわらず、ルーカスのスターウォーズから離れることができずに中途半端なことになってしまうのです。

パルパティーンの復活が失敗かどうかは置いておいて、一番の失敗としてはやっぱり続三部作の全体構成がひどい点ですね。

正直、それぞれ好きなように作ってバトンタッチしたようにしか見えないんですよね。

後回しのツケ

starwars9
出典:https://www.imdb.com/

そして、すべてを後回しにしたツケとなり、描かなければならないことが山のようにあるので、当然情報量が多くなっています。

それによって、一つ一つのシーンが安っぽい印象を受けることに。

  • チューバッカが死んじゃった!?→大丈夫でした
  • C-3POの記憶がなくなっちゃう!!→あっさり元通り

例えば上記のように、分かりきった見え見えの展開がどうしても受け入れられないんですよね。

まめもやし
まめもやし
 ただ、C-3POの『友を目に焼き付けている』というセリフは感動しましたよ。

また、前作で登場した、レイとレンが離れた場所でもフォースを介してやり取りする通称「フォースチャット」ですが、本作では更にその力が進歩していて、空間移動まで可能になっています。

そうなってくると思ってしまうのが、「もうフォースで何でもできるじゃん!」。

ご都合主義が加速して、「そもそもフォースってなんだっけ?」と根本的な問いを感じてしまうのです。

また、ラストのファイナル・オーダーとの戦いは熱い展開にはなっているのですが、何か既視感を感じるんです。

そう、完全に『アベンジャーズ/エンドゲーム』と同じ展開なんです。

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考えてみれば、パルパティーンとレイの「シスの全てだ」「それならジェダイの全てだ」というやりとりも『エンドゲーム』におけるサノスとアイアンマンのやり取りで見た展開。

結局のところ、本作の着地点もシスとジェダイの抗争という大きな括りで言えば、ジョージ・ルーカスのスター・ウォーズとやっていることは変わりません。

「レイ・スカイウォーカー」という言葉の意味を考察

出典:https://www.imdb.com/

レイはラストシーンで、自分のファミリーネームを聞かれ、「レイ・スカイウォーカー」と名乗ります。

まめもやし
まめもやし
正直、初めて見た時は「え、なんで?」と思いましたよ。

これに関しては、僕としては「レイ・パルパティーン」と名乗って欲しかったです。

なぜなら、その選択こそが血縁関係に関わらない強い女性像を象徴するからです。

それによってスカイウォーカーという血縁から離れ、そこに文字通りの「スカイウォーカーの夜明け」を感じたかったのですが…。

ただ、「レイ・スカイウォーカー」についても理解できる部分があったので考察してみます。

何故、レイはスカイウォーカーの姓を名乗ったのか

出典:https://www.imdb.com/

それは恐らく、レイの中にベン(カイロ・レン)のフォースが入っているからでしょう。

パルパティーンを倒し、一度力尽きたレイを救ったのはベンでした。

ベンは自分の命を引き換えにレイを蘇らせたことで、レイはベンを感じて生きているのです。

つまり、互いに「フォースチャット」を通して意識し合っていた二人が一つになったのです。

そう考えるとまぁ悪くもない終わり方にも感じます。

まめもやし
まめもやし
 あれこれ言いましたが、タトゥイーンの夕日をバックに終幕するラストが良かったのでOKです!

『スターウォーズ9/スカイウォーカーの夜明け』の作品情報

作品情報

原題 Star Wars: The Rise of Skywalker
監督 J・J・エイブラムス
脚本 J・J・エイブラムス
出演 デイジー・リドリー
アダム・ドライバー
ジョン・ボイエガ
製作国 アメリカ
製作年 2019年
上映時間 142分
おすすめ度

ひどくても失敗でも『スターウォーズ』の熱は本物

42年の歴史を刻み、人々を魅了してきた壮大なスペースオペラが幕を閉じました。

そんな作品の大トリとなる作品が「ひどい・失敗」などと言われるのは悲しいものがありますね。

しかし実際のところ、これだけ多くの人々を夢中にさせ、映画の公開がお祭りのようなイベントになる作品はそうそうないものです。

ジョージ・ルーカスが生み出した『スター・ウォーズ』をそのファンであるJ・J・エイブラムスとライアン・ジョンソンが紡いだ物語である続三部作。

いろいろと言われますが、レイやフィン、BB-8やポー・ダメロンなど、ルーカスのスターウォーズから上手く離れて、魅力あるキャラクターを生み出した功績は大きいと思います。

アダム・ドライバーやデイジー・リドリー含めた俳優たちの力ある演技も素晴らしく、これから確実に羽ばたいていくことが分かります。

失敗と言われる続三部作ですが、腐っても『スターウォーズ』なだけあって、面白いのは間違いないです。

それだけファンがいることも愛されている証拠ですね。

僕ももちろん、スターウォーズが大好きです!ありがとう!

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