『タイラー・レイク 命の奪還2』

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映画

Netflix『タイラーレイク2』ネタバレ感想・解説。アクションの見応えがパワーアップ!

今回ご紹介する映画は『タイラー・レイク 命の奪還2』です。

クリス・ヘムズワース主演のNetflix大ヒット映画「タイラー・レイク 命の奪還」の続編。

本記事では、ネタバレありで『タイラー・レイク 命の奪還2』を観た感想・考察、あらすじを解説。

まめもやし

前作に引けを取らない違ったアクションが満載の映画でした!

Netflix『タイラー・レイク 命の奪還2』作品情報・予告・配信・評価

『タイラー・レイク 命の奪還2』

『タイラー・レイク 命の奪還2』ポスター
ストーリー
感動
面白さ
テーマ性
満足度

あらすじ

死のふちから生還した特殊工作員タイラー・レイクが挑む新たなミッション。それは、冷酷非道なギャングの妻と子供たちを監獄から救い出すこと。

作品情報

タイトルタイラー・レイク 命の奪還2
原題Extraction 2
監督サム・ハーグレイブ
脚本ジョー・ルッソ
出演クリス・ヘムズワース
ゴルシフテ・ファラハニ
アダム・ベッサ
製作国アメリカ
製作年2023年
上映時間123分

予告編

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Netflix『タイラー・レイク 命の奪還2』のキャラクター・キャスト

キャラクター役柄/キャスト
『タイラー・レイク 命の奪還2』タイラー・レイクタイラー・レイク
(クリス・ヘムズワース)
元オーストラリアSAS連隊の傭兵。過去に病気で息子を亡くしている。
『タイラー・レイク 命の奪還2』ニック・カーンニック・カーン
(ゴルシフテ・ファラハニ)
バングラデシュの任務を共にしたタイラーの傭兵仲間。
『タイラー・レイク 命の奪還2』ヤズ・カーンヤズ・カーン
(アダム・ベッサ)
タイラーの傭兵仲間。ニックの弟
『タイラー・レイク 命の奪還2』ズラブズラブ・ラディアニ
(トルニケ・ゴグリキアーニ)
ジョージアのギャング「ナガジ」の指導者
『タイラー・レイク 命の奪還2』アルコット謎の男
(イドリス・エルバ)
タイラーに仕事の依頼をする男

ネタバレあり

以下では、映画の結末に関するネタバレに触れています。注意の上、お読みください。

【ラストまでネタバレ】『タイラー・レイク 命の奪還2』のあらすじ内容

『タイラー・レイク 命の奪還2』瀕死のタイラー・レイク
© Netflix, Inc.

ダッカの戦いの後のタイラー

映画は、前作の直後、タイラー・レイク(クリス・ヘムズワース)がダッカの橋の上から落下する場面から始まる。

タイラーは瀕死状態で岸に流れついたところを救助される。その後、ニック(ゴルシフテ・ファラハニ)ヤズ(アダム・ベッサ)のもと、ドバイで治療を受ける。意識不明から目を覚ますが、深刻なケガを負い、リハビリ生活を余儀なくされていた。

ジョージアでは、ギャング「ナガジ」の指導者ズラブ(トルニケ・ゴグリキアーニ)が、刑務所にいる弟ダヴィッドの刑期が伸びた知らせを受ける。

その後、ズラブはジョージアの知事を呼び出し、知事になることに協力したにもかかわらず、刑務所にいる弟のために何もできないと話す知事を、桑を喉に突き刺して殺害する。

新たな仕事

『タイラー・レイク 命の奪還2』任務を依頼する謎の男(イドリス・エルバ)
© Netflix, Inc.

タイラーはニックとヤズに連れられて、人里離れた山小屋での引退生活の場を提供され、しばらく引退生活を送る。ある日、山小屋に見知らぬ男(イドリス・エルバ)がやってくると、ある仕事を依頼する。

男に仕事を依頼したのは、タイラーの元妻ミアであり、ジョージアのカチリ刑務所に夫のダヴィッドと共にいるミアの妹ケト(ティナティン・ダラキシュヴィリ)と2人の子どもたちを救出するという仕事だった。

ダヴィッドは兄のズラブと共に麻薬組織「ナガジ」を築き、叔父のアヴタンディルの後ろ盾を受け、ジョージアを裏で牛耳るギャングとなった。指導者のズラブは「神の戦士」として部下たちからカルト的な忠誠心で支持されている。

タイラーは任務を引き受け、ニックとヤズを仲間に引き入れ、6ヶ月後の任務に向けて過酷なトレーニングを始める。

ジョージア・カチリ刑務所

『タイラー・レイク 命の奪還2』刑務所から脱出するタイラーたち
© Netflix, Inc.

タイラーはジョージアのカチリ刑務所に潜入し、捕らえられているケトと息子サンドロ、娘ニーナを連れて脱出しようとする。しかし、ダヴィッドが目を覚まし、ほかの囚人たちが暴動を起こして大混乱となる。

サンドロとニーナを外にいるニックのもとに脱出させるも、ダヴィッドがケトを急襲する。タイラーはダヴィッドとの格闘の末、彼を殺害する。

ニックと合流するためには、ケトを連れて囚人たちがひしきめく広場を通って脱出しなければならず、無数の囚人たちから攻撃を受けながらも何とか刑務所を脱出する。

刑務所を脱出するも追手が迫り、カーチェイスの後、工場や貨物列車に場所を移し、激しい攻防を繰り広げ、何とか追手を振り切ることに成功する。

ウィーンでの戦い

『タイラー・レイク 命の奪還2』ウィーンで闘うタイラーレイク
© Netflix, Inc.

タイラーたちはウィーンの高層ビルの一室を隠れ家として休息を取るが、一緒に来ると思っていた父ダヴィッドが殺されたことを知ったサンドロが、ズラブに連絡を取ってしまう。

ズラブは部下を引き連れてウィーンの隠れ家を襲いに来ると、混乱の中でサンドロはズラブの元へ行ってしまう。高層ビルで激しい戦いを繰り広げ、屋上のヘリを奪って逃げようとするが、ヤズがズラブの銃弾を受けて死んでしまう。

タイラーたちは山小屋に戻り、ニックは弟の死を悲しんでいた。そこへタイラーの元妻ミア(オルガ・キュリレンコ)が現れ、ケトと再会する。ミアはタイラーに仕事を受けてくれたことを感謝するも、タイラーは亡き息子のことで謝罪する。

その後、ズラブからタイラーに連絡が入ると、サンドロを人質に飛行場で会うことを要求される。

教会での戦い

『タイラー・レイク 命の奪還2』教会で闘うタイラー・レイク
© Netflix, Inc.

タイラーは一人でズラブらがいる飛行場へ向かい、彼らの拠点を襲撃する。ズラブはサンドロを引き連れて近くの教会へ逃げ込むと、サンドロに爆弾を取り付けたベストを付けさせてタイラーを脅す。

タイラーは武器を捨て、ズラブはサンドロにタイラーを殺すように指示するが、駆けつけたニックが参戦して危機を逃れる。

タイラーはズラブとの一騎打ちとなり、内部改修中の教会で釘や工具などを使って激しい攻防を繰り広げ、ズラブを殺害する。

タイラーやニックは重症を追うも、そこへ警察が到着し、2人は別の刑務所で投獄されることになる。タイラーは面会にやってきたミアから、ケトと子どもたちが証人保護プログラムで守られたことを知らされる。

ミアは、息子が死ぬ前にタイラーのような勇敢な人間になりたいと言っていたことを伝えて去っていく。

その後、タイラーは刑務所から移送されると、そこには見知らぬ男の姿あった。男はタイラーに新たな任務を依頼する。タイラーが望むことを先読みし、その場にはニックも連れて来られていた。

【ネタバレ感想・考察】アクションのバリエーションが底上げされた続編

2020年にNetflixで配信され、大ヒットを記録した前作。

前作ではほとんどのアクションをバングラデシュの首都ダッカで行いましたが、今作はヨーロッパを中心に世界中を駆け回ります。

前作に引き続きサム・ハーグレイブ監督×ジョー・ルッソ脚本。MCUでキャプテン・アメリカのスタントダブルを務めた監督と『エンドゲーム』のジョー・ルッソによるコンビなので、アクションシーンの見応えは抜群。

前作では、12分間のシームレスな戦闘シーンがありましたが、今作ではそれを超える21分間のものアクションシーンの撮影が行われています。

見応えあるアクションは健在

『タイラー・レイク 命の奪還2』刑務所のアクションシーン
© Netflix, Inc.

本作での大きな見せ場となるアクションシーンのひとつが、前半の刑務所からの脱出シーン。撮影に29日間も要したという徹底ぶりで、刑務所の広場を脱出するまでの混戦に次ぐ混戦を描いています。

監督とクリス・ヘムズワースは、「ビデオゲームのような感覚」と表現していますが、まさしく現場に立ち会わせているかのような没入感がありました。

腕が炎に包まれながらも格闘したり、画面にひしめく暴徒たちの中を進んでいく様子はゾンビゲームのようで、後半の戦いはFPSゲームやミリタリーゲームを彷彿とさせます。

Netflixオリジナル作品の中では、圧巻の冒頭長回しアクションシーンがある『アテナ』や、イコ・ウワイス『シャドー・オブ・ナイト』にも通じるアクションがあり、それらに引けを取らないシーンになっています。

そのほかも、カーチェイスからの工場での銃撃戦、貨物列車でのアクション、舞台をウィーンに移してからは高層ビルでの格闘など、バリエーションにも富んでいて飽きさせません。

前作でもそうでしたが、サム・ハーグレイブ監督が描くアクションは、完成度が高いだけでなく、カメラワークがとても見やすく、シームレスに描かれることもあり、何が起きているかを把握しやすいところも好きなポイントです。

前作ではあまり見られなかったニックの戦闘シーンも存分に見られて、タイラーのアクションだけではなく、ニックが弟ヤズと連携して闘う様子も見どころになっていました。

キャラクター背景の薄さは変わらず

『タイラー・レイク 命の奪還2』タイラーの元妻ミア
© Netflix, Inc.

前作ではタイラーが息子を病気で亡くし、そのことに対する後悔が描かれる以外、キャラクターの背景が描かることはほとんどありませんでした。

今作でも基本的には変わらず、息子への罪悪感を抱えるタイラーは、任務を遂行することで贖罪を行っているように映ります。ラストバトルの舞台が教会であることも印象的。

前作は、麻薬王の息子に自分の息子を重ねていました。今作では、依頼主がタイラーの元妻であることも、何が何でも任務を成功させることで、元妻に対する贖罪の意味もありました。

しかしながら、背景要素はそのくらいで、前作ではひたすら寡黙でクールな印象だったタイラーが、少し人間味を感じられるようになる程度です。

とはいえ、キアヌ・リーブスの『ジョン・ウィック』シリーズ同様に、見応えあるアクションが持ち味であるので、さほど気にならないのも現実です。

続編として求められるアクションシーンへのこだわりが存分に見られたので、それだけでも満足できるものだったのは間違いありません。

まとめ:新たなアクションシリーズとして期待

今回は、クリス・ヘムズワース主演のアクション映画『タイラー・レイク 命の奪還2』をご紹介しました。

すでに続編3作目も製作が決まったようですが、クリス・ヘムズワースはアルツハイマー病予防のため一時休養を発表しました。

すでに撮影済みの作品だと、ジョージ・ミラー監督の『マッドマックス』シリーズの新作『フュリオサ』にも出演します。MCU以外でも活動の幅を広げるクリヘムの元気な姿が観られることを楽しみにしています。

ほかにもルッソ兄弟が監督、ライアン・ゴズリング主演のアクション映画『グレイマン』も続編の製作が進んでいるようなので、合わせて楽しみなシリーズになりそうです。

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