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Netflix実写ドラマ「ワンピース」

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海外ドラマ

Netflix実写版『ワンピース』全話ネタバレ感想・考察・解説|大成功の漫画リメイク作!

今回ご紹介するのは実写ドラマ『ワンピース』です。

尾田栄一郎による全世界累計発行部数4億9,000万部突破を誇る、日本を代表する大ヒットコミックをNetflixが実写ドラマ化。

『ワンピース』は、2023年8月31日からNetflixで世界独占配信がスタート。

今回は、Netflix実写ドラマシリーズ『ワンピース』を全話ネタバレありで感想・考察・解説します。

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Netflix実写ドラマ『ワンピース』キャラクター・キャスト

キャラクター役名/キャスト/役柄
モンキー・D・ルフィ(イニャキ・ゴドイ/田中真弓)モンキー・D・ルフィ(イニャキ・ゴドイ/田中真弓)
ロロノア・ゾロ(新田真剣佑/中井和哉)ロロノア・ゾロ(新田真剣佑/中井和哉)
ナミ(エミリー・ラッド/岡村明美)ナミ(エミリー・ラッド/岡村明美)
ウソップ(ジェイコブ・ロメロ・ギブソン/山口勝平)ウソップ(ジェイコブ・ロメロ・ギブソン/山口勝平)
サンジ(タズ・スカイラー/平田広明)サンジ(タズ・スカイラー/平田広明)
シャンクス(ピーター・ガディオット)シャンクス(ピーター・ガディオット/池田秀一)
ガープ(ヴィンセント・リーガン)ガープ(ヴィンセント・リーガン/中博史)
コビー(モーガン・デイヴィス)コビー(モーガン・デイヴィス/土井美加)
ヘルメッポ(エイダン・スコット)ヘルメッポ(エイダン・スコット/永野広一)
アルビダ(イリア・イソレリス・パウリーノ)アルビダ(イリア・イソレリス・パウリーノ)
バギー(ジェフ・ワード)バギー(ジェフ・ワード/千葉繁)
モーガン(ラングリー・カークウッド)モーガン(ラングリー・カークウッド/銀河万丈)
ミホーク(スティーブン・ウォード)ミホーク(スティーブン・ウォード)
ゼフ(クレイグ・フェアブラス)ゼフ(クレイグ・フェアブラス)
アーロン(マッキンリー・ベルチャー3世)アーロン(マッキンリー・ベルチャー3世)
クリーク(ミルトン・ショア)クリーク(ミルトン・ショア)

主人公、ルフィ役に抜擢されたのは、メキシコ人俳優のイニャキ・ゴドイ。ほかにはNetflixオリジナルドラマ『そしてサラは殺された』や『インパーフェクト』に出演しています。

ゾロ役には日本から新田真剣佑さんが抜擢。映画『聖闘士星矢 The Beginning』では人気漫画のハリウッド実写化で主演を務めるなど、国内外で幅広く活動しています。

吹き替えキャストはルフィ=田中真弓さん、ゾロ=中井和哉さんなど、アニメ版の声優陣が担当。

ネタバレあり

以下では、ドラマの結末に関するネタバレに触れています。注意の上、お読みください。

第1話「ROMANCE DAWN」

Netflix実写版『ワンピース』第1話
2023年8月31日からNetflixで世界独占配信 (C)尾田栄一郎/集英社

第1話のあらすじ

今から22年前のローグタウン。“海賊王”ゴールド・ロジャーの死刑が執行されようとしていた。

「おれの財宝か?欲しけりゃくれてやるぜ…」彼が死に際に放った一言によって、世は大海賊時代を迎える。

現在、東の海(イーストブルー)のとある場所。海賊王をめざすモンキー・D・ルフィは海に出るが、舟が浸水し、樽の中に身を預けて沈没から逃れようとする。

懸賞金500万ベリー“金棒のアルビダ”の海賊船内では、雑用係のコビーが樽から出てきたルフィと遭遇する。侵入者であるルフィと会話する姿を見つかったコビーは、アルビダの怒りに触れて襲われる。しかし、ルフィが“ゴムゴムの銃(ピストル)”でアルビダを倒すと、コビーはルフィと共に舟で出ていくことを選択する。

その頃、シクシス島では、“海賊狩り”ロロノア・ゾロの元にやってきたMr.7が、BW(バロック・ワークス)という組織に勧誘しようとしていた。誘いを断ったゾロにミスター7が襲いかかるが、ゾロはミスター7の胴体を真っ二つに斬り落とす。

偉大なる航路(グランドライン)を目指すという無計画なルフィに、コビーは海図が必要だと伝える。ルフィにやりたいことを聞かれたコビーが「海軍に入りたかった」という夢を語ると、両方の目的を果たすべく、最寄りの海軍基地を目指す。その頃、泥棒のナミは海賊から舟を奪い、海路を進めていた。

シェルズタウン海軍153支部に上陸したルフィとコビーは酒場に入る。酒場にはゾロとナミの姿もあった。酒場の給仕をする少女リカは、海兵のヘルメッポとぶつかり、チョコのおにぎりを落としてしまう。ヘルメッポはおにぎりを踏み潰すが、ゾロはそれを口にしてリカに「うまい」と伝える。

ヘルメッポに闘いを挑まれたゾロは圧倒し、同時に酒場内の海兵たち全員を倒す。しかし、ヘルメッポの父親で海軍大佐“斧手のモーガン”の前に連行され、海兵暴行罪で7日間はりつけの刑に処される。

Netflix実写版『ワンピース』第1話
2023年8月31日からNetflixで世界独占配信 (C)尾田栄一郎/集英社

ルフィは海軍基地内の広場ではりつけにされたゾロに出会うと、仲間に誘うが断られる。ルフィがゾロの夢を聞くと、ゾロは親友と約束した「世界一の大剣豪になること」だと答える。ルフィはゾロの縄をほどいて去っていく。

ルフィはその後、海軍基地内で海軍服を奪ってなりすましたナミに遭遇。2人はモーガンの部屋に忍び込み、グランドラインへの海図が入った金庫を見つけるが、モーガンに見つかってしまう。

ルフィは力づくで金庫ごと取り外し、その衝撃でナミと一緒に広場に落下。すぐに海兵たちに囲まれ、2人が応戦していると、ヘルメッポから刀を取り返したゾロが加勢する。そこへモーガンが到着する。

3人はモーガンと海兵らと闘い、ルフィとゾロとの連携により、ルフィの“ゴムゴムの鞭”でモーガンを倒す。その後、コビーはルフィに海軍としての夢を追うため、一緒にはいけないと伝え、ルフィたちはシェルズタウンを後にする。

その頃、海軍中将ガープのもとに「麦わら帽子の海賊にグランドラインへの海図が盗まれた」と連絡が入る。ガープはシェルズタウンへ進路を変更する。

一方、懸賞金1500万ベリーの“道化のバギー”は、グランドラインの海図は自分のものだとして動き出していた。

第1話の感想・小ネタ

実写版『ONE PIECE』がついに始まりました!

ロジャーが処刑される場面では、広場に若きシャンクスやミホークの姿も。ロジャーの生誕の地であり処刑された場所であるローグタウンは、イタリアンの世界遺産の街フィレンツェがモデルであり、それも忠実に再現しています。

アルビダとのエピソードでは、容姿をいじる部分を削るなど、今の時代にNetflixというプラットフォームでの実写化することの配慮も伺えます。

ゾロがB・W(バロック・ワークス)へ勧誘されるというオリジナルで描かれていないサブエピソードが描かれていたことも面白い点。21巻のMr.1との闘い、Mr.7は単行本36巻のSBSで描写されています。

手配書が貼り付けられていた壁には、ベラミー(24巻登場)やフォクシー(32巻登場)、キャベンディッシュ(71巻登場)の姿もありました。細かい!

日本漫画特有の技名呼称については、ルフィ自ら「強ェやつは技名を叫ぶんだ」と言わせています。Netflixでの全世界配信でることが伺えるポイント。やっぱり技名は叫びたいよね!

第2話「THE MAN IN THE STRAW HAT」

Netflix実写版『ワンピース』第2話
2023年8月31日からNetflixで世界独占配信 (C)尾田栄一郎/集英社

第2話のあらすじ

ルフィたちはモーガンから奪った金庫を解錠し、偉大なる航路(グランドライン)の海図を手にする。しかし、“道化のバギー”による催眠弾を受けて捕らえられてしまう。ルフィはとっさに海図を食べて自分の体内に隠す。

バギーはオレンジの町を破壊して住民たちを恐怖で支配していた。ナミはルフィが悪魔の実の能力者であることをバギーに明かして逃げようとするが捕まり、ゾロと一緒に監禁される。

ルフィはバギーから拷問され、その中でバギーがかつてシャンクスと同船していたことを知る。ルフィは拘束を解いて攻撃するが、バギーは“バラバラの実”を食べた悪魔の実の能力者であり、攻撃が通じず、再度眠らされてしまう。

一方、シェルズタウンで海軍に入隊したコビーは、ガープ中将と出会う。ガープから海賊の仲間ではないかと疑われるコビーだったが、ルフィに助けられた話を正直に明かし、海軍としての役割を伝えたことで、ガープはルフィ捕獲に向けてコビーを受け入れる。

Netflix実写版『ワンピース』第2話
2023年8月31日からNetflixで世界独占配信 (C)尾田栄一郎/集英社

ルフィの子供時代のフラッシュバック。かつてシャンクスたちをバカにした山賊に立ち向かったルフィだったが、そのせいで海王類に襲われたルフィを助けたシャンクスは片腕を失ってしまった。

ゾロの前にバギー一味の一輪車乗りの曲芸師カバジが現れ、かつて自分を苦したゾロに拷問しようとするが、ナミが手錠を外し、カバジを気絶させて出ていく。

ルフィは水槽に入れられて海水によって能力を封じられて追い詰められるが、駆けつけたゾロとナミに助け出される。3人はバギーと対峙し、バギーの“バラバラ砲”に苦しめられるが、切断されたバギーの体を道具箱に閉じ込めてバギーを頭と手足のみにさせると、ルフィの“ゴムゴムのバズーカ”で倒す。

海図を取り戻したルフィたちだったが、ナミは舟の中に隠していた小型でんでん虫を使って海図を手に入れたことを何者かに報告していた。

第2話の感想・小ネタ

第2話ではバギーが登場。配信前のピエロ感強めな怖すぎる印象でしたが、バギーのサイコ&カリスマ性を感じる良いキャラクターでした。『ジョーカー』に近い印象ですね。千葉繁さんの声との相性、最高すぎる!

ジョーカー
【ネタバレ解説】『ジョーカー』あらすじ感想・考察【ホアキン・フェニックス】

バギー海賊団との闘いをサーカスのテント内で繰り広げる上手さには「そう来るか!」と舌を巻きました。そのおかげで第2話は舞台劇という感じになっています。オレンジの町の住民を捕虜として観客として参加させる描き方も見事。

ルフィがバギーに水責めを受ける様子とかつてシャンクスに助けられた過去を重ねる編集も上手いです。それにしても近海の主の実写は怖すぎる…!

ナミが通信用に使ってたのが、ワノ国編で登場するスマシ(スマートタニシ)に似てるけど、あれを耳に入れるのは抵抗あるぞ笑。ダイヤルは回転式なところもいいね。

第3話「TELL NO TALES」

Netflix実写版『ワンピース』第3話
2023年8月31日からNetflixで世界独占配信 (C)尾田栄一郎/集英社

第3話のあらすじ

シロップ村に暮らすウソップは、子供の頃から村の人々に「海賊が来た」とウソを伝えてまわり、村人からウソつきだと呆れられていた。

ルフィたちは、舟が漏水したことで新しい船を探すため、造船で有名なシロップ村に上陸し、造船所で清掃作業するウソップに出会う。ルフィがウソップが掃除していた羊の船首の船に一目惚れすると、ウソップは船の持ち主と知り合いだと言い、紹介してもらうことになる。

ルフィたちはウソップの案内で、船の持ち主であるウソップの友人カヤの屋敷に向かう。裏口から入ろうとするウソップに対して、家事手伝いのブチシャムが追い払おうとするが、屋敷からカヤと執事のクラハドールが現れると、カヤは自分の誕生日パーティに招待する。

健康状態の悪いカヤに、ウソップは作り話の冒険記を言い聞かせて楽しませる。ルフィたちは夕食会に参加するためにドレスアップする中、ゾロは執事のクラハドールに見覚えがあると感じていた。

Netflix実写版『ワンピース』第3話
2023年8月31日からNetflixで世界独占配信 (C)尾田栄一郎/集英社

その頃、海軍ではコビーの働きぶりを見たガープが、囲碁の対局で実力をテストしていた。ガープは囲碁を通してコビーが頭で考えすぎな点を指摘して指導する。

カヤの家計を管理するメリーも加わり、ルフィたちはカヤの誕生日パーティのディナーが始まる。ルフィは自分が海賊であることと夢を語り、船を譲ってもらうように訴えるが、無礼に怒ったクラハドールにより、ディナーは悪い雰囲気で中断される。

その後、メリーは造船業の所有権がクラハドールに譲渡しようとしていることの真意をカヤ本人に聞こうとしていたが、クラハドールは手から生えた鋭利な爪でメリーを殺害する。

ディナーの後、ルフィとゾロは厨房でウソップに遭遇する。ウソップは、両親を失って病気になったカヤのそばにいてあげたい想いを打ち明ける。さらに、ウソップがシャンクスの仲間であるヤソップの息子であることがわかる。ウソップもルフィがヤソップと知り合いだと知って驚く様子をみせる。

一方、ナミは宝飾品を盗もうとしてカヤの部屋に入ってしまうが、話し合っている中で2人は打ち解ける。

酒蔵に向かったウソップとゾロは、メリーの死体を発見する。そこへクラハドールが現れると、ゾロは彼がクロネコ海賊団の船長、キャプテン・クロであることを思い出す。ゾロはクラハドールに立ち向かうが、背後から現れたブチとシャムに殴られ、気絶してしまう。

ウソップは命からがら屋敷を逃げ出し、村人たちに海賊が来たと助けを求めるが、ウソップの言うことを誰も信じるものはいなかった。そんな中、「ぼくは信じます」と、コビーが現れる。

第3話の感想・小ネタ

第3話ではウソップが登場。ウソップの出身であるシロップ村の物語ですが、原作に登場したウソップ海賊団の3人(ピーマン・タマネギ・ニンジン)やジャンゴはカットされています。この改変は尺上、仕方ないのでしょうが、寂しい…。

また、クラハドールが小物っぽくなっていた印象。ニャーバンブラザーズのシャムは女性キャラになっていました。

原作ではクラハドールが「殺したつもり」で生きてたメリーでしたが、実写版では殺されてるのには驚きました。カヤの屋敷の庭にパンダマンの植木もありましたね。(13分35秒あたり)

カヤの屋敷の内装のこだわりがいい感じでした。晩餐会の壁一面に皿が飾られた内装とかすごかったです。ディナーでマナー違反したルフィが反省している姿は人間味があって笑いました。

第4話「THE PIRATES ARE COMING」

Netflix実写版『ワンピース』第4話
2023年8月31日からNetflixで世界独占配信 (C)尾田栄一郎/集英社

第4話のあらすじ

ウソップはコビーにクラハドールがキャプテン・クロであることを伝えるが、一緒にいたヘルメッポは、クロは自分の父モーガンが処刑したはずだと信じない。

屋敷では、ナミが厨房でカヤ用の青いスープを平らげたルフィが横たわっていることに気づくが、そこにクラハドールたちがやってくる。身を潜めていたナミは、クラハドールたちが海賊であり、ルフィが毒入りスープを飲んだことを知る。

コビーらがウソップに連れられて屋敷を訪問する。クラハドールはウソップがウソつきであることで相手にしないように伝える。ヘルメッポがルフィを探していることを明かすと、クラハドールはルフィを引き渡す。

厨房でナミがシャムを殴り倒して逃げ出すと、その音を聞いたコビーは不審に思うが、ウソップが自分でなんとかしようと騒ぎながら屋敷を後にした様子をみたクラハドールは一方的に会話を終えて扉を締めてしまう。

井戸の底に放り込まれていたゾロは、脱出方法を模索する中、過去の幼い頃を思い出していた。ゾロには、同じ道場に霜月くいなというライバルがいたが、竹刀では彼女に勝てず、真剣での勝負を申し込む。

ウソップはカヤの部屋に忍び込み、メリーが殺されたこと、クラハドールが海賊であることを伝えるが、カヤには信じてもらえない。ウソップはそれでもカヤの安全を守るためにそばにいることを決意する。

目を覚ましたシャムは、ナミに話を聞かれていたことを打ち明ける。すでに日付が変わり、カヤが誕生日を迎えたことでクラハドールは計画を強行し、屋敷を封鎖する。

ナミはウソップとカヤに合流し、ウソップの話を裏付けるようにクラハドールの脅威や毒を盛っていたことを明かす。カヤが病気になった時期とクラハドールがやって来た時期が同時期であることも明らかになる。

クラハドールは廊下を徘徊してカヤを探し始めると、カヤたちは屋敷の封鎖を解く装置がある部屋へ向かう。

再びゾロのフラッシュバックシーン。ゾロとくいなは真剣で勝負し、ゾロは二刀流で挑むが負けてしまう。くいなは自分が女性であることで、将来、体格的に男性には勝てなくなると吐露する。それに対してゾロは、互いに最高の剣士になるまで鍛錬すると言い、2人は誓い合う。

Netflix実写版『ワンピース』第4話
2023年8月31日からNetflixで世界独占配信 (C)尾田栄一郎/集英社

ルフィを連行するコビーとヘルメッポたち。ガープに気に入られたコビーを嫉妬したヘルメッポが食ってかかり、2人は言い争いになるが、ルフィが昏睡状態から目を覚ます。ウソップ、ナミ、カヤの3人は屋敷の封鎖を解く装置を起動させようとするが、クラハドールが近くにまで来ていた。

三度目のゾロのフラッシュバック。ゾロはくいなと2人で師匠の訓練を受ける予定だったが、くいなが事故で死んだことを聞かされる。ショックを受けたゾロは、葬儀の場でくいなの使っていた刀・和道一文字を譲ってほしいと申し出る。ゾロはくいなの分の人生を背負い、世界一の大剣豪になると夢を掲げる。そしてついにゾロは井戸から脱出する。

目覚めたルフィはカヤを助けに行かせてほしいとコビーに伝えるが、ヘルメッポが阻止しようとする。そこへ、ゾロが現れ、ヘルメッポを殴り倒すと、ルフィとゾロはコビーを残して屋敷へ向かう。

カヤとナミ、ウソップの3人はクラハドールに立ち向かうが、圧倒的なスピードを前に手も足も出ない。絶体絶命に追い詰められると、ルフィが到着する。一方、ゾロはシャムとブチと対峙する。

海賊王になるというルフィに対し、クラハドールは海賊船の船長としての経験から、賞金首として不安におびえて過ごす生涯の大変さを語るが、ルフィ冒険と自由があればいいと返し、“ゴムゴムの鐘”で倒す。同時にゾロもシャムとブチを倒す。

夜が明け、カヤはルフィたちに船を贈る。ルフィは亡きメリーに敬意を表して「ゴーイングメリー号」と名付け、ウソップを仲間に誘う。カヤのために村に残ろうとするウソップだったが、カヤはウソップに自分の夢を追いかけるように伝えて後押し、2人はキスを交わす。麦わらの一味は4人となり、新しい船を手にした。

そんな中、メリー号に海軍から大砲が撃ち込まれる。海軍船に乗っていたガープの姿をみて、ルフィは「じいちゃん」と言い、3人を驚かせる。

第4話の感想・小ネタ

第4話はシロップ村の続き。vsクラハドール編は屋敷スリラーと言う感じでした。

井戸の中から這い上がろうとするゾロに、過去のくいなとの回想が差し込まれていました。後のミホークとの闘いで「井の中の蛙」と言われることへの伏線にもなっています。原作では油を撒いた坂を上がるのに苦戦していましたが、それを井戸で表現している感じですね。演出的には『ダークナイト・ライジング』感があります。

ウソップとカヤがキスする描写があったのは意外。うーん。とはいえ、尾田先生が監修しているので公認ということでしょうかね。ウソップが加わってからのやり取りが、いかにもアメリカのコメディっぽい演出になっていて笑えます。

殺されたメリーに敬意を表してゴーイングメリー号とルフィが名付ける変更はなんか切ない…。(メリー殺す必要あったのかな…?)一方でクラハドールはちゃっかり逃げ出していました。

ガープがルフィのじいちゃんであることが判明するのは原作では45巻なので、かなり先取りしてますね!

第5話「EAT AT BARATIE!」

Netflix実写版『ワンピース』第5話
2023年8月31日からNetflixで世界独占配信 (C)尾田栄一郎/集英社

第5話のあらすじ

ルフィは祖父であるガープに子供の頃から海兵にするために鍛えられたが、ルフィはずっと海賊を目指していた。ガープが素手で砲弾を投げつけると、ルフィはとっさに腹を膨らませて砲弾を跳ね返し、ガープの乗る海軍船のマストに直撃。ガープは思わぬ孫の反撃に笑い出し、ルフィたちは霧の中に逃げていく。

霧の中でルフィが食べ物の臭いを嗅ぎつけ、その方角に船を進めると、その先に、海上レストラン「バラティエ」が現れる。バラティエで食事をするには予約が必要だったが、ナミが金を渡して案内される。

バラティエの厨房では、シェフのサンジがメニューにない本マグロのソテーを作るが、オーナーシェフのゼフはメニュー通りに作れと口論し、サンジは厨房から追い出されて給仕をするように言い渡される。

Netflix実写版『ワンピース』第5話
2023年8月31日からNetflixで世界独占配信 (C)尾田栄一郎/集英社

その後、サンジは客の海賊の争いを華麗な足技で止め、ルフィたちのテーブルにやってくる。サンジはナミにだけ丁寧にメニューを案内すると、ルフィたちはそれを面白そうにしていた。

海軍船の修理中で移動できないガープは、王下七武海のジュラキュール・ミホークに連絡する。ミホークは暇つぶしで懸賞金1700万ベリーの海賊、首領(ドン)・クリーク一味と戦っていた。ミホークが一人でクリークらを壊滅させると、ガープはルフィを生け捕りにするように依頼し、ミホークは引き受ける。コビーはその話を聞いていた。

ナミはルフィが海軍中将のガープが祖父であることを秘密にしていたことに触れて非難するが、会計を持ってきたサンジに中断される。ルフィが伝票にサインすると、しばらくして厨房から怒ったゼフが現れる。ルフィは将来海賊王になって宝払いをするというが通じず、ルフィは食べた分の皿洗いをさせられる。

ナミはいまだにルフィが秘密にしたことに怒っていた。ナミは一人でコノミ諸島に向かうために動き出し、別の海賊の船に翌朝乗って行こうとする。

ルフィは、サンジの夢が4つの海の魚が集まる海域“オールブルー”に行くことだと知り、夢を諦めないように伝える。そんな中、漂流して餓死しそうになっていた海賊ジンが現れると、サンジはゼフが知ったら怒ると言うパティを無視して料理を作る。

コビーはヘルメッポから王下七武海と海軍が利害関係を結んでいることを聞き、正義感が揺らいでいた。その後、コビーはガープにその気持ちを伝えるが、ガープは自分が上に歯向かうために海軍中将のままでいることを挙げ、海軍の中で上手くやっていくコツを伝える。

Netflix実写版『ワンピース』第5話
2023年8月31日からNetflixで世界独占配信 (C)尾田栄一郎/集英社

酔って気分が良くなっているウソップの前にミホークが現れる。ルフィに会いたいというミホークをゾロとナミの前に紹介すると、ミホークが世界最強の剣士であることを知っているゾロは、彼を倒すことで自分の夢である世界一の大剣豪になれると、ミホークに決闘を申し込み、ミホークは受け入れる。

ナミはルフィに、ガープがミホークを送り込んだこと、ゾロが決闘を申し込んだことを伝えて止めるように言うが、ゾロはそれが自分の夢だからと揺るがない。

夜明けになり、ルフィとウソップが見守る中、バラティエの玄関口でゾロとミホークの決闘が始まる。ミホークは短剣で十分だと言い、ゾロの攻撃をいなして胸に突き刺す。しかしゾロは一歩も引かず、その姿勢を認めたミホークは背中の黒刀を抜刀する。

ゾロは三刀流に構えてミホークと一騎打ちするが、和道一文字以外の2本の方は折られて敗北。背中に傷が残ることを剣士の恥だと胸を差し出し、ミホークの一閃を受けて倒れる。

ミホークはゾロを認め、強くなってまた剣を交えることを期待して去っていく。ゾロはルフィに二度と敗けないことを誓い、意識を失う。

第5話の感想・小ネタ

第5話ではサンジが登場。バラティエのクオリティが高すぎて、めちゃくちゃ行ってみたい!

ゾロがルフィの隣の席に座ろうとして、腰に差した刀がつっかえて渋々ナミの隣に移動して席からハミ出して座る描写。細かすぎるだろ!笑

サンジは純粋に紳士になっている印象。まぁ原作の女性への熱量だと気持ち悪すぎるか…。不満点は、サンジの態度をゾロが真似して、それをウソップとルフィが笑う様子を描いていること。あれは不要でしかないし、ナミがまんざらでもない表情なのも不快でした。

クリークがミホークの暇つぶしで沈められたので、バラティエにたどり着かなかったのはいかにも省かれた感じで笑えました。ミホークとゾロの闘いは見応えある原作に忠実な感じで良かったですが、吹き替えのミホークが「見事」を「お見事」と言っているのは気になりましたねー。

ゾロとナミの関係性を強調している印象がありました。ミホークに挑もうとするゾロを必死に止めるナミ、友達がいないというナミがゾロを友達だというシーンは人間ドラマでした。

料理はやっぱり実写が映える。本マグロのソテーとギンが食べてたピラフが美味そう!ただ、ギンはタダ飯食っただけの約得キャラになっていましたが。笑

第6話「THE CHEF AND THE CHORE BOY」

Netflix実写版『ワンピース』第6話
2023年8月31日からNetflixで世界独占配信 (C)尾田栄一郎/集英社

第6話のあらすじ

ミホークに敗けて負傷したゾロを運ぶルフィたち。船医を呼びに行ったルフィは、ゼフとサンジを連れて戻ってくる。ゼフはブリを捌き、皮を縫った傷跡に貼り付けて手当する。しかし、ゾロは予断を許さない状況だった。

一方、ガープはミホークがルフィたちを見逃してきたことを問い詰める。ミホークはあくまでも自分の好きなようにすると言い、「麦わらの一味が偉大なる航路(グランドライン)に入るのを見てみたくなった」と伝える。

ルフィはゾロの目覚めたときのために、刀の手入れをしたり、サンジに料理をお願いしていた。サンジは船長としての責任に共感し、ゼフがかつてクック海賊団の船長、“赫足のぜフ”だったこと、サンジとの出会いを語り始める。

9年前。子供のサンジは、ある客船で料理の準備をしていたところ、ゼフの海賊団が攻め込まれるが、船は転覆し、ゼフとサンジだけが絶海の岩の上で生き残る。

ゼフは食糧が入った袋体格に合わせて2つに分けて手渡し、ゆっくり食べるようにアドバイスし、2人は対岸で助けを待つことになる。それから50日間が過ぎ、一向に助けが来ない中サンジは食糧を食べ尽くしてしまう。ゼフの方が食糧が多かったことを思い出し、ゼフの元へ向かうと、袋は手つかずで、中身が宝石だったことが判明する。

ゼフは食糧をすべてサンジに手渡し、自分の右足を切断して食べて生き延びていた。サンジが見ず知らずの自分のためにそこまでする理由を尋ねると、「同じ夢を持っていたから」と、オールブルーを見つける夢をサンジに託す。

ナミは意識のないゾロに物語を読み聞かせていた。ナミはルフィがゾロの闘いを止めなかったことを責めるが、ルフィはゾロの夢の邪魔はできないと答える。ルフィに夢を聞かれるが、ナミは「誰もが夢を追えるわけじゃない」と言って去っていく。

Netflix実写版『ワンピース』第6話
2023年8月31日からNetflixで世界独占配信 (C)尾田栄一郎/集英社

ガープはルフィをどれだけ教育しても海兵にできない悔しさを漏らしていた。それに対し、コビーはルフィはどこまでも海賊だと伝え、ルフィが海賊であることを認める道を提案する。

バラティエに魚人海賊団の船長アーロン、クロオビ、チュウの3人がやってくる。アーロンはバラティエに来ている客を脅してルフィを連れてくるように要求する。ナミは逃げることを提案するが、ルフィは逃げないと言い、ナミに海図を守るように頼んでアーロンのもとへ向かう。

アーロンは、バギーの首を取り出し、バギーの耳がルフィの麦わら帽子に盗聴器のように付いていて、これまでの話をすべて聞いていたことを明らかにする。ルフィはアーロンの要求を断ると、ゼフが銃を発砲したことで闘いが始まる。

ルフィはアーロンに数発のパンチを効かせるも、海水を浴びせられて弱らせられ、喉元を食いちぎられそうになる。すると、ナミが海図を持ってきたと止めに入る。ナミの左腕のタトゥーのマークが示すように、ナミはアーロン一味だった。

ナミの提案でルフィは海に放り込まれるが、サンジに助け出される。サンジは荒らされたバラティエ内を後片付けしようとするが、ゼフはオールブルーを探すために海に出ず、シェフとして働き続けようとするサンジの姿勢に腹を立てる。サンジも怒り、バラティエを出ていくことを決意する。

ルフィはア、ーロンに敗けてナミも出ていったことを船長としての失敗として吐露する。すると、ゾロは目を覚まし、ルフィに一生付いていくことを誓う。サンジも仲間に加わると、サンジは喧嘩別れになりそうだったゼフに感謝の気持ちを涙ながらに伝えてバラティエを後にする。

ルフィはまず、ナミを連れ戻すことを目標にする。ナミの居場所は誰にもわからなかったが、ルフィはナミの居場所を知っているやつがいると、バギーの頭を取り出す。

第6話の感想・小ネタ

第6話は引き続きバラティエ編と完結まで。

冒頭の負傷したゾロを運んでからの【ナミがルフィにバラティエへ行ってきて→え、おれ腹減ってないぞ→船医を呼ぶに決まってるでしょ】の流れがいかにもワンピースっぽくて良かったです。その割にその後のルフィが、やたらとゾロを気遣う奴になっているのは唐突にも感じましたけど。

ナミがゾロに読み聞かせしている場面でモンブラン・ノーランドの物語『うそつきノーランド』が出てきていましたね。(原作31巻登場)

vsクリークが飛ばされたことで、アーロンが前倒ししてバラティエにやって来たこともあり、バラティエ編は足早な印象。サンジが仲間になる理由がイマイチ感じられず、内面までの深掘りが薄く感じました。原作からの変更点も多く、原作ファンからすると寂しい気持ちにはなります。

そのため、初期の屈指の名シーンである、サンジとゼフの別れシーンもエモさがなかったのも残念。

第7話「THE GIRL WITH THE SAWFISH TATTOO」

Netflix実写版『ワンピース』第7話
2023年8月31日からNetflixで世界独占配信 (C)尾田栄一郎/集英社

第7話のあらすじ

ルフィたちは、バギーに案内させてコノミ諸島に上陸する。

ナミ子供の頃にフラッシュバック。ナミは養姉のノジコ養母のベルメールと一緒にココヤシ村で生活していた。ナミは海図を盗んだことをベルメールに叱られると、貧乏な暮らしに不満を漏らし、ベルメールやノジコが本当の家族ではないと口にしたことで平手打ちされる。

ベルメールは海兵だったが、孤児の2人を守るために海兵を辞めて養子にした。正しいと思ったことをすることの大切さをナミに伝える。

ナミはアーロンの測量室に呼び出され、海図を手渡す。アーロンはココヤシ村からの奉貢の支払いが遅れていると、ナミに徴収を命令する。

ルフィたちはココヤシ村に到着するが、アーロン一味によって破壊された村の様子を目の当たりにする。そこではナミが村人から金を徴収する姿を目撃する。ルフィたちの姿を見たナミは、「助けなんか必要ない」と言い放ち、出ていくように伝えて去っていく。その後、ルフィたちは村長のゲンゾウから聞き出し、ノジコの家に向かう。

その頃、ガープたち海軍はバラティエを訪問し、ルフィの居場所を聞き出そうとしていた。ゼフはガープに若い世代の新時代が来ていることを伝え、邪魔をしないように伝える。

Netflix実写版『ワンピース』第7話
2023年8月31日からNetflixで世界独占配信 (C)尾田栄一郎/集英社

ノジコからの話で、ルフィたちはナミの生い立ちを知る。アーロンが村を侵略した後、大人一人10万ベリー、子供一人5万ベリーの徴収をしていた。ベルメールは床下にナミとノジコを隠し、徴収に来たアーロンに10万ベリーを支払うが、アーロンは子供が2人いることに気づく。ベルメールはナミとノジコの分の支払いに当て、身代わりとなって「大好き」と言葉を遺しアーロンに殺される。

ナミの境遇を知ったルフィは、ナミが本心で裏切ったのではないと信じていた。一方、コノミ諸島を管轄する海軍のネズミ大佐は、アーロンから賄賂を貰い、その代わりにアーロンたちの横暴を黙殺していた。

バラティエでは、ゼフとガープが話し合っている間、コビーとヘルメッポがバーで酒を交わす。コビーはルフィがガープの孫であることを明かしていた。さらに、バーテンダーからルフィの居場所の情報を手にしたことで、それをガープに報告。ゼフはルフィにゴールド・ロジャーの面影を感じたと伝える、居場所を知ったガープはバラティエを後にする。

ナミはアーロンとの約束のため、ベルメールの墓近くから貯めていた1億ベリーを掘り出す。するとノジコが現れて問い詰められるが、ナミはアーロン一味となった理由、1億ベリーでココヤシ村を買う約束を交わしたことを明かす。

しかし、そこへアーロンが送り込んだネズミ大佐が現れ、金を没収してしまう。ナミはアーロンに利用されたことに怒りと悔しさで泣き崩れ、腕のタトゥーを消そうとナイフで刺す。そこへルフィたちが現れると、ナミはルフィに助けを求め、ルフィは当たり前だと力強く返答する。

第7話の感想・小ネタ

第7話はナミとアーロン編。

ナミのタンクトップの衣装、原作の衣装を忠実に再現していました。アーロン一味の魚人海賊団たちもまさに“魚人”という感じで特殊メイクのこだわりを感じます。

vsアーロン編も原作を知っていると薄味な印象にはなっています。ナミの孤軍奮闘とココヤシ村の人たちの“耐え忍ぶ戦い”があるからこそ、打倒アーロンに向けてエモーショナルさが最高潮になるのですが、ココヤシ村やノジコは何も知らないことになっているので、うーんという感じです。これは本編を読んでくださいとしかいえませんね。

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尾田栄一郎

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ガープとゼフが対面して酒を交わすイケオジ2人の激シブな場面と、若手イケメンのコビーとヘルメッポが横並びで酒を飲むシーンの対比が上手いですねー。好き。

第8話(最終話)「WORST IN THE EAST」

Netflix実写版『ワンピース』第8話
2023年8月31日からNetflixで世界独占配信 (C)尾田栄一郎/集英社

第8話のあらすじ

ナミの事情を知ったゲンゾウらココヤシ村の住民たちも、打倒アーロンに向けて立ち上がるが、ルフィたちは自分たちがアーロンを倒すと宣言する。

その頃、ガープが乗る海軍船がコノミ諸島にやってくると、ネズミ大佐が出迎える。ネズミ大佐は、ココヤシ村の破壊を麦わらの一味の仕業として報告する。

ルフィたちはアーロンパークに攻め入り、魚人海賊団との戦いが始まる。アーロンと対峙するルフィは、ナミを道具のように使うアーロンに激怒し、ナミを逃して戦闘を始める。

ウソップはチュウに追われながらも、やられたフリをして“火炎星”で倒す。ゾロとサンジは協力して魚人たちと闘い、幹部のクロオビをサンジが“羊肉(ムートン)ショット”で倒す。戦闘の最中、バギーは自分の体を手にして逃げ去っていく。

ルフィはアーロンパークを破壊しながら闘い、“ゴムゴムの銃乱打(ガトリング)”、そして“ゴムゴムの戦斧(オノ)”でアーロンとアーロンパークもろとも玉砕する。

村で勝利の宴をしていると、ガープら海軍が現れる。コビーが麦わらの一味を捕まえることに反対すると、ガープは拳を交えてルフィに海賊として生きることの大変さを説くが、ルフィは海賊王になると言って退かない。

その姿にゼフが話していたゴールド・ロジャーの面影を感じたガープは笑い出し、ルフィを見逃し、アーロン一味を捕まえるように指示して去っていく。ルフィはガープに海賊としての覚悟を試されていたことを知る。

ナミはベルメールの墓前で感謝を伝える。アーロン一味のタトゥーを消し、「みかんと風車」のモチーフのタトゥーを重ねて刻印した。ナミはノジコに感謝と別れを伝えて村を後にする。

Netflix実写版『ワンピース』第8話
2023年8月31日からNetflixで世界独占配信 (C)尾田栄一郎/集英社

ルフィの前にコビーが現れ、ルフィの手配書ができたと手渡す。ルフィは東の海(イーストブルー)最高額の懸賞金3000万ベリーの賞金首となった。

ルフィの手配書は、東の海(イーストブルー)中に行き届き、ガープも満足げな表情を見せていた。コビーとヘルメッポは、海兵としてガープの指導のもとに成長を誓う。ミホークはシャンクスのもとを訪れ、ルフィの手配書デビューを祝うシャンクスと酒を酌み交わす。

ナミのためにメリー号にみかん畑の植木を設置し、麦わらの一味の海賊旗をマストに掲げた。ルフィたちは、デッキに集まり、夢を語って進水式を行う。

海賊王になること、世界一の大剣豪になること、オールブルーを見つけること、世界地図を描くこと、勇敢な海の戦士になること。

そしてルフィたちは偉大なる航路(グランドライン)を目指して船を進める。

第8話の感想・小ネタ

第8話はナミとアーロン編の完結まで。

アーロンとの闘いは案外アッサリ終わり、その後のガープの方がラスボス感があるのが笑えます。ルフィがアーロンを倒してアーロンパークの残骸から立ち上がったときに、サンジが両手を合わせてニッコニコなのが可愛すぎました。笑

シーズン1では、偉大なる航路(グランドライン)に入る直前までが描かれました。やっぱり初期の5人の物語の面白さは抜群。改めて『ONE PIECE』という作品の魅力を感じました。

最後に登場したのはスモーカーでしょうね。これはシーズン2が期待できそう…。

ネタバレ感想・全体|つまらなかった?面白かった?

Netflix実写版『ワンピース』がいよいよ出航しました!

期待値が高い分、不安も大きかったですが、その不安を蹴飛ばすほど痛快で面白く、満足度の高いリメイクになっていました。原作ファンも初めて見る人も十分に楽しめる作品になっていたと思います。

細かい不満点は確かにありますが、それが気にならないくらいに全体の完成度の高さに驚かされました。

まめもやし
まめもやし

字幕(オリジナル)と吹き替え版の両方を観ましたが、私は吹き替え版をおすすめします!

夢の請負人、ルフィ

「お前の夢はなんなんだ?」

ルフィの魅力といえば、その真っ直ぐな性格と人を動かす人間力。実写版では、ルフィが転職エージェントかのように、他人(ひと)の夢の後押し人になっている印象でした。

本編でルフィは“解放の戦士”であることが判明しますが、まさにそれを感じさせるような自由を象徴するキャラクター造形でした。

キャラクターも漫画やアニメより2周りくらい落ち着かせた印象があり、実世界にルフィがいたらこういう感じなんだろうなぁというイメージが持てました。イニャキ・ルフィ、良いじゃないですか!

構成の上手さ

実写版『ワンピース』で一番驚かされたのは、構成の上手さ。ルフィが海に出て最初に出会うのが、コビーであり、コビーの人生を変えることになるのですが、海賊のルフィと海軍のコビー、2つの成長物語として構成された語り口が見事でした。

そのため、本編では登場しないコビーがルフィたちの物語に深く関係していて、反対の道を歩む2人の対比が絶妙に効いています。その分、カットされるキャラクターもいますが、実写版ではルフィとコビーを軸に展開していくんだという明確な意思が伝わり、それが竜骨のようにシーズン1を支えるプロットになっていました。見事でした!

魅力的すぎるキャスティング

キャスティングと演技もめちゃくちゃ良かった。

ゾロ役の真剣佑さん、素晴らしかった!アクション面で言えば間違いなく一番輝いていましたし、間違いなく今後のキャリアを後押しする代表作のひとつになった思います。

一番良かったのはコビー役のモーガン・デイヴィス。コビーの自信なさげな様子と怯えるような表情、その一方で海軍に入って成長していく様子を見事に演じています。ヘルメッポとのコンビもアツいです。

シーズン2以降も制作を希望!

原作が100巻超えの超大作なので、すべてを映像化することは現実的ではありませんが、せめてアラバスタ編までNetflixが責任を持って実写化してくれたら嬉しいですね。

能力者バトルが加速していくと、アクション面でのハードルも高くなりますが、ヒット次第では今後も期待できそうです。

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