アクション

映画『スパイダーマン/ファーフロムホーム』アイアンマンの意思とサングラスの継承。

今回ご紹介するのは映画『スパイダーマン:ファーフロムホーム』です。

 

MCUフェーズ3の前作『アベンジャーズ:エンドゲーム』の公開(2019年4月)から2ヶ月。

エンドゲームが素晴らしい出来だったので、気がかりだったのですが余計な心配でした。

 

MCUフェーズ3の最後を締めくくるに相応しいクオリティでした!

 

映画『スパイダーマン:ファーフロムホーム』の作品情報とあらすじ

作品情報

原題Spider-Man: Far From Home
監督ジョン・ワッツ
原作・脚本クリス・マッケナ
エリック・ソマーズ
出演トム・ホランド
製作国アメリカ
製作年2019年
上映時間135分
おすすめ度

 

前作『スパイダーマン:ホームカミング』同様で、ジョン・ワッツ監督が続投です。

3代目のスパイダーマン役となるトム・ホランドも、若いながらすでにMCUを構成する一員としてすっかり板についてきた印象があります。

あらすじ

あらすじ

あらすじ

夏休みに学校の友人達とヨーローッパ旅行に出かけるピーター。そこに元「S.H.I.E.L.D.」長官でアベンジャーズの指揮官でもあったニック・フューリーが現れる。

一方で、ヨーロッパの各地で自然の力を司るクリーチャーが街を襲っていた。危機が迫る中、ピーターはニックに連れられて、別世界からやってきたというベックという男と出会う…。

 

スパイダーマンの成長と葛藤

出典:https://www.imdb.com/

 

正直、予想を超えてくる面白さでした!

エンドゲーム後となる今作ですが、エンドゲームで明かされなかった部分の開示と、アイアンマン亡き後のスパイダーマンの成長を違和感なく描き、エンターテイメント化していました。

本作で描かれた主な内容を挙げてみます。

  • ピーター・パーカーとしての日常
  • スパイダーマン(ヒーロー)としての役割
  • 他の世界から来たという謎の男ミステリオ
  • ニック・ヒューリーとの関係
  • 新たなヴィラン、エレメンタルズ
  • MJとの恋の行方
  • スパイダーマンとしての自覚と役割、そして成長

 

アベンジャーズの一員となったスパイダーマンですが、ピーターはまだ高校生。

多感な時期の彼にとってヒーローであることと普通の生活のギャップに悩まされます。

「親愛なる隣人」としてスパイダーマンの手に終えない敵が現れた時、アベンジャーズの一員としてどう立ち向かうのか。

ピーターの成長と、アイアンマンの鉄の遺志を継ぐということが何を意味するのか、そこに焦点を当てて描かれていました。

 

【ネタバレ感想】アイアンマンの意思とサングラスの継承

出典:https://www.imdb.com/

※以下、映画のネタバレに触れていますのでご注意してください。

5年後問題

まず、エンドゲームでの指パッチンによりずれた時間軸がどうなったか。

これは意外と単純で、冒頭で明かされることになります。

高校ではサノスにより消された指パッチン組が、残りの高校生活を送ることになっています。

 

また、冒頭で追悼動画を流すことで、エンドゲーム後の状況整理を早めに終わらせているのも上手い演出でした。

 

トニースタークの遺志

トニーはピーターを信頼したことから、彼にサングラスを遺します。

しかしピーターはそのサングラスの使い道を上手に見出せません。

  • サングラスを落としても気づかない
  • 自分より相応しいとして、ベックにサングラスを渡してしまう

このように、トニーがいない世界に対する喪失感から、ピーターの感情が揺れ動いていることが描かれます。

 

謎の男、ミステリオ

エンドゲームでの戦いが原因で別世界の扉が開き、そこからやってきたミステリオことクエンティン・ベックが登場します。

彼は空中を自在に飛び回ったり、手から緑のビームを発することができる超人。

ベックは、自然現象に由来するヴィラン、エレメンタルズに別世界が滅ぼされてしまい、エレメンタルズがピーターたちの世界をも脅かしていることを知ってやってきたのです。

 

しかし、実はこれは全てベックの策略だったのです。

ベックは『シビルウォー:キャプテンアメリカ』にも登場したVRシステム「B.A.R.F」を手がけた張本人でした。

「B.A.R.F」にはゲロという意味があり、膨大な資金と努力の賜物であるそのシステムをコケにしたトニーに恨みがあったのです。

システムの協力者でトニーに対し恨みを持つ人間たちが集まり、VRシステムを駆使して自らをアイアンマンの後継者であるヒーローとして世間を洗脳する計画だったのです。

 

戦いの行方

ミステリオたちは他の世界から来た訳ではありませんでした。

無数のドローンとVRシステムを駆使して架空の敵、エレンメンタルズを映像として作り出していたのです。

自作自演のヒーロー演出により、世間を洗脳しようとしていました。

 

マルチバース論(別の次元の世界)を予想させ、それを見事に裏切る展開はさすがでした。

 

ピーターは無数のドローンを駆使したVR技術に翻弄され、為す術もなくやられてしまいます。

トニーの死とMJへの恋心から、彼のスパイダーセンス(劇中ではスパイダームズムズ)は機能していなかったのです。

 

ピーター=スパイダーマンの成長

ニック・フューリーはピーターに真っ黒のステルススーツを用意しますが、ベンとの戦いに破れたことで、ステルススーツは破損してしまいます。

 

そこにやってきたハッピーの助けを受け、トニーが遺したラボとピーター自身のウェブテクノロジーを駆使することで、新たなスーツ、「アップグレードスーツ」が誕生します。

 

この新スーツ、赤色と黒色の配色になっています。

赤と黒のスパイダーマンといえば『スパイダーマン:イントゥ・ザ・スパイダーバース』の主人公、マイルスも赤と黒でしたね。

 

https://movie-architecture.com/spider-manintothespider-verse

 

新スーツを身に纏い、ロンドンを襲うベンの元へ向かいます。

ベンの戦い方に苦戦するも、何とか彼を倒すことに成功するスパイダーマン。

 

MJと無事に再会したピーターは想いを伝え、晴れて二人は結ばれるのでした。

スパイダーマンとして、ピーターとして

スパイダーマンとしての役割と、ピーター・パーカーとしての人生。

今作ではその葛藤に悩む姿と、それを乗り越えて一皮剥けて成長するピーターを見ることができました。

 

これにてフェーズ3が終わりとなります。

アイアンマン、キャプテン・アメリカといった主要メンバーがいなくなった今後、次のフェーズを担っていく存在になるのは間違いなくスパイダーマンでしょう。

 

そういった意味でも、彼の大きな成長を感じられたのと、新たなフェーズへの広がりを期待させるラストになっていました。

 

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